パキスタン モヘンジョダロ
MOENJODARO
カラチより、北へ560キロ、インダス川沿いの大平原に広がる、世界4大文明の1つ、
インダス文明の発祥の地、モヘンジョダロに飛行機で行くことにしました。
カラチを朝早くの飛行機に乗り、約1時間半のフライト。
国内線の待ち合い室で、水と、クッキーを購入。これが、あとで、たいへん役に立ちました。
1列に4席のわりに小さめの飛行機には、現地の人と思われる人たちでけっこう満員。
なのに、モヘンジョ‐ダロで降りたのは、ほんの数名・・・。
私達をおろして、また、飛行機は次の目的地へ。
空港はコンクリートでしたが、わたしが、門を出ると、職員さんが門をガチャンと施錠。
あたりを見回すと、ただ、広がる砂漠が・・・・。
一緒に降りたはずの人たちは、チリジリになって、すでにいず・・・。
鍵をしめていた職員サンに、方向をたずねて、歩き出した。他に観光客もいないし・・・?なぜ?
モヘンジョ‐ダロって、有名な遺跡だよね?と考えながら歩く。
砂漠の砂って、とっても、細かい。特に、強い風がふいているわけでは、ないんだけれど、
顔がなんだか、砂だらけに、なっているような感覚がする。ジャリジャリしているのではない。
すごく粒子が細かい。
向こうから、真っ黒ずくめの民俗衣装を着た女の人が歩いてきた。
頭からすっぽりと黒いベールをかぶっている。
これは、ブルカといって、目の辺りだけが網状になっていて、見えるように工夫されている。
パキスタンはまだまだ、女性の地位が低く、「女は家」にといった、考えが強く、ブルカによって、
顔はもちろん、足さえ出さない。カラチ市内などの都会では、顔は出しているが、
髪の毛はスカーフでかくし、長そでのブラウス、床まであるスカートや、
ズボンをはいている女性も見かける。
でも、この時、砂漠の細かい砂に悩まされながら歩いていた私は、あのベールが欲しくなった。
けっこう、生活習慣に合った服装なのかもしれない、と思った。
歩くこと、10分ほどで、遺跡らしいものが、見えてきた。
遺跡に続く道の片側におみやげやさん、らしき店は あるが、みんなしまっている。人も誰もいない。 まず、博物館に寄ってみることにした。 一応、受付にはおじいさんが、いて、料金を払う。(2ルピー) 中に入りかけると、おじいさんが、「待って」といって ブースからでてきて、案内してくれた。 ほんとうにヒマそうだ。 遺跡自体は、ほんとうに、あるがままなので、 予備知識として、まず、博物館をみておきましょう。

さて、実物の遺跡を見にいきましょう。おじいさんとは、そこでバイバイして、博物館をでます。
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| 大浴場 | ||||||||
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| ストゥーパ | ||||||||
とても、広いです。大浴場や、穀物倉庫、井戸や、下水道、があります。
かっては、住居の壁であったであろう、高い壁のつづく道があったりと、けっこう面白いです。
ほんとうに、他に人はいず、自由にのんびりと、見学が出来ました。
遺跡の上から砂漠をながめると、遠くに、ラクダの群れを連れた、少年が歩いていたりします。
青い空には白い月が浮かんでいて、自分の時までとまったような・・・、風の音だけを聞いていると、
昔のにぎやかだったころの、街の人の行き交うような、足音や、
子供達の声が聞こえてきそうな、気がしてきます。
暑いとは聞いていたけれど、さほど、日ざしは強くなく、湿気がないからでしょううか、
風が吹くと寒いくらいで、わたしは、長そでのカーディガンが、あって、重宝しました。
とにかく、遺跡しかないし(水とクッキーがあって、本当によかったです。)
帰りの飛行機の時間まで、の〜〜んびりと、遺跡を歩いたり、
砂漠の「ラクダと少年」をみつめて、時間をゆっくりと、過ごしました。
とはいえ、少々、飽きてきた私は遺跡からでて、ぶらぶら、していると、
青年が「どこから来たのですか?」と声をかけてきた。
よその国の話を聞きたいと言って、お土産物やサン付近にある1件だけ、かろうじて開いている、
喫茶店?(わたしには、開いているとは思わなかった。暑いからか、砂が入るのか、
半分シャッターが閉まっていたので。でも、良く見ると、
地元の人が何人かお茶を飲んでいらっしゃいました)でお話をすることにしました。
お店の前のオープンエアーで、チャイを飲みながら(青年がおごってくれました)、
話をしていますと、小学生ぐらいの子供達が、どこからか、いっぱい、集まってきました。
子供達にも話し掛けると、「学校の帰り」といって、わたしが、珍しいのか、寄ってきました。
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撮影会になってしまいました。 写真というものも珍しいのでしょうか? 「もっと、撮って、撮って!」 「僕もいれて〜〜」と、おおさわぎ。 ひとしきり、撮った後、また、どこかへ、行ってしまいました。 最初に声をかけてきた、青年が、住所を教えてくれたので、 あとで、写真は送りましたが、 はたして、届いたのでしょうか?なぞです。 |
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この、女の子?は最後まで、残っていた子で、とても、笑顔が可愛くて、 話しかけていたのですが、英語は話せないのか?、恥ずかしいのか? ただ、笑っていました。 クッキーがまだ、残っていたので、箱ごとあげると、 とても、うれしそうにして、帰って行きました。 と、しばらくすると、また、砂漠から走って戻ってくると、 手に持っていたビニール袋をわたしにくれました。 中身を見ると、「にんじん」と、「じゃがいも」が入っていました。 クッキーのお返しを、お家から持ってきてくれたんですね。 とっても、うれしかったです。 でも、ホテルに滞在しているわたしには、煮炊きはできないので、 生でたべられる「にんじん」だけをいただきました。 女の子は「じゃがいもは?」って不思議そうにしましたので、「にんじん」を、 その場でかじって、「ありがとう」って、言うと、ニコって笑って帰って行きました。 「にんじん」は、とても、甘味があって美味しかったです。 小さめの「にんじん」でしたから、 ほんとうに、その場で1本食べてしまいました。
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さて、そろそろと、帰りの飛行機の時間が近づいてきたので、空港に向かって歩き出すと、
先ほどの小学生の少年達が自転車で通りがかりました。
「どこへ行くの?」と聞くと、『学校に用事がある』『一緒に行く?』と、さそわれました。
学校にも、行きたかったんですが、すご〜〜く残念ながら、時間がないので
「飛行機の時間なの」というと、
『そっか、じゃあね』と、手をふりながら、笑顔で自転車に乗って、行ってしまいました。
1日、日帰りのモヘンジョ‐ダロでしたが、とても、ステキな思い出になりました。
モヘンジョ‐ダロは、静かに時を刻み、私をはるか遠い昔にいざなってくれました。
子供達の素直で、かわいい笑顔が優しさと、昔、そうであったろう、
わたしの素直な心をも思い出されてくれました。
いつまでも、かわらず、あってほしいものです。
パキスタン、そしてモヘンジョ‐ダロ、なかなか、行く機会はないと思いますが、
ぜひ、訪ねてみてください。
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