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2005年12月の長尾日記

2005/12/31(土曜)
今日は家の庭木の剪定やら、電灯のカサのすすはらいとか、 鈴生りな柿の実の収穫やら。
日中は暖かだったが梅の木の剪定をしているうちに日が傾き えらく寒くなった。でも半分はいい枝ぶりになったかも。
夜は紅白を見た。実家に家族5人がひさびさにそろった。 テレビみながら、歌手のよしあしをアレコレ。 僕のランキングは、
1位 石川さゆり「天城越え」
2位 倖田來未 メドレー
3位 森山良子か、香西かおり「無言坂」

理由。
天城越えは「恨み」の感情が凝縮されていてパワー全開だったから。 もぉ最高!ツールのゴール前スプリントシーンぐらいかっこよかった。 倖田も良かった。イロモノに収まりきらない、伸びのある、低音が響く 心地よい声だったからOK!僕の好みはビキニだけども、あ、いやいや違う違う、 アピール力が強いってのは、音楽で大事なことでしょ。ドリカムよりゃおもしろいよ。まじ。
森山良子は、あの曲という「場」、もはや磁場だか重力圏だか、つよいつよい 負のパワーを、自分で溺れずに照射したからすばらしい。「歌のチカラ」を感じる。 趣旨とTPOに異論がある人がいるかもしれないが、すばらしいレベルは間違いない。 無言坂は、、まぁ僕の好きな曲なんで。はっはっは。
(その経緯をこんどここにメモっておこう)

ワーストランキングは、、、
和田アキ子。参加の必然性なし。しらー。。。
モーニング娘。食事中だったのでラジオで聞いていたのだが、我が家では
「日曜のNHKのど自慢のほうが、まだなんとか聞けるんじゃない?」
という意見だった。もしかするとテレビでは水着のような少女が乱舞して 僕のようなオタクが大喜びな演出だったかもしれない。いや、まさかね。 でも、総じて女性歌手陣の多くが人を動かすレベルを持っていた。男性歌手は 古い人の古い曲とか、お経みたいな曲とか、印象に残ってない。はっきし言って。

そういや聞いてて思ったが、夏川りみの高音の美しさってぇのは、ありゃ飛び道具 かもしれないと気が付いた。すごいけど反則技?って感じ。aikoは、、、はっきり言って 「おいしい食べられるところ」が1箇所しかない歌手じゃないかと、ふと思ったな。

男性歌手は、声で楽しませてくれたのは氷川きよしか、山川豊ぐらいじゃん? 山川は「長崎は今日も雨だった」を歌ってくれなかったのが 残念だった。来年はついでに八代亜紀も出して「雨の慕情」で「雨対決」でも やってほしいなぁ。
あとはお経みたいなラップばっかりで詰らんな。ゴリエなんて ひとことも歌ってないじゃん。「お笑いなのにダンスが上手いから素晴らしい」 と妹は喜んでたが、それならダンス大会にでも出りゃ良いじゃん。 自転車レースで砲丸投げ見せつけるような紋だよ。ありゃ。彼は盛り上げていたから、 ゲストで呼ぶ範疇だったな。
そういや山崎まさよしも居たな。でも、真冬のビルの屋上で楽団に楽器曳かせるなんて 手が凍えて演奏できないじゃん。企画したプロデューサは真正のアホ?
女性のトリの天道よしみは、、、なんか「美空ひばりのモノマネショー」みたいだった。 モノマネレベルは高かったし、聞きたい曲だとは思うけどなぁ。
大トリのSMAPって、、、歌手デビューから10年経ってる? はぁ。。。
あ、SMAPといえば、年末にテレビでみた、宮部みゆき「模倣犯」は 主役の知能卓抜の愉快犯を仲居まさひろが演じていた。でもこれがびっくり。 仲居の演技は秀逸であった。。。。やっぱ、歌わなければ良いのにねぇ。。。


2005/12/30(金曜)
臨時練習会に出ようと思ったが寝坊。オフ炸裂である。
日記までオフ状態。。。
自転車部屋の掃除が終わってごみ出しもなんとか間に合った。


2005/12/29(木曜)
一年の仕事がようやく終わったので、のんびり片付けと掃除の日。 自転車も年末年始はオフである。


2005/12/28(水曜)
今日は仕事納めである。
会社で昨夜のスクリプト作成の続きをする。デバッグはほぼ完了。 無駄を削いだ良い出来かも。かなり自画自賛かも。

一休みしようとスタバに行き「今日のコーヒー」を頼む。いつもは 引き出しの中のインスタントコーヒーなのに今日はリッチである。 ミルクを入れ、ひとくち飲む。ほっとして、今年一年の仕事を総括する。

今年の仕事、前半は地獄であった。
途中から参加したプロジェクトなのだが、なぜ途中からになったかと言えば、 前任者が逃げ出したので穴埋め要員としてわが社が投入されたのだ。 前任者はいいかげんな会社で、ろくな設計もしないで前工程が終わっちゃって いた。引継ぎさえない状態は、レースで言えば
「出走直後から10分遅れのグルペットの最後尾にいる」
ような負けレースだった。
必至に前へ出て先頭を曳き、3ヶ月かけてメイン集団に復帰した。 いちおう誰でもそれぐらい頑張るだろう。自分もすこしほっとした。 でもメイン集団に入ってみればネチネチいやがらせの嵐で自分一人だけが 前を曳きっぱなしだった。しかも区間賞になれば後ろに隠れていたヤツが 飛び出してポイントだけをさらっていく。そんな状態の繰返しだった。 全く先頭交替ないまま半年間、社内の応援もなく一人で曳き続け、 最後にはレースを下ろさせてもらった。会社を辞める覚悟もした。

今では私の代わりに部長2名、中堅社員、若手社員と4人が投入されて 頑張っているらしい。でも毎日、黒い顔をしている。あのとき撤退を強硬に 主張して部長に却下された自分としては、冷たいようだが放置である。

10月からは仕事環境が大幅にラクになった。今はもう、牛乳にひたした カステラのようにふやけて毎日過ごしている。ふやふや〜。
技術調査や試作プログラミング。好きな仕事ばかりで、表情も明るくない はずはない。ふにゃふにゃ〜。
自転車通勤も復活し、会社に出社して毎日練習計画をエクセルにつける。 なんだか頭の中、次のレースのことでいっぱいだ。はっはっは。

2005年度第4四半期の予定は未定。1〜3月も今のようにマイペースだと しあわせだなぁ。でもこの業界、多忙とヒマは繰返し来るものだ。 次の多忙まで、うんとうんと長いとうれしいかもしれない。

とりあえずコーヒーを飲んで机の上を片付ける。
夕方になって打ち上げとなり、ビールが配られる。飲んでから下北沢に向かう。 そう、オーベストの「突撃!無計画飲み会」である。ふふふ。


2005/12/27(火曜)
今年は厳冬のようだ。12月だというのに最低気温が0度に近づいて、 まるで2月のようだ。この状態があと2ヶ月以上も続くと考えると、 逆転の発想が必要になる。それは?つまり、ロードとは寒さに挑戦する スポーツとして解釈するのだっ!(あ、僕が最初の落伍者?)

今朝は外に出るのがイヤなのでローラー台に乗った。でもローラー台は 超退屈だったので心拍計を着けてみた。。。ぜんぜん上がってない。 負荷が弱すぎのようだ。ギアを上げる。。。疲れた。。。なんだ、 筋力不足か。
ところでローラー台で筋力は増強されるだろうか?退化の防止にはなるはず だが、両脚を強化するほど負荷をかけることは構造上、できないだろう。 構造上?
もしかして「ギアホイール」というものを開発し、ローラー部分もギアにして ホイールとローラーを歯車にして連結したらどうだろう?まさしく抵抗器の 力がダイレクトにペダルに伝わるはずである。これなら筋力アップが図れるほど バカでかい負荷を実現できるかもしれない。しかも自転車のフォームのまま ペダリングとして筋肉にダイレクトに負荷がかけられるのでとっても効率 的ではないだろうか?
・・・フレームメーカーのBSだってそんなマヌケな器械がないことから 類推して、意味ないのかもしれない。

朝ご飯を食べて出勤準備。今日は今年最後の自転車通勤である。 夏用装備にテビロンのセーター、ベスト、ウィンドブレーカで固める。 これなら文句なかろう。アームウォーマが欲しい気がするが、誤差だろう。
長尾坂をさーっと降る。二の腕が寒いが最初だけ我慢だ。 府中街道、南武沿線道路を走ると、うっすらと汗をかいてくる。 さいきん師走のせいか、道はどこも混んでいる。 クルマを掻き分け会社に到着。ふー。。。寒いのも良いねぇ。

会社ではひさしぶりに「Bシェルスクリプト」という、プログラミングの一種に 嬉々として取り組み、気が付いたら夜になっていた。たのしー。
明日はオーベスト飲み会。たのしい年末だ!


