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スタジオ ルナ デ プラタ 〜 花・色・香りでリラックス&リフレッシュ

特定の花について、色について、あなたの心に何かが引っかかったとき、ちょっと自分の心の奥底をのぞいてみてください。
思い当たることが見つかるかもしれないし、見つからないかもしれないけれど、ちょっと気にしてあげることが大事かなと思っています。
ストレスの多い現代。花や色は、私たちの心を癒してくれるメッセージを届けてくれているのです。

お花の写真は 写真家の白井厚さんに撮影していただきました。

このコラムはサーラグループの懸賞サイト「ぱっとめーる」に掲載されたものです。(「ぱっとめーる」は現在、閉鎖されています。)

〜花色メッセージ〜 vol.7 「赤・・・エネルギッシュな色」
hanairo07.jpg花といえばバラ、バラといえば赤。バラの名前には皇室の女性や女優など、素敵な女性の名を冠したものが多くあります。プリンセスミチコ(皇后美智子さま)、マサコ(皇太子妃雅子さま)、ローズユミ(桂由美さん)、オードリーヘップバーン、シャネルなど。ダイアナ元英国皇太子妃やモナコのグレース王妃に因んだ名前もあります。男性ではポール・マッカートニーの名がついているバラが有名。バラの色は、赤、オレンジ、ピンク、黄、白、紫、その中間色と本当に多くの色がありますが、バラといえば、やっぱり赤いバラ。華やかでエレガントな大人の魅力たっぷりです。教室に来てくれている生徒さんの一人が、若い頃、両手で抱えきれないほどのバラの花束をいただいたのですって。お部屋に飾りきれなくて、お風呂にバラの花びらを散らして入ったそう。まるでクレオパトラのような気分だったのではないかしら。バラのお風呂って究極の贅沢かも。実際、バラの香りは女性ホルモンのバランスを整えてくれますし、スキンケアにも最適です。色、香り、花姿どれをとっても女性のためのお花なんですね。心理学的に赤い色は、活気が出て積極的になれます。交感神経を刺激し、心と体に熱=エネルギーを与えてくれるのです。大事な事柄を控えて「さあ、がんばるゾ!」というときに使いたい色ですね。赤いネクタイや紅のルージュをつけるのもいいでしょう。アメリカの政治家が大きな演説会で赤のネクタイをしめるのは有名な話です。そして就職や開店など門出を祝福してエールを贈る場合にふさわしいのは赤い花。特に赤いバラは華を添え、エネルギーも伝えてくれるでしょう。また、低血圧や冷え性の人にも効果があります。そういえば赤色の下着が流行しましたよね。色も体を温めてくれるのです。
【今月の花 真紅のバラ】
真っ赤なバラだけでアレンジしました。大きな方は「パッション」。花びらが多く巻きがきれいで、その名の通り情熱的な感じ。それと「ローテローザ」。花びらにベルベットのような光沢があり、美しく長持ちすることから、お花屋さんで最も見かけることの多い赤バラです。アンティーク風なアイアンの花器に飾り眺めていたら、うっとりと優雅な気分に浸っていました。
〜花色メッセージ〜 vol.6 「オレンジ色・・・コミュニケーションの色」
