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長尾日記(過去メールから) | |
7月11日、なんか出しそびれて未送信 JCRC第五戦(群馬CSC) この前の日曜日、加藤はみんなに内緒で某JCRCレースに一人で出ました。 今年はBR−3で完走するのは厳しそうなので、JCRCの下位クラスから 挑戦して 「完走以上の目標を持ってレースをしよう」 とがんばってます。梅さんと監督にはいちおう話をしてから出ました。 で、リザルトは、、、Xクラス(初心者専用クラス)で7位(27人出走)。 残念ながら入賞を逃しました。次回からEクラス登録でスタートになります。 Xクラスは群馬CSCを2周で、ゴールは監視塔前という設定でした。 レース序盤、加藤は先頭集団にいたのですが、1周目の8%登りで4名ほどに 逃げられてしまい、監視塔裏のストレートでは2名で交代しながら追い上げて、 一度は逃げ集団に追いついたのですが、監視塔前へ続く最終コーナでは先頭を 曳いてしまい、その後ペースダウンしてゴール(監視塔前)のゆるい上り坂で また何人かに逃げられてしまいました。 2周目は一人旅でした。8%登りで遅い2人を抜いて、また一人で踏んで先頭を 追いかけましたが、実はその2名、登りのあとで加藤のうしろに隠れていました。 最終コーナーで2名に飛び出され、監視塔前のゴール直前で、あえなく5位から 7位へ転落。入賞ならず。 後ろにいるなーとは思ったのですが、先頭を追いかけ、後ろをちぎることしか 頭になく、ゴール前では消耗してしまい登りアタックに反応できませんでした。 (ゴールが監視塔裏だったらなぁ。。) でも加藤にとって初めて「レース」が出来たようです。 事前に参加者をインターネットで調べたら、美ヶ原を1時間15分で走る人、 1時間20分で走る人がエントリーしていました。あとチャレンジ群馬200を 198キロ走ったトライアスリート、そのほかに無名の高校生2名がエントリー していたので、「今回は入賞すれば十分」と思っていたのですが、残念でした。 今年は加藤にとって「あと一歩。。」というレースが多いようです。 #ちなみに要マークのトライアスリート、短距離レースは苦手だったようで、入賞 #しませんでした。 Date: Tue, 29 Jun 2004 11:07:29 +0900 最高の登山、美ヶ原 かとうしん@また長文だ。。です。 美ヶ原の感想ですが、とにかくイイ大会でした。 街の雰囲気がのんびりして、それでいて文化的?で、住みたいなぁと 思わせるよいところでした。また街をあげてのイベントのようで 沿道の応援や大会ボランティアのひとたちなど、すごく雰囲気のいい レースでした。 スタートは7時半から各クラスごとに出発で、加藤は7時55分でした。 ヒルクライムは自信ないので列の後ろのほうに並びました。すぐそばに 青山さんがいたのですが、山が好きそうな顔をしていたのでスタート時は 先に行ってもらいました。 しばらく温泉街を走ってすぐ激坂が始まります。前日に試走していたので もうびっくりはしません。とにかくギアを落としてゆっくりゆっくり、 そのかわりまっすぐに上へ登っていきます。 周りはふらふらする自転車、いきなり右側で足を着く人、結構走りにくい です。こっちも余裕はないのでなるだけヤバそうな人の後ろは避けて、 えっちらおっちら登ります。 最初の直線部分を過ぎ、カーブの連続になると少しはましになります。 ギアを1段上げる余裕が今年にはありました。 谷側のカーブでは眼下にひろがる景色が綺麗です。気温も寒くなく、 梅雨なのに5月のようないい日よりでコンディションは最高でした。 前日試走した美鈴湖までは計画どおりにこなせました。去年きもちわるく なって足をついたことを考えると大きな進歩だと思ってます。 