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間を切る 一本を取る為には”間を切る”ということが大事だと思う。 ”間”は”時間”、”間(タイミング)”と”間合い”の3つをさす。 ”時間を切る” 時間をとめることができれば、それに越したことがない。それができないまでも、さも時間をとめたようにすることはできる。たとえば、相手に気づかれないように間合いを詰めるとか、竹刀を払って注意を竹刀に向けさせている間に踏み込むとかなどである。 ”間(タイミング)を切る” 上の時間と似ている。時間を切るのが、体の実際の動きなのに対して、間を切るとは自分のリズムを相手に読ませず、相手のリズムを読むことである。相手のリズムに合わせて打ち込むことは以外に簡単であるが、そういうときは相打ちや元打ちになりやすい。たとえば、出ばな技や応じ技がそうである。特に応じ技は相手のリズムを読まないと一本にならない。 ”間合いを切る” これも”時間を切る”と似ている。内容としては技の始まりと終わりの間をなくすということである。一足一刀の間合いから打ちこむとする。この間に、振り上げる動作や体を前に出す動作があるのであるが、その一つ一つが相手に防御や攻撃の隙を与えることになる。この間の動作の無駄をなくせばなくすほど早く打てる。また、打った後も間合いをすばやく切ることは、一本を取る上で重要である。
一本を取る為には、姿勢や手の冴えが必要であるが、それだけでは一本は取れない。一本を取るためにはそれらプラスこの”間を切る”ことが重要である。
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