第1回目: 序章 〜どうやったら未来、過去にいけるか!〜
99年3月16日
 タイムマシンについて、誰もが一生に一度は、関心を持った事があると思います。未来に行ったり、過去に行ったりと時間の中を自由自在に旅行できたらどんなに素晴らしいことだろう!って思った事があると思います。どうですか?
 このタイムマシン、実はその理論はかなり昔から出来上がっているのです。
 つまり、【未来に行く方法も過去に戻る方法も、既に理論的には可能】 なのです。
 しかし、しかしですよ、タイムマシンは実在しない! 理論上では実現可能なのに実在しない! どうしてでしょう? というわけで、その理由をこのホームページで紹介していきます。
 今回はその第一回目です。がんばって書き上げていきますので最後まで読んで下さい!
 私とタイムマシンの出会いは、同世代の人ならほとんど同じかもしれないけど、「ドラえもん」であります。そう、のび太の勉強机の引出しから乗り込む事ができるタイムマシンです。あの当時ら、タイムマシンがあったら、「あんなことしよう!」「こんなことしよう!」ってたくさんの夢があったものです。

 例えば、過去に戻って、世界のたくさんのミステリアスな出来事の謎を解き明かす! 「坂本竜馬を暗殺した人はだれ?」「恐竜は本当はどうやって滅びたか?」「ナスカの地上絵は誰が描いた?」「ムーン大陸は実在した?」等、過去に戻って解き明かしたい謎はきりがないような気がします。

 また未来に目を向けると「将来の自分の姿」「進歩した科学」「人間、地球、宇宙の将来の姿」、また、身近で言うと「競馬の結果を知って金もうけする」等、これまたいっぱいあると思います。
 これらは、私だけが考えるのではなく、みんなも似たような事を考えていると思います(特に子供の頃には)。
 そんな子供の頃からの夢であったタイムマシンを、より現実的に考えるようになったのが高校2年生の時です。高校2年生の物理の授業でタイムマシンの話を聞いたのです。その物理の授業の先生の名は「於保 康夫(おほ やすお)」先生であります。

 於保先生の授業は、いつも冗談ばっかしで、その冗談の中に勉学があって、面白かった。高校生の時は、勉強が面白くなくて成績は落ちる一方だったけど、於保先生の授業は楽しくて楽しくて、物理を無茶苦茶がんばった思い出があります。
 おかげで物理の成績はクラスでもトップの方だった気がする。

 その於保さんの授業で、ある時にタイムマシンの話が出てきたのです。於保さんは、私の10歳ほど年上であり「宇宙戦艦ヤマト」で育った世代であったため、SFにやたら詳しいのです。
 という事で、ある授業の時に「実は、SF映画とかで出てくる【ワープ】、【タイムマシン】って言うのは、既に実現可能な技術なんだぞ!」って話が出たのです。

 実は私も「ヤマト」に、はまった世代であり、「SFの世界が実現可能!」って話を聞いた時には、そりゃもうびっくりしたものです。SFに関心が無くても、この話を聞くと興味が湧かない方がおかしいくらいだ!
 さて、「ワープを物理的に説明すると…(この話は、また別の機会に)」(中略)「ほら、ワープって簡単に実現できるだろう!」と言う話が出てきて、それを聞いた私は、もうドキドキだった。「物理ってなんて素晴らしいんだ!」って思ったくらいだ!

 そして、次に更に更に興味のある「タイムマシンの実現方法も昔からわかっているんだぞ!」って話が出た時には、「もう早く説明してくれぇ〜」って焦って焦って落ち着いていられなかった。
 「タイムマシンなんて実は、簡単なんだ。アインシュタインが、とうの昔に説明したくらいやもんな。そう、未来に行くにも、過去に戻るにも簡単なんよ。知っとるか!」。
 かぁ〜、あぁ〜、うわぁ〜、「どうして、なぜ簡単に未来にも過去にも行けると? 何故、なぜ、何故? そんなに簡単なら早く教えて!」「でも簡単ならなんで実存せんとぉぉ?」。
 もう、於保さんのタイムマシンの話に、昔からの時間旅行って言う夢がかないそうで(実は夢だったんです)、於保さんの言葉と言葉の間の、一瞬にいろんなことを想像しました。そして「あとちょっと先で、時間旅行、タイムマシンの謎が解けるぅぅぅ!」って思うと、そりゃドキドキですよ!

 そして、於保さんの口から出てきた、タイムマシンの説明とは、時間旅行の可能性の説明とは…、
 於保さん曰く、「【未来に行くには、光に近い速度で動けばいいんだ!】 簡単だ! よくロケットに乗って宇宙旅行して地球に帰ってくると、地球上では時間が進んでしまい、年下の弟がおじいさんになってしまっていた、なんて話を聞くだろう。あれだよ、あれ。ロケットは光に近い速さで移動したんだよ、わかった?」。

 はぁはぁ〜ん、聞いた事あるぞ! ロケットで宇宙旅行して地球に帰ってくると、地球上では時間が早く進んでいたって話は、聞いた事ある。これは本当の話だったんだ。それもアインシュタインが発見した話なんやね。「しかし、何故?」。
 そして、於保さんの話は続く、次は過去に戻る方法。「未来に行く話は聞いた事があるかもしれんが、過去に戻る方法は知っとるか? 過去に戻る方法も簡単だ! 【光より速く進めばいい!】 どうだ簡単だろう!」。
 う〜ん、確かに言葉で説明するのは、無茶苦茶簡単だ。 「光に近い速度で進めば未来に行けて、光より速く進めば過去に戻れる」。 う〜ん、しかし、何故なんだ?
 そして、於保さんの話はこれからもつづく。 私の興味が、120%を越えるような素晴らしい時の中、於保さんの話は続いていく。時間旅行の夢の実現に向けて話しは続くのであった。あぁ〜、これは高校の授業だと言うのに、勉強とは関係のない世界へと導かれているようである。あぁぁ〜。

 しかし、今回はこの辺で止めておきましょう!
 どうして光の速さに近づいたり、光より速く進めばタイムマシンが出来るのかは、次回を楽しみにしておいて下さい!
 (しかし、アインシュタインの相対性理論、一般相対性理論を知っている人なら誰でも知っているかな?)

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