湖畔の下り坂を駆け下り、給水はしないで勢いでふたたび登り始めます。 斜度は結構あるのでまた淡々と登ります。かすかに去年の記憶があるので まだ先は長いと思い、とにかく慌てずに回しつづけました。 しばらくしてあと5kmという表示が出てきます。あれ?とおもったら ジュニア用の表示でした。いいなぁとちょっとだけ思いましたがコレで 終わったら来た甲斐が無いような気もどこかでしていました。 左右を見渡すと何度も見かけるゼッケン番号が2、3あります。相手も どうやら意識しているようで、ちょっと頑張ろうかなとコーナーの イン側をダンシングで抜けたり、緩い勾配でシフトアップしたりします。 でもその後タレて抜かれたり。あんまり本質は変わらないようでした。 しばらくして時計を見るとスタートから45分以上経過していました。 あ!、距離はまだ半分に足りない!すこしのんびりしすぎたか? 今年の目標タイムである1時間30分にはやばい状況です。 でもヒルクライムはいきなりペースアップが出来ないようで、回そうにも 心拍が一杯です。幸い脚はフレッシュなので、ちょっとでも平らな場所では 2、3段シフトアップして追い込みます。でもすぐのぼりでペースダウン してしまい、短縮になりません。そのうちまた厳しいのぼり直線が出て きました。 「あ、去年ここで、なんども脚をつこうと思ったところだ...」 記憶がよみがえってきました。 やっぱりスピードは上げられず、ギアを最ローまで落とします。 うしろから年上グループの速い人たちがガンガン追い抜きます。 ゼッケン番号4桁ってどのくらいの年代なんだろう。たくさんいます。 まったく30代〜40代のサイクリストはレベル高いですね。 後はとにかく黙々とこなしているうち、前方の木々の間から空が見えて きました。登りももうすぐおしまいだ! 道もせまくコーナーがちいさくなります。林が低くなってきました。 ここは記憶にある景色、、もうすぐ降りがちかいぞ! 近くには速そうなワダレーシングの赤いジャージが居ます。よし、あれに 負けないよう、うんと踏んでやるぞ! もうすぐ坂がおわるものと確信してダンシングで登っていきます。 もうすこし。。カーブの先には下りのはず。。あとちょっとのところで ペースが続かず、ワダに抜かれます。カーブをまがると、あった、くだりだ! アウターに上げてガンガン踏みます。スピードがどんどん乗ってきて みるみるペースが上がります。まわりはみんな上りで脚がイッってるのか、 ノロノロ下る人ばかりです。 時速40km、50km、60km、、スピードが上がります。 さっきのワダを見つけました。しばらく併走します。となりを見つめると むこうもこちらを向きました。おもわずほほえんでしまい、そのあと また踏み込んでちぎります。その後はもうゴール手前までのぼりがないと 信じてひたすら踏みます。あれ?のぼりがあるけどゴールじゃないぞ? 途中に丘があったようです。記憶にありませんでした。 アウターのままダンシングで登って前半の遅れをとりもどそうと必死に もがきます。 すぐくだりになりました。またガンガン飛ばします。 はるか前方にのぼりが見えます。あれがゴールか。。 上り坂になってスピードが減速します。ゴールまであと1kmの表示がでます。 踏み込んでも力がでません。まだ距離がありすぎなのでシフトダウンして 淡々とのぼります。あと500メートル。沿道の応援があります。 踏みたいけどできない。もどかしいです。 ゴールの三角コーンが見えました。ゴムマットまで見えます。 最後のちょっとだけ踏み込んで通過。ようやく終わりました。 時計を見たら、、1時間36分?やっぱり前半追い込まなかったツケは 取り戻せませんでした。でもまぁ、最後まで心に余裕を持てた美ヶ原でした。 本当は去年より30分短縮したかったけど、、まぁ26分短縮でよしとしたいと 思います。