2005/12/26(月曜)
ウィンターロードのリザルトを見たが、去年よりわずかに速かっただけで、 上位4名とは1分以上の大差がついていたことが判明した。だめすぎる。。 これは野猿峠で撃沈して喜んでいる場合ではない。一年経って体力が わずかしか向上していないとすれば、日々の、特に平日の練習が悪いということだろう。 こりゃイカンな。でも、どうすればいいかというと、いまいちピンと来ないな。。。 ヒントのようなものが、ウィンターロードの帰りのクルマのなかで見えた気がしたが。

それにしても、ここ最近、仕事していても、同期とゴハン食べても、自転車のことを 思い浮かべている。ヤバイかもしれない。


2005/12/25(日曜)
今朝は6時に起きようとしたが起きられずにまた寝てしまい、合計9時間以上 寝た。昨日の「目指せ死体・野猿峠撃沈計画」はまぁまぁ身体に効いたのだろう。 これで一ヵ月後に迫ったウィンターロード1月に、ちょっとだけ準備が始められた 気がする。


2005/12/24(土曜)
先週のウィンターロードの反省点、先々週のJCRC最終戦の反省点、 両方あわせて結論をだし、今日の土曜練で実行することにした。その名も 「野猿峠撃沈作戦!」

練習でやれないことは本番じゃ出来ない。これは分野を問わず真実だ。 JCRC最終戦、前方から5〜10人に居座り、チンケなレースをしてしまった。 オーベストの皆が見たら、消極的なマネだと笑われてしまうようなダメな走りだった。 これじゃアカン。
ウィンターロード、確かに最初の2周は全力だった。でも、全力なんてものは 普段だしてなければ出ないのだ。その証拠に、おなかが痛くなり踏むのが辛くなった。 沖縄のときもそうだ。なぜ?なぜ土曜錬ではおなかが痛くならない? 甘いのだよ。普段の追い込みが。
ということで、今日は野猿街道でガンガン前に出て、野猿峠で前へ前へ出て、どこまで いけるかなんて考えないで燃え尽きることだった。完走だとか、土曜練の休憩所までとか、 そんなのはもはや眼中ではない。脚が動かなくなるまで踏め!ということだ。

実行した。
野猿街道はみんな冬休みモードなのか、たいしたスピードを出してない。でも そこはGoさん、及川さん、そしてハタチの高橋2号君の3人が前で頑張っている。 よし、僕もない脚振り絞って煽るぞ! スタートダッシュでかけ、飛び出る彼らに必死にしがみつき先頭交代し、 続かなくて後退すると、他のメンバーがわっと追いかけてきた。みんなスキモノだ。

右折する交差点に着く。場所が悪くて野猿峠への入りはほぼ最後尾だ。あー、彼我の実力差だと、 このまま最後尾で埋もれてしまう。それじゃ「野猿峠玉砕計画」が水の泡だっ。 めずらしく上り坂で僕が列を追い越して前に進む。よし、先頭に出たぞ。 斜度がきつくなる。呼吸が苦しい、おなかが痛い、、よし、追い込めてるぞ、ってか、 スピードが維持できない。すぐに高橋2号君たちが追い越してゆく。集団が追い越してゆく。 あっというまに置いていかれる。。。つまりもう千切れちゃったわけだ。
無理が祟ってナメクジ走法になってしまう。にゅるにゅる。後ろからきた村上さんに追い抜かれる。 このおじさんは僕より一回り年上なのに、すごい! もはや出がらしのもぬけの殻となった僕は村上さんの背中を遠くに見て野猿街道頂上をパスする。
終わったか。。。
そう思って坂を下ると、なんだまだ集団がかなたにかすかに見えるじゃないか! 左折して再度ギアをかけて追いかける。えいえいえいえいえいえいえいえい。 村上さんを吸収してはるか彼方の集団を追いかける。踏め踏め踏め! 南野駅の大交差点で追いつく。でも脚は終わっている。そのあとの軽い登りで 完璧にちぎれる。まただ。
こんどこそ終わったなと思い、見えない集団を追いかけて走る。 周回コース前を通り過ぎ、下って交差点を右折。狭いとおりを抜けて 法政大へと続く道へ左折すると、なんとはるか彼方に集団の姿が! まだ俺は死んでいないのだ。
そこからギアをかけて登ろうとするが、最後に力尽きる。今日何度目だ? あとはずっと背後に村上さんのプレッシャーを感じながら走る。 津久井湖、日赤病院、さて、日赤の坂か。。。。誰もいない坂、どう登ろう? 死体になる練習のためには、アウターだっ!(この時期なにを俺は考えていたのだろう) アウター53×21で上りだす。今日は一人旅の登り坂はすべてこのギアだ。 ダンシングは無論厳禁。力をこめてゆっくりペダルを回す。脚が終わろうと知ったことではない。 力を出し切ってぱったり倒れることができれば理想だ。いや、人間そんなカンタンに 追い込みたくてもできっこないな。 ひとりで悶々と坂と格闘していると、背後に気配が。。。村上さんだ。 このオジサンは本当にすごい。どんどん速くなってくる。すばらしい。うつくしい。

坂を降りて関交差点までの緩い登りで村上さんに曳いてもらう。もう俺は終わっている? 宮ヶ瀬までの寒い道は、どうやら緩い登りだったらしい。スピードを出したら一人になった。 最後の上り坂でまたアウター21に挑戦。うっしうっしうっしと上る。 するとまた背後に気配が。。。村上さん、参りました。

宮ヶ瀬に到着。さて休憩所まで行くか。それからはアップダウンなので要所で踏んで、 回して、すこしスピードを上げる。休憩場所まで来たが
「いきませんか?いつもならトンネル2つぐらいですれ違いますよ」
との村上さんのコトバに同意し、さらに前へいくことにする。
赤い橋の先で先頭とすれちがう。運悪くクルマがいてUターンできない。 今日の先頭は集団でなくバラバラのようだ。みんな点々とちらばっている。 僕がUターンすると和田さんが居た。ふたりでローテーションを回して 前を追いかける。前はだれだろう。天野さん?五百旗頭君? 追いかけてもつかまらない。左折して橋をわたり、信号を超え、いよいよラスト。 最後の登りで一気に踏みまくってパスすると、あ、五百旗頭君だった。

休憩後の復路はどうしよう。。。今日は「野猿峠玉砕!」以外は何も考えてなかったのだ。 さてどうしよう。。。なるだけ後ろにさがり、とにかくついて行くことにする。 なんか消極的だな。
そのまま串川橋を右折してアップダウンになる。よし、踏んでやる。燃え尽きてやる。 串川橋からの道で、一箇所長い登りがある。交通量がいつもすごく多くて、しかも 路肩がせまい、ちょっと走りにくいところだ。
あ、オオタニさんがいる。彼のお尻は見慣れた形。つまり鎖骨骨折治療中、 まったく痩せてなかったわけだな?は?・・・・ さすが手をつってもローラー台に3時間ものるバケモノだけある。
集団が縦長に伸びた。よしっ!先頭にでようともがく。えいえいえい! でも途中で力尽きた。なさけない。もうすこしなのに。 そこから新小倉橋までは頑張るが、そっから先は猛烈にタレる。 法政大でみんなを見送って、今日はジエンドらしい。。。

そのあと周回コースのショートカットで追いつくが、もはや終わってる脚、、、というか 心の中で終了宣言しちゃった自分は踏めなくて付いていけなかった。 そうすると前半飛ばしまくっていた高橋2号君と清水さんと一緒になる。 3人で柚木街道、野猿街道と進む。高橋2号君は元気だ。僕が野猿街道で 前を曳くと、かならず先頭交代してくれる。すばらしい。心意気も、そして 後ろから見たポジションもすばらしい。 二人でいつのまにかペースをあげていたらしい。清水さんと、オフ状態の山口君はおくれがちに なっているらしいな。 南武線踏切前の交差点につくと、僕はおなかがへったのでコンビニ休憩することにし、 高橋2号君と山口君と別れた。おつかれさまでした。 ジュースを買おうとコンビニに入ったら清水さんも来た。ふたりで太陽の当たるコンビニ前で座り込み 食べながら話す。ふぅ。
そのあとは多摩サイを流して家に向かう。いやー、、、つかれた。今日は攻める気持ちで走ったせいか 身体にかなり効いた。いい練習になった。宿河原ちかくになったので多摩サイを降りようとすると、 うしろに赤いジャージのひとがぴったりくっついている。はて?あー、いのうえさんじゃないですかぁ。 疲れたので柵に腰掛けてしばらく雑談する。今日はいつになく充実した練習だった。


2005/12/23(金曜)
五人そろって、ゴレンジャー!!

♪秘密戦隊オーベスト
バンバラバンバンバン
バンバラバンバンバン
バンバラバンバン バンバラバンバン
バンバラバンバンバン
誰が 着けたか俺たちは
暴走戦隊 オベスト オオベスト
すきありゃ逃げる この走り 走り
レースの盛り上げ オオオ 作るため 作るため
アタック撃沈 団結の
これが合図だ エイ・エエイ・オウ!
♪鋼鉄ジーグ
ダンダダダダン ダダンダダン
ダンダダダダン ダダンダダン
俺が曳かなきゃ、誰が曳くのか
今に見ていろファクトリチーム全滅だ!
走れ バンバンババン 走れ バンバンババン
雛鶴練習 風より速い	
筋力アップ バンバンバンバン
ケイデンスアップ バンバンバンバン
バラバラババンバン バンバンバン
バンバンバン ババンバン

坂で飛び出す 下りで飛び出す
努力の威力だ チイムーオベスト

ダンダダダダン ダダンダダン
ダンダダダダン ダダンダダン
練習成果の 結束堅い
今に見ていろファクトリチーム全滅だ!
進め! バンバンババン 進め!バンバンババン
TIMEフォーク 秘密の兵器
筋力アップ バンバンバンバン
ケイデンスアップ バンバンバンバン
バラバラババンバン バンバンバン
バンバンバン ババンバン

坂で飛び出す 下りで飛び出す
努力の力だ チイムーオベスト
・・・ところで鋼鉄ジーグの体型、どこかで見たことあるような。


2005/12/22(木曜)
日曜の夜は疲れすぎてすぐ起きてしまった。火曜、水曜は夜9時を過ぎると 意識を失い、そのままベッドのなかで果ててしまった。もしかして、それだけ 週末の効果は絶大だったのだろうか?
たしかにあれだけ死体になったのはひさしぶりだ。最近では一日の走行距離を稼いでも ここまで追い込めていなかった。さて、では疲れを取るためにどうしよう?

