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長尾日記

苦しくたって 悲しくったって
コートの中では 平気なの
ボールが唸ると 胸が弾むわ
レシーブ トス スパイク
ワンツー ワンツー アタック
だけど涙が出ちゃう 女の子だもン
涙も汗も 若いファイトで
青空に遠く 叫びたい
アタック アタック ナンバーワン
アタック アタック ナンバーワン


2005/5/31(火曜)
「午前様」というコトバがある。
帰宅が深夜0時を過ぎた人を指していうことばである。
ならば、11時50分に帰宅するとなんというのだろう。
「午前ちょい前さま」だろうか。

昨日の夜寝る前、ひさびさに筋トレをやった。
最近握力を鍛えてるのでダンベルの最大負荷でも持てるジャン!と、 某ブロックを全て持ち上げてスクワットをはじめて、数回やっただけで
「これはやばそうだっ!」
と思ってやめてしまった。

別に脚の筋力が負ける気はしないのだ。その点は大丈夫だろう。 余裕があった。でも、腰。腰がなんだかすごく恐いのである。 こげな強ぇ力さかげて、大丈夫なものだろうか、と。

そう思って急遽負荷最大作戦から回数作戦に切り替えた。 やっぱりパワーは大事だが、ウェイトトレーニングというものは 「型」が決まらないうちはへたに重い負荷をやっちゃダメなのだな。 (たぐちさんの言うと通りだ。。)

デッドリフトに切り替えたら、上手い具合に追い込めた。
僕はデッドリフトが一番好きだ。なんでだか知らないけど 型が決めやすく、効果も上げやすい。またやろう。

そうそう、昨日サエコのコーヒーマシンを調べていたら、エスプレッソマシンが 案外やすく入手できることがわかった。業務用だと10万以上は軽くすると 思ったが、意外に定価から値崩れするようである。
でも、昨日調べたHPによると、マシンはメンテが大事なんだそうである。 もしかしてメンテ契約なしだから5割引だとか??

それから、この前の日曜日ヨッシーからサドルを借りた。SLRという軽量サドルである。 僕はなぜこのサドルに興味を持ったかといえば、某2ちゃんで
「重めの体重の人だとある程度しなってフィットするから良い」
とか
「自分のお尻に変形後はパッド入りサドルの存在がふしぎなくらい快適」
とかいう話を聞いたからである。
すでにエラシリーズで満足してしまった自分がサドルを替えるのも変な話だが、 なにごとも経験、使ってみて検証したいのである。新たな発見があるかも しれないのである。で、オーベストから自宅までの10キロちょっとを走ってみたところ
「はて?違和感がないぞ」
自分自身がにぶい可能性が80%であるのだが、それにしても問題がなかった。 長距離乗ってどうだか分かればベストだが、あまり乗って変形させちゃうと 申し訳ないから次は土曜練で使ってみれば十分だと思う。 ちょっと楽しみである。

そうそう、このまえ「来週も土曜練にでる」という話をヨッシーとしちゃったけど、 はたしてMt.富士の前日に土曜練というのは、吉と出るか凶と出るか、どっちだろう? まぁ凶はいつものことだからこれ以上悪くなることはあるまい。そういえば翌日が 都ロード組は土曜練に出るのだろうか? Mt.富士組が出ると聞けば出そうで、ある意味コワイかも?

そういやモリカワさんはちょっとお疲れ気味だという話である。うーむ。あのまま (変態道を突き詰めて)進化しつづけたらどこまで行くのだろうと思っていたが、 いちおう人間らしいことがわかった。次の波がいつになるのか分からないけど、 それが沖縄だったりしたらきっと面白いのではないだろうか。

そういや僕は漣(さざなみ)らしくちゃぷちゃぷやっているが、願わくば11月の沖縄で 完全燃焼できるように、今は地道に作り上げたいな。。ん?地道で一年終わっちゃったりして。 ありうるな。年末で暇になって「そろそろ強度上げる練習でもしてみるかな?」とか。 でもレースもなにもなくて、春になったら疲れちゃって。。。
(もうちょっとアタマを使わないと駄目だな。)


2005/5/30(月曜)
今日、歯医者に行った。
欠けてしまったオヤシラズを抜くかどうか 決める日だったのだが、結局先送りにしようという話になった。 というのは、僕は一応覚悟は決まっているのだが、先生としては 出来るなら治療して抜かない方向にしようとアレコレ考えてもらえる らしい。えらい!
僕はこの先生に感謝してるくせに、歯磨きがいいかげんだ。原因は 規則正しくない生活をしているから、ときどきサボるのである。
(なぬ、某練習と同じだ!?)
運動と違って歯磨きは時々のサボリが致命傷になる。ん?運動もそうだって? いや、そりゃムリが積もるよ。ときどきはサボって身体を伸ばさないと。 だって「成長するのは夜寝ている間」っていうじゃん。。。ふにゃふにゃ 伸びてばっかりの僕がいうと、全然説得力ないが。

ええと、虫歯の話で、そうそう、自転車の皆さんは気をつけたほうが良い。 糸魚川ほどでないにしても、早朝から長時間、甘いものを常に食べ続けて いるわけだから、ちょっとした油断で虫歯がばー、っということは珍しく ないのである。

今日はオヤシラズをつついたり、ひっかいたり、先週撮ったレントゲンを みたりして、結局「後回しにして最後に検討しましょう」ということに なった。僕はこれを良い方向へ解釈している。この先生、大学病院からの 出張で富○通病院に来て頂いてる先生なのだ。だからいろいろ考えてくれる。 前に僕の歯がアミノ酸に当たるとものすごく浮いて痛くなる話をしたら、 「金属つめものによる電池説」を疑ってくれたことがある。

抜くか抜かないか微妙なレベルのワタクシのオヤシラズ。さて、運命は 先生に任せたのである。

ところで話は変わるが、僕の好きなホームページデザインと言うのがある。 それはどれか?実はJCRC のHPが大好きである。
見ればすぐ気が付くと思うが、超・地味。しかも字ばっかり。 箇条書きの情報とリンクが山ほど続く。 そして、レース予定表が中央にデン!と表示される。 。。。。最高ぉ。。(アホですな。ふぁちですか?)

とにかく欲しい情報がすぐ見られる。「いつ、どんなレースがある?」 「過去のタイムはどれくらい?」「申し込み方法は?最新の運営情報は?」 とにかく詰め込まれた画面をぱっと見てすぐ分かる。これこそ理想である。 だから僕の長尾日記もシンプルで、手が込んでいるのだ。ふっふっふ。 そういや、レース情報のページに日記のリンクをつけたら見やすいかな? 今思いついたけど、いつやろう?

JCRCのよさは、HPもレースも運営も「手作り感覚」がたまらない。 親切過剰なサービスはなし!必要最低限をがんばって提供するから、 あとは参加者含めて盛り上げていきましょう!そういう雰囲気が満ちている。 レース登録費の安さはぴかいち。人件費が効率的になっているのだろう。 そのくせイチバン参加者が知りたがるリザルトの掲載スピードたるや、 日本でナンバーワンである。(これは間違いないはずだ!)

レースに参加するひとたちは「前曳かない」「逃げない」「逃げつぶす」 という意志薄弱な参加者が多いと伝え聞くが、すくなくとも運営的には 花マルマーケットやっくんなのである。
別に薬丸ファンではないぞ。
ちなみに某TBSで仕事していたときにエレベータで乗り合わせたが たくさんの取り巻きを仕切っていて「あー、小さいころから業界人なのね」 としみじみ感じた。
ちなみにドコモCMに出ている坂口憲二とかいう俳優さんは、ふつーの スポーツ好き青年のような、悪い意味でギラギラしてない感じだった。。。 つまり、業界の発酵臭のしない人というところか。
まぁほんとのところは分からないんだけどね。


2005/5/29(日曜)
朝起きた。日曜サイクリングに出るか考えた。
今日も家でダラダラしていたら逆に精神的にダメになるなと思って 出かけた。良かった。かなり良かった。
今日の日曜練は15人以上いた。すげー、うしろから写真をとりたくなる規模だ。
みんな良い感じで走る。まぁ糸魚川に出た連中が多いから当然といえば当然か。

尾根幹の途中でヒミツの田園地帯の細道をゆく。これがまた、今の季節にぴったりの 自転車で気持ち良い散策路なのである。これだけ取っても今日は良かった。

コンビニ休憩して、いつものごとく(?)ヨシノ練に出た。今日も町田街道を高尾方面へ行き 20号に合流してそのまま大垂水峠を上るコースだ。それにしてもヨッシーは若林さんの ペースをよく分かっている。僕が何度か前を曳こうと思ったが、遅すぎたり速すぎたり。 それなのにヨッシーが前を曳くと平地でも坂でも、後ろを見てないのに丁度よく走ってる。 ペースコントロールが上手いんだなぁ。ちょっと感心した。

大垂水は先に行かせてもらった。ん?電光掲示板に「22度」って書いてあるぞ。そうか、 今日は結構あったかいんだなぁ。さいきん5月も下旬なのにいまいち気温が低めである。 これはきっと「冷夏になるぞ」と見せかけて猛暑に違いない。なんとヨッシーは暑い方が 強いそうだ。え”まじ?ってか、きっとオーベスト土曜練のメンバーは夏ばてなんて しそうな人いないかもね。

帰りは津久井湖から土曜練の逆コース。ゆっくり走ると周囲の景色がけっこう目に入る。 そういえばモリカワさんの日記で「団地のところ」って書いてあって「団地ってどこだっけ?」 と思っていたが、そういや法政大の手前って団地なのだ。のどかでいい並木通りだと 思っていたが、まさか団地ぞいの道だったとは。。。

お店に帰ってBossといろいろ話した。気がついたら7時だった。いつもオーベストにいると 知らないうちに夜になっている。そういや着いたのは昼だっけ。何時間居たのだ?ははは;;

夜にオーベストHPに糸魚川スペシャルページを作った。写真ページだけだけど。 そういや伊豆スカイラインページも作らないと、、、あ”ー!やばい。時間が足りないっ。 どっか落ちてないかな。ん?巨大な時間が紙切れの抽選で当たるって?タ・カラク・ジ? 3億円ってすごい時間だよね。つまりその金額分働く時間が全部もらえちゃうわけだから。

僕に3億円が入ったらどうするだろう? ちょっと昔なら「会社は続けて、のんびりやりたいなぁ。」と言っただろう。 自分にとって会社は仕事という意味もあるが、社会的な人間のつながりの意味も大きかった。 世話になった先輩とか仲のいい同期、後輩。。。。仕事は一人でするんじゃなく、大勢の人と 関わってやるものである。そういう意味で会社での仲間との付き合いは大事だったのである。
。。。
で、それを今過去形で語るのは、なぜだろう。そう。それはもう3年も前から決まっていたのである。 3年前のあの日まで、課長代理の権威を振るうリーダーだった僕には守るべき部下・後輩が居たのだ。 しかしあるとき、突如グループの解散命令と異動命令でその世界は霧散してしまった。
それから長いこと複数の炎上プロジェクトに応援に渡り歩く日々が続いた。いった先で仲良くなって これからというときに、次へ飛ばされる。そしてついに今回、たった一人の仕事になってしまった。 しかも「ものづくり無し!」。。。
それが不満なのだ。最大の不満なのだ。
よその小さい会社にプログラム作らせておいて、自分達は契約窓口として手を動かさないのに大金を得る。 なんだそれは?僕はそういうのは昔からだいっきらいで、某親会社の文句をかなーり言っていたのである。
私の理想はハッキリしている。
自分達でものづくりをする、信頼できる仲間を作って共同でがんばりあう。新しい仲間として新人たちがくれば 「我々は自分で何かを作って、それが社会に出て、世の中を変えていく。動かしていく。すごいでしょ?たのしいでしょ?」 そう言ってマインドを教え込む。これこそ「ものをつくる会社」の精神ではないだろうか。 それが今、うちの会社から急速に消えて「窓口担当1名で大口契約をして売上と利益を高める」 というスタイルに移行しつつある。そんな商人根性、僕個人はキライなのである。あーあ。
だから話を戻すと、3億円あったら今なら会社を辞めて、あとはオーベストを手伝いながら 大学でも行って、今までと違う勉強をしてみたいなぁと思う。
僕が自転車のお店の店頭に立ったらどうなるだろう。修理とか組み立てとか、とことんやりそうでマズイかも しれない。ん?なにがまずいって?そりゃプロというのはお客さんの要望にあわせて次々とこなすのがプロ なのだから、己の理想で延々時間を使って堀下げちゃアカンのである。それは「アマチュア道」なのである。

プロ道、アマチュア道、、、いつのまにか僕には明瞭に区別がついた。というか教えてもらった。 これはとあるピアニストの先生の何気ない一言が僕には雷のように強烈だったのだ。
プロというのは、そのとき、そのとき、求められているものに答えなければいけないから、最善はつくすけど いつも完璧というのはありえない。完璧を目指して納得するまで頑張るのは、それはアマチュアのすること。 アマチュアはやること自体が目的だから、理想はいくらでも追求したってそれでいい。でも、プロというのは お客さんがあって、そのときに最高を出す必要がある。それの連続であって、段々良くなっていけばいい。
うーん。。。なるほどと思った。この先生はピアノもキレものであるが、言うことも覚悟がある。うーむ。 働く人間として負けました。尊敬します。
でも、ひとつ分からないことがある。「匠」とは何だろう。あれはいったい。
僕はプロ、というか社会人としてお金もらって仕事してるし、アマチュアで合唱団やってたり、今は自転車に 乗ってレースに出たりする。だから「プロ」とか「アマチュア」とか理解できるけど、さて、「匠」という 人間達はなにもので、なにを心の柱にしているのだろう。。。僕は匠じゃないから分からない。 どうしたらそこに行けるのかも、行くべきなのかも分からない。