トマトがうまかったです。 ことしの課題は 「心拍が一杯で大事なときにペースアップできなかった」 ということです。 よかったことは、2度目で余裕を持って走れたこと、でしょうか。 来年はさらなる短縮目指して頑張ろうと思います。 Date: Sun, 20 Jun 2004 17:00:29 +0900 1.5G合宿 かとうしん@ただいま帰着しました。 伊豆合宿パート3は天気予報を完全に裏切って好天に恵まれ、充実した2泊2日を 過ごせました。ついでにいうと道路もお店もあまり混まず、箱根ターンパイクの霧も 前回より弱かったので、なかなか快適な合宿になりました。 土曜日は朝8時半に赤沢温泉出発、下田で右折してバサラ峠を越えました。 下りでは乗用車に幅寄せされたのでついつい追いかけたら、結構なスピードが 出てしまったようです。 松崎で小休止し、水分を補給、その後は石廊崎めざして南下しました。 雲見からの登りは延々と長く、向かい風と強い日差しと高い気温のトリプルパンチで、 なかなかきびしい練習ができました。 雲見の坂の頂上で合流し、再度石廊崎を目指して南下、石廊崎を通過し、ぶじ 青木さざえ店に1時半ごろ到着しました。 昼食の様子は写真を参考! 昼食後は下田を目指して北上。午後は少し曇ってきて向かい風も弱まり、あとは赤沢を 目指して粛々とすすみました。下田付近でケルビムのロードに乗った人に信号で逢った のですが、ずっと加藤のうしろに付いてきます。加藤が登りでのろのろ上っていたら 声をかけてきました。聞けば彼は沼津を出発して今日中に大船まで行くのだとか。。。 「夏至のいまごろは日が長いから」 うーん。すごいですね。やろうと思うところがたいしたものです。 白浜ちかくで先行の2名と再度合流し、ふたたび赤沢目指して進みます。 でもまた登りでちぎれて一人旅になり、それでも踏んで頑張ろうとしたのですが、午前中 からの暑さにやられたのか、それまでのぼりではダンシングを少しだけ交えてペースを ちょっとでも確保しようとしていたのですが、河津を過ぎた後はずっと座ったままになり、 メータも9Km/h、、8km/h、と下がってしまい、あとはただひたすら運動を続けるだけでした。 そもそもその日は朝から脚が重く、「伊豆って重力がちがうんじゃないか」と思うような 感覚だったのですが、最後に来て坂に根性が折れそうになりました。 最終的に赤沢には4時半ごろに到着しました。たぐちさんときくちさんは4時ぐらいですかね。 全員怪我も事故もなく、ぶじ帰還できました。 日曜はのんびり起きて掃除をして、帰り道は峠の茶屋で昼飯をたべて帰りました。 Date: Mon, 14 Jun 2004 00:29:58 +0900 栂池速報 かとうしん@眠い!、です。 さっきたどり着きました。家に着いたらチャレンジ200in群馬の写真が届いてました。(略) ところで栂池TT、僕は(実はけっこう)満足でした。結果は、後ろから9番目(完走者のなかでは) だったんですが、棄権者、途中棄権者を含めればもっと後ろにいたのが嬉しいです。走り出すまでは 一番ビリ確定だと思ってましたので。 大の苦手のヒルクライム、去年、美ヶ原で2時間もかかってたのに今年は栂池なんて出ちゃって、 でも最後まで頑張れて、自分の成長がありありと確認できました。 これからも更なる精進を重ねて、来年はまた上を目指して頑張ろうと思います。 ところで帰り道は結構きびしかったです。栂池は遠いですね。かなり。これが自動車で行ける限界 ですかね。エスティマはシートが良いらしくて身体はさほど疲れないのですが、17時前に現地を 出て、23時過ぎに帰宅ですから、加藤の運転時間限界(7時間)に近かったです。 でもまぁ無事故でよかったです。。。(しばらくは運転がキライになりそうですけどね!)。 