1992年 F1総集編 第6戦モナコGP より 〜
これがレースだ。これがF1。
ラスト8周。久々のセナ、トップ。
観客、一気に熱狂。
しかし、忍び寄るマンセル。
鳥肌が立つ。
セナの腕とHONDAパワーで押さえきる。
マンセル、ファステット・ラップだ。
差は縮まってきた。
誰にも邪魔はさせない。
周回遅れなど蹴散らす。どうしてもモナコだけは勝ちたい。
マンセルの目はラインのようになった。
メカニックも身震い。マンセルならやってくれる!
そして、今年最大級のバトルが始まった!!
1992年 F1総集編 第11戦ハンガリーGP より 〜
Dreams Comes True
悲願は達成された。
長い道のりだった。
快進撃、そして足踏み。
しかし、今、本当にチャンピオンだ!
I Am Number One
突き上げる拳。
1992年 F1総集編 第15戦日本GP より 〜
幕が上がれば下ろすときもある。
始まりがあれば、終わりもある。
合い言葉は「ありがとう」
「何言ってんだよ、まだまだやりたいに決まってじゃないか」
だけど、去っていかなくてはならない辛さ、悔しさ。
だからこそ最後の鈴鹿で勝ちたい。
念入りに念入りに、鈴鹿用スペシャルエンジンの調整が続いていく。
日本GPの幕があける。
1992年 F1総集編 エンディング より 〜
泣いた、笑った、徹夜した、叱られた、造った、壊れた、走った、勝った。
人を愛することと同じように、F1を愛してしまった男達、女達。
速さを生み出すために風と語った人々。
悲願を成し遂げた夫、支え続けた妻。
カッコイイからやるんじゃない。
F1が好きだからここまでやってきた。
思いでの日々、思いでのエンジン。
明日がある。未来がある。
新しい時代のF1を目指して力惜しまぬ若い力。
苦しみ、嘆きをバネに伸びてゆけ。
もっと、もっと速く頂点を目指し、
必ず君たちの時代は来る。
夢を確実に形に、大きな一歩を。
F1を愛す。心からF1を愛す。
いつの日か未来の孫とスタンドで、セナやマンセルの話ができる日が...。
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