なんだか長くなったなぁ。
もう眠くてつらいからこれくらいにするか。


2005/5/28(土曜)
日記、書き忘れた。しかも土曜練も出なかった。
さて、どういう一日だったのだろう。
朝起きたが、何もしなかった。
一日、ほとんどダラダラして過ごした。
パソコンで遊んで、ご飯食べて、、、それ以外、何をしただろう。
そう、そういう日は日記さえ書かない。
でも必要なのだろう。こういう「空白日」ってものが。


2005/5/27(金曜)
今日はひさびさに自転車通勤をした。
いや、それより、ひさしぶりに自転車に乗った。糸魚川以来である。

力をこめる。前にすすむ。すぐにつかれる。ここからが本番。 もういちど力を込める。息が上がる。スピードが上がる。前へと進む。

さいきん少しづつだが、身体の中にかすかに湧き上がるものを感じる。
きっと10代のころは普通だったなにかの力が、
いまほんの小さな輝きとして、身体の芯で
再び燃え出そうとしている。

この輝きは、じつに小さい炎のかけらである。
でもいつか、この湧き上がるものが身体全体を焼き尽くすとき、
心から自転車がたのしいと思えるのかもしれない。

今日、自分が自分であることを確認した。
昨日まで僕は保守部門への異動願いを出そうと思っていた。
なぜ昨夜、アタックNo.1を観て何も感じなかったのだろう。
ちょうど僕は、逃げ出そうとした1年生の子と同じじゃないか。

自分には今、信頼できる部下も頼りになる仲間も居ない。
でも、苦しくったって、悲しくったって、自分なのである。
良く分かった。


2005/5/26(木曜)
・・・・・

ふぁいと〜。。。。ふぁ。。。ふぁぁ…

20時半に会社を出た。なぜか?
アタックNo.1を観るためである。
仕事?なにおいう、どうにでもなれ、覚悟はできちょる!
クビでも懲罰でも、なんでも来い!
部長も社長も客も恐くないぞ!ヘヘンだ。
ついに課長は会社を休んだ。耐えられなかったのだな。同情してやるっ!
そしたら部長が心配していた。なんだとぉ?
休んじまったヤツより耐えてるやつを心配しろ!

くやしいが、こんなのは久しぶりで、かつ懐かしい!
あー、もう、ヤケだ!


2005/5/25(水曜)
今日も昨日も一昨日も、ノー自転車デーである。
なんでか?
そりゃ仕事が火の海だからである。

。。。。

。。。。

力尽きていなければ、土曜練でペダルにくやしさをぶつけて走ろう。


2005/5/24(火曜)
今日は仕事が思いのほか上手くいった。 すこし前進だ。
昼は同期の均ちゃんとご飯を食べた。 なんだか元気がない。昨日遅くまで飲んでた からだというがそれでも相当だ。

夜は仕事が遅くなるから晩飯を食べに行くことにした。 そしたら僕の席に均ちゃんが来た。帰るつもりらしい。 一緒に晩御飯をたべにいく。
すこし元気になったようだ。
いろいろ話し込んで分かったが、彼も僕と同じような 悩みを持っていて、いろいろ後ろ向きになっていることが 分かった。
いつまで続くのだろう。不景気って。 昨日のタクシーの運ちゃんも言っていたが、ずーっと このままかもしれない。

今日はY課長とちょっとだけモメた。でもすぐ片付いた。 Y課長は超・ガラが悪いが最後まで責任を取る「男」である。 何を言っても言われてもスジが通っていれば臆することはない のである。大体、僕のほうがずっと若造なんだから、本気の 相手にはしてもらえないか。

明日はまた多難な一日だろう。 明日もがんばるのみである。

日々高い高いストレスと闘っているせいか、あるいは 糸魚川が効いたのか、脂肪率が少し減った。 体重は減らないんだけど。。。
まぁ誤差の範囲か。
そのうち分かるだろう。

今日は猛烈に眠い。昨日午前様だったからだろう。
今日はもう寝る。


2005/5/23(月曜)
・・・・

まぁそうだろうと思ったが、仕事はたいへんなことになっていた。

朝イチで富士通病院の歯科へ行く。オヤシラズが欠けて痛かったのだが 虫歯が芯まで悪化していたようだ。だから割れたのか? 朝から大工事してもらった。

会社に着いたらメールがやまほど。しかももめごとになっている。 どうやらこのお客さんは資料をメールで送ったら「かならず説明に 参上するもの」と思っているらしい。ビジネス感覚の違いか。

見てもらって調整が必要かチェックして欲しいと言う要望もNG のようで、お伺いに参上しないとまずいらしい。しかも窓口じゃ 決められないから社内の担当者を呼ばないとダメだそうだ。じゃ、 あんたの業務は素通し窓口なのか?社内ぐらい仕切ってくれないと 全て個別ヒアリングしろというのか?

今後もこの仕事が続くなら、自分のレース参加にも影響が出そうだ(怒)。 こんどのMt.富士以降、身体の回し方を考え直さないといけないな。 なにせこの業界、やばくなると「朝から晩まで」が文字通りで 土日なしが普通だからな。

ちなみに今日は終電が終わってタクシー帰宅で、明日は朝イチで客先会議。 丈夫な身体と無神経な性格でなければ、身が持たないのである。 金は溜まるが、、、なにか大事なものを失ってると思うゾ。


それにしても今回の糸魚川、人生の縮図に感じた。
遠くひたすらな道を行くこの行為。人によって、だれかにぶら下がったり、 だれかを曳いたり。僕みたいにくそマジメに走る人、上手に 皆で渡る人。いや、大半は仲間と出発して最後まで集団で 走るのだ。僕みたいに遅くて一人で走らざるを得ないのは さびしくぽつぽつ頑張るのみなのである。

。。。。どうも平日に日記を書くと、暗くなるなぁ。

今日は加藤の大好きなY課長が打ち合わせにスポット協力で 参加してくれた。ぐだぐだ馴れ合いの他社に爆弾投げつけ攻撃を 繰り返してもらって、実は内心嬉しかった。 そう、今の仕事がいやなのは政治的に嫌なのだ。

一次開発でお客さんと開発会社、あるいは開発会社同士がすっかり 馴れ合ってしまい、中途参加のわが社はのけ者なのである。問題が 発生すればすべてわが社のせいにされてしまい、馴れ合った仲間 同士はお互いを絶対に批判しない。いやらしい利害の人間関係が 底流に流れている。サイアクである。
自分はこんな世界に一秒も長居したくないのだが、社長も部長も 課長までも最重要案件だという。そりゃ客がいま儲かっている ダイエット通販会社だからといって、安直すぎないか?

きっとすぐに分かるだろう。わが社にとっていかに貧乏くじかということが。

今日は機嫌悪いし、しかも終電でさえ帰れないし、日記もお休み休載である。 (こんなに書いて休載もないだろうが。。。)


2005/5/22(日曜)
日本海を観た。海だった。

電車に乗った。混んでた。

新幹線に乗って駅弁食べてウーロンハイを飲んだ。
みんなと談笑できて楽しかった。

東京駅から川崎経由で帰宅した。つかれたが充実した週末だった。


2005/5/21(土曜)
君は日本海を見たことがあるか

金曜は結局20時前にこっそり帰った。いちおう仕事のカタはついていたし、 付き合いで残る余裕はなかったのでさっさと帰った。
帰宅して荷造り。輪行袋とスニーカーと着替えと。まぁこんな感じか。 風呂に入ってテレビを見てぼーっとしたら眠くなったので11時前に寝た。 よく「レース前は興奮して寝られない」「緊張して寝付けなかった」など 聞くが、僕は今まで1回もないだろう。
「まー、自分のことだし、なんとかなるし、なんともならないでしょー」
と思うからか?
僕にとってものすごーく特別な3度目の沖縄の前日さえ、1時間ぐらい 起きていただけだと思う。いや、あの部屋は天井が吹き抜けになって、 しかもガラスが真上にあったから落ち着かなかったせいもある。

土曜は朝3時前に目が覚めた。身体の調子はよさそうだ。寝不足からくる 重苦しい感じはない。ほっとする。今日は仕事のことなんか全部忘れて ただただ自転車に浸るのだ。
3時になってようやく寝床を出て着替える。窓を開けて外気を吸う。 寒くない。防寒具はいらないな。 リュックを背負って自転車に乗って、さて出発! 午前3時10分。まだ道は暗い。夜である。

府中街道へ踊り出る。クルマが1台、2台。ほとんどいない。 荷物が重いのでギアを下げてゆっくり走る。走ると意外と涼しい。 止まってウィンドブレーカを出して着込む。

それからは淡々と尾根幹方面へ府中街道をひた走る。暑い時期は早朝に 走るに限るなぁ。 それにしても意外と時間がかかる。尾根幹に着いたときはもう、3時半を とっくに越えていた。
「イカン。。間に合うかな。」
自走で来たことを後悔する。でもしょうがないのである。今日の僕の趣旨は 「自分の脚で日本海を観にいく!」。それがテーマなのである。 尾根幹最後のトンネルに付いたときは4時になっていた。あー、空が明るくなってきた。 雲がはっきり見える。今日の天気はよさそうだ。みんなスタートの時間だな。 あ、4時10分になった。みんなも今ごろ走り出してるんだろうな。



ようやく町田街道へ右折し、淡々と踏む。時計を見る。
「スタートに間に合うだろうか?」
実はスタート地点の高尾山口駅前からゴールの糸魚川ホテルまでこまかく綿密に 調べてメモ書きまで用意したのだが、なんと「スタート地点まで」をさっぱり 考えていなかった。しかも朝ご飯は「きっとスタート前に時間があるから そのときゆっくり食べればいいかー」としか考えていなかった。
町田街道をずんずん行く。16号に出る。もう4時をとっくに過ぎている。 僕のスタート時間は5時00分だ。。。微妙?

16号のながい下りを飛ばして北野街道を横切り、やっと自分の知ってる道、 甲州街道に出た。はぁ。。。もう4時半を過ぎている。。まずいじゃん。 その後もガシガシ踏んで高尾駅前を通過、4時40分。まにあうか? 4時50分、高尾山口到着!いそいで受け付けだぁ!
「ぴっ。156番、加藤さん」
は?それでおしまい?バーコード読み取りで終った。 あとは荷物を預けて、さてどうしよう。 とりあえず出かけに台所にあったバナナ1本がカバンに投げ入れておいたので、それを 出して食べる。小さなアンパンがあと2つあったが、背中に入れておいた。あと4分 しかないからいきなり食べられないのである。そのあとトイレを探して入る。あと2分。 とりあえずよし。スタートはどこだろう?ふらふら歩く。信号前に人が20人から30人ぐらい居る。 ギャラリーにしては自転車に跨っているから、きっと5時スタート組だな。 あそこに混ぜてもらおうかな?ん?信号前でだれか旗振ってるぞ?なに?スタート? いきなり20数名のかたまりが動き出す。おや置いていかれそう。 見物人を掻き分け彼らの最後尾を追いかける。なんとかスタートに間に合ってよかったな。ふぅ。 しかしスタートしていきなりびっくり。
「なんでこんなに遅いの?」
そりゃ高尾山口まで慌てて踏んできて10分前まで汗かいてた自分と、アップも そこそこ寝ぼけた集団じゃ話にならない。最初は最後尾で大人しくしようかと 思っていたが5秒後にはガンガン追い抜き始めた。お。先頭で赤いジャージが ひとり単独で逃げたな。そのうしろの集団は3等分になっているようだ。 先頭集団まで繰り上げる。先頭集団の末尾でひとやすみ。 まぁここで良いか。
すぐに大垂水峠のゆるい登りになる。
どんどんバラける。みんなきつそうだ。ってか、今日はなんで僕はこれほどまでに 余裕なのだろう?ってか、みんなが遅いだけ?
頂上着いたときにはいつのまにか先頭の集団から飛びぬけていた。よし。最初に 逃げた赤ジャージを下りで捕まえるぞ!
クルマをアオリながらコーナーを攻めると、あ、いたいた、赤ジャージ。 このひと下りは苦手なのかな?かるく抜き差って先行。なんだか強くなった気分だ。 ふっふっふ。
いつも上り始める逆側の信号に着くと赤信号だった。むろん紳士たるワタクシは 誰かが見ていても見ていなくても赤信号では止まるのである。
けっこう長いな。。。ふと後ろを振り返ると3人居る。なんだ。追い疲れちゃった じゃないか。
青信号でスタート。そのままひとりで淡々と走っていると、ひとりエアロポジション の赤ジャージ2号が前に出てくれた。先頭交代してくれるらしい。そのうしろに 山の赤ジャージ1号と、小柄で年配らしい白ジャージさんが連なっていて、僕は その後ろで休憩させてもらった。
それからしばらくはずっと4人が無言のまま先頭を回して淡々と進む。前方から 3時50分スタートで千切れた人がポツリ、ポツリと見え出し、最後にはメイン らしいのも追い抜き、3時40分組らしいひとかげも見えだした。
余裕だったが今朝朝食をろくに食べてないことを思い出し、先頭で坂を曳いている ときに小アンパンを一個食べた。そしたら妙に喉に詰まってよけい苦しくなって しまった。しかもながーいビニール袋に入れてあったから超取り出しにくい。 そのあとはタイミングを逃してまったく補給できなかった。 ボトルは水。真水。のんでもカロリーオフ。こまったなぁ。

