陶芸の世界を歩みはじめて今年で25年目に入り作家として生きている自分を思い起こしてみました。家業が窯元であったため、子供の頃から自然に焼き物に対して向かい合っていました。両親の働く姿、窯を焼いている様子、また自分が土を投げて怒られたことなど、生活すべてが焼き物から離れることはありませんでした。 1979年瀬戸窯業陶芸専攻科を修了後、あこがれであった陶芸家をめざし、日展参与加藤舜陶先生のもとに弟子入りを決意し、その後12年間修行を積みました。この12年間は私にとって最も重要な期間であり、作家として何が大切な事かを心に刻むことが出来た日々であります。今でも行き詰まった時など弟子時代の気持ちに戻ったりもします。23歳で公募展に初めて入選してから、27歳で日展初入選その時の喜びは今でも記憶に残っています。 自分の作品を創りだすうえで、自分しか表現できない、かたち、色etc、を追い求めて今までいろんな焼き物を試みてきましたが、この先もっと多くの焼き物に出逢い、いろんな焼き物に挑戦していくことになるでしょう。 この「鈴木克弥展」を境にもっと違う自分が見えてくるような気がしております。 2004.4 ーー鈴木克弥展ごあいさつよりーー |
1958年瀬戸市に生まれる 瀬戸窯業高校窯業科卒業 瀬戸窯業高校陶芸専攻科終了 日展参与 加藤舜陶氏に師事 |
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日展 中日国際陶芸展 日本新工芸展 朝日陶芸展 瀬戸市民展 県文連美術展 |
入選 入選 入選 入選 市長賞受賞 教育委員会賞受賞 |
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日本新工芸展出品作品外務省買い上げとなる 個展・グループ展 名古屋・岡崎・岐阜・浜松・瀬戸・東京・銀座・自由が丘 |
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瀬戸陶芸協会会員 | ||
工房 瀬戸市窯元町54 TEL&FAX(0561)21-9083 |