Date: Mon, 07 Jun 2004 00:46:19 +0900 32周目でタイムアップ ということで、完走はなりませんでした。 群馬CSC、やっぱ良いコースですね。S字、ヘアピン、皆さん上手いです。 加藤もちょっとだけ上達しました。 では今日の顛末を、あいかわらずの長文で… (ケータイのひとすいません。) 今朝は3時に起きちゃいました。ほんとは4時半だったのですが、なぜか物音で 目が覚めて、そのまま寝付けませんでした。我が家は深夜でも起きてる人とか、 7時まえから雨戸を開けてごとごと活動する人とか居て、寝つづけることが あんがい難しいです。 4時半に着替えて出発。環八は空いていて(でもクルマはちゃんと居る)、順調に 練馬ICまで付きました。 高速はまぁ一人なんで(?)抑え目のスピードにして途中1回の休憩をはさんで 快調に赤木山までとばすと、電光掲示板に不吉な文字が。。。 「赤城−沼田間 火災のため通行止め」 「なんじゃそりゃー!!」 やっぱり今日は出るべきではなかったのだろうか。通行止め?火災?まさか 自転車族のだれかが事故ったのか?だったら同情してしまう。。(でなくても。) 前日から意気の挙がらない自分には今日の参加の理由を自問自答してしまいました。 しょうがないので赤城ICの出口で降りると今度は出口渋滞。心のどこかで出場を 諦めようかなと思いました。しばらくぼけーっとラジオを聞いているといきなり クルマが流れ出します。 通行止め解除です。時計を見ると、7時10分前。まだ十分間に合います。 出口直前でUターンし、ふたたび関越道に戻ります。 あとは順調にすすみ、群馬CSCには7時半に付きました。 ここではたと気が付きました。 「補給食を買っていない…」 そうです。途中コンビニでも寄って買っておこう、、、と思ったのですが、一人で 運転するとあんまり休まないくせがついてるので、ついぞ忘れてしまいました。 さいわい非常用にいつでも持っているパワージェル1本と、あとスタート直前用に もってきたバナナ2本があるので、そのうち1本を背中にいれました。 普段なら前日から補食を買い込んで準備するのですが、今回はなぜか士気が上がらなく、 「まぁ、むりでしょ。。」 てな諦めムードがどっかにあったみたいです。 気を取り直し、試走に出ます。着替えてコースにいってみると 「はい!あと15分なのでもう入れません」 おまえは役所か!とは言わなかったですが、まぁ規則なんでしょう。すごすごクルマに 戻って書類をつかみ、受付をすませます。 ゼッケンをジャージにつけて準備をしていると、はたとかばんにあるものを気が付き ました。そうそう、この日のために先月から用意していたものがあったのです。 メダリスト・ジャパン 「シトリックアミノ」 グリコ 「CCDドリンク(粉末)」 シトリックはこの前の群馬のときに梅さんから貰った試供品。CCDドリンクはどっかの 大会でもらったもので、妹に聞いたら 「これ飲んでるとお腹へらなくていいよ」 といったのを思い出してかばんに投げ込んどいたのです。 加藤に珍しくダブルボトルの今日は、1本にCCD、もう1本にシトリックを入れて 準備を整えます。 前回の東日本の反省から、出走30分前にスタート地点に並びます。おお、まだ数人しか いない。前から3列目ぐらいの端に並びます。すこし落ち着いて周りを見ると、去年の 優勝者の奈良さんがいます。うーん。僕がこんなところに居ていいのかな? しばらくするとアンカージャージのおにいさんがテントからやって来ました。おおおお! 藤野選手でないですか! 相変わらず常人離れした筋骨と日焼け。かっこよすぎます。 その近くでマイクを握ってアナウンスしているのは、誰かと思えばやっぱりイイミワさん。 すげー。なかなか力の入った大会です。 レースのペースメーカーは藤野選手。完走目指す人のペースメーカーは森さん。