こんど3連休だから、おもいっきり寝て・食べて・寝てを続ければ回復するだろうか? モリカワさんの話だと、レースで結果を出すまで疲れはとれないそうだ。 ということで、明日は幸い晴れのようだから、朝からでて、どこかへ行き、 再び「死体」になりにいこうか?

ジテツーな僕は暖かいアンダーの上に夏用うすうす半袖ジャージを申し訳程度に着て、 その上にPEAKのN2Sウィンドブレーカを着て出社した。厳冬期バージョンよりも 2枚ぐらい薄いのだが、まだまだこれで大丈夫だ。
会社に着いて会議室へ行く。ごそごそ。今日、会社はカジュアルデーだ。 ジーパンとニットの長袖シャツに着替える。 うーむ。らくちんだぁ。 まわりは背広ばっかり。皆は今日がカジュアルデーということを忘れてるのだろうか? グレー、紺、黒、、、そんな群れのなかに一人だけ黄色いニットのシャツ。 完璧に、パーペキに浮いている。。。でも誰も何も言わない。書記さんが唯一 「今日は黄色いね」と言ってくれた。 事業部長も、課長も、先輩も、もはや加藤の服装がどんなに変でも見慣れてしまって 目にさえとまらないらしい。

夕方、ウォームビズなのか室温が下がってきた。
シャツの上に黒いウィンドブレーカを着る。
こんな姿で給料貰えるワタクシは幸せである。


■NO-DAY
求道ってなんだろう?
きっと、それ以外を捨てることだろうな。
わかいときこそ、そのチャンスであり、誘惑と未練もあって、
もっともドラマチックなんだな。きっと。

その一線を越えちゃうのは、きっと本人の、強い欲望から来る、 覚悟だけなんだろうな。

高橋君を見ていて、若者って大変で、たのしそうだなぁと思った。


2005/12/21(水曜)
最近、ポジションを気にしている。
昔は超後ろ乗りポジションで固定して疑問ももたなかった。でも、 そのポジションだと「一生懸命がんばって身体をいじめても効果的に パワーアップしない」と気が付いた。 練習で辛い思いをしても効果が僅か。。。これはサイアクだ。 だからポジションを探さなければならない。でも、なにが正しいのだろうか?

僕のような素人が理論化できるほどカンタンなはずはない。答えは 「〇〇の角度が何度で、〇〇の位置がこれくらい」というコトバではない。 昨日より今日、先月より今月のタイムが上がっていること、それが アマチュアの分かる、最も正しい答えであり、結果としての「正義」 なのでは、と、思った。
次のウィンターロード、順位もそうだが、タイムもちゃんと向上しよう!
って、前回のタイム、リザルト貰わなかったから知らないな。うーむ。。


2005/12/20(火曜)
福島康司という選手に注目している。レースで華々しく逃げて、憤死するかと 思えば、今年ほんとうに逃げ切ってしまい、キャラクターだけでなく実力も 大いに認められた選手だ。
彼の兄、福島晋一といえば、名実ともに今の日本のトップ3に入る男である。 この二人の日記のような会話が、ファンライドという雑誌に連載されている。 最近これを読むのが毎月の楽しみになっている。

読んでいてつくづく思うのは、どの家でも「兄弟」というか「弟」というのは 役割分担だか、性格分担が決まっているのではないだろうか。 優秀・冷静・着実・公平な兄。偏りが大きく、情熱的で、ちょっと「抜けている」 弟。実は我が家もそうなのだ。

ワタクシの兄は(このHPは読んでないはず)父親に似たのか、計画的で、 理論的で、私よりずっと社会を知っている。おまけにほとんど兄弟喧嘩したことが ないぐらい、いつでもやさしい。喧嘩してもほとんど僕に原因があったみたいで、 それは後になって冷静に考えると自然に分かったりするのだ。 ということで、普段の態度はともかく、自分にとってアニキという存在は、 それくらい強いものなのだ。僕がアニキに勝っているのは、叩いても壊れない 大きめで頑丈な身体と、後先を考えてない無謀さと、その無謀さで得たもの ぐらいだろうか。

だから、福島兄弟のやりとりを見ていると、福島弟の行動についつい
「弟って、そうだよなぁ。」
「みんな笑ってるかもしれないが、弟ってそうなっちゃうんだよね。」
とうなづいてしまうのだ。
逆にいうと、兄というのは弟の面倒をみる立場にいて、弟の「あほさ加減」 を我が身の教材にしているから視野が広いのかもしれないな。

福島弟が今後も「弟」としてありつづけるならば、レースで兄に挑戦するかも しれない。そして無計画さがアダになって敗死するか、まぐれで勝利するか、 おもしろい展開の闘争があれば、観ていて楽しいかもしれない。 トータルに考えれば兄は刺激されてますます総合成績が上がり、弟は逃げを 撃ちつづけるだろう。人間の組み合わせというのは、おもしろいものだ。

実はオーベストのチーム内にも、すでにいろいろな組み合わせの人間関係が 縦横にでき始めている。チームという網目は、今後も新陳代謝を繰り返して つねに成長するものであろう。2005年はその大きな網ができた有意義な シーズンだったのではないだろうか?来年はBossのいうように、先輩チームに 果敢にアタックして(撃沈する)ような、元気のいいチームになると面白い かもしれない。


2005/12/19(月曜)
忘れちゃいけないことがひとつある。
自転車は、チェーンやブレーキ、スプロケ以外もこまめにメンテしたり 確認していないとダメなものだったのだ。昨日の前輪の異音、レース後に 雅ちゃんに見てもらったら、ちょこっと触って「ベアリングが回ってないね」 とのこと。そうか。ぜんぜん分からなかった。ははは。たしかに 回転渋かった気もするな。でも回っていたから気にしてなかったな。

僕はサドルが緩んで前下がりになっても気が付かないぐらいニブいんだから、 今後はそれを自覚して、道具の性能維持もちゃんと気をつけようと思う。


2005/12/18(日曜)
都ロード・ウィンターシリーズ12月、Cクラスで5位だった。
12月の目標は6位以内と、最初の2周で撃沈するぐらいがんばること。 どちらも達成できた。
ただ、参加人数がすくなく3位まで表彰になったので「3位以内目標」 に変えようとおもったが果たせなかった。だからちょっとダメかな。

スタート直後、どこぞの学生3人のうち2名が先行するので追走する。 でもこの2名は絶対に瞬時にタレるとおもったら、最初の短い登りですぐにタレた。 パスして先頭を曳き、頂上を先頭通過。よしよし。
くだりになって後ろを見るが、一直線にツキイチになっている。よしよし。 でも前輪の異音がひどくなる。なんだろう。いまいち攻めきらない。 秀峰亭のくだりで渡邉さんが「ブン」と前へ出る。よしよし。 それからは4名ぐらいで橋をわたり、のぼりに差し掛かる。 渡邉さんは登りでは追い込まずに下りでちぎる気らしい。さすがラクそうだな。 2名が渡邉さんを追い上げる。僕はうしろにツキイチでいいだろう。4名が固まって 頂上に近くなるが、渡邉さんがまた逃げる。頂上で僕は踏み遅れる。そのあとは 3名の背中をみて走る。
1周目が終わる。息がくるしい。よだれ全開!よしっ!オ、オレは走っているのだぁ! さぞ汚い顔でぜぇぜぇ言っているのだろう。2周目を走る。だんだん前3人の背中が 遠くなる。下って秀峰亭を過ぎて橋を渡り上りに取り付く。あー、だいぶ背中が遠いな。 このままじゃ4位以下確定だ。でも前からひとりタレてきたぞ。追いかける。追いかける。 すれ違いざま声をかける。
「ファイトぉ!」
でも頂上で抜き返される。また4位転落。いや、うしろからいつのまにかラバネロのひとが 追いかけてきた。坂は余裕そう。なんで今まで後ろにいたの?僕ら2名を抜いて前へ出て 下っていく。僕は5位転落。
「全開で2周走る。そのあとは考えない!」
を実行したせいか、3周目は目標がなくタレて走る。 あ、よだれが止まっているな。追い込んでないな?自分でも気がつく。4周目はまた 汚い顔めざして頑張るが、もう前は見えない。登りで振り返ると、後ろの彼方に女子が 見え隠れする。イカン!頑張るのだ。
頂上を気合だけ入れて通過。下りも踏んで逃げるのだ。
前後に誰も見えないが力を抜いちゃいけない。ゴール前で一瞬力を抜くが、ダメダメ、 もういちどふんばって、ゴール!
5位だな。。。3位入賞を狙うには、もっと練習時間を増やさないとダメだ。 でも今日は最初から前へ出て、2周撃沈覚悟で走ったら、意外と最後まで頑張れた。 タイムは見ていないが、もし1周目に日和見していたら、まちがいなくもっと ひどい結果だったろう。なぬ?5位じゃひどさは変わらないって?そうかも。 順位はダメだが今日の走りは自分で少しだけ進歩した気がする。楽しかった。

