民宿ダイヤモンドヘッド、ドラマのその後

 97年夏のドラマ「ビーチボーイズ」、桜井広海(反町隆史)と鈴木海都(竹野内豊)がくりひろげる、ひと夏の海の物語…。私はどっぷりハマってしまいました、全く違う道を歩いてきた二人が出会い、ダイヤモンドヘッドでお互いを知っていく、そんな中で語られる人生や夢のこと、心にひびいたなあ、でも夏が終わり、二人はまたそれぞれの自分の海を探して旅立つのであった。

 ドラマの放送が終わった10月、私はふとあのダイヤモンドヘッドはどうなってしまったのだろうと思い、東京へと向かいました。するとありました、撮影地は千葉県館山市でした、中でもダイヤモンドヘッドがあったのは布良海岸(めらかいがん)というところでした。

 建物の看板ははずされ、出入り口はふさがれ24時間の警備体制をしいていました、警備員に聞くところによると、ドラマのスペシャルに使うので残しているということでした。そこにはデートのカップルなどもたくさん来ていてちょっとした観光スポットになっていました。広末涼子さんが自転車に乗ってかけおりてきた坂道もありました、ドラマに出てきた監視台やなぎさ2も健在でした。でもスナックなぎさはどこにあるのかわかりませんでした。

 ダイヤモンドヘッドの裏側は張りぼてで、いかにもセットという感じでちょっと残念でした。名物のドラム缶風呂を置いていたであろうテラスもありました。

 ドラマの放送終了から一年たった98年10月、私はもう一度布良海岸を訪れました、しかしダイヤモンドヘッドは跡形もなく消えてなくなっていました。でも大丈夫です、みなさんがダイヤモンドヘッドを、そしてビーチボーイズを忘れずにいる限り、ダイヤモンドヘッドは心の中で生き続けます。私はそんな自分の海を探して旅する人たちと交流をもてたらと思って、このホームページを開設しました。

ホーム