〜 謎解きが、一番難しかった! 〜
99年6月12日作成

【ドラクエ2とは】
 ドラクエ2は、とにかく難しかった。

 「ラゴスが持っている水門の鍵」、「金の鍵」、「ロンダルキア高原のハーゴンの神殿で、白い十字架の真ん中で(邪心の像)を捧げる」、「ムーンブルク王女を仲間にする(城で人魂に話しかける)」、「稲妻の剣を取る」などなど。

 そのうち、自分では解らずに友人に種明かしを聞いたのが「ラゴス」「稲妻の剣」「ムーンブルク城で人魂に話しかける」である。

 自分で解いてやる!自分で解いてやる!と思っているが、どーしても解けない! 結局、友人に聞くわけだが、無茶苦茶悔しかった!

【社会現象?珍事件?】
 このドラクエ2あたりから、ドラクエの知名度が一気にあがった。

 その証拠に、日本各地でいろいろな事件があった。地元の北九州でも事件はあった。場所は、北九州市黒埼のディスカウントショップのトポス。

 ドラクエ2が欲しいばかりに、ある大人が、トポスでドラクエ2を買っている小学生を誘拐したのだ。事件はすぐに解決したがドラクエが社会現象になった事を物語っていた。

【旅立ち】
 さて、ドラクエ2の特徴。1つ目は、3人パーティでの旅。ドラクエ1は一人旅だった。今回は3人。頼もしい。1回の攻撃で3回も攻撃出来るのだ! ふふふ。楽だし楽しそう。

 しかし、甘かった!
 敵もパーティだった! 敵も1匹じゃない。最大8匹の時もある。甘かった。特にゲーム序盤は、一人旅であったため、複数の敵からの攻撃は辛かった!

 もう一つの特徴は、マップが広くなったと言うこと。ドラクエ1の4倍の面積である。更に船を手に入れれば海まで冒険できる。
 友達との会話で「世界地図、全部まわった?」との問いに「いや、まだなんよ! 今回のマップはけっこー広いぞ!」や「敵のボスがおるとこだけ、どーしても行けん!」等と会話をしたもんだ。

【仲間】
 やっと仲間を見つけた。最初の仲間、サマルトリア王子である。うれしい。
 しかし、甘かった。仲間になった直後の仲間は、大して強くない! 攻撃力も弱く、HPも低い。 すぐにHPが0になる。

 次の仲間はムーンブルク王女。ここで手間取った! どこにいるのだ王女よ! わからない!
 ムーンブルク城とムーンペタの街を何度も往復する。途中で現れる「マンドリル」ってモンスターが強い! 何度もサマルトリア王子がやられる!(その度に教会に寄付して生き返らせねばならぬ) 謎がとけぬまま戦闘を繰り返すため、主人公のレベルが上がる。

 そして、廃虚のムーンブルク城の人魂に話しかける事を友人に教えてもらい、やっとムーンブルクの王女を仲間に入れた。が、この時、特に主人公のレベルが上がりすぎ。そのため主人公のHPを0にして、王子&王女だけで戦闘をして、二人のレベルを上げたものだ。

 3人の仲間が揃ったことで、1つ楽しくなった事がある。それは音楽! 世界地図を歩き回る時に流れる音楽が、3人揃って変わった。この音楽、明るい雰囲気でゲームを盛り上げた! マップを歩く音楽では、このドラクエ2のものが一番お気に入り。

【ドラゴンフライ】
 懐かしのアレフガルド地方(ドラクエ1のマップね)に訪れた。流れる音楽も「広野を行く」に変わった。いいぞ! そして竜王の子孫からの助言を元に大灯台へ。

 ここで登場する「ドラゴンフライ」。ドラクエ2で一番やっかいなモンスター。集団で登場する(5匹くらい)。更に1匹ずつ炎を吐く。この炎、主人公達の3人全員にダメージを与える。最悪の攻撃なのだ。逃げられれば、なんて事はない。しかし逃げそこなった場合、以下のような場面に出くわしてしまう!

 「とおいっ たちは にげだした」(とおいっ は主人公の名前)。

 「しかし、ドラゴンフライはまわりこんできた」。

 「ドラゴンフライAのこうげき」
 「ボォォォォ〜、ボワァッ(主人公にダメージ)、ボワァッ(サマルトリアの王子にダメージ)、ボワァッ(ムーンブルク王女にダメージ)」

 「ドラゴンフライBのこうげき」
 「ボォォォォ〜、ボワァッ(またっきた)、ボワァッ(やべっ)、ボワァッ(たすけて!)」

 「ドラゴンフライCのこうげき」
 「ボォォォォ〜、ボワァッ、ボワァッ、ボワァッ」(成す術無し)

 「ドラゴンフライDのこうげき」
 「ボォォォォ〜、ボワァッ、ボワァッ、ボワァッ」(この辺で、画面が黄色に、最悪は誰か倒れて真っ赤になる)

 「ドラゴンフライEのこうげき」
 「…」(もう、想像したくもない)

 逃げようとして逃げれなかった場合に、最悪パーティ全滅という場面が訪れる。
 例え戦っても、最低一人が倒れて画面が赤くなることもある。また、回復呪文を使ったりとMPの消費大となるのは間違いなし!

