1990年 F1総集編 オープニング より 〜
1990年、2月。
アラン・プロスト。
1989年、ワールドチャンピオン。
明晰的な頭脳と、エゴイスティックなまでの固い意志を持つ男は、
2月の24日、満35歳の誕生日を迎えた。
仲のいいジャーナリストやドライバー、取り巻きを集めてのパーティ。
南半球、サンパウロ。
89年、鈴鹿失格の末、危険なドライバーの烙印を押され、
孤独の中で苦悩する青年がいた。
アイルトン・セナ。
未だ90年のスーパーライセンスは発行されず、
引退か? アメリカ・インディーカー・シリーズに参戦か?
重苦しい毎日だった。
1990年 F1ワールドチャンピオンシップは、
たった一つの頂点を目指して、二人の天才、3度目の対決となった。
1990年 第15戦日本GPオープニング より 〜
地球。
生き生きとした空気と日光に包まれ、回転する巨大な水車。
1955年、フランス。
1つの生命が育まれていく。
お利口な子。サッカーが好き。
「夢はなんだい?」
「ワールドチャンピオン!」
平然と答えた若き日。
5年の後、
南半球に優れた命が誕生。
自分に忠実。
4歳でゴーカートに乗る。天才。
成長していく若き魂。
地球という星が生んだ巨星、三度、鈴鹿の山里で出会う。
歴史の1ページをあなたは見守る。
1990年 F1総集編 エンディング より 〜
空光り、風立つ。
胸、公然と高鳴る。
人、あふれ、人、走り、歓声沸く。
右手、天空示す時、エンジン、雄叫びをあげ、戦いは始まる。
瞳は、深さ1万メートルの海。
心は、宇宙のボルテージ。
なんて美しいのだ。なんとやり甲斐があるのだ。
あなた達は、神に選ばれし地上の戦士か?
こみ上げるよう涙。
また少し人間であることが好きになった。
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