午後からのオーベスト戸田峠サイクリングは、、、撃沈した。タダでさえ登りが遅いのに 踏めない・呼吸がいっぱい・最後には胸まで痛くなってタレまくった。ペダリングなんて もうどうなってるんだか、足首が痛くなるんじゃないかってぐらいだった。
真城峠は辛くて、まるで和田峠を延々登っているんじゃないかとおもうぐらい、 坂に脚が負けて踏めなかった。つぎの戸田峠は、藤野側から和田峠をのぼっているような 忍の一字だった。戸田峠でみんなに待ってもらう。ゴメンナサイ。下りはぜんぜん踏めない。 ってか、スピードが出せない。真城峠の下りで後輪が2度滑ってドリフトやってしまったせいか、 なんだか気持ちがバラバラ。あっというまに皆に置いていかれた。 修善寺駅でまた待ってもらい、サイクルセンターまでの道でまた置いていかれる。 みんな元気だなぁ。最後は呼吸が早くなり胸が痛くなる。練習不足かな。 根性が尽き果てて駐車場に着く。。。。おー、今日はものすごく充実したっ。 いつもレースすると、あっという間に終わって、走行距離も短くて 長い目で見ると練習時間が減ってしまうのだが、今日はたくさん走れてよかった。 一日中寒かったけど、ばっちし着込んでいたから寒さは大丈夫だった。 充実した一日だった。来月のウィンターロードも頑張ろう。
なぬ、また真城峠?、、、、いや、考えるのはやめよう!次回のウィンターロードは 最初から前へ出て、もっと長く前を守り、4周の間、すべてヨダレ全開!ってことにしよう。


2005/12/17(土曜)
昨夜はほとんど午前様の帰宅だったので、朝はぐっすり寝て練習会には出なかった。 ふだん海外出張していて直前に帰国して土曜練に出る方のバイタリティってのは すごいものだと感心してしまう。

二度寝のついでに昼まで寝て、研究と飛行機と飲みすぎの疲れを回復させる。 昼過ぎになってのろのろ練習に出た。
「まぁ長尾周辺をかるく廻るか。」
そう思っていたらいつのまにか土曜練へ向かう府中街道コースをひた走り、 ひとりで是政橋に集合!いきまーす。多摩サイを流した。
さすがに風がつよいせいか、しかも完璧シーズンオフのせいか、ほとんどロードが 見当たらない閑散とした風景。斜め前から風を受けながらじっくり走る。大した スピードじゃないのに誰も追い抜いてこない。夏ならうじゃうじゃサイクリストが 出てきそうなものだが。今日ぐらい暖かい土曜日でもみんなコタツの中なのだろうか。

陽が傾きだして自分の影が長く伸び、土手のむこうの建物にくっきり映った。
「おお!ポジションからペダリングまで、手に取るように分かるじゃないか!」
しばらく横を向きながら自分の走りを確認する。
「以前と比べて、多少はよくなったはずだ。でも最近前乗りすぎるかな?」
じっと姿をみていると、ふと後ろに自転車の陰が。 だれかが追いついたらしい。この風のなか追いかけてきたのだから、マトモに練習してる 自転車乗りだろう。ようやくマトモなのがいたか。エライなぁ。前を譲ろうとわきへ避けるが 後ろにぴったり着いてくる。
「はて、ここまで追いついておきながら、なぜ前へ出ないのだろう?」
不思議におもっていると
「加藤さん!」
振り返って見る。なんだ青田さんじゃないですか!僕は博多出張で練習しなかったので いま調整してるんですよぉ。ふたりで影を見つつおしゃべりしながらしばらく走る。 多摩サイ終端まできて僕はUターン。明日は玉砕してきます!と言って分かれた。 でも良く考えたら、玉砕できるほど修善寺が登れるだろうか。最初から最後まで最後尾で 「はーはー」喘いでいるだけならば悲しいなぁ。せめて1周は全力で燃え尽きよう? どのみち2周、3周走っていれば苦しくて置いていかれるのだ。

帰りの府中街道はエンジン付きバイクが多かったので妙に僕も活気づいてスピードを上げた。 やっぱりボーラのエアロ効果は絶大だ。高速になってもリニアに伸びていく。でも、 ちょっと剛性がキシリウムと比べて不足してるかな。僕ぐらい体重があるとニブくても 気がつくな。明日のウィンターロードはオーベスト伊豆サイクリングも同時開催?だから クリンチャーのキシリウムにするか。

なぬ?朝田真央は五輪にやっぱり出られない? 骨格が未発達の年齢でジャンプ練習させないために年齢制限をつけた というのが本当なら、正しいルールでしょう。
観ていてあまりにもラクラク飛んで跳ねるので、ちっとも「むずかしい技を一生懸命やってるんだ!」 という風にみえなかった。他の選手と、ちょっとレベルが違うかもしれない。でも、今15歳で、 これから身体が大きくなったら、次の次のオリンピックは、バランスが違ってくるだろうから どうなるだろう?
・・・
イチロー、朝田真央、千代の富士、みんな「オーラ」といわれるものをテレビごしでも感じる。 でも、応援したいとはなぜか思わない。だって自分が応援する必要がなさそうに思えちゃうからだ。 彼らがなにか突き抜けた人たちならば、ぜひ非情な艱難困苦こそ与えられて輝いてほしいなぁと、 ちょっと意地悪く思ったりするのである。


2005/12/16(金曜)
博多2日目。
焼酎のおかげか、二日酔いにならずに研究会を無事終えた。 帰りも飛行機。さて、昨日の続きでじっくり考えた。 あの2件の事件は確かに悲惨だ。でも、あの事件ってそもそも なんだろう?

1件目は自殺行為だ。かなり特別な行為だろう。さいきん調べたら 病気もうつ病ではなく分裂病だったそうだ。 (うつ病と分裂病はものすごく違う病気です)
逆噴射ケースは、かなり奇異だったろう。あれは一応気にしていない。 僕がこわいのは雄鷹山事件の墜落原因が不明朗だからだ。

この墜落原因、圧力隔壁修理ミスというのが公的な結論なのだが、 トンデモ説として「自衛隊関与説」というのが出回っている。 自衛隊の所有する無人標的機がコースを外れてジャンボの尾翼に衝突し、 尾部が破壊されて制御不能になりつつ機長は必死の操船で山肌に落ちて墜落した、 という話である。ほんとだろうか?
当時のニュースで、山中で機影を目撃した人が「尾翼が赤く燃えているようだった」 とか「尾翼がないみたいだった」という話を、僕はあの日テレビで見ていたが。 自衛隊の標的機というのは真っ赤とオレンジのツートンカラーである。まさか 可能性としてきわめて低いが、標的機がほんとうに尾翼に衝突して めり込んでいたのだろうか。

墜落してから救助までの経緯もじつに不自然だという。墜落位置については かなり早い時間から米軍が発見していたそうだ。でも救助が遅れた。なぜだろう? ワタクシの兄は学生時代は天文部で、当時は墜落現場付近に居た。アマチュア無線で 警察の連絡を聞いていたが、かなり混乱した状況だったという。
「即座に発見できれば生存者は10倍になった」という人がいる。 「墜落直後はまだ生きている人がいた」という生き残った人の証言もある。 山に墜落するにしても、機長の奮闘があったのだろう。520人の乗客乗員のうち、 5人(4人だったらしいが)という数字は、ほんとはもっと高かったのかもしれない。
あの事件は、政治的には「圧力隔壁の修理ミスで尾部が崩壊した」ということになっている。 真実は、いったいどこにあるのだろう。尾部がなくなったら気圧低下と 温度低下(マイナス40度)で乗員乗客は即失神し、迷走どころじゃないだろう。 とにかくいまだに不自然さがつきないのだ。
しかし、この原因が本当だとすれば、故障ではなく、外的要因によって 墜落させられたという結論になる。しかも墜落後の救助がよければ全員死亡する わけでもない。逆噴射の生存率は86%、雄鷹山は、直後は10%以上だったろう。つまりは、 「オレの乗っている飛行機が故障で墜落しても、 絶対に全員が死亡するとは限らない」という答えが出てきそうだ。

夜、福岡空港へは出発の1時間以上前に行き、チェックインカウンターで おねーさんにお願いする。
「通路側で、なるだけ中心の席にしてください」と頼んだ。
わかいころの思い込みと恐怖は、なかなか治らないものである。


2005/12/15(木曜)
博多1日目。
僕は飛行機が嫌いだ。それは、わかいころ、悲惨な事故を2件 知ってしまって、そのイメージが強いからだ。
「機長やめてください」の逆噴射事件。これは満員の日航機が 羽田に着陸態勢に入ったとき、まだ滑走路ではなく誘導灯の続く 海上で機長がいきなりエンジンを逆噴射させて失速。副操縦士の 制止を振り切ってまっすぐ降下。そのまま海に落ち、誘導塔に激突して 乗員乗客、ほぼ全員が死んだ(記憶では)という事件だ。 事件後、その機長はうつ病だったというニュースを観た。 「機長のビョーキひとつで死んじゃう乗り物なのだ。」 そのとき若い僕の記憶には、くっきりと記憶が焼き付けられた。
(さいきん調べたら死者は乗員乗客174名中24名だったらしい。)

飛行機は「降りたいので降ろしてください」という途中下車はできない。 バスも電車も途中下車できる。だから飛行機はいやだ。 飛行機は故障するかもしれない。船もクルマも故障する。 でも故障しても死なない。飛行機は墜落する。だからイヤだ。 海上じゃなくて陸上を飛んでるときに故障したらどうなる? 飛行機とは累卵のごとくもろいものだ。それが僕の信条なのだ。
(読者は同意・信じないほうが良いですよ。自分でも止められないので。)
以前、オオタニさんに「飛行機が浮いてるのは船が浮いてるのと同じ 原理ですよぉ。」と言われてけっこう救われた気持ちになったのだが、 まだまだ若いころの記憶は根強いようだ。

記憶に残る事件2件目は夏のオーベストキャンプで登った十石峠のちかく、 雄鷹山に落ちた日航機ジャンボの事件だ。発見・救助が遅れて500人 近くのほとんどが死んだのだ。わずかな生き残りの女の子は看護婦に なったそうだ。大学の後輩の妹が看護婦だが、同期だったらしい。 そんな体験したら、医者か看護婦になりたいと思うよな。。。

イメージが悪すぎる飛行機。でも、ほんとうに乗っていい乗り物だろうか?

