1989年 F1総集編 オープニング より 〜

何万光年先もから届く光のように、F1世界に輝く星達の光は鋭い。
マクラーレンが1つの星座とすれば、
アラン・プロストとアイルトン・セナは、向かい合う2つの大きな星と言える。
この巨大な星を中心に、ありとあらゆる星を飲み込んだ集合体が、F1大宇宙である。

89年、この宇宙では、様々な事が起きた。

目に見えるスピードは300km。
しかし、瞬間の判断は、光よりも速く、
心の葛藤は、地球より重い。

これは1989年、F1全16戦、戦いの記録である。


1989年 F1総集編 エンディング より 〜

89年、速く走ることが全ての男が政治の壁に突き当たり、蹴落とされようとしていた。
問題は、ルールにあるのではない。それを適応する人であり、方法である。
セナが正式に走れることになったのは、90年2月16日のことであった。


F1。
瞳眩きもの、眉秀でしもの達が駆け抜ける一瞬は、空にある星よりも鋭く、私の心を射抜く。
F1。
鮮やか色のガラス細工。目眩く白昼夢。迸るエクゾーストノート。全てがセクシー。
神と話して自分の道を進む。
自由自在。人の心をも動かす。
飛ぶように坂を登る巨大な星。
祈る。嘆く。高ぶる。平和。静寂。怒濤。
人間の営みだからこそF1は素晴らしい。
僕たちはレースと共に大人になった。


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