家にバスタブがないので自分でバスタブを設置する

2020/10/19

実は私の家には風呂(桶)がないんです!(古い古い)


まあ沖縄ではシャワーのみで風呂桶のない家が多いんだけどネ。実際、前住んでた借家には浴槽があったけど、年に2〜3回しか使わなかったし・・・
でもカーペットや毛布といった洗濯機で洗えない大物を家で足踏み洗いするのに便利だし、たまに寒波で外気温が10度切って暖まりたくなることもあり、あったほうがいいので付けた。



リフォーム業者に設置工事を頼むと数十万円オーダーで高いので、例によって自分で付ける。
沖縄のホームセンター・メイクマンではポリ製の小さな風呂桶が1万円ちょっとで売ってるけど、青いポリバケツみたいな色でいかにも安物で見栄えが悪い。
LIXILとかのメーカー品は見栄えがいいけど10万円超えて高い。


ヤフーショッピングのSALE marketでグラスファイバー製のいい感じのバスタブ見つけたのでこれに決定。
横になって足を伸ばせるように、将来子供と一緒に入れるように、一番大きな170cmの7522SL-170にした。
沖縄にもショールームがあるので(珍しい!)送料節約のため買いにいったけど、埋め込みタイプのみ置いてあって、側面パネル(エプロン)と足のついた床置きタイプはなかった。店員に聞いたら通販で買ってくれだって。
サイズと素材と表面質感は確認できた。悪くない。

オンラインショップで注文。本体価格22,500円+送料25,164円と送料が高くついた。でも合わせても5万切ってるのでヨシ。



トラックで運ばれてきた。
 
箱でかっ!運送員さんと俺とでなんとか風呂場の扉を通して搬入できた。

この家、新築時は埋め込みのバスタブがあったらしいんだが、前オーナー(建主)が使わないから邪魔だと撤去してしまったらしい。
その残滓の段差と水栓をつける水道管がある。

開梱。


足はステンレスの角材。なるべく低く置きたいので、縦棒をディスクグラインダーで切り取って横棒のみにした。
角材側からボルトを通して本体に埋め込まれたナットと結合するので、ボルトの頭が飛び出すので角材直置きはできない。
合成ゴム板をシリコンボンドで積層して足にする。
 

ホームセンターで断熱ボード カネライトフォーム スーパーE-Iの2cm厚を買ってきて、カッターで切ってバスタブを覆う。
 

発泡ウレタンフォームスプレーでバスタブと断熱ボードの間を充填する。
 

バスタブの足を切って高さを低くしたことで、側面パネル(エプロン)の高さが合わなくなったので、
床のアールに沿って線をけがいてPカッターでカットして詰める。


排水口を新設。


エプロンの底面をカットして強度が落ちたので、エプロン裏側にカットした部分をアクリル2液ボンドで接着して補強。




かつてバスタブが設置されてた名残の水道管。冷水側には簡易な蛇口がつき、温水側はプラグで塞がれている。

水道の元栓を閉じて外すと、ネジ山はサビだらけ。Pカッターとワイヤーブラシで掃除。


お湯が自動で止まるのがいいので、定量止水の水栓、INAXのBF-M140TSDをヤフオクで落とした。
バスタブの高さの都合で、通常の向きでなくエルボーかまして上向きに付けた。
(その後3年間使ってるが問題は生じていない)
温度設定のノブとシャワー側のレバーは分解して角度を90度変えた。
 
定量止水する側の蛇口を取り外してホースに付け替えて、バスタブのオーバーフローの穴に接続して逆に給水口にして、
バスタブにフタをしたまま給水できるようにした。
 



バスタブ固定のため、コンクリートドリルで床に穴を空けてステンレスアンカープラグを打ち込み、ステンボルトで固定。
オーバーフロー穴は給水口として使うため、入れすぎてあふれた水が必ず手前側に落ちるように2度ほど角度をつけた。
  

奥側もタイルに穴をあけてアンカープラグを打ち込み、ステンレス金具で固定。


既製品のフタだと保温性がいまいちなので自作。
断熱ボードを開口部の形に切って、裏側をアルミアングル材で補強して、上面にプラダンボール、階段手すり用のプラパイプを持ち手に。


密閉して断熱最強。冬にお湯入れて一晩たっても翌朝ホカホカのまま。


風呂に浸かれるようになった。(風呂として使うより大物洗濯桶として使うほうが多いんだが)


テーレッテレー(だから古いって)





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