博多の夜は研究会のメンバーとフグ鍋、モツ鍋を食べ、目の前の 焼酎ストレートを片付けて、なんとか駅前ホテルに帰った。


2005/12/14(水曜)
今朝の朝練はばっちり着込んだのでモモは攣らなかった。
明日から2日間、福岡出張だから、ウィンターロードに備えて 少ない時間でしっかり練習しておきたい。 出張先では朝練ができないのでオオタニさんみたいに ホテル備え付けのエアロバイクでもやろうかな? ん?ん?。。。日本の廉価なビジネスホテルに、 フィットネス施設なんて無いのだった。残念。

今日のジテツーは夏用うすうすジャージだったが、 ロビロンセーターとウィンドブレーカーのおかげで暖かだった。 考えてみれば布地の厚いウェアって、オーベスト冬物と ロビロンセーターしか持ってなかった。あとはぺらぺらを 重ねて重ねて暖を取ってきたのだが、組み合わせ次第では けっこう暖かいと思う。

さいきん体重が下げ止まった。困った。これ以上の食事制限は 精神的に続きそうも無いし、平日練習を増やすのもなかなか むずかしい。土日にレースをしてしまうと月間走行距離が 減ってしまう。でも今後はレース減少の予定。土曜錬、 日曜サイクリングを有効に生かして体脂肪率15%未満を 達成したいものだ。それよか高脂血症って治ってないのかな? ウィンターロードが終わったら献血して調べてもらおう。

 献血受付「ありがとうございます。200mlですか?400mlですか?」
 カトー 「今日は800!、おねがいします」
 献血受付「すいませんが…(以下略)」


2005/12/13(火曜)
寒いと感じるのは、例年より冷え込みが早いせいではないだろうか?

別段、最低気温が5度を下回るのはここ南関東でもめずらしくはない。 東京地方が最もさむいのは2月前後で、最低0度になる日もあるのだ。 でも時間と共に身体は対応しているのか、今すぐ0度になっちゃうと 辛いものがある。今朝の冷え込みぐらいまだまだ大したことないと思って いたのだがが、実は脚はカンペキに冷えていた。走っているうちに右モモが痙攣して 直らなくなってしまい、朝錬は早めに切り上げた。
今日のジテツーはロビロンを着て、冬物オーベスト上下、そしてPEAKの上下を 重ねた「厳冬期バージョン」で出発した。長尾坂の下りでは寒さを防いで 「すばらしい!」と思ったが頭が寒い。ヘルメットの下にキャップをかぶったほうが 良いかもしれない。会社に向かって10分ほど回していたら、うっすらと 汗ばんできた。襟元を開いて冷気を入れると汗が退く。ちょっと気持ちいい。 冬はモコモコ着込んで走ると、なんだか安堵感があって意外と楽しい。 でも今日は着すぎかな?

さいきん日の出が遅くて困っている。(どうにかして下さい>ワダさん) 丁度出勤する方向に太陽が低く輝いているのでサングラスしても コントラストの強さで信号が何色だか分からない。クルマの動きも見えない。 寒さでアタマの反応もぼけっとしてるから意外と危険な状態である。 いっそのこと炎天下用のまっくろサングラスを使おうかと思ってしまう。 でも帰りの夜道は見えないんだよな。アレ。

昼休み、冷蔵庫のような外を歩いて博味菜館に行き、スブタ定食を食べ、 会社に戻ったら右ひじがシクシク痛い。なんだろう? 気になって(気にならなくても)仕事が進まなかった。

仕事が進まないのでネットサーフィンをする。景気は2006年も回復基調? デフレは来年の夏で脱却?ふーん。そうなのか。そうだといいな。 今、サラリーマン層に景気回復の実感が乏しいのは賃上げがないからだろう。 ついでに、ネット証券のせいで株価市場が妙にバブリーなのも、サラリーマンが まじめに働いて給料上げる望みを捨てて、ギャンブルとして株式に参入して いるせいではないだろうか?
仕事を一生懸命やって、成果が上がって社会にちょびっとだけ貢献し、 お金を頂く。マジメな日本人というのはどこに言ったのだろう。
(サボリーな僕がいうと空々しいなぁ。あっはっは!)

もし今年の春闘で賃上げが大幅増にならなかったりすると、景気回復云々より、 日本から「まじめに仕事する」という気風が完全に風化してしまうかもしれない。 そういう意味で、今度の賃金交渉は来年の景気動向よりも深刻なターニングポイント になるような気がする。どうするのだろう。有識者たる?経営者諸君。

ところで(今日は長いなぁ)、オーベストに新型コスミックが入荷した。 もしもエアロホイールを持ってない人、絶対「買い」である。 かくいうワタクシは旧型(=鉄ゲタ)コスミックカーボンを後輪だけ 持っているが、平地に限ってすばらしいのだ。特に35km/hから40km/h以上の スピードがでると、だれかがお尻を押してくれているように前へ進む。
(上り坂ではだれかがお尻を引っ張っているように。。。)
エアロの効果はスピードが上がるほど絶大だ。しかも新型コスミックは すべてカーボン製で軽いらしい。軽いエアロといえばカンパニョーロの ボーラG3が有名だが、かなり高価だ。僕は今はボンシャンスの岩倉君に 旧型ボーラの中古を廉価で譲ってもらった。この前のJCRCとか、 大事なとき、周回コースのときしか使わないが、これはかなり凄い。 キシリウムと同じぐらいの重さなのにエアロ効果ばつぐん。鉄ゲタ コスミックのように登りでつらくないし、とにかく踏み出しからずっと軽い。 すばらしぃぃぃぃ。見合う脚がないので普段はお蔵入りしている。もったいない。 これぞタコに小判であるな。

ところで(長すぎか)、今週の木曜・金曜は博多に出張である。 木曜夜は飲み会が設定されている。河豚かな?フグって(福島兄じゃないよ)、 僕は食べたことないんだっけねぇ。うーむ。たのしみ?
でも飲み食いしたら日曜、修善寺の坂を登れないな。。。なやみどころである。

フグといえば、アソスのフグジャケットは相当暖かいらしい。僕のような 寒がりには丁度いいかもしれない。なぬ?5万円以上するって?。。。。 聞かなかったことにしよう。

八代亜紀「舟唄」ってぇのは、なかなかいいねぇ♪


2005/12/11(日曜)
高橋君から松岡さんの「フレームノコギリ」の話を聞いて熱いものを 感じてしまった。(と同時に、自分の悩みがまだまだヒヨコ級 なのがよくわかってしまった。)彼にははやくオーベストジャージを着てもらわないと! 冬物、まだ船で喜望峰でも廻っているのだろうか? そういや増田さんの土曜練デビュー?はいつだろう。ちょっとコワイかもしれない。 「キミタチ、遊んでないで本気だしてみたら?」なんて言われたりして。 そういえば来週は土曜練ないんだったな。ウィンターロード12月、、、さいきんひそかに 試している練習方法がもう効果となって現れるとは思えないが、今のレベルで 「どのくらい修善寺ののぼりが苦しいか」を知りたい。 気のせいかもしれないが、狙った効果は狙った範囲で効いていると思う。

昨日のJCRCを総括するに、まず結果は消極姿勢の罰ということで当然のものと 考えよう。ちなみに1位になったのは、ゴール前で元気よく前へ出て行った ワカモノだ。彼にはキレがあった。ああいうふうに突っ込んでいかないと 表彰台は永遠に遠いんだな。

準備に関しては自分なりのものが決まってきた。前日の練習量、 当日の食事の、量と中身と時間、アップの量と時間帯、このあたりはもう 難しく考えないでいいだろう。。。。まぁ中身はたいしたことないし、他人に聞けば 同じことを教えてくれそうなものだが、自分でやってみて、ようやく身体も理解できた って感じだ。レースそのものについては、まだまだわからないなぁ。考えすぎかも しれないが、ピンとこないから集団の中にいて動けないのだな。これも体験あるのみだ。

年内は仕事がラクなのは確定した。第4四半期(1月から3月)は忙しくなるか どうか分からないが、いまのところ現状継続の可能性が高い。 この冬はいい練習を重ねて、来年に備えたい。