しばらくしてトライアスリートの赤ジャージ2号が先頭で元気よく曳いた後、 後ろに下がったら登りでいきなり切れた。そりゃ君、頑張りすぎだよ。 消えたか、、とおもったら下りと平地で復帰した。えらいなぁ。
そうこうしているうち、はて、おなかが減っていないのに妙に疲れてきた。 「なんだかなぁ」という体調である。先頭交代でわりあい元気よく曳いて、 僕が後ろに下がったとたん、すとーんと落ちた。なんだか体力というより 根性が落ちた。
3人の背中が遠のくが、さっぱり負う気力が無い。

今日はレースという意味ではこれでおしまい。おつかれさまでした。 まだ笹子にも着いていないのに終ってしまった。あとは完走を目指すだけである。



その後は当初の目安だった「明るいうちに着きたいなぁ。」に切り替える。 なんだか全然踏めない。笹子までののぼりがキツイ。。。あさ大垂水を 息さえ乱れず登った人間とは思えない。とにかく補給ポイントだけを目指して 悶悶と走る。
笹子川、笹子町。地名はあれど補給ポイントは見えじ。 ようやく彼方に赤い棒をふるおにーさんが見えた。はぁ。ようやく50キロか。。。

自転車を投げて倒れこみたい衝動に駆られる。とりあえず食べてから休憩だ。 一口大のいなり寿司を2つ食べて、給水する。ふぅ。バナナも食べる。ふぅ。 休憩しようにも狭いので休むわけにも行かない。身体を伸ばして、ぼけーっと してるうちに15分ぐらい経ってしまったのでライトを点灯して再出発。 トンネルに入ると、お?元気が出たぞ?
僕よりすこし前に出発したどこぞのチーム5名を抜いて快走する。さて頑張ろうかなー。 そのあとは勝沼へのながい緩い下り。よっしゃー。踏んだる。えいえいえい! たった一人でバカみたいに飛ばす。50キロなんてカンタンに出るじゃないか。 45〜47キロをキープ。どんどん抜かす。マリアローザの女性護送船団を 抜かす。坂バカ日誌を抜かす。えいえいえい。
赤信号だ。ストップ。。。
よこから坂バカが通過する。
なんだ、信号無視しちゃうのか?要項に書いてなかったか? 「次回も開催できるために交通ルールは守りましょう」って。 いじわるなトラック運転手どもがこぞって警察に通報し出したらアウトだぞ?

また再スタート!
オレを抜かしたやつらを全部抜き返す。えいえいえい。あー、たのしい。 しばらくすると平地になる。道が混む。お、立体交差があるぞ。そうそう 要項にも書いてあったな。「立体交差の上は軽車両通行禁止なので下を通りましょう」 確かに標識が出ている。じゃ下を行くか。 信号がある。赤だ。しかもめちゃんこ長い。なにこれ?

しばらくしてようやく青になる。踏む。あれ?ずっと前に抜いたひとが前にいるぞ? うーむ。。。真面目にやると損なのか?つぎも立体交差。こうなりゃ意地だっ!
こんどは青信号。よしよし、坂登らない分、こっちのほうが速いじゃないか! つぎの立体交差。。。赤信号が長い。。。なんじゃこりゃ。 本線に戻ったらマリアローザの護送船団が前を走っていった。勝沼の僕の50キロって、 いったい何だったのだろう。。。
(かなり激しく空しくなる。)

しばらくして信号待ちしていた混成集団がいたので後ろに付かせてもらう。 ちょっとゆっくりペースだが休憩したかったので丁度いい。なんだか頑張っても 悲しいからこれからは淡々と行こう。
うしろでボーっとしていたら最後の陸橋はどうやら上を越えてしまったようだ。 標識を見てないから禁止だったかわからないが、まぁ不可抗力だ。 下っていると路肩にマリアが座り込んでいる。パンクか?
(あとで聞いたらスポークが折れたらしい)
正義は勝つ!。。。いや、女の子だからかわいそうだな。ってか、女の子のホイールが 壊れたなら男が交換して後で追いかけるのがスジじゃないのか?

そのあとはそういえば記憶に無い。いつのまにか一人で走っていた。たぶん 信号無視する連中に僕が気後れして着いて行かなかったから取り残されたのだろう。 そのあとナルシマ2名と混じって3人でいい感じで走ったが、その2名も 対向車の右折信号(こちらは完璧な赤信号)で前へ飛び出していった。。。 そ、そんなものなのか?真横でクルマのドライバーが見てるぞ?

なんだか気分的にも体力的にも燃えない雰囲気充満してタレて走っていたら 私の腰を後ろから「ポンっ!」とたたく人がいる。「ん?」と思ったらヨッシーだった。 なんと韮崎CP前で追い越されてしまった。
ひとこと話し掛けられたが生返事をして、ぼけーっとしていた。いま考えれば そうとう死んでいたのかもしれない。翌日になって「すごい辛そうだった」と言われたが まったくそういう状態だったのだろう。
それからは韮崎までひとりで淡々と走った。考えてみれば後ろから追い越す集団に 乗ればよかったのだが、ジャージで統一しているチームには入りにくいし、そもそも 付いていくという発想さえ霧散していた。



韮崎の「まるのやCP」は韮崎駅からずっと先なことは地図で確認していたので韮崎を すぎてものんびーり走った。あー、あかいやねだー、あれだー。
なんとかたどり着いた。「明るいうちに完走!」目標の9時00分にほぼぴったり。 まーいいかー。
いなり寿司をたくさん食べる。レモンもかじる。チョコも ちょこっと食べる。麦茶をがぶ飲みする。ふぅ。
お手洗いに行こうと公園へ歩いているとヨッシーがいる。
「あれ?休みすぎじゃない?」
と聞いたが本人はぜんぜんタイムを狙っていなかった模様。 公園でトイレをすませ、まるのや前でぼーっとしていると五百旗頭君発見。うぉー。 もう追いつかれたのか。え?リタイヤ?なぬー。信じられん。 どうやら医者から無理を止められていたらしい。疲労が蓄積して痛いところが あるそうだ。(くわしくは本人に聞いてください)
腕には区間ごとの目標タイムがマジックで書いてある。。。そこまで気合が入って いたのに。。かわいそすぎる。
彼はその後、かいがいしくサポートに徹していた。くやしいだろうなぁ。 辛いと言っていた。「乗って辛いほうが良い」と言っていた。そうだよね。 それから後は彼を見つけたらなるだけ話し掛けるようにした。だって、 途中リタイヤしちゃうと、まわりじゅう走れる人に囲まれていたら寂しいでしょ。

たっぷり食べ、20分ちかく休んで、さて再出発するかー。
つかれは取れたが意気は上がらない。直前にアスペンの女の子から貰ったチョコレートを 食べたが、そのあと妙にチョコ味が口に残っていて「チョコ食べたいなぁ。」 「つぎのチェックポイントではチョコをたくさん食べるぞ」そればかり考えて 走っていた。
気温も暖かくなり、ひざしも明るく気候はいい。休憩のおかげでわりあい元気に 走る。休んだほうが速いかもしれないなぁと思い出す。
1時間走って、自販機で缶ジュースを買って2分休み、再スタート。 ペースは上がらないが一人で淡々と諏訪湖を目指す。
だいぶ経って中河原交差点が見えた。あ、赤い棒をおにーさんが振ってる。 ありがたいなぁ。挨拶をして左折。旧道を行く。 諏訪大社前を一礼しながら右折する。そのあと直進するとうしろから 「ちがいますよー」の声。すぐに左折だったらしい。誰だか知らないが助かった。
それからしばらく走ると諏訪湖に出た。おお、景色いいなぁ。それにしても 自分でも気力が無いのをありありと感じた。カフェインでも採ればいいのかな? 自販機をさがすがなかなか無い。諏訪湖にでた曲がり角にコンビニがあったな。 さっき寄りたいと思って通過しちゃったけど、やっぱり寄ればよかったかなぁ。
(じつは松崎さんはそのときそこに居たそうである)

かなり走ってようやく自販機を発見。缶コーヒーを1本買って飲み、また走り出す。 3分ぐらい休んだか。そういえばBossはどうしたろう。7時スタートで去年の 優勝者タイムから推測すると、ぼつぼつ追いつかれる頃合だな。はて。。

諏訪湖を通り過ぎて岡谷の市内に入る。信号が多い。のんびり赤信号で 止まっていると、また僕の背中を「トン!」と叩く人がいる。 「ようやく追いついた!」
Bossである。元気そうである。「スタート地点まで自走?」やっぱり 彼もそうらしい。いや、前々から「めんどくさいから高尾山まで走ってくよね」 と話していたのである。まぁ僕は「ぜんぶ自分の脚で日本海まで行きたい」 という野望があったのではあるが。

最初から追いかけるつもりは無く、先に行く姿を見送る。 すると途中で左に曲がったらしい。前を走っていたなるしまの人が左折した。 ああ、たしか地図では九十九折の道があったな。。。でも、もしかして、、 予感的中。10%を越える登りである。たぶん距離は短いだろう。でも はっきりいって「大垂水峠より斜度がある」
短いのが幸いして野猿峠ぐらいの距離で(自社比較)20号に最合流した。 ふぅ。よかった。これからは塩尻峠を越えて少し下れば補給ポイントである。
うんせ、うんせ、、、って、ゆるいじゃん。なにこれ。いつになったら 「峠だっ!」ってなるのだろう。これが有名な「塩尻峠?」

カーブを曲がるたびに「うひー」と思うようなのぼりがあると思ったら 最後まで無かった。なーんだ、合流前の九十九折道のほうが何倍もきつかったジャン。 どうやらその間にオーベストやアスペンの顔見知りを何人か抜いたらしい。 かなり正規のルートは長くてゆるいのぼりの連続だったのだろう。

峠を越えて下りだす。はて、第三チェックポイントの公園が見えない。 おかしいなぁ。不安になる。反対車線をみるとCWXのジャージを着たロードが 2人上っている。
「まさか、彼らも行き過ぎて後戻りしてるのか?」
一旦路肩に止まってメモを取り出す。
「塩尻峠 小坂田公園」。。。このメモじゃ、わからないじゃん!

しばらくのろのろ走っていると坂バカが抜いていった。大丈夫なのか? とりあえず下るしかないと思って走るとようやく前方に赤棒が見えた。 あーあ。ようやく着いたよ。時間は12時ちょっとすぎ。 「明るいうちに完走」の予定時刻どおりじゃないか。まー、いいかー。

予想では4時10分に出た若林さんとはココで会うだろうと思ったら本当に居た。 しかもヨッシーも居る!彼は完璧にタイムじゃなくイベントとして道を楽しんで いるようである。ちょうどお昼時なのでおにぎりをたくさん食べて芝生の上で 横になった。そうしたらオーベストやアスペンの知ってる顔ぶれがつぎつぎに 到着した。みんな元気そうである。いいかんじである。あと半分である。 まぁ僕は自宅から走っているから、もう200キロぐらい走っているのか。 よく考えたら朝3時から走りづめじゃないか。あー、疲れた。 たっぷり休んだ。たぶん40分か50分は居たかもしれない。 もはやタイムなどまったく気にするつもりも無かった。



さて、あと150キロ頑張りますか。
再出発。とうぜん一人。
今回の行程全ての常で、チェックポイント直後は元気に快走する。僕より先にCP を出た集団を必ずいくつか抜かす。でも1時間ぐらいで必ず垂れる。自販機休憩する。 また少しすると猛烈に空腹になる。なんとか補給ポイントにたどり着く。(文字通り、 たどり着く)その繰り返しである。今日は。
高出交差点で右折してそのあとは一人でガンガン走る。松本市をぬけ、Lottimoだか なんだか黒い四角に黄色の縁取りの集団を抜かしてひとり豊科を目指す。 田沢交差点前で垂れる。そうするといつのまにか集団が背中に引っ付いていた。 おまえ達、オレ1人にくっついてどうする?付くならもっと速くてマトモなヤツにしろよ。

田沢交差点にたどり着いて左折するとそいつらは曲がらない。あれ? 振り向く。彼らは後で聞く「ヒミツコース」を知っていたらしい。くっそう。

そのままたった一人でまっすぐ走る。まっすぐ走る。高速道路の下をくぐっても ずーっとまっすぐ走る。
あ、もうすぐ行き止まりだ。国道147号ってどこだろう。 交差点にいた地元のおじいちゃんに話し掛ける。
「すいません、国道147号ってどう行けば良いですか?」
「ああ、これだよ。この道がそう。」
「あ、これが糸魚川まで行く道ですか?」
「そうだよ」
その場の信号を右折してしばらく走ると「147号」と書いてある。どうやら旧道らしくて 狭いのだが、べつに迷子じゃなければどうでもいいや。