全員が その後ろに大人しく並びます。スタートの号令はファンライド編集長。。。。日焼けした おっさんです。 「ぷぉ〜」 という大音響に、全員ゆっくり走り出します。1週目は危険防止のためにパレードスタート です。今日はこれを含めて全部で34周、合計204キロ走らないといけません。とにかく 脚をつかいすぎないでなるだけ効率よく。東日本のときみたいに、ひとりになって踏み まくって攣ってしまったら話になりません。慎重かつ集団に埋没して進みます。先導車は トヨタのソアラ。丸っこくて緑色で、まるで甲虫です。 かとうは最初の1,2周は先頭からすぐのところで走ってましたが、前には藤野さんが 動いてます!うーん、スパサイじゃちっとも見れなかったので感激です。おおおおお、 ペダリングしてる藤野さんだ〜! そのまま5周ほど嬉しくってニヤニヤしながら先頭集団にくっついていましたが、だんだん 8%の登りで後退していきます。別に辛くは無いのですが、スピードをあわせようとすると 脚をつかってしまいます。やっぱり基礎力が不足してますね。 その後しばらくバラけて走ってると、だんだん左右の顔が決まってきます。相手もそれを 感じたのか話し掛けてきました。僕も応じてなるだけあわせるようにして、15人ぐらいの 小集団ができました。200ソロのひと、チーム参加のひと、いろいろです。僕はやっぱり 上りで後退してしまうのですが、なぜかS字、ヘアピンが終わったあとには追い越しています。 うーん、合わないけどなんとかなるか? 15周目ぐらいになってすこしバラけたかなと思ったら後ろから先頭集団がやってきました。 おお、ラップされてしまった。追いかけようにも運悪く8%のときなので見過ごします。 そのあとは引越し後みたいにコースはがらんとしてしまいました。 あれ?さっき左右にいた皆はどこいったのかな? しょうがないんでひとりで踏みます。2周。3周。。。 しばらくして後ろからさっきの顔ぶれが、3人ぐらいに減って追い抜いていきました。 ああっ、先頭集団に乗車したんじゃなかったのか。。踏まないで待ってればよかったのに、 もう追いつけない。。。しかも少ないし。。ローテできそうもない。。 そのあとはまた一人で踏みます。 そろそろ3時間をすぎ、距離も100キロを越えました。なんだか急に疲れてきます。食べ物も ないし、CCDドリンクでなんとかなってるけど、水ばかりでお腹ががぼがば。。。 しょうがないのでコース脇に設置された便所のところで停車します。おお、先客がいました。 数名が休憩してます。僕も5分と決めて休憩をとり、シトリックアミノを飲みます。うーん、 すっぱい。しかも濃い。500mlじゃ濃すぎたか? (家に帰って説明書をよんだら、1〜2リットルの水で薄めよ、と書いてありました) 休憩を終えて再び走り出します。坂では息が上がります。というか、休憩5分は長すぎました。 しばらく走っていると雨がふってきました。最初は小降りでしたが、120kmまであとすこし というころになると本降りになります。 くだりでハンドルを切ると前輪の水が足にかかって靴がぐちょぐちょになりました。 急に脚が冷えてひざが痛くなってきました。 「・・・・やばい。」 痛いひざを我慢し、120kmを目標にして、とにかく走ります。このころには登り下りという 意識はなく、ただ延々、同じ作業をこなすだけです。なんとか20周の壁を突破して、また 休憩所で休みます。こんどは3分。ひざをさわると泥水をかぶって冷えてます。。。うーん。 (ひざ、と言っても、正確に言うとひざの裏の、くぼみの左右にある靭帯だか腱だかの付け根) パワージェルを食べて、患部をすこし揉んで、3分後に走り出します。寒い。雨にぬれて体が 冷えてました。バナナはさっき徐行しながら走ってるときにたべちゃったし、もう燃料はあり ません。やばいです。 