1997年 F1総集編 オープニング より 〜
命の源、太陽。
命の源、水。空気。
今、太陽の光を跳ね返し輝くF1マシンは、
地球が有する最高の素材で作り上げられた人工の動物かもしれない。
1ミリ、1ミクロンの誤差なく削ぎ落とされた数万のパーツは、
空気達と念密な取引を重ね、地を這い。
操るのは人間。
水と空気、食事と睡眠によって生きる人間。
彼らは地上最速の動物を手足とし、
目眩く戦い、1年を費やす。
20世紀の終わり、ドイツは誇るべくスポーツマンを世に送った。
その代表は赤い跳ね馬に乗り、3度目のチャンピオンを目指す。
ケベックに生まれ、イタリアで育ち、スイスに学んだカナダ人。
伝説の父を乗り越え、地球を征するか?
時は刻み続けられ、人間は行動し続ける。
97年、F1グランプリ。
スピードの大宇宙を今わかちあう。
1997年 F1総集編 第17戦ヨーロッパGP より 〜
運命の朝は来た。
西の果て、アンダルシアの空は黄金色。
幻想の空のもと、歴史に残る1戦となった。
97年、F1最終戦、ヨーロッパグランプリ。
ドイツの28歳、三度チャンピオンとなるか?
26歳、カナダ人初のワールドチャンピオンか?
厳かに。厳めしく。
波乱を予感させ、無事に頼むと言うスタッフ達の気持ちを載せ、
フォーメーションラップが始まっていく。
1997年 F1総集編 エンディング より 〜
F1
技術の結晶。肉体の燃焼。努力の結果。
抗えぬ事故。大人の遊び場。
魂の祝福。憤り。
右京。
自分の全てをさらけ出し、突き進んだ6年間。
怖いものは何もない。みんなが守ってくれるから。
夢を諦めないこと。人生に後悔しないこと。
へんてこりんでもいい。人間なんだから。
僕という人間はただ一人。
大気を吸い、燃焼し、走る。
束縛されず、束縛せず、ただ速く走る。
金のためだけの人生はつまらない。
仕事だけの人生もつまらない。
国も人種もチームも越えて、尊敬しあい愛しあいたい。
F1で勝つ。ワールドチャンピオンになる。
僕はそれに熱中し、夢を果たした。
でもこれは通過点。
僕にはまだまだ夢がある。
地球という星に生まれてきたのだから。
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