それにしてもこの道、川沿いなのにゆるーい登りである。はて。僕らは下流に向かって 走ってるのではなかったのか。僕が地図でみたときは「この川ぜったい日本海に流れて いるはず。だからここはガンガンスピードを上げよう」と思っていたのだが、どうやら その正反対だったらしい。
のどかな風景。たくさんの信号。狭い道。そして、ゆるーい登り。 まわりに誰も居ない。ロードは一台も走っていない。そりゃそうだ。 だって正規のルートは「高速道路の下をくぐったらすぐに右折」だったのである。
。。。。
そういや、小坂田CPで若林さんが「豊科を右」って言っていたっけ。 僕は「田沢を左だよね」と聞き返したが、彼女の言うことをちゃんと聞けば よかったのである。(夜地図を見てようやく合点が行った。)

そこから大町までは、ただひたすら誰も来ない道をたった一人で走った。
道が違うのはすぐに気がついた。でも正規の道がわからないのでリカバリ不可能である。 地図を読む時点で間違えていたのだからしょうがない。 憔悴して、とにかくチェックポイントにたどり着けることだけを願って走る。 途中で自販機休憩をする。背中からおにぎりを出して食べる。これは小坂田CPで 五百旗頭君から貰った、アスペン用補食おにぎりである。うまい。しかもサイズと 包装が丁度良くて走りながらでも食べられる工夫がしてある。まったくアスペンと 仲良く出来ていつもマジで助かってる。

かなり時間をかけて大町ポイントについた。まわりは見ない顔ぶれだらけ。どうやら いつも走ってる集団とずれたようだ。かなり後退したのだろう。
フタハシさんが居た。この先のルートの状態を教えてもらう。フタハシさんは今年は サポートだ。あれ?今回はどっちのサポートなんだろ?アスペン?オーベスト?
たっぷり食べてたっぷり休んでいたらキクチさんが来た。ここから先は路面が悪いし、 栂池まではアップダウンが多いそうだ。しかも融雪用の穴が路肩に空いていたり、 トンネル内は砂が浮いていたり、、、いやこのオジサンはよく覚えている。ってか、 よく見て走ってるなぁ。アドバイスだけじゃなく、エネルギーバーまで頂いた。 ほんとに有難うございます。
(まじでアスペン組にはお礼のためアスペンに行かにゃなるまい)

さて、たっぷり休んだし、そろそろ再出発しようと思ったら松崎さんが来た。 表情が明るい。このオジサンも元気だなぁ。きっと僕のほうが落ち込んだ顔してるはず。



大町CPを出るとすぐに登りでトンネル。でもその後はのどかな風景となった。
栂池までのアップダウンを越えて白馬ちかくになると向かい風が強くなった。 平地なのに踏まないと進まない。前方には風に喘ぐひとたちがぽつり、ぽつりと見える。 ひとりづつ追い越していると赤ジャージの人が背中に張り付いた。辛いんだろうなぁ。 僕は踏んでれば前に進むし、そのまま機関車役で走っていた。信号で止まったときに 振り返ったら赤ジャージのほか2名が後ろにいた。
「すいませんが、後ろで走らさせて頂いて宜しいでしょうか?」
あ、赤ジャージさんは女性だったのか。
そのうしろ2名の男性もきつそうだし
「あー、どーぞどーぞ、ぜんぜん構わないですよ」
と返事する。もはやタイムもなにも、とにかく夕暮れになるまえにつけば良いので 誰かに曳いてもらう気は全然なかった。ってか、今日は中盤からずっと一人だったから 後ろに誰かいるほうが退屈しなくて良いと思った。
(ハッキリ言って豊科〜大町は寂しくてへこんだ。)

それからはその4名ぐらいであまりスピードを上げすぎず、ときどき振り返って切れてないか 確認しつつ、下り基調をのんびり走った。くだりで気持ちよく降下してしまい 「あ、やばかったかな?」と振り返ると結構離れずついてくる。関心したので、その後は 3人に合わせて機関車していた。
3名とも力尽きているようで、のぼりがかなりきつそう。ふと振り返ると居ない。 下りでボトルをごきゅごきゅ飲んでだらだら走っていると、追いついてくる。 また登りで振り返ると離れてしまっている。くだりで飛ばさずに走り
「これで切れていたら、もう一人でいっちゃおうかな?」
と思うと、意外と復帰してくる。

そんな感じで、とうとう最後のトンネルまで曳いてしまった。
そのあとは平地で淡々と進むのだが、僕もなんだか踏みすぎで、右ひざが少し痛くなってきて 時速30キロまでペースが落ちてしまった。振り返ると赤ジャージさん1名。
後ろの男性2名はとっくに切れていたようだ。
(この女性は根性あるなぁ。)と関心して、そのまま糸魚川ホテルのアーチまで曳きつづけ、 ようやくゴール!
うおー。遠路日本海まで来れたのが嬉しくて両手広げて優勝みたいにアーチをくぐった。
後ろで千切れずに残った女性に
「お疲れ様でした。暗くなる前に走れてよかったですね」
と言ったら、かなり感謝された。僕も誰かいたおかげで下りで飛ばしすぎないで良かったかも。
ふと前方を見たらオーベストジャージの集団が。
みんな着替えないで待っていたんだ。。もうしわけない。
朝4時に出発組のうち「スタートから土曜練やってましたよ」と若林さんに指摘されていた 3人はかなり待っていたはずである。。遅くて申し訳ないです。
「ビール飲みたい!」とBossに主張したら
「残りももうすぐ到着するでしょうし、場所から見えるので皆で移動しましょう」
という話になり、まだ明るい空の下、芝生の前の椅子でゴールを遠目に見ながら、 気持ちいいビールにありつくことができた。

はー。冷やしたトマトとビール。いやー、今日はたのしかった。

不思議に「楽しい」としか言えなかった。辛かったはずだけど、すごく滅入ったはずだけど、 途中からタイムというプレッシャーから開放されて町名を見ながら自分が遠路来たことを実感し、 最後は日本海まで、なんとあの「新潟県」までたった1日のうちに着いてしまったことに 満足してしまった

楽しかった。。。新しい経験が出来た。1日間の自己最高記録を大幅に更新した。 350キロ(正確にはもうちょっと少ないかな?)、これを大過なく走りきれた。 サドルは距離のわりに辛くなく、最後に右ひざが痛くなった以外は楽だった。

ホテルの大部屋に移動してお弁当を食べてまたビールを飲み、温泉に入って布団を敷き、 みんなで今日のそれぞれの顛末とか、今後のレースの話とか話しているうちに寝てしまった。 いやー、充実した一日だった。
そしてなにより、オーベストの大勢で泊り込みのイベントが出来て楽しかった。
今回オーベスト登録で出た人間は20名ちかく居たが、全員完走できた。 アスペンに出向?して登録した五百旗頭君は涙のリタイヤだけど。 みんな充実できたみたいで、ほんとに良かった。
来年は雪辱に燃える五百旗頭君と、コースのチェックは万全、次回は勝負!宣言のヨッシーと、 そして8時間走って8秒差で2位になったBossが激しい争いを繰り広げるだろう。 そして今回の成功談を聞いて土曜練の猛者がたくさん出るかもしれない。 今回のコース、たぐちさんが好きそうだな。たぐちさんにツキイチで走らせてもらったら 僕でもかなり早くたどり着けるかも?
来年まで楽しみが増えた。ヒルクラも指標だが、またひとつ年中行事が増えた気がする。

2005/5/20(金曜)
明日はいよいよ糸魚川。去年のリザルトをチェックしたら 五百旗頭君が7位だった。しかも高尾→笹子間は区間賞。 笹子→韮崎も2位。さすがである。
僕は完走すればいいやと思っているが、目標タイムはどのくらいに したらいいのか、実はよくわからない。でも明るいうちに着きたい なぁと思う。40分あとから出発するヨッシーはやるき満々らしい。 帰りも自走だそうだ。来年は僕も挑戦してみよう。

火曜日ぐらいから両膝の関節が痛い。昨日から良くなったみたいだが いったいなんだろう。今までそんなことはなかったのだが。 もしかしてローラー台でのなれないエアロポジションが悪いのだろうか。 そもそもLOOKみたいな後ろのりバイクでエアロポジションというのが 間違っているのだろうか。しばらくエアロポジションは封印である。

今日は午後から会社なので午前中にローラー台を回した。ひまなので 床をぼーっと見つめていたら、黒いごみが点々と落ちているのに気が 付いて、終わった後にひろって見た。。。
ゴム?タイヤだっ。
なんとローラーの押し付けが強すぎたのか、高級タイヤのプロレースが かなり削れて黒い粒子が床に飛び散っていた。。。もったいない。 こんど時間があったら天井裏からANT☆LESを買ったときに ついてきたつるつるタイヤに交換しよう。

そういえばアンタレスといえば、フォークがイマイチである。 LOOK、セルビーノと乗り比べるとお互いレーシーなことはよく分かるのだが どうしてもアンタレスは下りカーブがよろしくない。 そもそも下りでぶっとばす体重70キロオーバーな自分がいけないのかも しれないが、ちょっとヤワである。
ハンドルをきったときの「にゅる」っとした「あさっての方向を向いてしまう」 という感覚が怖い。その点は雅ちゃんも「問題のある自転車というのは」 という話を聞いてなっとくした。
ポジションがセルビーノと同じに出来ればローラー台用にするかな??

(でもLOOKを通勤につかうのは怖いなぁ。ロゴ隠しでもするか?)


2005/5/19(木曜)
今日は昨日に引き続き研究会の分科会だった。
日中もけっこう難しい議論が出来て、自分には楽しかった。 終ってから親睦会ということで数人で飲み屋に行ったが、 そこでは研究課題以外の話でかなり盛り上がった。 社会ネタだが、やはりいろんな世代・職種のひとがいると おもしろいものだと思う。
明日は昼から会社だ。。。なんかゆーうつである。

夜はアタックNo.1を観た。「敵に弱点を教えるなんて、せんせぇ卑怯者!」 と僕も思ったが、なるほどそういうオチか。。。え?気がつかないほうが めずらしい?
僕も鮎原・上戸と同じレベルということか。


2005/5/18(水曜)
今日は研究会の全国大会だった。
といっても、発表は前年度のひとたちなので、僕は聞くだけ。 でも面白かった。ひさしぶりにアカデミックな話を聞けてよかった。
また研究したくなった。
ところで最近、ヒザ間接が痛い。なんでだろう。 練習をちょっとひかえている。糸魚川前に難儀なことだ。 うーん。まぁなんとかなるか。


2005/5/17(火曜)
昨日の朝、会社で着替えた後に自席でベルトを締めていたら 協力会社の筆頭、カナイさんに「・・・二重生活ですね」 と笑われてしまった。なるほど。うまい表現だ。 そういう言い方って思いつかなかった。笑ってしまった。

そういやこのカナイさん、加藤の「おとこ認定者」のひとりである。
とにかく任された仕事は石にかじりついてもやってやろうじゃないか という根性の持ち主である。いや、普段の会話は論理的で、どっちか というと理屈っぽい人に見えるが、内面はかなり根性の座った熱い人である。 無駄な愚痴もめったに言わない。だから言うと厳しい一言になるのである。 実に一緒に仕事したい人である。

そういやおとこ認定といえば、オーベストで選手をやろうなんて酔狂な人は おとこ認定というよりアホ認定かもしれない。 幾つになっても坂でもがく。困苦と向き合う充実。じつに大切なことである。

世の中にはBossみたいに違う世界に行けちゃう(精神的な意味で)人も いるから、スポーツの精神世界もかなり面白いものがあるらしい。 その話を群馬の帰りにBossから聴いて、また何か分かった気がした。

今朝も6時すぎに起きてレーパンを履き、のろのろローラー台に乗って 30分だけトレーニング。テレビは付けていたが、ずーっと自分の脚の動き ばかり見ていた。微妙に左右で違う気がする。人間の身体なんてそんなもの かもしれない。
骨盤の位置を確認する。なるほどローラー台ってヒマだから自分のフォームに 気を付けるのかもしれない。モリカワさんの言うことがなるほどよくわかる。 エアロポジションをとってみる。腰や身体の軸が左右に若干ぶれる。そうそう、 先々週にBossから「(左右に)動かさない」とアドバイスもらってから気を 付けてるが、たしかに安定感がないな。胴まわりの筋力不足かもしれない。
自転車とローラーを見つめる。この騒音はローラー台だけじゃなく自転車の ギアとチェーンからも出ているようだ。騒音と振動の対策はもうすこし 考えたほうがいいかもしれない。いかに一軒屋でも木造だと響くものだ。

かるく汗をかいて今日はおしまい。
朝食を採ってウェアに着替えて、今日もジテツー。空気がおいしい。

昨夜は10時まで残業して晩飯ぬきだった。 今日は健康的に過ごせるだろうか。 長い一日の始まりだ。

案の定、今日も10時ちかくまで残業した。なんでこうなるのだ。 なんだか2日も連続すると昔の「10時が定時、それから残業」と平気で 言っていた5年前を思い出す。
あのころはIT景気で、しごともマトモで、頑張っただけの充実はあった。 だが今はどうであろう。。。。くわしくは書けないが、冬の時代である。 なんともわびしい。ちがう明日は来るのだろうか。
若い人には辛くなってやめる人もいるだろう。
試されているのか、正しい解なのかわからない。