hanairo06.jpg暑い日が続きますね。みなさん、夏バテしていませんか?こう暑いと食欲も減退しがち。ついつい、お素麺ばかりになってしまったり。。。そんな時には、オレンジや黄色のビタミンカラーがオススメです。ミカンやにんじん、レモン、かぼちゃといった自然な食べ物の色なので、ビタミンカラーを見るだけでも、食欲アップ、消化吸収力アップ、やる気までアップします。オレンジ色は赤と黄色のミックスした色なので、明るさ、暖かみ、元気さも感じますね。なんとなくオレンジ色の服が着たくなった、など、いつもと違ってオレンジ色に惹かれる時は、元気になりたい、元気に見せたい、時かもしれません。もしかして、もっと大事にされたい、もっと愛されたいというように、孤独や寂しさを感じて、心理的な暖かさを求めている時もあるでしょう。オレンジ色には他人とのふれあい、コミュニケーションを求める意味もあるのです。人当たりのよい社交的な人には、オレンジ色がぴったりですね。互いに思いやり大切にしたい家族や親しい友人。そのような人が集まる団らんの場ー居間やダイニングにはオレンジ色が似合います。オレンジ色のお花を飾ると、会話も弾み、お料理もおいしく感じられるでしょう。(逆にダイエットしたいのなら、オレンジ色とは正反対の青や紫色の食器やテーブルクロスにすると、食欲が落ちてダイエット効果がありそうです。)
【今月の花 ガーベラ】
ガーベラは、かわいいパステルカラーからシックな濃い色まで、様々な色がありますが、オレンジ色のガーベラは、その色合いと明るくポップな花姿から、元気さや人なつっこさを感じます。レモン、姫ヒマワリ、ヒペリカムと一緒にアレンジしました。フルーツと一緒に飾るとカジュアルな雰囲気がでて、ダイニングにより似合いそう。そうそう、ガーベラやレモンの下に見え隠れしている緑の葉は「レモンリーフ」というのです。葉の形がレモンのようなのです。
〜花色メッセージ〜 vol.5 「青色・・・静の色」
hanairo05.jpg空の青「スカイブルー」と海の青「マリンブルー」。どちらも人の手の届かない遙か彼方の自然の色。空や海を眺めていると、いつしか気持ちが落ちついてきます。赤色は外に向かう活動的なエネルギーを持つ色であり、反対に青色は、心の内面へ、中心へと向かう静的エネルギーの色です。また、青色は自律神経の副交感神経に働きかけるので、緊張感や高ぶった感情を静めてくれます。そこで、物事に集中したい時や冷静な判断を要する場合などは青色が効果的です。男性のスーツや学生服が紺色なのも、仕事や勉強に集中させてくれます。寝つきが悪くて、という方は、寝室に青い花や小物を飾るといいでしょう。子どもの勉強机に青い花を飾れば、宿題がはかどり成績アップかも!?ところで、夏の花、アジサイ、アサガオ、キキョウ、リンドウなど古くから親しまれている和風の花々。暑い夏にこうした青色系の花が多く、涼しさを感じさせてくれるのは、自然の粋な計らいなのかもしれませんね。
【今月の花 デルフィニウム】
青い花といえば、なんといっても「デルフィニウム」。デルフィニウムの青は本当に青い。アジサイやキキョウのように水色や紫がかった青い花は他にもいろいろとあるけれど、イメージ通りの青い色はこの花だけではないかしら。太い茎にびっしりと花がついている八重咲きのデルフィニウムはとても豪華だけれど、自宅に飾るのにはボリュームがありすぎて難しい。そこで枝分かれしたタイプの一重のお花を、枝を数本だけ切って挿してみました。日本酒やワインの、ちょっとおしゃれな空き瓶でも似合いそうですね。農産物や花の生産がさかんな豊橋。その中でもデルフィニウムの生産は全国一だとか。豊橋市民の私としては、できれば豊橋産のデルフィニウムを使いたかったのですが、暑さに弱くて、この時期の出荷はないのだそうです。今回は残念ながら北海道産になりました。
〜花色メッセージ〜 vol.4 「白色・・・献身の色」
