古くなった屋根を再塗装する

2020/10/20

家のポストにね、週一くらいで「家を塗り直しませんか」てチラシが入ってるの。いろんな業者から。
築20年たつので他人から見てもヤレてんでしょうね。
壁はいいとして屋根の塗装は直射日光(熱)の反射による暑さ対策に直結するのでなんとかしたいが、
業者に頼むと、紫外線に最も強い(=長持ちする)フッ素塗装だと平米単価4,000円するので、うちの屋根面積がだいたい150uあるので60万円になる。
自分で塗るとペンキ代のみ。

エアブラシも使わずローラーでころころ塗るだけやろ?(素人特有のナメプ)
自分でやってみよう。



屋根はもともと熱反射のため白塗装されており、それが沖縄の強力な直射日光と風雨でボロボロになっている。
20年前にいちおう下処理されてるはずだし、屋上で人目につく場所ではなく表面の綺麗さは必要ないので、下塗りせずそのまま上塗りすることにする。

まずは浮いてる古い塗膜や既に剥がれた部分に入り込んだゴミやカビの除去のため、高圧洗浄。
屋上にある上水タンク(沖縄特有の夏の断水対策)のドレンパイプの先に自作のホースコネクタをねじこみ水を取る。
高圧洗浄機はモノタロウのMRO-1400という安物で、ジェットの強さを確保すると2cm幅ずつしか洗浄できないので、
丸2日(10時間以上)かけて徹底的に掃除した。きっとプロはこの辺の機材が違うんだろうな。


屋根でなく壁だけど、左が未洗浄で右が洗浄済み。(乾燥状態)
洗浄前はだいぶカビで黒ずんでてアルベドが低そうなので、洗浄しただけで熱対策になりそう。

古い塗膜は薄くなったり穴が開いたりでボロボロのあばた顔。

一週間後に塗装開始。はかりで重さを量って2kgずつ1:6で混合しながら、ローラーでぬりぬり。
思ったより簡単だし時間もかからんぞ。前処理の洗浄のほうが大変だったな。

最初15kgあったら足りるだろうと舐めてたが、半分しか塗れなかった。
厚塗りするからね、しょうがないね。
ここまで塗ったところでペンキがカラになって中断、追加のペンキを注文。

この状態で数日後に晴れた日の夕方に屋根を触ると、ペンキ塗ったところはヒヤッとしてて、古い塗膜のところはホンワカ熱い。
熱反射効果すげえ!と実感。

最初は関西ペイントのセラMフッソ、15kgセットで税抜42,500円+消費税3,400円+沖縄追加送料3,500円=計49,400円。缶捨てて現物の写真は撮ってなかったので注文画面。
次も同じにしようと思って検索したら、フッ素塗料でもっと安いのを見つけた。
日本ペイントのファイン4Fセラミック、15kgセットで税込34,090円+沖縄追加送料1,680円=計35,770円。セラMフッソのライバル、同等品だと思われる。
 

届いたので翌週ぬりぬり。ギリギリ全部塗れた。奥が関ペ、手前が日ペ。
奇しくも大手2社のライバル製品を並べて塗ることになったので、どちらが長持ちするか比較実験になるな。
沖縄の強烈な直射日光や台風時の潮風にどれだけ耐えられるか?
15年後、20年後が楽しみだ。(この遠い将来へ記憶を残すためにこのページ作ったの)


晴れた昼間だと反射光がまぶしくて目を開けられない!すさまじい反射効果だ。空から見たら目立ちそう。
10万円で屋根全部フッ素塗装できたし、自分の家を自分でメンテするのは楽しかったので、よい経験だった。
 




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