あすから某研究会だ。じつに有意義だ。たいへんありがたい。 せめてこれぐらいの特典がないと某社のシステム会社なんて。。。(以下自粛)

社会人を9年やっていろいろ得る物があった。
いま大学院に戻ったらもうすこし真面目で実りある勉強ができるかもしれない。 でも金がない。こまったな。宝くじでも買うか?無尽蔵なパトロンを募集するか? あ、どっかの書生でもいいや。なぬ?書生なんて風習はない?
つ、つまらぬ時代だ。


2005/5/16(月曜)
コーヒーはブルーマウンテン。月曜は憂鬱。つまりブルマンである。 ンが抜けると大変だから注意が必要である。

昨日は一日なにもしないでだらだら過ごした。というか午前中は 兄貴がいたので世間話していた。普段は那須にいるからあまり会わない のだが、ときどきダイビングに出かける前はウチへ寄っていくのだ。 先週末はダイビング仲間と飲み会だったらしい。

ダイビングというのはなかなか危険なスポーツかもしれない。 毎年事故でなくなる人がいるぐらいだ。そういえばトライアスロンも スイムで、、、ということがあるらしい。妹から聞いたが。 それを考えると自転車は「比較的」安全かもしれない。 ちょっとだけ嬉しいような、信じられないような気持ちである。

さいきん電車の事故がクローズアップされるせいか「飛行機怖い・電車安全」 という宗教からほんのすこしだけ解脱しかかっている。でも部品が落ちたり ヘリコプタが燃えたりするとやっぱり怖い。
たしか大谷さんと話していて「あ、安全かも?」と思える瞬間があった。 たぶん、あと10年ぐらいしたら治るかもしれない。飛行機恐怖症が。

今朝はモリカワさんを見習って某ローラー台というものを試してみた。 実は先週にローラー台を買ったあったのだ。練習にももちろん、本番前の アップにも使えると思って購入した。
たった30分だけだが、意外と良い。騒音が気になったが、一軒屋なので 階下を気にしなくてすむから好都合だ。なにより天候に左右されないのと、 テレビをぼーっと観ながら出来るのが最高である。
(けして朝寒いのがいやな訳ではないのである。)

最初は何かがこすれるような音がしたり、回転が引っかかる気がしたが 10分も回しているとローラーも角が取れたのか、いい感じで唸りだした。 わるくない。留学先輩のモリカワさんの真似とは行かないまでも、 10分の1ぐらいは頑張ってみようと思う。

その後、アンダーウェアにレーパンすがたのまま朝食。なるほど効率いい かもしれない。(べつにものぐさなわけではないのだ。)
ご飯を食べ終わってハタと考える。
「今日はジテツ−しようか?」
朝練習やったから、もうめんどくさいなぁ、クルマに煽られるのもいやだしぃ。。。 ぱりっとしたシャツと背広で、すがすがしく出社しようとイメージをしたところ、 電車に乗る自分の映像が浮かんでくる。混みあった社内。押し合う人、人。 すごくいやーな気分になったので電車通勤は止めて自転車で会社にいくことにした。 ほんとに満員電車というのは、たとえ15分でも苦痛なものだ。こんな非人道的な 扱いを毎朝・毎晩受けるとは、いったい21世紀とはなんなのだろう。

ウェアに着替えて外に出ると気持ちいい。今日の風は爽やかだ。ちょっと涼しい気 もするが、空気が澄んでいるような気がする。ゆっくり走って小杉に到着。 こんな練習で強くなれるとは思わないけど、しばらくはあまり入れ込まないで 春の空気を満喫しようと思う。

そういや週末は連続12時間以上、春を呼吸できるんだな。。。


2005/5/15(日曜)
昨日日記を書いた後に気がついた。なぜイタリアの女子バレーがあんなにも強いのかを。 彼女らのこころには常に「アタックNo.1」のテーマが流れているのである。 僕の昨日がそうであったように、彼女らも苦しいとき、あの歌が聞こえてくるのである。 強くないはずは無いのである。
五輪を目指すなら、もう一度日本でも再放送したほうがよいかもしれない(65%本気)。


2005/5/14(土曜)
今日の土曜練で気がついたことがある。(いまさら)
やっぱり筋力不足かもしれない。重いギアを踏みつづけてきたが、それよりも ウェイトをやったほうが効率的のような気がしてきた。

今朝も是政橋に集合。わんさかいる。みんな好きだなぁ。まったく。 イワサキさんも復帰したようだし、いいかんじである。
お、今日は山口君、五百旗頭君がいるな。。。ってことは野猿街道は疾走パターン てわけだな。うむむ。
お、飯田さんもいる。おつかれさまです。って、もう復活したのかな? 彼らの競技はいちどレースするとそのあとかなり廃人になるって聞いたけど。 高橋君が来た。かなりめずらしいぞ。「今度の土曜練に来なかったら、除名!」 ってBossに冗談で脅かされたみたいで、ようやくサボらず来たみたいだ。 でもエライなぁ。陣馬方面から来るだけでおつかれさまだろう。

のんびり連光寺坂を登る。なぜか先頭近くにいる。まぁいいか。
となりの小林さんと今日の活性予想をする。小林さんは冬の平地練のころからの 常連で、そのころフラットバーだったが春になってLOOKのロードになった。 こんど糸魚川に一緒にでるけど、僕より50分先に出発だから、ゴールまで会えないかもしれない。 彼に会う前に、僕より40分後のヨッシーに抜かれそうだな。
ってか、彼は学校はほんとに大丈夫なのだろうか?冗談で「2年じゃなくても」とか いってたけど。。。まぁ若いときに打ち込めるものがあるのは宝だ。いけるとこまで 突き詰めるのが若者なのだ!

下って聖蹟桜ヶ丘駅を過ぎ、さて野猿街道。あんまり皆前に出てこないなぁ。 と思ったら次第にみんな出てきた。高橋君は彼らしくとにかく突貫。信号も 後続も気にせず突貫。ははは。その後いつもの顔ぶれが段々上がってきたようで スピードも高い位置で安定してくる。うーむ。ちょっとヤバイな。 僕の野猿峠往路のMAXは、いまのところ45kmが限界のようだ。 これは単純に筋力がないせいだろう。ギアが上げられない。瞬間的に上げても 垂れてしまうのだ。今日は45kmオーバーで先頭がいく。ガッタの人、豊嶋さん じゃない、背の高い人がガンガン曳いているみたいだ。かれは以前から練習にきてるけど スピードがある。あとはオーベストジャージだからよく分からないがきっと 山口君がペースを上げているようだ。千切れそうになる。
ん?信号のタイミングで僕の後ろの集団は切れたみたいだぞ?? 前は気がつかずガンガン走る。後ろを見る余裕もなく、僕も追いかける。 やばい。一人でこのペースを詰めるのは無理だ。離されないように一定距離を 保つのが精一杯だ。。。そう思ったらマックが見えてきた。もうぼちぼち 野猿峠への曲がり角。よかった。。

は?あれ?
信号で待たないの?
うしろ来てないよ?

みんな無言の馬のようにガンガン野猿峠を目指す。僕も必死に追いかける。 今日はギアの選択をものすごいこまめにして、脚が終らない寸前まで負荷をかける。 はて、今日は呼吸が楽だな?ヒミツトレーニングの成果かな? 筋力不足でスピードが上がらない。先頭との距離がすこしづつ開きだす。 うしろから和田さんが抜いていった。。。いや、まったく普通にあたりまえに 和田さんに抜かれてしまう。ほんとにこの人、ヒルクラの王を目指してくれないかな。

今日も先頭は頂上で赤信号に阻まれたようだ、、、ん?おい信号無視だぞ! 遠く消えていく視界でみんな先に行こうとする。いいんかいな。 うんせ、うんせ、重い身体をゆすって僕も頂上に来る。丁度信号は青だ。 下っていつものカーブを左折すると、、、待っていない!なんじゃぁ。今日は 振り落としにかかっているのか?
南野のアップダウンでどうにか追いついた。そしたらすぐに止まって、信号で 間のあいた後続を待った。全員揃った。さて再出発。またペースが上がる。 また信号で切れた。今日の先頭はうしろ見てないな。って、どうやら高橋君らしい。 ははは。かわいいから許す!でも言っておかないと。。Bossが言うかな?

その後は平地練場所を通り過ぎ、法政大前までのアップダウンになる。 今日はとにかくいつもより息が楽だ。なぜだろう。そのかわりに筋力が足らない。 間接がきしむ。僕の重い身体を坂の頂上までのし上げるには、もっともっと パワーが必要なようだ。
アップダウンでイワサキさんに追いついて並走する。やっぱりひさびさの土曜練なので 思うように走れないらしい。でも話している表情は明るい。いいことである。 そういえばイワサキさんのポジションは独特かもしれない。彼はよっぽど身体が 柔らかいのだろうか。かなり前傾姿勢である。身体がかたいくせに手が長いから 遠いハンドルの加藤とは根本的に逆の姿勢かもしれない。

さて法政大をすぎ、これから城山、小倉橋。なんだかもう疲れちゃったな。 大丈夫かな。今日は。

小倉橋からののぼりでもギアをこまめに換えてみる。あんがい今日は気持ちに余裕が あるかもしれない。
しばらくすると豊嶋さんが抜いていった。いかん!負けられないぞ!彼に追いつけない ようでは、僕はJCRC、Eクラスのままだっ!彼は先に昇格しちゃったから、 絶対に負けるわけにはいかないのだ。って、体格的にどうみてもあっちのほうが 「坂・有利」「下り・不利」って感じなのだが、そんなのはかんけーないのである。 抜きつ、抜かれつを繰り返して串川橋の交差点までゆく。前方のイワサキさんに 追いつけそうで追いつけない。病み上がりの彼に置いていかれるのは悲しすぎるかも。

なんとか串川橋に着き、さて、これからがメインイベントの南山。。。 今日は最初から「マイペース」というか「負け根性」で上り始める。 インナーローで激坂をのろのろ登る。とにかく最初は最後尾だ。
ゲートをよけてさらに登る。前方に二人みえる。一人は日曜練でみたことのある人だ。 二人の背中をみながらずっと耐える。マイペース、マイペース。自分の呼吸と筋力の もっとも高い平衡点を探す。
ずっと耐えられそうな強度でひたすら登る。だんだん前の二人の背中が近くなった。 ひとり追い越した。すると前方からヨッシーの姿が。続いてBoss。 このひとたち、南山2本登るのね。もう変態・超級ですな。

えっちらおっちら、だんだんもう一人の背中も近づいてきた。そろそろ頂上かな。 声をかける。「きびしーですねー」相手はなかなか厳しそうだ。大変だねぇ。
そうすると後ろから声が聞こえる。ありゃー。Bossがもう来たのか。 もうすぐ頂上。並走する。もうちょっと。先着争いだ。えいえい。えいえい。 僅差でBossの勝ち。両手ひろげて勝利のポーズ。くやしいっ。。。って、 2本目の人と競ってしまった!

くだりはBossの後ろで下る。うん。たしかにあの大谷さんが言うとおり、ラインの 取り方と車体の扱いがぴったりしている。上手いなぁ。僕も置いてかれないように 下ろう。僕ははっきり言ってヘタだけど早い。重いからだ。まぁ適当にライン取って 路上が荒れていれば調整して。
長いまっすぐがあったので思い切り踏んで追い越す。とわぁー!
ばかばかしいアタックだったのか、ついてこない模様。
そのまま前方の2、3人を抜かしてゲートに到着。あれ?だれも居ないな。 どうやら先の休憩所であつまるようだ。
イワサキさんとのんびり話をする。やっぱり二ヶ月のブランクは大きいそうだ。 いまでも両足がつりそうでプルプルしているとか。
そうだよねー。ほんと自転車競技はこわいよねー。やすんだらあっという間だよねー。 休憩所に着くとオーベストだらけ。まぁそりゃそうか。それにしても湖がみえて いいところだなー。寒いけど。

森川さんと今後のレースの話をする。なんと美ヶ原に出るんですか。やるなぁ。 僕も出る予定だったけど、もしも実業団の全日本選手権の日程が被ったらBossの サポートをしようと思ったので予定を入れなかったのである。うーむ。
小林さんと糸魚川の話をする。ほんとに走れるのだろうか。まぁ最後は気合だけの 物体になりそうだ。そういえばトライアスロンというのは、森川さんによると そんな感じだそうだ。で、おたがい走ってる相手に仲間意識ができて、とにかく 難しい考えは考えられないとか。やっぱり長距離系ってのはおもしろいなぁ。
そういや妹には「ねぇ!トライアスロンやらない!」「晋にぃは海泳げるでしょ!だいじょぶ!」 とか何度も誘われたが、そのたびに「自転車はいい。楽しそう。海で泳ぐ?まぁ中学のとき 結構やったから悪くないね。。。マラソン?まらそん?昔から超・超・ニガテ競技じゃないか。 ダメダメ。」そう断っていた。
学生・生徒のころから僕は100メートル走とかリレー以外は球技含めて全部だめで、 マラソンなんてサイアクだった。サッカーは小さい頃から好きだったが15分ハーフで くたばる手合いで、いつもディフェンス担当でセンターラインから前へ出ずにぼーっと佇み、 サッカー部のやつらが攻め込んでくると身体を使ってガードして球を奪うのが関の山 だったぐらいである。いま超・持久系の自転車をやってること自体、かなり不思議なのである。

