HONDA CT110(2007年式?)

huntercub




 

<紹介>
以前から、これが欲しかった父親が、またしても無駄な買い物した結果、
空冷シングルが一台増車。
昔からずっと作り続けている、ハンターカブ。
カブ系の空冷シングルでは、ほぼ最大の排気量なのかも。
我が家に来た個体は、多分デッドストックの数年落ちの新車。国籍はニュージーランド。
そう、実は外車。付属のマニュアルも当然、全て英語。でも、簡単なマニュアルなので、
読み解くのは簡単。
で、それによれば、標準仕様と郵便仕様、そして羊追い仕様があるらしい。
郵便型は標準車に比べ、ハンドルロック、工具箱、丸型メータ、センスタ、フロントブレーキ
ロック、丸型メータと、電装が12Vになっている点、ヘルメットホルダなし、
等が異なるらしい。
羊型は、標準車に対して、フルカバードのチェンケースがつく点が外観の大きな違いらしい。

我が家に来た仕様は羊仕様をほぼ郵政仕様に準じたフルオプションにして、その上、
12V仕様になっているのが不思議。ライトハウジングなどには6Vの刻印がしてあるのに..
さらに、水筒のような携行缶もOPで装着。そんなに走る必要、あるんか...?

特徴としては、サイドスタンドが左右にあり、どんな傾斜でも止め易い。
副変速機がついている。切り替え方は、センスタだして、メインのミッションをニュートラに、
そして、ギアペダル脇の切り替えノブを押しながら、タイヤを回すと、ギアが噛む、らしい。

我が家には同じトレッキングバイクのシルクロードがあって、このハンターカブと
イーハトーブがあれば、凄い組み合わせになること請け合い。
ま、そこまでコンプしなくてもいいけど。

<印象>
実は遠心クラッチほぼ初体験だったボク。ロータリ式のギアも慣れないが、面白さがわかると
それなりの走らせ方が分かってきて、極めて面白い。
最高速は案外早めらしい。速度計では80キロくらいは出ました。
まだ、パリパリの新車なので、あまり過酷な負荷はかけないよう、そろりそろりと
運行中なのですが、案外燃費悪そうな予感。
リーンが結構難しいのは、ニーグリップができないからかも。
シートのすわりがなんか馴染まない。
ハンドルが近くて、前傾取れないのもなんかなあ...
でも、性格が性格だから、仕方ないのかも...
ミラーは全く見えない。位置の問題かな。でも、ヤブ漕ぎするには、内側の方がいいからね。
街乗りで考えるのなら、改善すべきかも。簡単だしね。
ブレーキは必要にして十分。カブ一族には珍しくテレスコなFフォークだから、操作感は
リニア。

<これから>
例によって、ボクのバイクではないので、まったり乗るのでしょうが、外車とのことで、
部品をどう取るのかが謎。購入したバイクやは普段付き合いのないとこなので、
また、ボクが苦労するのかな?
まあ、カブ系だし、近年まで作っていたのは間違いないので、あまり悲観は
してませんが。
あまりみかけなさそうなサイズのノビータイヤがちょっと心配かな?
ジープのゲタ山じゃないけど、入手できなくなると、かなり寂しいかも。

ところで、いじる予定はほぼなし。メッキ多いので、磨く必要はありそうですが。
サイドミラーの改善を行いたいですね。
また、もう少し走って、慣らしと、油脂交換、各部の馴染み調整をしてやって
本調子を早くだすべく、一年しか加入してない強制保険が切れるまでに二回くらいは
オイル交換してやれる距離を乗りたいです。
無理かなあ....?

<ボク自身のメモ>
マニュアルがないのと、海外仕様だからか、コーションシールの類が貼ってない。
ので、簡単なマニュアルを書いておこう。

乾燥重量87キロ 郵便仕様は95キロ
慣らし運転は500キロまで
ガソリンタンク 4.8L リザーブ 0.9L 
エンジンオイル 0.9L 全量1.1L
バルブクラリアランス 冷間でIN0.05 EX0.05
プラグ DR8ES-LかX24ESR-U 高負荷時は DR8ESかX27ESR-U
アイドリング 1500回転前後100回転
スロットル遊び 3〜5ミリ
タイヤサイズ 2.75-17 空気圧 F1.75 R2.25
アクスル締付トルク 前後共5.3K
リアサス 二段目がデフォルト
チェン遊び 無負荷で15ミリから25ミリ
ブレーキ遊び F20〜30ミリ Rも同じ

スペックも
圧縮比8.5:1 ボア52.0Xストローク49.5ミリ
排気量 105.1C.C
ギア比 1 2.538
    2 1.611
    3 1.190 
    4 0.958 
一次減速3.722 二次減速 3.000
副変則比 1.848

言うまでもなく、うちの羊仕様のスペックをマニュアルから抜粋しただけ。
これを参考に触った結果、壊れても、責任はもてません。
悪しからず。


              
                            2007年9月28日 記 
                  
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