Turi Nikki つり日記
目的地に向かう道や通り過ぎる町に雪はほとんど無く季節は確実に春である。
車を降り山へ入ると例年に比べると多すぎる残雪がこの冬の大雪を思い出させる。
入渓場所は砂防ダム潅水部、できて何年経つか知らないが、土砂の堆積が進んでいる。
ダムの効果は完璧魚の行き来も完璧に遮断している。
川の水は雪解けの影響で非常に冷たい魚たちの反応が気になる。
例年虹鱒の夫婦が産卵に入るポイントがあるのでのぞいてみるとオスが瀬に出ていた。
私の姿を見つけたのかすぐ落ち込みに入ってしまった。50ちかい大物だ。
上流に進み滝を越えた所で釣りの仕度に入る。糸は0.5号、針は岩魚8号、竿は4.5m
ここまでは例年魚の出が悪いので竿を出さずにいた。
川は雪に埋まり所々水面が出ている程度である。流心を少しはずした流れに餌を流すと
目印が止まった、合わせてみると今年初めての魚の感触 この瞬間がたまらない。
糸は0.5号だが強引に流れから引き抜いた。25cmの丸々と太った虹鱒である。
今年の釣りはこの一匹から始まる良い釣りができそうだ。
川釣りの帰りに海アメをねらいに海へ向かう本当に天気が良い。
私は海アメを岩場からねらうがこの日は波が高い岩は波に洗われている。
少し無謀とも思えたが砂浜の方は勝負にならない
私の道具はロッド 1.5m ルアー負荷7〜14g リール3000番 ライン2号
当然メタルジグは投げれないし投げたくない。
30分程投げ続けただろうかミノーが波に呑まれた時昆布でも掛けたような重い当たりがあり
条件反射のように合わせると波間に暴れる魚が見える、けっこう良いサイズ。
ラインを巻き取るが波に持っていかれて空しくドラグが鳴る。
10m位まで寄せて来た所でバレテしまった。まったくむなしい......もう帰る。
今日はゆっくり寝ていたがあまりの天気の良さに釣に行きたくなった。
もう昼はとっくに過ぎている。川釣りをするなら雪解けの影響の少ない最上流部になる。
しかしこの時間からでは日が暮れてしまう。
結局ドライブがてらえのしま海岸へ向かった。ドライブにはまったくよい日だ
江ノ島までにはいくつか釣り場を通り過ぎるがけっこう海アメねらいの釣り人がいる。 
到着すると思った通り海アメねらいがたくさんいる。
最近雨マスダービーとかでメジャーな釣りになってしまった。私もそんな所か
空は快晴で風も無く波も無いみなさん釣れてないようだ。少々バテ気味か
岩に登って釣り開始。なん投かすると魚が追ってくるのが見える。しかし食いつかない。
それでも足場が悪いので一応ネットを用意しておく。
アタリはルアーの着水から間もなく来た。あまり大きくないな。
たいした抵抗も無くあっさりネットに収まった。とりあえずことし初海アメ
大きさこそ40cmを越えるがあまりにも痩せている。わたしも見習いたい。
平成11年4月18日 尻別川水系 目国内川
ここ3週連続天気が良く釣りに行くことが出来た。今日は早起きをした。とは言え7時である。
3月中に知人の澤さんが目国内川に入りそこそこヤマメを釣上げてきた。
しかし残雪が多く思うように釣りは出来なかったそうだ。
この川はさっき言ったようにヤマメが釣れるが、今は4月に入りヤマメは禁漁である。
そこでヤマメが釣れる可能性の低い砂防ダムの上を目指すことにする。
夏場になると笹が生い茂り人の背丈を勇に越してしまう。
山も急峻で釣り人の侵入を断念させる。
しかし今日はこの雪が笹を覆い隠してくれている。
谷を一気に降りて、支流を渡り、山を越えるとダムの上に出るはずだ。
山を越えて初めて目にするダムの潅水部は広大で青く深い。吸い込まれそうな静けさだ。
ダムは深い谷に作られており降りられそうに無いので流れ込みに向かって山を歩く。