帰り道は意外と落ち着いたペースで帰る。なんどか登りで千切れたがなんども追いついた。 でも稲城大橋前の信号で切れてしまい、待ってるうちに踏み切りも下がってしまった。 そのあと3名で追いかけるがハムストリングが攣ったので僕はリタイア。
ふぅ。もうちょっとで最後まで一緒だったのに、残念。
でも今日は問題点が明らかになったのと、最近の取り組みが無駄ではないことが判明した。 そういう意味でイイ感じだった。くるしいときに「アタックNo.1」の主題歌を こころのなかで歌ったのが効果的だったのかもしれない。来週は糸魚川。。。タイム気にせず、 完走めざして頑張ろう。

帰り道メーターをチェックしたら「本日のMAX、69キロ」と出ていた。 はて、、、いったい今日のどこでそんなに入れ込んでいたのだろう。 記憶に無いなぁ。。。


2005/5/13(金曜)
半月ぶりに上戸の「アタックNo.1」を観た。
エンディングをみて、ふと気が付いた。
母親の病気が心配で、鬼コーチに選抜チームを外された八木沢って役、 宮路真緒だったのか。イメチェンしたのか痩せて日焼けしていたので 分からなかったが、いまさら合点がいった。
(なぜそんな細かいチェックをしたかは聞いてはいけない)

早川みどり役の酒井彩名は、昔のアニメと見かけがそっくりだ。 鮎原こずえ(上戸彩)はぜーんぜんちがうが、みどりだけはうまい キャスティングだ。うんうん。
ちなみに昨日始めて番組の最初から見たが、やっぱり主題歌は昔のほうが ずっといい。今風の軽快でかっこいい「アタックNo.1」はつまらん。 軽すぎる。
むかしの曲は暗めの曲調で「苦しくったって〜」と始まる。そして 「レシーブ・トス・スパイク・・・」で段々と熱を帯びてきて、 せりふで間を置いた後は青春の叫びとなる。最後はナンバーワンを 連呼し、アップの鮎原のうしろにオリンピックの聖火台が映る。 これで力が入らないほうが不思議だっ!

ところで富士見女子はいま廃部の危機にあるそうだ。わるい大人に 利用されて、あほな連盟から廃部命令が出たと。くっそぅ。 (俺なら即刻、その大人を刺し、、、いや何でもない)
まったく昔の少年漫画みたいに単純なストーリーだが、べつにいいのだ。 逆境にめげずに食いしばるのだ。あ、逆境ナインは映画化するんだっけ。 けしからんなぁ。。。今風イケメンのぬるい役者が半端な演技したら そいつの白クビぐいぐい締めてやる。。。ん、もう試写会の申し込み 受付は終わったのか?いつ放映だろう?

きっと封切り日は血気で阿呆な男がどっと押し寄せてさぞ汗臭いだろう。 うーむ。アドレナリン充満する客席を観て観たいような、そうでないような 気がする。

今日も「アタック〜♪」と鼻歌交じりにジテツーした。


2005/5/12(木曜)
今日はすごい久しぶりに腹痛になった。
はて。丈夫を絵に描いたような僕がなぜ腹痛? しかも毎朝ヨーグルトを食べるようになってから胃腸は ノントラブルだったのになぜだろう?

松屋の生サラダが痛んでいたのだろうか?
それとも豚キムチと豆乳花の食べ合わせが悪かったのだろうか。 あるいは雪印のお茶のブリックパックが悪いのだろうか?

会社の健康管理室に行ったら、そこは腸じゃなく胃だと言われた。

さいきん仕事があまり状態よくなく、しかも後輩が外勤になって さびしい、という話を率直にしたら、胃系の薬を出してくれた。
「効かないようならばお医者さんにいって胃の検査を してもらったほうが良いかもしれませんね」と言われた。
「薬、効くとおもって飲んでくださいね」
とやさしく言われたので、なるだけそう思うように勤めた。 勤めると痛みは軽減した。
人間の身体なんて単純なものだ。

やっぱり神経性だったのだろうか。
たしかに仕事はいま一人で全てを抱え込まざるを得ない状態だ。 逃げ上手の上司と、期待大の部長。おまけに重要プロジェクト指定? 知らんよ。そんなの。
外へ出れば、文句が仕事の開発会社。
自分に部下はなし。お客さんの相手もしないといけないし、 ちっとシンドイ。

でも、会社に戻って落ち込んで黙っていると意外と声をかけて くれる人がいる。ふーん。。。というか、いつも自分がそうしてるから、 だれでも気軽に話し掛けてくるのだろう。なんともありがたいことだ。
今日は定時であっさり帰宅することにして、会議室でごそごそ 着替えてエレベータに乗った。
そしたら隣の部の美人が乗り込んできた。僕が自宅から自転車通勤 してることを聞いて絶句していた。まぁそのひとは運動ニガテそう だから驚きの事実なのかもね。
笑顔で挨拶して外に出るとまだ昼のように明るい。
リラックスして家まで快走して帰った。


変わるんだ変わるんだ 無敵のロボに
ゆくぞ黄金戦士 ゴールドライタン
明日に賭けてゆく 俺達の願いが
届いているか聞こえるか 遥かメカ次元
おまえなら信じた おまえならやれるはず
危なげな世界守るんだ
風を切って飛びたてライタン軍団
闘う闘う舞台は大空だ
正義を秘めて 勇気に燃えて
ゆくぞ黄金戦士 ゴールドライタン!!

♪山本正之

それにしても、好きな曲はほとんど山本作だな。。
なんとなく メッカンダーロボに似てる気もするが。

2005/5/11(水曜)
残業した。


2005/5/10(火曜)
今日はジテツーした。
脚が重い。ロングのあとはちゃんとマッサージとか回復走をしないと いけなかったのかもしれない。そういう発想は皆無だから今後は善処しよう。

昨日から会社のメールがものすごく重い。普段便利なだけに、おそいと 大変に困る。これじゃメーリングリストに投稿できないじゃないか。

昨日から後輩のまっちゃんが社外勤務になってしまった。実につまらない。 来月から同期の均ちゃんが本社勤務復活するそうだ。涙が出るくらい待ち遠しい。

今日のお昼は新丸子でぎょうざカレーを食べた。 カレーは学食より薄かった。餃子はおいしかった。 600円って、こんなもの?

ひさびさにおやつをたべた。ロッテアイス「爽」ブルーベリー入りである。 そもそも男子向けに開発されたこの商品、氷の細粒を混入させて すっきり感を出している。たしかにイイ。「きょうのおやつ」連載を再開か? あ、今日はメール出せないんだった。

今日の会議はもめた。なぜだ?問題があれば「早めに相談する」を励行すればいいはずだ。 今ごろ大騒ぎする某開発会社の社長というのは、若いだけに困ったものだ。というか、難儀だ。 しかもソフィストで、派手は話術のわりに真実がない。だから加藤と議論すると 大抵はもめる。相性が悪いのだろう。たぶん。

夜、本社に戻って一人で明日の資料作成。ホチキスをぱちん、ぱちん。
そうしたらまっちゃんが戻って来ていたらしく、話し掛けてきた。
用事なのか?それとも加藤がいじけてないか心配だったのか?
しばらく雑談した。ほっと一息つけた。
会社では人間関係を大事にしないと続けられない。まったくそう思う。 可愛がった後輩たちが僕の目の届かないところで辞めていくと、いつもなんとか ならなかったかと落ち込む。まぁ、まっちゃんは大丈夫か。
(大丈夫じゃなかったら加藤の死亡も確定だ。)

頼りない上司は先日まっちゃんを評して「まじめな子だね」と言った。
「僕がトレーナーでしたから、当然です」
とは言ったものの、よく考えてみれば 「あんたが無責任で不真面目なだけだろ」ということに今更気がついた。 まぁこれはヒミツにしておこう。

このまえそんなハナシを母親にしたら「おまえは上司に厳しすぎる」と言われた。 ウチの母親はもうだいぶ歳だが、若い頃はかなり激しい人間だった。家族では 一番性格が近いので、指摘はたいてい胸にグサリと来る。
このまえ「いいかげんで粘着でスジのとおらないやつ」と僕がダメ判定した後輩が 僕に対して恐いものを触るような雰囲気を見せたことがあるので「やりすぎた。イカン」と 反省したばかりだが、不真面目な上司を許すのは、どうしても無理だ。

今晩はオーベストのHP改造をしたかったが残業がかなり遅くなったので出来なかった。 週末になっちゃうだろうか。困ったな。明日の会議が終ったら少し休みたい。 もっとも、隙があれば僕より上司が先に休みを取りそうだが。


2005/5/9(月曜)
さいきんブレーキのバランスが悪いので補正中である。
ようするに左右の握力差が大きいので、弱い左手を鍛えているだけのことである。 左前の設定の僕にとって、左手の握力が弱いと言うことは、危険回避のときの 急ブレーキ時に後輪ロックの可能性が高いということである。 じつはちょっとした後輪ドリフトには慣れていたりするのだが、あぶないから レース中は絶対タイヤを滑らさないのが常識である。

今朝起きたら、意外と身体に昨日の疲れが残っていた。 それだけでなく、金曜夜の筋トレの筋肉痛がいまだ治らない。 肩甲骨の間、首の付け根のまわりである。なんだろう。 めったに鍛えたことが無いからかもしれない。 ダンベルを両手に下げてスクワットして傷めた部分なのだが、自転車に どう関係するのか良く分からない。でも関係ありそうだから今後は スクワット強化のためにも集中してここを頑張ろう。

・・・


2005/5/8(日曜)
今日は寝坊して一日ウチでゲームしてラーメン食べてお昼寝して夜は焼肉で 脂身たっぷりのカルビを喉がつまるぐらいたくさん食べました。。。なんてウソ!

今朝は6時に起床してパンを食べて着替えてGo!是政橋に集合して名栗湖ロングサイクリングの日。 集まったのは20名。でも1名は「すぐ切れますので、いけるところまで。。」とフラットペダルの おばさん。このひと確かに圧倒的に厳しいのだがいつも来る。そこがエライ。今日も是政橋を出発して 関戸橋で見えなくなってしまった。
のこり19人でどんどん多摩川を北上する。もう一名、つらそうなおじさんが居る。 クリートの着脱も不慣れなようでかなり厳しそう。最後尾から数メートルはなれて 頑張っている。今日も殿軍の僕は彼のうしろについて観察したが、今日は彼にとって 思い出深い日になるだろう。
日野をすぎ、さらに多摩川沿いを北上し、途中で街中の道路に入って青梅に向かう。途中のコンビニで 休憩。なんだ。もう休憩?かなりらくちんサイクリングかも。

再出発して名栗湖へ向かう。ここからはすこし緩い坂が続くがゆっくりペースなので皆いいかんじで 頑張る。。。ん?2名ほど落伍したぞ。かなり前と差が出来てしまった。このままだと僕ともども 迷子になるかもしれない。彼らを置いて分岐点か先頭集団めがけて駆ける。ああ、捕まえた。 ん?T字路を右にまがったぞ。こりゃ待ってないとだめだな。
しばらく交差点で佇んでいると2名が見えてきた。1名を先に行かせて、もう1名は手信号で方向を 教えて再び先頭めがけて駆ける。えいえい。
おお、途中で日曜練のアイドル若林さんがタレそうになっている。 前へ出て曳く。いいかんじでついてくる。すごいなぁ。ここで千切れないところがすばらしい。 前に追いつき彼女を集団へ引き渡し、再度うしろの2名へ戻る。 んー、、、かなりやばそうか。しょうがないかな?