2005/12/11(日曜)
今日はオーベストの忘年会。ひさしぶりにイワサキさんに会えて嬉しかった。 「走ってない、太った」というが元気そうでよかった。そしてなにより良かったのは 来年からすこしづつ再開するとのこと。これはとってもほっとした。慌ててもレースは 逃げないから?、長期計画で復帰して、また楽しく土曜錬で苦しみましょう!
帰りは松岡さん(Goさん)と2人で南武線で帰った。彼は僕なんかよりずっと レースを分かっている。いろいろ聞いて、すごく勉強になってしまった。 ふーむ。またオーベストに面白い人が増えた。たのしいねぇ。

飲み会中、小林さんと「今後土曜練の人数が増えたらどうしましょうねぇ」という 話になった。Aチームたちと、それ以外とで分けるのだろうか。それって恐怖だよねぇ と言っていたが「よく考えたら、Bチームが先行して、Aチームが追いかけることに なるんじゃない?」という話になった。それはそれで面白いかもしれない。
でも、そうなったら先発隊は朝7時に集合・スタートになってしまうのではないか? そりゃ寒いし、暗いし、つらいなぁ。
CRUFTのアンダーはテビロン(=ロビロン)より暖かいという話を聞いた。 なぬ?速攻で買いである。

--切り取り線--

今日もぱっとしないレースをしてしまった。結果7位ぐらいだったが、 3位に入れないのが分かった時点でタレてしまった。。。 すぐ目の前で5、6位がゴールした。精神的に追いかけられなかった。 だめだねぇ。
今日は足りないところがまた分かった。まぁ事前から予想はついた話だが、 僕にはトップスピードってものがない。いつもの土曜練同様、速度を維持して ついていくばかりだった。今日のレースはスピードも緩く、坂もなく、かなり ラクラクだった。斜行・ハンドルのふらつきの人が下位クラスには意外といるので ちょい怖かった。前から5〜10番目を常にキープしたが、さて次は? 次はどうしよう?
失敗したくないから飛び出そうにも飛び出せない。うーむ。。。 平地で他を引きちぎる力はない。さてどうしたものだろう? だれかが一人飛びぬけた。ペースをあげようと思ったら先頭になった。 でも、、、だれも交代しない。そうだよな。JCRCってそうなんだよな。 タレたら前にうじゃうじゃ出てきた。

最終周回の半分になり、6名ほどでとびだす。でも後ろを完全にちぎっては いない。わずかな坂で先頭が減速。あー、おいつかれてしまった。
ゴール前になって元気なのが前へ前へと出てきてせめぎあう。 僕もおくれじと前へ出るけど決定打なし。心のどこかで「先頭を曳いちゃって ゴール前で刺される」を回避しようとして飛び出せない。
結局のところ、スピードがないんだなぁと実感しつつゴール目前を迎える。 ふーむ。。これはどのように練習しよう?もっと力をつけなければ?それとも 飛び出すことを繰り返さないと道は開けない?
この冬の課題だな。

来週のウィンターロードは「もっと前へ」だけ考えて走るか。。。。 2周くらいで終わりそうだが、それでもいいか。


2005/12/10(土曜)
たくさん寝た。昼過ぎに自転車整備を始めて、夕方外に出る。 ちょいと長尾周辺のつもりが、多摩サイへ。多摩サイのつもりが つい武蔵小杉まで。(げっ、会社じゃん)
通勤路を走って自宅に戻る。


2005/12/9(金曜)
ホントに病気になってしまった。風邪? 仕事がぜんぜん進まなかった。
ビタミン採ってよく寝よう。


2005/12/8(木曜)
ビョーキになった。
先週の土曜日にすりすりしたら伝染しちゃったようだ。 こまった。。。明日はボーナス日ではないかっ。
HPで価格を調べたら、なんと最近高価になって手が出しづらくなった 某LOOK社のフレームより、ひとまわり以上高いじゃないか。なにお考えているのだ、 TIME社は?!
そんなことより、ひざが痛い。明日はゆっくり自転車通勤するだけでいいか? 日曜日のレースはなんだ、1位のみ昇格、2〜3位任意昇格で4位以下は 降格なしのヒラだって?なんで最終戦だけきびしいのだ?なぬ、降格もなし? それは安心、、、って、そんなことでよろこんでどうする!

今日はいちにち外出で紀尾井町へ行った。 昼ゴハンはカレーだった。


2005/12/7(水曜)
今日は大友愛の次に好きなロビロンの長袖インナーを着て自転車通勤した。 暖かい…暖かい・・・とっても快適である。また冬が好きになりそうだ。 今日はモリカワ隊長のヒントから空気椅子トレをやってみた。これって アイソメトリックトレーニングなんだな。効用は筋肥大、乳酸除去と、 いろんなHPに書いてある。よし。モニターを覗き込むふりをして ちょっと腰を浮かしてみる。。。。かなり怪しい姿であるが脚に効きそうだ。 でも、姿勢次第でペダリングに直結したり、関係ない筋肉の刺激になったり しそうだ。微妙なのでニブい僕にはけっこう難しいかも。えいえい。

そういやモニタ脇に転がっているグリッパーをひさびさに握ってみた。 握力ってのは一度鍛えるとさほど退化しないのかもしれない。 今より強くする理由が見当たらないが、最近仕事がひまなので 今のうち幕の内強化しておいたら来年なにかの役に立つだろうか?

やってみたが追い込むのが難しかった。やはりトレーニングとは型を作って、 それから追い込むのが大事のような気がする。器具を使った場合でもそうだろう。 きながに試してみるか。

深夜早朝にテレビを付けると通販番組をやっている。一時多かったのが アブ〇〇のたぐいである。「腸腰筋」なんてコトバがでると「おおっ」 と思って買いたくなってしまう。でも落ち着いて考えれば、買っても絶対 やらないと思う。だって面白く無いもん。 お年寄り用のエアロバイクで机の下に収まるミニサイズのものがある。 「これなら仕事中でも出来るじゃないか?」と一時真剣に検討したが、 はーはー言って仕事したらアヤシイし、作業に集中できなくて結局仕事が 進まないから残業になって意味ないな、と気が付いて辞めておいた。 もっとも、あの手のエアロバイクは負荷もクランク長も、そして ポジションとペダリングが違うから、仕事中にやって効率落とす ぐらいなら、早く仕事を終えてジテツーを遠回りしたほうが良いのだろう。 (でも会社に缶詰になったら「買っておけば良かった」と言い出しそう)

昨日の昼、近くに出来たタイ料理店に入った。840円のランチだ。 アヤシイネオンの裏通りにある小さな店だが、意外と本格的な味がした。 さいきん封印しているとんかつ専門店や餃子の王将に行かない代わりに、 今後はタイ料理を食べようと思う。そういやラーメンは半年ぐらい 食べてないような気がするな。
タイ料理は香草と魚、鶏肉とスパイスなどがメインなので、比較的 ダイエット向きだと思う。とんかつ定食を大盛でたべるよりはずっと 良い。今年の冬はいろいろ試すのである。
今日はひざが痛いのでジテツーの帰りに長尾表坂を4回だけダッシュで 登った。表坂は短いから大した練習にはならないのだが、ヒントぐらいは 見つかった気がする。

それにしてもテレ朝の刑事ドラマ「相棒」は面白すぎる!


2005/12/6(火曜)
昨日、経団連会長が「さいきんの株価高騰はバブルを連想する。 人が買うから自分も買うような風潮になりつつある。日本全体が お金ばかりに目が行っている」と批判した。そしたら今日の株価は 上昇したい基調だが、上がっても次第に売りが出て高騰を警戒する ような値動きになった。きっと20年前は言われても歯止めは かからなかっただろう。「歴史は繰り返す」と、中国史の先生は 言っていたが、もしかすると歴史とは円環でなく螺旋なのかもしれない。

日本史はちっとも詳しくないのだが、幕末の薩摩藩というのは 西郷隆盛とか西南戦争とか、薩摩隼人といった、武辺なイメージが 先行しがちだ。でも僕の印象では智謀で長州より優れていた政治力 のある雄藩だったような気がする。
(むしろ長州藩ってのは後先考えなさすぎだったのか?外国船に大砲 打ち込んだり。。)
それはきっと、鎌倉・室町時代からずっと薩摩守護として数百年間、 痛い目に合いながらも藩を維持しつづけるため、生き抜く知恵を 付けてきたのではないだろうかと思うのだ。

ことしオーベストではケガ人もいたし、病人も出たし、結果になやむ 人も多かったかもしれない。危機こそ好機。失敗こそ発見のチャンス。 上手く生かせば上昇のチャンスになるのだ。来年のオーベストも熱くて 面白そうである。


2005/12/5(月曜)
関節。。。今日ワダさんのメールを見て初めて気がついた。 骨と骨が離れているから間接、じゃないのだっ!(イイワケ) 関節って漢字をすっかり忘れていた。たまにはペンを持たないと 脳みそのどこかが退化しそうだな。

土曜錬の関節痛、日曜昼には治った。なんだい。あの程度の 追い込みぐらい、ぜんぜん大丈夫なんじゃん。ということで 次も頑張ってみよう。でも、今週末の土曜錬はどうしたものだろう? JCRC最終戦が日曜日にあるのだが、いいかげん昇格を めざさないと来年がしんどい。でも全力で当たらないといけない 土曜錬で全てを使い果たしてしまうと、翌日のレースはマトモに 走れるのだろうか?後先考えない性格だが、さすがにEのまま 来年というのはさびしい。

さいきんジテツーが充実している。なぜか寒いのも平気だ。 そのかわり電車に乗る機会が減った。このまえ背広を新調 したのだが、良く考えてみれば毎日ジテツーしてるんだから 着るものは会社のロッカーに置きっぱなしのウール背広だけ じゃないか。
他にもかっこいいコートも買ったのだが、自転車通勤していたら 着ないではないか。昨日買ったマホガニー色の革靴、、、、

寒いジテツー、アソスが欲しい、ロビロンが欲しい、 冬用グローブが欲しい、なんだか急に欲しくなったのだ!