このままリタイヤしたらバカみたいだし、でもハンガーノックで凍死したら親不孝だし。。。 150kmでリタイヤしちゃおうかな? そう思いました。とりあえず150km走ろう!とりあえずあと5周走ろう! そう自分を励まして雨の中、作業を続けます。 その頃には登りは39T−25Tの低ギアでしか登れません。120km走るまではダンシング を一部使って8%以外の坂はこなしていたのに、ひざが恐くてもうダンシングはできません。 でも低ギアで淡々と回してると、案外どこでも登れます。8%も呼吸がみだれなくなり (それだけ遅いということか?)、なんとか長時間一人で走りつづける後半のペースというのが できました。 それまでサイクルコンピュータの平均速度ばかり見ていたのですが(28Km/H以下なら完走不可)、 精神的にしんどくなるので距離計に切り替えて、とにかく走れるところまで頑張ろうと前向きに きりかえました。 この時間帯は精神的にものすごくきつくて、有利だった長い下り、S字、ヘアピンでものろのろして しまい、皆に抜かれます。 とにかくあと5周。とにかく150km。。。 雨に打たれながらも自分で決めた目標に這いすすみます。 意外なことがおきました。距離が長くて精神的にきつくなったとき、貰ったシトリックアミノを 飲むと、意外と復活します。自分の体質に合ってるのか、気力、元気が戻ってきます。なんだか やばい薬じゃないの?これのんで頑張りつづけたらいつか死んじゃわない?と思ったほどです。 一口飲んで1周、一口飲んで1周。いつのまにか150kmになりました。 もうひざは痛くて、坂では踏めません。またリフト坂ちかくの休憩所に非難します。 また3分。シトリックアミノのボトルに水道の水を足してゴキュゴキュのみます。CCDも飲みます。 そして走り出します。脚は痛くて踏めないけど、走れます。心拍は低いです。脚は攣りそうもないし、 ペダリングもいつも程度に回ってます。お尻もいたくないです。 よし…180kmめざして頑張ろう!30周だ!30周したらリタイアしよう!あ、でも 30周したら残り数週でフィニッシュだ。もったいないなぁ。。まぁとにかく、180km走って そのあと考えよう!! 雨はもうどうでも良くなって、ひざの痛さもやすんだおかげでちょっと改善して、ふたたびえいえい 走り出します。下り坂、S字は少しだけもとのペースに戻ります。120キロ過ぎてから、下り坂では 脚を止めてたのですが、再び回すようになりました。メーターを切り替えると 「ただいまの平均は。。。29.0km/h」 あぅ。前半の貯金を考えると危険すぎる。ってか、もう見ないぞ。平均速度メーターは。 残り時間もあと1時間ぐらいになってきました。 うーん。「補給食が無くて今日はもうダメダメ」と思ってた割には、なんとか7時間、死なないで 走れそうです。 よし!もう時間ないけど、1周でも多くFINISHに近づこう! それからはちょっとだけダンシングも交えながら、なるだけ前向きに走ります。もう1周、もう1周。。 時計を見ると残り30分を切っています。今、30周目で180kmだから、、あと2周が限度か。。 実に微妙な周回が残りました。全部で34周。自分はおそらく32周目に時間がきてしまうだろう。 完走はむりだ。。。 でも、7時間も走りつづけたし、一日に190キロも走るのは初めてだし。雨の中、補食不足で、 ひざも痛み、まぁ頑張ったほうか?完走できないのはくやしいけど、これが今年の僕の身体なんだから。 そう思いながら、ようやっと最後の周回を終えることができました。もう7時間を過ぎてます。32周目は ノーカウントのようです。 自転車から降りて歩くと、、、右ひざが痛くて曲がりません。いちど降りてしまうと、もうクリートが はめられません。 「うーん。レース中ってのは麻痺しちゃうのかなぁ。」 と感心しつつ、クルマに戻りました。 |