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ウィングによるダウンフォース発生方法は、もう一つあります。
『ウィングの角度』です。 分かり易い例が、 ●ドイツ(ホッケンハイム)のような超高速サーキットでは、リアウィングに書かれているスポンサーの文字が見えないくらいに、ウィングを寝かせています。 ●逆にモナコ(モンテカルロ)のような超低速サーキットでは、リアウィングを最大限に立てています。 ウィングで受けた正面からの風、つまり「正面からの力」を、ウィングを利用して、「下方向」に方向変更しているのです。 下方向の力、つまり「ダウンフォース発生」です。 ウィングの立てるほど、ダウンフォースは大きくなり、コーナリング速度が上がります。 しかし、空気抵抗が増えるから、ストレート速度は遅くなります。一長一短です。 |
![]() ダウンフォースが大きいから、コーナの多いサーキットに適しています。 |
![]() 空気抵抗が少ないから、ストレートの長いサーキットに適しています。 |
「ダウンフォースを増やすのか?」「空気抵抗を減らすのか?」 これが、マシンセッティングの分かれ目の1つですね。 わかりましたか? |