少し緩やかな斜面を見つけ滑り降りたが帰りが辛そうだ。
これくらい標高を稼ぐと気温以外は冬そのままである。斜面の雪が雪崩となり川を隠している。
上流を望むとまったく流れは見えない。流れ込みから50m程しか釣りに成りそうに無い。
初めての場所なので仕掛けは余裕を持って0.8号に岩魚9号の針でいく。
しばらく釣り人は入っていないだろうから一投目から期待が高まるが反応無し。
いくつか丹念に探るが反応が無い。期待がしぼんでいく
小さな岩の陰に餌を流した時に念願のアタリがあり合わせると大きな虹が目に映った。
この小さな流れには不釣合いな大きな虹の帯びである。
一気に流心に潜り上流に走る。上流は瀬になっていて障害はまったく無い。 
私としては好都合である。中硬調の竿が限界まで曲がる0.8号なら着れる心配は無い。
魚に気持ちが通じたのか今度は下流に下り出した。
下流は倒木が川の上にかぶさっている。最悪だ枝に糸が入り込んでしまった。
片手で枝をよけながらのやり取りだが水面から魚の口を出すことが出来た。
明らかに魚の動きが鈍りこちらの勝ちである。おとなしく私の手に収まった。
今年最高の名勝負に成りそうた。まてよ?シーズンは始まったばかりだろ。
帰りの山越えの苦しみは今シーズン最後にしたいものでした。
平成11年4月18日 神恵内海岸
川での苦しい山越え無事にこなし車に戻るとまた釣りがしたくなった。
あれだけ疲れたのに良くやると呆れながらも神恵内に車は進んでいく。
4月3日の苦い思いを払拭するために今日は釣らねばならぬ。
現地へ着いて見るといつも釣る岩場に4人ほど釣り人がいる。さすが天気の良い日曜日だ。
しばし椅子を倒し疲れを癒す。
再度ポイントを見ると一人もいない。話を聞くが釣れていないようだ。メタルジグで釣れるのか?
さっそく釣りを開始する。帰りきれない思いの釣り人が座って海を眺めている。
今日は川の雪解けの影響で多少にごりが入っている。波もある絶好の状況だ。
これで釣れなければ私の状況判断を改めないといけない。
10分もしない内に一匹目40cm位である。幸先が良いすぐ海へ返す。
見ている釣り人とはかなり距離がある。良く見えなかったようで相変わらず座っている。
それから10投もしない内に明らかに大物のアタリ、強く合わせる。
ドラグが泣いてラインが出て行く、これはデカイ。
ジャンプこそしないが水面を割り尾びれが水を叩く。何度か繰り返す内に徐々に寄ってきた。
折り畳みのネットを広げ取り込みに備える。足元を波が洗いネットを置けない。
背中にでもぶら下げると良いが流行のファッションのようで好きになれない。
ネットを脇に抱えリールを巻く、足元まで寄せて見るとやはりデカイ。
去年同じ場所でこのサイズを掛け足元まで寄せながらもバラシた記憶がよみがえる。
今回はタップリ空気を吸わせてネットに収めようとするが最後の大暴れでラインが切れた。
かろうじてネットに入った魚をネットごと抱き抱えて陸を目指し歩く。
座っていた釣り人を見るとすでにいない、こちらに向かっているのか。
ルアーを見られたくない、貧疎な考えが頭をよぎる。
このルアーは本当に良く釣れる。去年の実績が物語る。
まあ何処にでも置いてあるルアーをひみつのルアーといっても仕方が無い。
陸に上げたところで釣り人到着である。魚を見てすぐに私のいた場所に2人入る。
とりあえずルアーをペンチで外す、前に素手で外そうとして流血の惨事となった。
フックを見ると伸びて外れそうな具合だった。魚のダメージも相当だ。
放した後もなかなか沖に出れずしばらく岸を泳いでいたが、その内視界から消えていった。
シングルフックであればこんなに痛めないと思うがバラシが心配だ。
今後考えていかなければ成らない問題である。