次の分岐点まで集団についていくことにする。お、坂の斜度がすこし上がった。集団がばらけてくる。 今度はもう2名タレた。坂の頂上のトンネルまで先に行き、出口で待つ。二人通過。よし。 ここからは下り坂だ。ぼくも先をいそぐ。

しばらくするとY字路でみんな待っていた。
「あと二人」と連絡するとBossが坂を登って迎えに行った。さすが。

それにしても最近の大谷さん、坂について目覚しいものがある。
ついこの前は僕と同じレベルだったのに、さいきんでは彼の背中が見えなくなることが普通だ。 今日帰り道にいろいろ聞いたら、なるほど練習してるってのもあるけど、発見があったことも分かった。 すごいなぁ。僕も彼の話を聞いてすこしだけ目先がかわったような気がする。

Bossが戻ってきて無事2名も追いついた。
あとは名栗湖までもうすぐ。 再出発してしばらく行くと、10%以上の坂。おお。 つまりダムのすぐ手前は急坂なわけね。まぁ当然かな。

ゴール目前なので最後尾から追い上げる。いやはや、みんな根性だしてるな。 短い急坂を登るとゴール!涼しい風がふくダム湖・名栗湖が見えた。 みんなで記念撮影。おつかれさまでした。

ちかくのベンチで補給食を食べているとBossが
「この先にちょっとした坂があるんですけど」
・・・やっぱり、オーベストの走行会がこんなヌルい走りだけで終るはずないのだ。 今日は汗もほとんど書かずに120キロ走るのかと思ったけど、最後にきました。
「だいたい6キロか、、8キロぐらいだから」
「ふーん、柳沢峠みたいなかんじ?」
「うーん、あれ、あの山みえる?雲がかかってるんだけど。あそこ」

希望者のみ峠を目指す。ダメだと思ったら個人ごと自由に引き返しましょう。

最初はダム沿いの道でほとんど平地。Bossと談話しながら緩いのぼりを登る。 すこし森に入っていき、いよいよ坂。斜度はわりとある。8%前後? だんだん辛くなってきた。Bossと和田さんは軽快にどんどん先へ行く。 和田さんの友達は一瞬だけ僕の前をするすると登ったと思ったら「じゃ、引き返します!」 まだ登り始めたばっかりじゃん。
すぐに大谷さんが僕のとなりを抜いていく。。。。もう敵いません。彼には。 あっさり置いていかれる。しばらくして病み上がりのイワサキさんにも軽ろやかに 抜かれる。なんだか今日は遅さに磨きがかかってるな。

もう一名にも抜かれてタレまくる。それにしても、もう5キロ、6キロ、7キロ。。。 いったい頂上までどのくらいだろう。先が見えない。
8キロ、9キロ、、、なんだか平地やくだりも出てきたぞ。こりゃ迷ったか。また迷子? 時間も11時ちかくになっている。すぐに帰らないとお店開店に間に合わないんじゃない? こんな山中でのんびりしていて大丈夫かなぁ。。。

行っても行っても誰も見えない。くだりのあとに再び登り返しになった。ギアを下げて、、、 ガコーン。。。チェーンが落ちた。自転車もやる気なしである。 チェーンウオッチャーのある僕のチャリはフロントが落ちることは無い。なんと スプロケットの25Tから外に脱落して25Tとスポークの間にチェーンが挟まってしまった。 引っ張ってもがっちりハマって取れない。弱ったなぁ。 リアホイールを外そうと思ったがそれもダメ。なんだかトラブル続きだな。 お参りが足りないのかな。お布施が少なかったか?

しばらくして河内さんが上がってきた。「パンクですか?」
これじゃこの前の土曜練と同じシチュエーションじゃないか!
「いえ、チェーンです。だいしょぶです」そう言って先に行かせる。 なんとかチェーンを元通りにして走り出す。河内さんの背中を追いかける。すると 前方から3人の影。あ、Bossと和田さんと大谷さんだ。もう下ってきたのか。
「あと2、3キロかな」
和田さんの声に、考える。これからノロノロ上がっても時間ばかりかかって皆にメイワクだし、 もう登りというより、単なる林道だからもうどうでもいいかな。 Uターンして戻ることにする。そしたら下り坂だと思っていた林道は意外と平坦なことに 気がついた。ふーん。錯覚なんだな。

そのあとは坂を下って名栗湖を目指す。林道手前の坂の中央ぐらいでヨッシーにしごかれ中の 若林さん発見!なんと、そのペースでこれから頂上目指すの??

きっと若林さんなら最後まで上るだろう。うーむ。やるな。ってか、僕もあと2、3キロの林道で Uターンせずにのんびり最後まで行けばよかった。。。
後悔先に立たず。そのまま下る。河内さんが軽やかに下っていく。僕はいちど後輪が砂をかんで すべり、「もしかしてこのNEWタイヤ、くだりはダメ??」と不安になって、その後は のんびりと降りた。
名栗湖では皆口々に「6、7キロって言ってたけど、10キロ以上あったじゃないですか!」 「最初の坂だけで8キロはありましたよ」
まぁオーベストの走行会はそんなものである。趣味のあつまりなんだから 硬いこと言っちゃいけないのだ。
そうしないと、一部5000円の「遠足のしおり」を販売することになったら 詰まらないじゃないか!!!

帰り道は黙々と下り基調の一般道を全員で連なってオーベストまで戻る。
最後はカメラマンとしての責務で、猛ダッシュで逃げを決めてお店前に先着。ぶじ帰り着いた 顔、顔、顔をカメラに収めた。
ふぅ。おつかれさまでした。
やっぱりオーベストの走行会はヌルいままで終ることはありませんでした。 おかげで昨日の暴飲暴食は帳消しにできたはず。 なかなか楽しい走行会160キロでした。


2005/5/7(土曜)
昨日の夜のニュースで「今晩関東は強く降り、明日の昼まで雨です」と連呼したので 土曜練はないものだと思って7時過ぎまで寝ていた。 鳥の声が聞こえるので「ま・さ・か」と思って窓の外をみたら、雨は小降りにもなってなかった。
もう間に合わないのでゆっくり朝ご飯を食べた。
今日は午後から会社の後輩と横浜ベイスターズ対ロッテの試合を観にいく予定だったので 電話して時間を繰り上げて、お昼ご飯を横浜中華街で食べることにした。

で、午前中はヒマなのでJCRCの予定を調べていたら、今年はほとんどが実業団レースと ダブっていることが判明した。ってことは参加者が分散してしまってJCRC上位クラスでは レベル低下するかもしれないと気がついた。 しかもJCRC第4戦はMt.富士ヒルクライムともぶつかるから、僕のいるような下位クラス でも参加者不足でおかしなレースになりそうだ。まぁ僕はMt.富士に出るからかんけーないか。
そういやこの前の群馬CSCも、同日程で3DAY熊野をやっていたはずだから 有力クラブの選手は居なかったんだろうなぁ。。 今後参加者の奪い合いになるのだろうか。もうちょっと器用にやってくれてもいいのに。 ことしはもう9月まで出られないじゃないか。ぶつぶつ。

昨日の夜は今日の雨を見越して筋トレをした。
実は最近握力はわりあい鍛えていて、会社の机にグリッパーを置いて 仕事の合間にギュコギュコやっている。。。なんだか「奇面組」の雲童塊と腕組の連中みたいだな。 おかげで片側ン・キロぐらいのダンベルを持って数百回のスクワットでもダンベルが辛くなくなった。 。。。辛いって、指から落としそうで辛いって意味なんだが。
で、今日になって筋肉痛になるかと思えば脚はピンピンしていて、なんだか上腕と背中が痛い。 なんのトレーニングやら。とうぶん僕のスクワットは脚のためじゃなくて、超 か細い上腕部を強化するための運動なんだな。マヌケすぎて情けないが、だからといって 諦めていては上昇はないのである。。。そう思おう。今日から。

中華街でコース料理をたらふく食べ、二人で紹興酒のボトル1本を空け、いいかんじで球場入りした。 試合は序盤「超・打撃戦?」ってぐらい両チームの投手がふらついてお互い2失点づつしたが 2回以降はどちらも勝負強く抑えて、7回まで0行進が続いた。
結局7回裏の満塁チャンスを生かせなかった横浜がそのあとワンチャンスをモノにしたロッテ打線に 1点を失い、結局1点差で負けてしまった。。。強い!ロッテ!いい試合をする!すばらしい。 さすがパリーグ独走の首位だけある。
対する横浜も9安打もボカスカ打たれながら要所で踏ん張って、初回の2失点を抜かせばたった1失点。 これも素晴らしいっ!某Gとかいう大味チームなら、まず間違いなく2桁失点だろうに。

まけちゃったけど野球として、勝負として面白かったので見ごたえがあった。 なんだか昔、会社帰りに一生懸命応援していたころを思い出した。 あの当時のメンバーで現役なのはわずかだが、優勝時のナインはコーチで、解説者で、ふたたび 横浜に戻っている。僕もスタジアム観戦に戻ってもいいかなと思った。


2005/5/6(金曜)
今日は午後から雨だそうで、ちょろっとだけ朝練した。
あとジテツーはしないで電車で出勤した。

今日出社する意味はかぎりなく無色透明にちかいが、 居たほうがありがたい人がいるのだからしょうがない。 それに雨だし。

お昼、後輩とふたりで「ぱすた屋」というスパゲッティハウスに行った。 ここは10年ぐらい前からオリーブ油をたっぷり使った本格的なパスタを 出してくれる、そうとうお気に入りのお店だ。 でもめったに入れない。たいていは近所のヒマな主婦と学生で満席と なっているからだ。
しかもこのお店、10年ちかくお昼はいつも満員なのに全然拡張をしていない。 ポリシーなのだろう。 いつもおなじマスターが厨房で一生懸命働いている。僕より少し年上ぐらいで、 どうみても「イタリア大好き」という、イタリアンカラーに染まった マスターである。 店内の装飾にはサッカーも自転車もない。そいつだけは残念だ。

お店にいくとやっぱり並んでいる。でも今日はいつもより少しだけ 空いているようで、10分も待たずに席に座れた。僥倖である。

僕はトマトソースとツナのパスタを頼んだ。無論、大盛りである。 ここのパスタは分量が多い。しかもオリーブ油たっぷりだから 普通の人なら並盛りでもかなり満腹だろう。さいきん胃拡張が 再発した僕にとってはクリームソースの大盛り以外はぜんぜん 普通なのだが。

しばらく後輩と歓談しているうちに注文の品が出てきた。すると ウェイトレスが申し訳なさそうに「すいません、手違いでこれは 大盛りになっていません。すぐ追加でお持ちしますので」 と説明した。
「並盛りでがまんしてくれ」と言われるかとどきどきしたが 追加で出てくると聞いて安心した。まずは普通盛りをたべる。 これこれ、この味。トマトも油も味がちがう!おいしいぃ〜!

カンタンに平らげるとタイミング良く追加がきた。 ん?小皿に載って出てくると思われた追加が、なんと「ふつうの皿に、 ほぼ普通の量で」でてきた。 感激である。どうやらウェイトレスの人に加藤の本性を見抜かれた ようである。すぐさまがっついて食べる。完食。 おいしかった。もう半分ぐらい食べられる勢いだったが、辞めておいた。 せっかくGW前半に頑張った練習が無駄になっちゃうと悲しいからだ。

満足してお店を出る。
後輩に聞くと
「あの追加、どうみてもお替りしてるみたいですよね。」
と笑っていた。
たしかに、傍から見たら2皿頼んだ客に見えただろう。

さてGW後半は天気がよくないみたいだ。
今日はたくさん食べたので、できれば土日はたっぷり走りたい。 名栗湖はいったことが無いので楽しみだ。


2005/5/5(木曜)
天気がいいのに家でごろごろ。
GW前半は猛烈に練習し、中盤はだらだら。
メリハリあるすごし方、というのは言い訳かな?
でも身体の疲れがすっきり抜けていい気分だ。

ひさしぶりに部屋をすこしだけ片付けた。
買ってあったバランスボールを膨らませて、パソコンの前におき 半日ぐらい座っていた。はて?なにか効果あったのだろうか。 ボールの上であぐらをかいたりしたが、かえって姿勢が悪くなる みたいなので、背筋のばして椅子座りした。 でも近眼のせいか、モニタに顔を近づけるため頭を前に出した 姿勢になり、首が痛くなった。明日からは足を浮かす姿勢が 長時間続けられるか試してみよう。

そのほかに某器械をひさしぶりに使ってみたが苦しかった。 練習はだらだら続けるのでなく、効果的な方法で、メリハリと継続が 大事なんだと思った。


2005/5/4(水曜)
スーパー水曜練に出ようと思ったが前日寝付けず、おまけに寝坊して行かなかった。 朝、身体を動かしたら疲れが脚に溜まっていた。行ったとしても最初の峠で即ギレで ジエンドしただろう。
家でのんびりしてもヒマなので、長期プランをつらつら考えていた。 もうすこしアタマつかって走らないと効率わるくて疲れるばかりで、結局強化に 上手く結びつかないこともすこしづつ分かってきた。
当面の目標は糸魚川300キロ、そして6月のMt.富士ヒルクライム。
それにしても不思議だ。坂が超・ニガテな僕がヒルクライムに出るのは どう考えても自虐的だ。
「坂で終っちゃうからそのあと、どうしようもない」という問題に正面から ぶつかるためには、毎年ヒルクラに挑戦してタイムから自分の成長・強化の度合いを 測るしかないと思っている。
一昨年の美ヶ原は2時間2分。去年の美ヶ原が1時間36分。今年は美ヶ原にでる 予定は今のところ無いが、Mt.富士が同等タイムと思っているので、富士では 去年をなるだけ多く上回るタイムを出したいと思っている。


2005/5/3(火曜)
今日はチーム練習会だった。まぁ普通の土曜練みたいなものだが。

今日はいつもよりもいい感じだった。。。って、千切れてばかりで 何を言うかってレベルだが、千切れ幅がだいぶ狭まった。はて なんでだろう?
外的要因と内的要因のふたつのようだ。ひとつには、まず平地で鬼引きする メンツが少ないから、ときどき緩くなる場面があることだ。
今日の野猿街道、最高で50キロ近くは出てたのだが、長続きしなかった。 やはり渡邉さん、五百旗頭君が居ない穴は大きいかもしれない。 あと、今日自分は走り方を変えた。
というのは、、、、低速ではギアを下げるようにした。それだけである。

いつも信号ダッシュとか上り坂で重ーいギアで頑張っていたが よく考えるとそれだけで筋肉が疲れてしまい、野猿峠に入ると完璧に 脚が「終ってる」状態になっていたのである。。。あ、あほか。。
今日は「温存」というコトバをはじめて意識して頑張り過ぎないように走った。 おかげで野猿峠もだいぶ千切れ幅が狭くなった。
まぁ野猿峠も途中で右折車がつっこんだり、頂上が赤信号だったりしたので 外的要因のアシストもあったのであるが。

その後は、脚を踏ん張るのでなく回すことを意識した。
ただ、高尾から陣馬街道まではアップダウンのある好きなコースだったので ついつい面白くて踏んでしまった。陣馬街道になっても高めのペースについ 「この先は厳しいからゆっくり走らないと」という和田峠条件反射が効いて 集団から切れてしまった。
大谷さんともう一名の3人で追いかけつつ回していったが、どうしても 和田峠のイメージがあって踏めない。なさけない。。。入山峠の曲がり角を 3人は一度間違えて引き返し、正しい道を見つけて何とか上り始めたが、 僕はすぐ後退してしまって大谷さんの背中を遠くに見ながら登った。

意外と斜度は無かった。
しかも頂上は平坦で路面は石だらけだった。
踏んでしまうとこの先またのぼりかも、、、という気持ちでなかなかスピードが 上げられなかった。
しばらくしてくだり坂。
大谷さんの背中に張り付いて降る。大谷さんはたしか以前にバイクに乗っていた だけあってコーナリングは安定している。僕も同じラインを踏んで落ち着いて 降りた。しかし路面はサイアク。石、砂利、木々のかけら、、、でもスピード上げて どんどん降りる。
「バスッ」

。。。

また?
この1年、ほとんどパンクなしだったのに、いちどパンクしだすと 立て続けなの?また後輪?
あっという間に空気が抜けてリム走行になる。さて、どうしよう。。。どうしよう。。。 そういえば今日、「空気入れを忘れたんだ!」

消えていく大谷さんの背中に声をかける。が、遅すぎた。届かない。 うーむ。ワタクシ自慢の10気圧入れられる携帯インフレータは、神々しくも 今、おへやのLOOK381に取り付けてある。そう、日曜LOOKに乗ったときに 付け替えちゃったのだ!あー!