冬用グローブ、1つしかないから週7日使うと結構くさくなる。 このまえ手洗いしたのだが、乾くのに丸1日以上かかった。 よし。ここは物欲を起動させよう。CHIBAのグローブはお気に入りだが、 次はどこの会社のを試そう?エチオンド?CWX?アソス?

物欲と言えば、TIMEのフォークが欲しいっ! この前の宮ヶ瀬休憩中、おもわずスリスリさわっているところを 高橋君に笑われてしまった。 ふーむ。これがオーベスト内で赤丸急上昇のアヴァントフォークか。 ラピエールにアヴァントフォーク、、、なんかすごそう。
セルビーノにつけたら、下りが速くなるだろうか?
大谷さんに付いていけるようになるだろうか?
LOOKの最新フォークと、どっちがすごいんだろう?
丁度ボーナスシーズンではないか。。。

さいきん塗装のクラックが激しいセルビーノは、来シーズン末には はがれて無塗装になっているかもしれない。そしたらTIMEフォークを付け、 文房具店でステッカーを買って「たいむ・プロトタイプ」と銘打ってしまおう。 銀色アルミのたいむ、注目まちがいなしである。


2005/12/4(日曜)
雑用山積のためミドル練は欠席した。
今日はいつもの習慣で早朝に起きたが二度寝できなかったので テレビをぼーっと観ていた。 あ、そういや沖縄から帰ってすっかり忘れていたが、 11月12日に放映した番組「ミラクルC」って、だれかビデオ 持ってないのだろうか?キャイーンの2人に若林さんが あれこれ突っ込まれている姿が想像できるが、これはいっぺん その勇姿を観ておかないと、オーベスト忘年会の話題に 着いていけないかもしれない。あ、忘年会で上映会をやっちゃう? (若林さんにすっげー恨まれそう。)

朝ゴハン食べたあとは、新調した背広の受け取りにデパート行ったり、 親のクルマのスノータイヤを倉庫から引っ張り出したり、通勤車LOOKの タイヤ交換しようと思ったらパセラがまだ持ちそうなので 前後だけ入れ替えたり、そのほかHP関連作業やらML調査やら、 音楽聴きながらアレコレやっていたら夕方になってしまった。 なんだかのんびりしていたようだが、たまには良いかもしれない。

今日はそれにしても猛烈に寒い。。。へんだなぁと思い、HP検索して 現在の外気温を調べる。。。昼間なのに6度しかない!? ぎょえええええ。もう冬眠します。3月になるまでふとんから出ません。 会社もサボります。。。ってわけにいかないか。
そうだ!いっそのこと「暑いぐらい厚着すればカイカンかも?」と思いついた。 そういや僕は冬用にいろいろあるんだった。まず一番効くのがパールイズミの ロビロン長袖インナー。僕の持ち物のなかで「厳冬期」に使用することに なっている神器なのだ。これは2年前の真冬に赤坂通勤した時、どんなに寒くても これさえ着れば安心ということで、毎朝果敢に外へ出るため愛用していたのだ。 このロビロンインナーの下にカンパの網目のインナーと長袖インナーを着て、 ウィンドブレーカを着れば、2月の早朝でもOKだったっけ。
(なぬ?長袖ジャージ?そのような高級品は持ってないのだよ)
ロビロンは着心地が良くって着た瞬間にほっとするから好きなのだ。 最近売ってないみたいだけど、なんでだろう?もう1枚欲しいんだけどな。
(そういやCRUFTって着てみようかな?)
防風素材ではPEAKのウィンドブレーカとオーバーパンツ以外ありえん。 ちなみにどちらも2002年〜2003年の冬に買ったのだが、ほつれたりしない。 すんばらしい。
シューズカバーはエチオンドの分厚いのを使っている。高価かったが3年以上 使えるから悪くないかも。パールイズミのうすうすカバーは2年目で破けたし。

まだ12月。これからもっともっと寒くなる。寒くても快適なように アタマ使わなきゃだめだな。いや、財布を使うのか? ・・・・


2005/12/3(土曜)
寒いなぁ。眠いなぁ。さむいなぁ。ねむいなぁ。今日は土曜練 さぼっちゃおうかなぁ。ふとんから出たくないなぁ。土曜は ゆっくり休んで、日曜日に練習しようかなぁ。。。。ガバッ。 いけない。私はオーベストの一員として、練習会でがんがん 頑張らなければならないのだ。タダでさえ夏場に出遅れて もはや遠大なる遅れを取ったというのに、この冬にヌルいこと 言っていたらクビになってしまう!
寒いなら着よう!ということで冬の定番、冬の命綱、冬の 守りの盾、PEAKのオーバーパンツを履く。エチオンドの シューズカバーをすれば下半身は問題なし。 上はオーベストの冬用ジャージがあったかいから今の季節ぐらいなら 十分だ。ベストとウィンドブレーカがあれば長尾の寒い坂もなんでもない! 朝ゴハンを食べて今日も出発!
集合場所には大勢が集まっている。今日も村上さんが着ている。 すばらしいっ!チャレンジャー!えらいっ!
若林さんといい、村上さんといい、今日はいなかった斎藤さんも、 みんな沖縄でなにか感じたのか、積極的に土曜錬にチャレンジする。 チャレンジするだけでもすばらしいものだ。これぞオーベスト魂。 こりゃ登りで3人にちぎられる日は近いぞ。

野猿街道はいつも前にいてやせ我慢に曳いたりするから野猿峠に いく前で終わってしまう。今日は最後尾についてみよう。。。。ん? すっげー楽だぞ。なんだ脚が余裕で残せるじゃん! スピードメータをみたら40キロ出てない。なんだ、今日は遅い だけか。これじゃ土曜練にならんと前へ出る。するとスピードが出ている。 今日は道路事情でスピードにムラがあるようだ。 そのまま野猿峠ののぼりになる。 最初は大勢の中にいる。だんだん後ろになり、途中で斜度が きつくなるところで最後尾に。そして、5メートル、10メートル、、、 30メートルは離れただろうか。信号でちぎれてしまった。

下りで追いつき法政大前のアップダウンまでツキイチするが 坂のたびに千切れていく。今日も間接が痛い。踏みなおし、 踏みなおし、まるで間接をいじめるのが明日への一歩のように、 痛くなるように回しつづける。えいえい。。。はーはー。。。
えいえい。。。はーはー。。。えいえい。。。はーはー。。。

結局最後は前が見えなくなり、法政大学入り口交差点で 信号ブロックにはまる。。。この信号長いな。 信号を待っている間に3人になる。おお。がんばっておいかけよう。 信号が変わると先行する。えいえいえい。踏め踏め踏め! 城山の通りをがんがん走る。前はみえないか?まだ見えないか? 結局川尻の交差点で信号待ちしている集団にかろうじて 復帰できた。信号サマサマである。

そのあと日赤までは道路が混んでいるので落ち着いたペースで進む。 だんだん坂が近くなる。くー、今日は負けないぞっ!今日は根性だけでも 負けないぞ!
急カーブを曲がり上り坂になる。最初はゆるいのぼりだ。これぐらい なんとかなる。だんだんきつくなる。間接が痛くなる。あああ。くっそう。 みんなに抜かれる。最後尾だ。間接が痛い。叫んじゃおうか?いや、 みんなに迷惑だからやめよう。でもここで負けちゃいけない。 間接をいじめてやる、追い込んでやる!えいえい! 先週は集団が完全に視界から消えていた。今日は最後の切りとおしの頂上へ 続く曲がり角まで先頭が見えていた。すっげー進歩だっ! でも最後尾をたったひとりでへーへー言いながら頂上にたどりつこうとする。 そのとき、ぶんと渡邉さんが抜いていった。くだりに入ったときは ずっと遠くに行ってしまった。やるなぁ。 坂を下って登り返し、よだれをたらしながら大口を空けて頂上を目指す。 今日は身体が追い込めている!よっし!さいこー! 下って交差点が見えてくる。あっ、集団の姿が。

そのあと関交差点までは、追いつけそうで追いつけない。いや、ここで 根性みせなければ、関から先は集団にかないっこないのだ。。。 と、関を過ぎてから気が付いた。

あー、、、これから宮ヶ瀬まで一人旅か。だれか後ろから来ないかな。。 もうれつにタレる。メーターが22キロまで落ちた。なにやってんだか。 今日は坂で踏ん張って、平地で大タレする。珍しいかも。

かたつむり走法をしていると、和田さんのお兄さん?ともうひとりに 追いつかれる。おお、救い舟!と後ろに付く。そのあとは3人で ローテーションして宮ヶ瀬へ出る。最後の橋を渡ってT字路を過ぎると 下りさえ踏めない自分は次第にローテを回せなくなる。もうひとりも かなりつらそうだ。3人がバラけてくだりに差し掛かったとき、 先頭が折り返してきた。。。。はぁ。先週と同じ場所じゃん。。。

今回もキセル走法。すぐさまUターンして先頭のうしろにいた トライアスリート飯田さんと、そのお友達の2名の後ろにツキイチする。 つまりズル。このグレージャージの方は踏みがつよく、先頭集団にどんどん 肉薄する。うしろにいる飯田さんは先頭交代しないところをみると、なにか 役割分担かお約束でもあるのだろうか?
ちゃっかり僕はうしろについて先頭集団に乗ってしまう。 最後は橋を渡って交差点を過ぎたあたりでBossがアタックをした。 丁度その直前に先頭を引いていたので見送るだけ。追走できそうな面々は 番手が悪かったのかなかなか追いかけていかないようだ。 僕はペースアップで取り残され、一人でゆっくりトンネルに入ってゴール。 休憩となった。

「今日は5分早いですねぇ。」山田さんはちゃんと時間を見ているのだ。 なるほど、今日僕は同じ場所で先頭と出くわしたが、5分早いならば あまり悲観しなくてもよいかな?

