▲▼▲
1999年9月のひとり言
▲▼▲
(全米オープン所感、長嶋茂雄、Matrix)
(1999.9.1)
【
全米オープンテニス
】日本の杉山愛ミックスダブルスで見事優勝!すばらしいです。ペアはインドのブパシ選手です。ダブルスのスペシャリストですね。彼のおかげで日本人は2人もメジャータイトル獲得者が増えました。
嗚呼、またもヒンギス準優勝。がっくし...。
でもいい試合でした。第2セットでヒンギスはマッチポイントを2本しのぎ、一時はセットポイントを握ったんですが、タイブレークとなり決着が着きました。僕としては残念でしたが、優勝したセリーナ・ウィリアムズの
豪快な笑い
にはこっちまでつられて笑ってしまいました。まあ今回はいいでしょう。(^-^)
でもヒンギスはテニスに対するモチベーションを取り戻したと思います。よく10代のうちに活躍した選手は早い時期にバーンアウト(燃え尽き症候群)にかかりやすいと言われます。フレンチ決勝では大ブーイングを浴び、悲惨な状況でした。しかもウィンブルドンでは1回戦で負けてしまい、ヒンギスはどうなるんだろうと心配していました。
ところがしかし全米の決勝戦では負けはしましたが、ヒンギスはひたむきだったと思います。無心にボールを追いかけ、苦しい時はつないでなんとかポイントを取っていきました。観客からの声援も多かったと思います。これで
ヒンギスは大丈夫
でしょう。またテニスを続けてくれると思います。
絶好調のアガシ、見事に2度目の優勝をしました。フルセットの末の勝利でした。相手のマーチンもタイブレークで2セットを取りましたが、アガシのサーブを1度もブレークできませんでした。それに対してアガシは5回もマーチンのサービスゲームをブレークしています。
相変わらずアガシが絶好調ですね。準決勝のカフェルニコフ戦では深くて角度のあるストロークが続いていました。共に最高のストローカーなので楽しい試合でした。しかしあんなストロークが何往復も続けるとはさすがプロは違います。
【
全米オープン番外
】確か'91年くらいまで、TBSの全米オープンで
長嶋茂雄
がゲストとして出ていました。彼はテニスを知っているのか怪しいです。相変わらず
ボケ
をかましていました。一番すごかったのは忘れもしない'91年の女子決勝。セレス対サンチェス戦でのコメントでした。
セレスが第1セットを取って、第2セットも5-1くらいでリードして第7ゲームはセレスのサービスゲームでした。マッチポイントが2本くらいあったのですが、ここはサンチェスの粘りのプレーで跳ね返しブレークに成功。ここで言った長嶋の一言。
解説:「いやー長嶋さん、サンチェスやりましたねー。見事にブレークに成功しました。」
長嶋:「ホントですね。よくがんばりました。」
解説:「もう完全に追い詰められてからのサンチェスのブレークでした。」
長嶋:「ええ、 このゲーム取れないとサンチェスは
9割9分
負けでしたからねー。」
解説:「・・・・!?」
(←10割だ、10割!)
今はゲスト&解説に松岡修造と伊達公子が呼ばれているので、大変楽しく試合を見ることができます。
【
Matrix
】キアヌ・リーブス主演の話題の映画です。さっそく見に行きました。スローモーションとワイヤーアクションを使った斬新な映像美がウリです。ワイヤーアクションはすごく面白いし新鮮だなと思いました。壁が砕け散る銃撃戦はカッコ良かったです。
主演のキアヌ・リーブスはじめ、他のキャストはカンフーとワイヤーアクションのトレーニングに4ヶ月を費やしたそうです。かなり気合い入っています。
しかしカンフーシーンはちょっといただけないです。小学生、中学生時代にジャッキー・チェンの映画を見まくった僕としてはやや不満が残ります。やはり4ヶ月じゃカンフー取得は難しいのでしょう。パンチ1つ取っても、ジャッキーのは次元が違います。そして体全体の動き、キレはなおさら差があります。
それから話の内容としても僕的にはそれほど...でした。ヒューマンドラマ的要素がほとんどないからです。やはり今年の映画は「
パッチ・アダムス
」か「
ライフ・イズ・ビューティフル
」でしょう。
【
今週のひとり言
】【
ウエストサイド トップページ
】