。。。。
リムで降る。
石でごろごろの道をリムで走る。
。。。。

ほぼ下りきったら完璧な砂利道になった。
・・・・

後ろから誰か声をかける。
「パンクですか」
「神だーっ!」
そうは叫ばなかったが、送れてきた河内さんが声を掛けてくれたのだ。 さっそく修理をする。タイヤを調べると、サイドにでっかい穴。とがった ドライバーでも突き刺したように十字の大穴が空いていた。
あーあ。
新しいチューブを取り出し、タイヤの内側をしらべて他に異物が無いことを 確認して空気をいれる。え?CO2ボンベを持っているんですか? 「これ使いましょう」と河内さんがCO2ボンベをバルブにあてて空気を入れる。
「バシュ!」
しゅるしゅるしゅる。。
なんと、破けたタイヤの穴の部分から空気が漏れている。どうやら交換した 新品タイヤ「R-AIR」は傷口に弱いらしい。 「なるしまのひともR-AIR使って、空気入れただけでパンクさせたことが あったって言ってましたよ」
なるほど。デリケートのようだ。僕の性格の反対だな。
チューブを再度取り出してチューブを補修。そしてタイヤも内側から補修。
今度は大丈夫かな?
シュコシュコして何とか修繕完了。だいたい6気圧ぐらいは入ったでしょう。 何度もお礼を言ってふたりで下る。五日市までもうすぐだ。 舗装道路にでて橋をわたり、T字路にでる。
「はて、どっちかな?」
「左側の先にコンビニがあります。言ってみませんか?」
最近僕は迷子になったら他人の意見にしたがうことにしている。 左折してまっすぐ行くとすぐコンビニが見えた。が、だれもいない。 しょうがないので大通りを五日市駅方面へ走る。そうするとすぐに 天野さんを発見。反対車線だ。
ということは?
しばらくいってコンビニを発見。でも誰も居ない。もう言っちゃったな。 Bossに電話をかけて留守電に登録する。「パンクで遅れます。先行ってください」 まぁ先に言ってるんだから「先に行って」は妙だが、安否連絡は大事である。

その後は二人でゆっくり多摩川まではしり、多摩川ではちょっと向かい風の中、 稲城大橋まで戻ってオーベストに到着。ふぅ。
今日は山田さんが落車するなどアクシデントがあったが、自分としては わりあい快適な練習だった。
それにしても、、、前回のパンクはタイヤをけちって四角くなったやつを つかってパンク。今回はまだ1000キロ未満のタイヤでパンク。 パンクぐせってものがあるのだろうか。

オーベストの帰りに昼ご飯を食べ、多摩サイを流してから家に帰った。 疲れはたいしたことなさそうなので、明日7時の某企画に、思い切って チャレンジしてみようと思う。。。。。峠じゃやっぱり千切れまくるのは 疑いようの無い事実だが、やらないより、やるだけやったほうがイイに 決まっている。ということで明日も頑張ろう。


2005/5/2(月曜)
今日は猛烈にヒマだった。

連休はカレンダーどおりに出るよう課長と話が決まってしまって 今日は出社したが、ほとんどすることは無かった。 でも出なきゃいけないのは課長から見て「保険」のためだったのだ。 まぁ居りゃいいのか。。

会社であんまりにもヒマなので自転車のことを考えていた。

さいきん思うように走れない。なぜだろう?
疲れているような気もするが、走行距離は月間1000キロ未満だ。 睡眠が少なめになったかもしれない。最近5時すぎると自然と 目が覚めちゃう身体になった。

ダイエットしている。でも偏った食事はしていないし、 分量と間食をコントロールしているだけだ。
体重がかなり良いペースで減っている。不思議なくらいだ。 昨日、吉野練から帰って晩飯前にシャワー浴びて体重計に乗ったら 72キロを切っていた。。。たんなる脱水症状かもしれないが。

さいきんレースペースで走ると息が切れる。心臓が弱い証拠だ。 土曜練などで高負荷な練習を続けていると筋力はある程度アップする かもしれないが、心肺能力はさほど成長しないのかもしれない。 有酸素運動域とか言うのを意識して練習しないと駄目かもしれない。 その点で昨日の日曜サイクリング+吉野サイクリングは良い機会だった。

昨日はケイデンス計のついたLOOKで出かけた。自分のペダリングを 見直すためだ。さいきん重いのばかり踏んでいると良く言われる。 たしかにそうだ。でも良く調べたら、早いときは100ぐらいで普通に回っている。 要するに、ギア変速しないだけのようだ。ちょっとこれは「あほうなこだわり」 に思えてきたので、つぎからちゃんと変速をしよう。

今度の水曜日は「スーパー水曜練」だそうだ。
行ってみたいけど、冷静に考えるとそんな超・強度にぶつかって砕けちるより、 地道に長い距離を、長い時間かけて練習したほうが僕の場合は早くなりそうだ。

そういう意味では糸魚川参加とそれに向けた練習は今の僕レベルには 丁度いいのかもしれない。

昨日の甲武トンネル、意外と疲れが残っている。今朝のジテツーは のろのろと走った。もうすこし長距離を習慣化させないとダメかも しれない。

習慣化させないと?させないと?「させないと」。。。

嫌な表現だな。「義務表現」だ。精神状態が良くないのだろう。 つまりはバランスが狂っているのだ。身体の機能的バランス、体調的バランス、 そして精神的バランス、ばらばらな状態だ。

しばらく一人で長時間ゆっくり練習する時間を作ってみよう。 ゴールデンウィークは丁度いい時期かもしれない。


2005/5/1(日曜)
さいきん疲れがたまってるのか、あるいは仕事が不規則なせいか、体調がぱっとしない。 レースもひとつ終ったことだし、つぎの「東京―糸魚川ファストラン」の300キロ走破にそなえて 長い距離を頑張っておくか。で、今日はとりあえず日曜練に出よう。
ひさびさのオーベスト日曜サイクリング。うわさじゃ激化しているそうだ。とりあえず 後方でのんびり走る。最後尾の女性は「先週多摩川で切れたので、今日もいけるところまで」 とのこと。でも意外と頑張る。僕は集団から離れて後方に千切れた人との中間に立ち、 コースを誘導した。多摩川を越えて稲城のアップダウンでもついてくる。すごい。 ってか、先頭集団はどこいった?まじ速いじゃん。さ?さいくりんぐぅ?どこらへんが。。。 (だいたい千切れて振り落とすサイクリングも無かろうに。)
尾根幹まで小林さんと協力してなんとかひっぱる。そうすると、、、おお、僕が前方と 完璧に切れてしまって迷子になってしまった。あちゃー。
最初のうちは尾根幹のとおくにみんなの背中が見えていたが、後ろを待っているうちに もう追いかけても行方が分からなくなった。どーゆーこと?
交差点で左右を見渡す。左に曲がったはるかとおくに白っぽいジャージが2名見える。あれだっ!! ギアをかけてぶっ飛ばす。急な下り坂をガンガン飛ばすとようやく2人に追いついた。
ん?ハナシを聞いたら、なんと二人も迷子だった。。。
大谷さんの提案で「いつものコンビニに戻ったほうが良さそうですね。たぶん合流できる可能性が高いかも」 うーむ。僕ひとりじゃなくて良かった。この人の考え方はまともで正論である。そういう発想ができない 僕はやっぱり天性の方向音痴(いや、それ以前?)かも。

急な坂を登る。。。さっきガンガン下った坂だ。10%はあるな。んー。同行の1名はつらそうだ。 大谷さんがサポートして、なんとか登りきり尾根幹に復帰した。 そのあとは3人でコンビニ目指す。
到着して2度びっくり。小林さんと最後尾だった女性の2人しか居ない。 。。。かんぺきにはぐれた。こりゃ5人で自主練でもするか?
そんなことを考えているうちに集団がやってきた。 なんと別ルート(坂込み)を通ってここまで来たそうだ。ふーむ。 それにしても努力の甲斐があり、最後尾の女性ははじめて多摩川以上のところまで日曜練に 着いていくことができた。よかったよかった。。。

さて帰ろうかな。ん?吉野君他数名で甲武トンネルへ走りに行くって?はいはい!僕も行きます! 吉野君、大谷さん、若林さん、加藤の4名で別ルートを取り、追加日曜練となる。

まぁ女性の若林さんがいるし、吉野君いわく「ゆっくりですよ。ほんとに」ということばに だまされて同行する。尾根幹に戻り、町田街道へ抜け、20号で高尾側から大垂水峠を越える。 ん?若林さん良いペースで登ってる。。。オレ、1年目にこんなに走れたっけ?
20号をそのままくだり、しばらく行って右折。甲武トンネルへの道を淡々と進む。 ここはどこだかよく分からないが、ほどよいアップダウンとのどかな景色。初夏の風と日差しが きもちいい。まだまだ余裕でたのしいサイクリングだ。
だんだん斜度がきつくなり、甲武トンネルが近づくとかなり厳しくなる。。。けっこうしんどい。 さいきんますます坂が弱くなった気分で、どうしても登れない気分だ。大谷さんは昨日も来たが 足が攣ってさんざんだったらしい。 今日はリベンジに燃えているそうで、いいペースで登っていく。僕は終わりが分からないのと 意外と長いのでタレまくった。
心理的にはかなりの距離を登ってからトンネルまで着いた。しばらく待っていると若林さんを エスコートしてヨシノ君が上がってきた。もう?もう来たの?かなり早いんじゃない?
若林さんはヨシノ君と「ゴールデンウィーク中に1000キロ走ること!」という約束をしたそうだ。 は?(あとでお店でBossがそのハナシを聞き「どこの選手だよ!」と爆笑していた)

まぁ「糸魚川対策」ということでかなりしごかれているようだが、まじでこの人の先行きが 恐ろしかったりする。

甲武トンネルから先は全部下り基調なんで僕にはすっげぇ楽だった。いちおうペダルは回していたが ママチャリサイクリング級の負荷で実に快適だった。ひまなんで若林さんに下りコーナー指導まで してしまった。。。って、おれまで若林さん鍛えてどうするんだい!

でも、コケてもめげずにガンガン練習する人をみれば、そりゃ教えたくなるのは心情でしょう。 伴創膏持参で山岳練習する女性サイクリストってのも、かなり珍しいな。あれはヨシノ君の さわやかな印象が、えぐい練習をしらずにやってしまうマジックなのかもしれないな。 実際、彼は彼女のペースに合わせて曳くのうまいし。

甲武トンネルからのくだりがほぼ終ったところで中野君に会った「うぉー!ひさしぶり!」 特にヨシノ君の喜び方はすごかった。昨日から始動したとのこと。よかったよかった。 体重がすっごく増えて僕ぐらいになったらしい。さすが肉付きしやすい体格なのね。ご同類。。 彼のボンバーな勇姿を観るのはしばらく先になるのかな?そもそも、僕が後ろで彼の 姿を見られる日がくりゃイイのだが。 ひさしぶりに彼の真後ろで走ったが、ダンシングがまさにBossそっくり。笑ってしまった。

5人で多摩川に出て南下。クールダウンのつもりが「まれにみるものすごい強風」のおかげで めちゃくちゃしんどい多摩サイになってしまった。
そのあとは中野君と別れて調布市内に入り、オーベストへ到着。おつかれさまでした。

今日僕は「日曜サイクリングでもかるーくやって気分転換でもするかな」と思っていたが、 総距離160キロ大垂水と甲武トンネル付きという充実した「練習」になった。 多摩川の強風を除けば快適な練習だった。
明日は雨らしい。しかも会社だ。のんびりさせてもらおう。