セナ:「今までレースをやってきて、勝った時も負けた時もある。 でもこれがレース。もちろん全レース勝てたら、それはそれで嬉しいけど、 それじゃ、何ともレースが味気ないもになると思う。 だから負ける事も大切だし、それを受け入れる心の準備も必要だと思う。 それが勝負の世界だ。でも、僕はいつでも勝ちたいと思っている。 常にプラス指向でレースに挑むし、限界の中での自分の力を信じているんだ。」 |
セナ:「僕は間違っていない。」 |
プロスト:「今回の事故が今シーズンを象徴していた。 心残りなのは、これで彼と手を握り合うことが出来ずに終わってしまうことだ。」 セナ:「残念だけど、こんな状況になった時は、自分の力の範囲で向かっていくしかないし、 僕はやるべき事をやっているし、間違ってはいない。 僕はレースに勝ったが、感動や表彰台に立つ感激を味わえなかった。 チームのスタッフ、日本のファンと一緒に祝うことができないのが残念だ。」 |
セナ:「僕は実際、もうF1に出ないと決めていたんだ。 ただ、昨夜HONDAの川本副社長に電話して出場を放棄するかどうかはゆだねた。 ただ僕が、88年にチャンピオンになって以来、お世話になり尊敬しているHONDAにとって、 それがプラスになるなら、それでいいと思っている。 もし法廷闘争になれば、チームスタッフの努力はもちろん、HONDAの努力も、 マクラーレンチームの存在自体も、危ぶまれるだろうと思ったからね。」 |