 とにかく最悪の敵モンスターなのだ!

【水門の鍵】
 これには、すっかり「わたしまいりましたわ」であった(括弧の中を逆さまから読んでも同じ)。

 とにかく、ラゴスが見つからん! ラゴスがいるはずの牢屋に行っても、すでにラゴスは脱走したのか既にいない!

 ラゴスの居場所を教えてくれる街、牢屋がある街、水門が必要な街(ムーンペタの街、の街あたり)を徹底的に調べるが、見つからない! 街を移動する間に遭遇する敵をやっつける度に不要にレベルが上がる!

 仕方がないので、またもや友人に電話して謎を聞く。

 ラゴスの居場所がわかった。なんと牢屋の奥の「真っ黒な部分」が隠し部屋になっているじゃないか!

 そこにラゴスがいた!

 「このぉぉ、くそぉぉぉ〜、囚人のくせして、隠し部屋なんぞ作るなぁぁぁぁ〜!」。そしてきっと、友人に「そこで、行き詰まったんやね。ふふっふふふ。」って、思われているに違いない! 悔しいぃぃぃぃぃぃ〜!

【ロンダルキア大地】
 精霊ルビスの助けを借りて、やっと最後の敵、ハーゴン城に到着! あとはハーゴンを倒すのみ! と思っていたが甘かった!

 ハーゴンに会うために、城内に「アトラス」「バズズ」「ベリアル」が待ち構えているのだ! それもこの3匹+ハーゴンの4匹を続けて倒さないと、この3匹は復活するのだ! つまり、アトラスを倒した後に街に戻って回復。次ぎはバズズを相手に戦闘...、なんて事が出来ない!(スーファミ版は出来たが)

 この3匹で一番やっかいなのが、最初に遭遇する「アトラス」。凄まじいばかりの攻撃力で、3人の仲間のうち一人だけを狙う。それも1ターンで2回の攻撃! その一人がサマルトリア王子だったりすると、あっという間にHPが0。画面真っ赤! そのまま全滅ってことも多い!

 しかし、今思うと一人しか攻撃してこないなら、その一人をずっと「ぼうぎょ」にしておけばよかった。当時の自分がマヌケだったような気がする。

 「バズズ」もザラキを使ってくるやっかいなモンスター。しかしHPが低いのがラッキー。「ベリアル」は、アトラスの攻撃力とバズズの魔法の両方を備えたモンスター。しかし、アトラスのような単純攻撃がないだけ、なんとかなる。たまにパーティが全滅するが...。

 そして、最後の敵ハーゴン! ハーゴンの仮の姿の「じじぃ」の時は、すぐに倒せる。が、真の姿になった時こそ、やっかいな敵となる。どんなにダメージを与えても「ベホマ」ですぐに回復してしまうのだ!

 そして、今回はパーティでの戦闘。3人で攻撃するので頼もしいのだが、逆に一人が倒れると復活させるのがややこしい。復活の間もハーゴンの攻撃は続くのが大変!
 このハーゴン城での4匹を倒すのは竜王を倒すより、かなり難しいのであった。しかし...、

【裏技】
 裏技があった。「はやぶさの剣」(攻撃力は弱いが1ターンで2度攻撃可能)、「破壊の剣」(攻撃力はNo.1だが、装備すると呪われる)の2つの武器をうまく利用するのだ!
 上手く利用すれば、「破壊の剣」の攻撃力でかつ「はやぶさの剣」の2回攻撃が出来るのだ!

 この技を使えば、あっという間にハーゴン城の4匹のモンスターを倒すことが出来る。簡単に倒せるので全然つまらん。倒した後の感動が全くない。

 しかも、これは多分にバグを利用した技。この技は使っちゃいけないのだ! この技を使えばレベル25でもクリアできるかもしれない。

 俺は、この技を使わずに、何度もチャレンジし(ハーゴンのたどり着く前に全滅することも多々あった)、なんとかレベル30くらいでハーゴンを倒したと思う(ちなみにこの技はスーファミ版では使えない)。

【フィナーレ】
 ハーゴンを倒した後の、フィナーレ。ドラクエ1が、あまりにも感動してしまったため、今度はどんなフィナーレが待っているかワクワクした。

 しかし、期待外れ。ドラクエ1の時と全然変わらない。平和になったマップ上を歩ける、そして街ではみんなが主人公達を祝福する(街の数が多すぎて逆に負担になった)。

 ということで、2のフィナーレは感動はほとんどなし! 最後にドラクエ2自体の雰囲気を壊しかねなかった。

 しかし、冒険と途中の数々の出来事を思い出すとやっぱり、ドラクエってすごいなぁ〜、って思うのであった。特にパーティ3人が揃った後のマップを歩く時の音楽がよかった!

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