帰りぎわ、なんだか白い粒が上から降ってくる。なに?クーラーの故障? いや、霰(あられ)じゃないか。冬だねぇ。。。なんてのんびり思っていたら バラバラと激しく振ってきた。走る顔にがんがん粒がぶつかる。痛い!
「雨でもあられでも、オーベストは練習するんですよね!」
村上さんとすれ違いぎわに話し掛ける。村上さんは苦笑していた。

帰り道はタレて一人とぼとぼ帰ろうと思って最後尾につこうと思ったが なぜか知らないうちに前のほうに出てしまった。あ、渡邉さんがいる。 後ろはらくだなー、いいなー、なんて思っていたらどんどん渡邉さんが 前へ行く。前方で串川橋に付いてしまった。
帰りの串川橋。。。まったく良いイメージがない。特に橋のあたりは 長いのぼりで激タレする印象しかない。今日もここでみなさまとお別れ でしょう。さようなら。。。ではアカンのだ。 意外と今日は粘れる。きっと辛いときに「間接イジメ」をするからだろう。 結局最後尾のほうでタレることには違いないのだが。そしたら高橋君が 後退してきた。はて?調子でもわるいのかな?食べ過ぎた?インシュリンショック? とにかく急に元気がなくなったようだ。だいじょぶかな? 新小倉橋を過ぎ、混んだ交差点を縫う。でも前方は見えない。信号待ちする。 今日はここから一人旅かな?
そう思ってタレてたら、川尻交差点で大勢が信号待ちしていた。 今日は意外と粘れるな。
でもそのあとは踏めずに、ダンプに阻まれつつ法政大まで行った。 法政大前で高橋君は自宅方面に。おつかれさまでした。 清水さんが信号でつかまっていた。集団行っちゃいましたね。。 信号青でスタート。清水さんは相変わらず軽快に坂を登る。僕も真似して ダンシングしてみる。すぐに後悔。脚が乳酸菌になったしまった。 座ってするする登っていく清水さん。終わっていく僕。。。
そのあと下りでゆっくりモードの清水さんを、体重の反動でスピードが出た 僕が追いつき追い越す。そのあとは関節技を決めてひたすらもがいた。 きっと頑張っても野猿峠で追いつかれるだろう。そう思ってタダ無心に 間接をイジメまくった。えいえい。イタイイタイ。はーはー。。。。 えいえい。イタイイタイ。はーはー。。。。

しかし冬にこんなことして大丈夫だろうか。 先週大丈夫だったレベルを覚えているから、そこまでは安全圏だ。 信号を縫って進んでいくうち、清水さんは別の道にいったのか結局 ひとりで多摩川まで行った。多摩川では一人のせいか激タレして 25キロ以下で走った。
「おなか減ったなぁ。。。」
そういや休憩中はパワージェルしか飲んでなかったな。 今日のボトルはVAAMだし。
多摩川原橋を渡って矢野口のコンビニで補給。 その後は府中街道をのろのろと帰った。 最後に長尾坂を登ろうとしたら、前方からユキリンが1名降ってきた。 挨拶を交わしたが、きっとあの人は長尾裏坂で練習しているんだな。 そういやユキリンは夏場にも1度みたなぁ。あとVITESも1度みたなぁ。 僕は死体のように表坂を登り、おうちに着いた。 今日も充実した。来週も頑張ろう。
あ、来週の日曜はJCRCだっけ。。。


2005/12/2(金曜)
昨日、メールを見てから顔色を変えてパソコンに向かい、 サーバプログラムを必死に確認した。そのうちにワカモノは帰ってしまった。 お気楽なヤツだと思ったら、今日は会社を休んだ。。。

好きなことは一生懸命。興味がなければ調べない。その就業態度を一遍 ガツンと言おうかと思ったが、会社に来なかった。 加藤の内部的には「さよならー」である。
上司のIさんに相談しようと考えているうち、 「若いんだから、気長に修正しよう」
という境地になった。
そういう意見で相談したら、それでもまだ僕の態度が厳しすぎると 思ったのか、Iさんは「ふたりで時期を見て教育していこう」と 僕をなだめにかかった。なるほど、3年目とはいえ、経験するチャンスが なければ、ところどころに新人くさいところがあっても不思議はないな。 まぁ、自分自身を思い出せば赤面するようなものだ。 そう思ってこの件はすべて上司に任せることにした。
でもま、ワカモノが頑張ってるからといって、人によってはアテにするのは 危険なのだなと、ちょっと残念に思った。
なぬ自転車?ツーキンしてるよ。ツーキン。


2005/12/1(木曜)
今日はひさびさに残業した。
ワカイモンの尻拭いだ。
でも、技術の検証だから楽しかったりする。

3年目のそのワカモノは、半年前にお客さんのところで、とある 結論に達したそうだ。
「基本機能を調べたがうまくいかないので、複雑な構造を作成して 対応しました」と自信満々に彼は語った。
で、今日、新しい情報がはいった。ちょっとしたヒントだった。 彼はそのメールを見て「ありえない」と一笑に付した。ヒントを 出してくれた他社の技術者を、あっさり笑いすてた。
僕はその姿を見て「ヤバイ」と直感した。

その情報は退社時間直前に来た。 僕は俄然、その情報を調べるべく調査を開始した。
「もしかして?」
カンだけだが、なにか怖いものを感じた。

コンピュータ技術の世界で設計を議論するときは、必ずしなければ いけないことがある。それは「できる」「できない」の根拠を 具体例なり物証で確認しなければいけない。
でも、日々流転する新技術の波に追われて、ついつい他人の知識や 結果を鵜呑みにすることも多々ある。いや、他人が明言していれば まだ良いほうだ。自分の思い込みで調査不足の場合さえある。
世の中「できること」を探すのは簡単である。でも「できないこと」 を証明するのは、実は至難の業なのだが。

いつもへらへら笑って定時退社する僕が、珍しくマジな顔して 残業時間に仕事をする。プログラムを試作し、仕入れた情報のヒントを もとに、思いつくパターンを全て試す。
「これではできない」「こっちでもできない」「他に可能性は?」
ひとつづつ可能性をつぶしていく。この作業をしなければ 給料を貰う理由がない。

2時間ほどして、もらったヒントは、まさに予感したとおり、 かつてワカモノが「基本機能ではできません」と意気揚揚に発言した 問題が、基本機能の組み合わせで、ごく単純に出来てしまったのだ。

今回の彼のミスは、実は陥りやすいミスだ。 世の中、自分の思い込みを排して、本当に「できない」ということを 立証するのは、分野に問わず難しいことなのだ。

だから今回はしょうがない、そうだろうか?

仕事の話で読者に申し訳ないが、彼の犯したミスのもっとも いけない点は
「基本機能を無視して、複雑なものを作って対処してしまった」
ということにある。
「複雑でも、実現できたならイイじゃん?」
そういう考えは間違えである。すくなくともコンピュータ技術の 業界では、ありえない発想である。

さて、複雑と単純の違いとは、つまりなんだろう?

僕はアーレンキー、ドライバー、カッター、のこぎりなどを使う。 これらの工具はめったに故障しない。 電動ドライバー、チェーンソー、ジグソーは故障する。なぜか? つくりが複雑だからである。

プログラムも同じである。単純に作成できるものを、複雑に 作ると、それだけ「プログラム障害」の可能性が飛躍的に増えてしまう。 それだけでなく、複雑に作ったプログラムというのは、改造しにくい。 なぜなら、どこかを作り変えるとどこに影響がでるのか分かりにくくなるからだ。 その結果、気が付かないところで異常が発生して、のちのち 大問題になる可能性がある。 複雑すぎるプログラムは、もう改造の手がつけなくなることがある。 だからプロのプログラマならば、自分の技巧に走って複雑なものを 作り上げて悦に入るのでなく、知恵を駆使して「単純なもの」を 追求するのが正しい態度であり、そんな仕事を我々は「美しい」 というのである。。

ここまで読んでくれた自転車乗りの方、自転車もそうでないだろうか? 自転車組み立ての話ではない。走る技術のことである。

ペダリング、上体の使い方、コーナリング、いろいろ難しいように 思えるが、大事なのは基本をなんども確認することではないだろうか。 基本が不足してるのに複雑な技巧・練習目標を立ててはいけない、 ということではないか?

僕には残念ながら基本がなにか分からない。でもきっと、自転車は 突きつめれば突き詰めるほど、スキルは単純な境地にたどり着く ような気がする。