姿勢(踏み込み)

体の姿勢が竹刀を10センチ伸ばす!

・右足の踏み込みと手を合わせるだけではなく、いかに体で打突ができているかを評価される。気剣体の一致。

体の中心はへそのした当たり

体の重心は体の動きに伴って動く。片足で立つことができるのは片足の直線状に重心があるからである。片足で立つ場合は腕を動かしたりする度にバランスを取らなければ片足では立てないが、それは腕の動きで重心が移動するために体の重心を片足の上に持っていく動作をしているから。

体で打突する

・体当たりをマスターしよう。

 体重ではなく相手の重心の位置に対して自分の重心を低くして押せばたいていは崩れる。

 体重が重いほうが有利な技ではない。柔道はこの重心の位置で相手を投げることができる。

 引き技のときに、体当たりではないがいったん崩せれば、相手の体制を崩してから技を出せれば、返されることなく打てる。

踏み込み

・姿勢を保つための踏み込み

絞ると腕が固定される。腕が固定されると腰の沈みによる重心の沈みは相手の面のほうに伝わる。

  右足で地面を蹴るのではなく体重を右足に乗せている。これは体の重心の上下運動である。前に倒れるのを踏み込むことで防いでいる。姿勢を保つためである。  踏み込みは、相手に伝える力を必要最小限の時間だけ与えて、あとは地面に逃がすことにより姿勢を保てるようにしよう。すばやく二段三段技を打てる姿勢を保つことである。

  打突の後の打突に対して応じられる姿勢(残心)での打突が一本となるのである。だから、腰が曲がったりしていると打突のあとの打突が難しいので一本とならない。のけぞった面を打ってもいっしょである。

体の姿勢は構えた時と同じくらい安定した形を保たないといけない。次が打てる姿勢が残心です。

Points 

1.腰が曲げない。

2.あごを引く。(腰が曲がってないかのチェックになる。)

腰を曲げず、その曲げない反動を手と足に伝えて技を出す。

 

踏込むととまってしまう人

・右足をまえに出しすぎているのか、腰(重心)を残して、前に出ているかである。

 自分が打突できる距離は相手も打突できる距離なので、その場でとまってしまうと残心は取れていないことになる。

・打突したあと左足がすぐ引きつけられているか(引き付けられないと重心が左に残っている)

打突の瞬間が目で確認できる打突はよくなく、抜けてから記憶をたどるぐらいの抜け方がいい打突と思って稽古しよう。

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