hanairo04.jpg「ジューン ブライド」6月の花嫁は幸せになれるというヨーロッパの言い伝えから、今月はウェディングに最も人気のあるシーズンです。ウェディングドレスの白色、そして和装の白無垢。日本でも西洋でも結婚式の花嫁の衣装は白色ですね。白色には無垢=潔白、純粋という意味があります。また赤、青、黄などの有彩色が感情の喜怒哀楽を表すのに対し、白や黒の無彩色は自分の感情を抑制した心理を表します。白色のセラピー的な意味は「献身的な愛情」。自分のことよりも家族のために尽くす「良妻賢母」。それら全ての意味が花嫁の立場や心情を表していいるのです。医師や看護士の白衣もそう。病身の母親のために看護士になった知人がいます。「お母さんが病気にならなかったら、きっと普通のOLになっていたと思う」という彼女の言葉とともに、彼女が冬に来ていた白いコートが、私にはとても印象的でした。
【今月の花 カサブランカ(ユリ)】
ユリの王様「カサブランカ」。うっとりするほど甘く強い香と華やかな花姿。そしてユリの花言葉は「純潔」。ブーケやテーブルアレンジなどウェディングシーンを引き立ててくれる花です。とても存在感の強い花なので、花だけをガラスの花器にすっきりと飾ってみました。
そういえば、私は白い服を着ることに抵抗感がありました。振り返ると20代前半には白いブラウスを着ることもあったので、ここ10年くらいの感情ですね。「白い服って汚れが目立つから。。。」というのが自分の心の表向きの理由ですが、それだけではないような気がします。そんな私が最近買った服が真っ白なニット。デザインも気に入ってよく着ています。あんなに抵抗感を覚えていたのに。。。
ストレスの多い現代。自分でも気づかないうちに、心の奥底にストレスがたまっていることもあります。私は選ぶ服で、自分の心の調子を考えるヒントにしています。お気に入りの服、どうしても着る気になれない服。すぐに理由が見つかるわけではなく、半年や一年くらい経ってから、「ああ、そうか」と心がすっきりするのです。でも、そうして日頃から少し「自分の心」を見つめるようにしていると、重症にならないと思います。
〜花色メッセージ〜 vol.3 「緑色・・・安らぎの色」
hanairo03.jpg若葉の瑞々しさが心地よい季節ですね。ふと周りを見渡すと、私たちは多くの植物に囲まれています。遠くの山々、近所の畑、道路脇の並木、家の生け垣、玄関前の鉢花、室内の観葉植物。緑色は自然の木、草、葉の色です。自然の中にいると気持ちが安らぎ、穏やかになれるように、緑色にもその効果があります。また緑色は可視光線の赤から紫の幅の中でほぼ中間にあり、中庸、調和、バランスなども意味します。緑色は他の色のような強い作用は感じられませんが、でも生物である私たちになくてはならないものです。そういえば、学校の黒板も緑色。心だけでなく目にも優しい色なんですね。フラワーアレンジメントを作る上で、緑色を無彩色と考えてデザインすることがよくあります。緑色のグリーン(葉物)は背景の色、花の美しさを引き立てる色と扱っているのです。真っ赤なバラも茎や葉の緑色があってこそ、その美しさが魅力を増します。目や体が疲れた時や心がパサパサと乾いている時は、緑色を取り入れてみて下さい。気分や体調を回復し、バランスを整えてくれます。
【今月の花 緑の花束】
いつもは脇役の緑色。今回はその緑色の花や葉を集めて花束のしました。中央にすっくと立つのは「カラー」。その右のモコモコしたのは「モルセラ」。手前が「カーネーション」。奥が「スプレーカーネーション」。花の大きさは違いますが色はそっくりです。左には「てまりそう」。そして周囲をぐるっとラッピングしているのは濃い緑色の「ハラン」です。ライトグリーン、黄緑、真緑。そしてツルツル、モコモコ、ふわふわ、くしゅくしゅ。緑色だけでも素敵でしょう。
あなたはドライブに行くとしたら、海へ?山へ? 私は山の方が好きです。時には森林浴でリフレッシュしたいなあ、と思うけれど、夫と息子は花粉症なのです。で、もっぱら自宅でヒノキ科のアロマの精油を炊いて「森林浴」気分。「ジュニパー」や「サイプレス」の香りは、すっきりと爽やかで、何と「精神の浄化」もしてくれるんですって。
