先日、栃木県茂木町の"ツインリンクもてぎ"にて行われた自転車イベント、
「もてぎ99kmサイクルマラソン2003」に出走してきました。
この競技は1周4.8kmの自動車用コースを21周、合計100.8Kmを制限時間4時間以内で走るというものです。
現地は北関東の山間部にあるため昼間でも苛烈に寒く、加藤はパールイズミのアンダーの上に
綿シャツ1枚、サイクルジャージ1枚、ベスト、ウィンドブレーカの重ね着という「もこもこ」スタイルで
臨みましたが、それでも暑くは無かったです(同行者談によると、加藤はものすごく寒がりだとか)。
スタート予定時間は朝9時00分。
出走受け付けの締めきり時間が遅れたらしく、おそく始まった開会式が終わったと思ったらそのまま
「スタート5分前」のコールがかかるという、非常にあわただしい進行でした。
号砲と共に総勢400名?という大集団がスタート。加藤はほぼ最後尾にいたのでゆるゆると発進。
しばらくは様子見してましたが2週目ぐらいから大きな集団をみつけ寄生することしました。
その後8周目までは順調で、集団に潜りつつなんとか距離を稼ぎましたが9周からだんだん遅れ始め、
10周目以降は一人旅となり、つらい向かい風との格闘になってしまいました。
13周目になると、なぜか車輪が重くなり、へんだなぁと後輪をみると、なんとパンク。どんどん空気が抜けていきます。
しばらくは粘ろうとがんばりますが、みるみるうちに空気がぬけてしまいペシャンコに。ああこれはもう無理と思い、
コースから外れて呆然と立っていました。が、しばらくしているうち、周回してきた会社の斎藤先輩がいたので声をかけ、
救援を頼みました
が、じっとしてられない性格のせいか、すこしでも距離をかせごうと、パンクしたままピットめざしてのろのろと自走。
着くなりホイールを外してタイヤビードはずしに取りかかったところ、どこからかめんこい女の子がつかつかとやってきて、
「これつかってください」
手にはキシリウム、DURAらしい9スピードのスプロケットがついてます。
「え"!!… え、、いいんですか?」
「私、風邪気味で走れないので、使ってください」
とりあえず名前だけ聞いて車輪を交換。14週目にチャレンジしました。
確かにイイ!このホイール!気分も上々、ガンガン走ります(スタミナ配分も考えずに)。
15周目からは疲れたので、自分と同じくらいのスピードの小集団に食いつき、登りで遅れて、降り坂と
その後のS字登り坂で抜き返すという展開をしばらくつづけてました。
12時をすぎてあと4週になったころ、リンクは急に気温がさがり、超厚着の僕でもやばくなってきました。
「せっかくホイール貸してもらったのに完走できなきゃ申し訳ない!」
と、気合を入れて死力を尽くし、鹿沼の帰りで痛めた脚がいたむのを我慢してなんとか周回に耐えて走ります。
最後のゴール前の平地直線ではダンシングでダッシュして前走者2名を抜きゴールイン!!
そのとき時間はおおよそ12時49分で、つまり所要時間は3時間49分。
なんとか完走できました。
ゴール後、ピットに戻って記念写真を撮ってから、すぐ恩人探しに奔走。
見つけて話を聞いたところ、池袋チャーリー店のアルバイトさんだそうでした。
ゴールした時間を考えると、自分でタイヤはずしてチューブ交換していたら間に合わなかったかもしれません。
いえ間に合わなかったとおもいます。
ミシュランのPro-Raceはビード硬いですから。。。
握手してお礼を言いました。ほんとに恩人でした。
その後、レンタカーの軽バンに自転車3台と人間3人をのせ、宇都宮〜東北道〜川口〜外環道〜所沢〜府中街道〜南多摩と走り
1名を降ろし、その後鎌倉街道を南下して藤沢市で1人降ろして、246を登って川崎市多摩区の自宅へ帰りついたのは
また深夜の0時になりました。
でも、すごく充実したお正月でした。