法事かこつけ4日間ツーリング 2026初夏

5月のある日、父から「来月日曜に渥美で母(俺の祖母)の法事があるんだが、自分は足を痛めて行けないので代わりに行けないか」と言われ、「うん、行く」と即答した。
レンタルバイクを借りて道中ツーリングしようと目論んだ。「祖母の法事」という大義名分があるので仕事の休みを取りやすく、妻の納得も得られやすい。
土曜に沖縄を出発して関西or中部でバイクを借りて渥美に向かい、日曜に法事が終わったらツーリング開始、月火は夏季休暇をとって火曜にバイク返却して沖縄に帰る。
ちょうどANAのタイムセール時で、行「那覇→伊丹」帰「神戸→那覇」を往復3万円で購入できた。ジェットスター等格安航空とほぼ同額で、荷物預けで別料金がかからないので総額だと安い。
スズキ販売店のレンタルバイク「スズキワールド バイクレンタル」で借りようと大阪周辺の店舗を検索したら、どの店も火曜定休日でバイク返却ができねぇ!
伊丹空港の敷地内にレンタル819大阪国際空港店があるので、そこでVストローム250を予約した。
野宿ツーリングは2020年のSV1000S納車ツーリング以来、6年ぶりだ。
あれは埼玉から鹿児島港までひたすら高速道路を走るばかりだったので、道中の予定がない自由な野宿ツーリングは2016年のVTR250納車ツーリング以来、10年ぶりだ。
うわぁめっちゃ楽しみ。
レンタルバイクでのツーリングで毎回使ってるリヤバッグを倉庫から出す。
大学生のときVTR1000Fを個人売買で買ったらおまけで付けてくれたやつ。もう20年経つけど、経年劣化は全く無くいまだに現役。立派。
リヤバッグに着替えとシュラフを詰め込み折り畳みマットをくくり付けた。
月曜は雨予報なので、ヘルメットの中にカッパを詰めて手提げ袋に入れて運ぶ。
1日目 土
14時に伊丹空港着。手荷物を受け取ってすぐターミナルビル横のレンタル819に。

Vストローム250、念のためパニアケースをオプションで付けた。パニアケースの横幅が巨大。すり抜けは無理だな、絶対ぶつける。
リアキャリアがついてるのでリヤバッグの積載は楽々。カッパをパニアケースに入れて14:30に出発。
池田ICから高速に入り、鳥羽までPA・SAで昼ご飯を食べ休憩しながら高速道路を走る。
100Km/h巡行は楽にできた。エンジンが高回転なので頑張ってる音が疲れるが、250なので仕方ない。
いつも乗ってる家のVTR250よりエンジンは静かで、車体の直進安定性が高い。1速ギヤ比がオフ車みたいに低い。車体が重くて加速が遅い。家にあるVストローム650の車体そのままにエンジンを小さくしたって感じだ。
17:10に鳥羽港着。

17:30発最終便の乗船手続。予約してなかったけどバイク2台だけなので問題なかった。
高速走行で疲れたので雑魚寝スペースで横になってたらすぐに伊良湖港に着。
叔父さん(父の兄)が自宅で待ってるが、風車が並ぶスポットで夕焼けを見たかったので寄り道。

この風車の並びを見ると、つい冬の花を口ずさんでしまう…「旅〜みたいだね〜生きるって、どんなときでも〜」
他に誰もいなかったので寂しげな良い雰囲気で、一人で熱唱した。
途中の道からの夕焼けもきれいだった。

叔父さん叔母さん宅で晩御飯をごちそうになって、亡くなった祖母が住んでた離れに泊。

2日目 日
法事が終わり墓参りをして伊良湖オーシャンリゾートのランチバイキングで昼食会をして、ホテルで解散してツーリング開始。

今回は「あさって14時に伊丹空港でレンタルバイクを返す」だけが義務で、それ以外に義務は無いので、自由!
都市部はバイパスでさっさと抜けて、田舎で細い道を走って、久しぶりなのでそれだけで楽しい。

前々から気になってた、森の中の廃駅「三河大草駅跡」に向かう。
軌道敷跡を走りトンネルを抜けると駅跡。
近隣ライダー3人組がいたが入れ替わりで去っていき、森の中は俺だけに。

なんでこんな森の中に駅を作ったんだろ?
現役時の写真を見ると学生の利用もあったようで、駅までどこを歩いてきてたんだろうか。(線路の上だろうなぁ)
聞こえるのは鳥の声だけ。
1時間ほどぼーとして、軌道敷跡の反対側にも行ってみる。トンネルを抜けると崩落して軌道跡が埋まってた。

かつては線路が通り列車が走ってたのに、人の手が入らないとこんなんなってしまうんやなぁ。廃止されたの50年以上前だからな。
山裾野の県道・3桁国道をつないで、三河広瀬駅跡と枝下駅跡。

今回のツーリングで行きたい場所の一つに、デイリーポータルZで見た「日本で唯一タイ料理が食べられる餃子の王将」がある。
沖縄にはタイ料理店がたくさんあって好きなのでよく食べてるけど、「王将店舗のタイ料理」を食べてみたかったんだ。
名古屋の北にある「餃子の王将 苅安賀店、稲沢店」。営業は22:30まで。
枝下駅を出発したのは20:20過ぎ。下道だと間に合わないので近くの枝下ICから高速に入り、王将を目指す。
途中の八草から地球博記念公園あたりまでリニモと並走してるところが近未来的な雰囲気でかっこよかった。急いでたし高速なので写真撮れなかったのが残念。
一宮ICで高速を降りて苅安賀店に21時過ぎ着。ラストオーダーにも十分間に合う時間。
「さあ、タイ料理食うゾ〜」とウキウキしてメニューをめくるが、無い…?
店員さんに「タイ料理ってあります?」と聞くと、「当店では提供しておりません、稲沢店になります」と。
ネットで苅安賀店でも提供してるとあったけど、今はやってないのね。
「すいません!タイ料理目当てできたもので、稲沢店に行きます。すいません」と立ち上がると、店員さん苦笑してた。
21:20に稲沢店着。店内は客たくさん、厨房は大きく店員もたくさんいて活気がある。

メニューの最後にタイ料理!うっひょう、やったぜ。
ガパオとトムヤンクンの2品があるので、ガパオライスとトムヤンクンスープを注文。
(記事で見たパッタイ、カオマンガイ、パッカパオ、ヤムタレー等は無く、タイ料理はこの2品だけだった。減っちゃったのか。)
来た来た、来ましたよ。

ガパオライス…甘辛で旨い!専門店にも負けてない。美味いよこれ。
トムヤンクン…エビは小ぶりの小さいのが少し、かわりに鶏肉たくさん。セロリの代わりに白菜が入ってる。「トムヤンクン味の鳥汁」って感じで、これはこれで悪くない。寒くて体が冷えてる冬ならもっと美味しく感じただろうな。
完食。あーおいしかった。
念願の王将タイ料理を食べられてとても満足だ!
おなかが膨れたら、寝床探し。
今日はどこで寝ようかな…もう遅いから安牌で知ってる場所で寝よう。
もう急いでないのでのんびり走って、樽見鉄道の日当駅に23:30着。


終発からだいぶ経ってて、回りに民家の無い駅なので誰もおらず、ぐっすり寝た。
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