〜花色メッセージ〜 vol.2「黄色・・・希望の色、甘えの色」
hanairo02.jpg4月、新年度がスタートしました。入学、就職など希望に満ちあふれた、新しいライフステージの始まりですね。光に最も近い色−「黄色」。光の明るさや暖かさから、黄色を見ると、希望、喜び、期待といった言葉が思い浮かびます。また黄色は幼児の好きな代表的な色です。あかちゃんは色合いの細かな判別は難しくても、明暗は早くから感知できます。明るい色の黄色は幼児にとって心地よいのでしょうね。男性=青、女性=赤、幼児=黄色を当てはめることが多いと思いますが、黄色は、幼児期の天真爛漫で、周囲からの愛情に満たされた幸福感も感じられます。それを求める心理の裏側として、黄色には寂しさや孤独感、甘えたいという気持ちを意味することもあります。気分が沈んでいてなかなか立ち直れない時、気分転換に黄色の物を取り入れてみましょう。気持ちを前向きに明るくしてくれます。
【今月の花 ラナンキュラス】
薄い花びらが幾重にも重なっている「ラナンキュラス」。周囲からのたくさんの愛情に包まれ、夢と希望に満ちあふれているみたい。また、重なり合った花びらの光のコントラストを楽しむことができる花です。この他、イエローサルタン、クラスペディアと、明るい黄色の花でまるくアレンジしました。明るい未来になりますように。。。
色は光。カラーセラピー的には、全ての色をまんべんなく取り入れることが望まし
いのです。でも、好きな色、嫌いな色、似合う色、似合わない色って誰にでもありますよね。私はカラーセラピーを勉強していて、自分が好きとも嫌いとも意識しない色があることに気づきました。それが黄色でした。共働きの両親、4人兄弟の一番上ということからか、小さな頃から自立心が強くマイペースな私は依存心が低いようです。だから他人に甘える色は自分にそぐわないのでしょう。でも黄色を何かしら取り入れようと思い、毎年、手帳は黄色の物に決めています
〜花色メッセージ〜 vol.1 「ピンク・・・幸せの色」
hanairo01.jpg記録的な厳しい寒さがやっと遠のき、春の気配が漂い始めました。春って、なんとなく心がウキウキしませんか。色の辞典を見ますと、ピンク色には春の花の名前が並んでいます。紅梅色、桃色、桜色、ばら色、つつじ色。春の訪れの2月から春爛漫の5月頃まで、春の季節を巡っていきます。「ピンク色から連想する言葉は?」の問に、春、暖かさ、恋、幸福感などが多く挙げられます。「薔薇色」は明るく希望に満ちた幸福な状態をいいますものね。視覚的にも赤色に白を混ぜてできるピンク色には温かみを感じます。お風呂に入って体が温まるとリラックスできるように、春の暖かさも心をリラックスさせてくれます。ピンク色には心を穏やかにし、ほんのり幸せを感じさせるヒーリング効果があるようです。結婚や出産など人生のまさに幸せな時にいる方へのプレゼントにはピンク色の花がぴったり。また「ピンクは女性の色」という社会通念が浸透していますが、男性もほっと一息つきたい時にはぜひピンクの小物をデスクの上に置いてみて下さい。キリキリしていた気持ちが和らぎますよ。
【今月の花 チューリップ】
春(ユリ咲き)、ピンクダイヤモンド(パステルピンク)、クリスマスドリーム(ピンク色)、アンジェリーク(八重咲き)
高3の冬に一緒に受験勉強をがんばった友人の結婚式に贈った色ドレス用のブーケは、「ピンクダイヤモンド」と「ファンシーフリル」というパステルピンクの2種類のチューリップを束ねた優しいブーケでした。
お互いに家庭を持つとナカナカ会えないけれど、ピンクのチューリップを見ると思い出す彼女。お元気かしら。。。