へちま日記
part 4
  8月1日〜31日

へちま8/1

太陽がぎらぎら照りつける季節の到来です。
へちま棚の真下から、仰角で撮影しました。
今年の夏は暑い。本格的な夏です。


クマゼミ
    8月3日
    
   へちま棚に蝉(セミ)がやってきました。

   朝8時鳴き声に眼を覚まされ、
   ねぼけまなこで網戸越しに撮りました。
    ぼくの幼少期にはめったにみられなかったクマゼミ、

   最近は大阪市内で大量発生しているとか。
   今夜は近所の淀川で花火大会が催されます。




 8月8日

 へちまの花が咲くのがあまりに待ち遠しくて、
 植物図鑑で見ると、花は夕刻4時ごろ開きはじめ、
 蕾がわずかにほころびて、黄色い花がふくらみかけたところで、
 ほとんどとまったようになる。
 つぎの朝の4時半ごろ、花はふたたび開きはじめ、
 およそ1時間で開きおわる。
 ということですが、じれったい毎日です。


  へちまの仲間  西瓜 (すいか)

すいか
ウリ科の中でもっとも大きな実をつけるのが西瓜(すいか)です。
西瓜の故郷はアフリカ、果肉には甘い水分がいっぱい。
ふつうは赤い色をしていますが、黄色、白色の果肉もあります。
種はひとつの実に500粒ほどもあります。
種なしすいかは昭和20年代に日本で開発され、
コルヒチンという薬品を使って染色体を操作する
当時の最新バイオテクノロジーの産物でした。
ぼくが子供の頃はたいへん流行でしたが、
いまではすっかり国内では栽培されなくなりました。
実の形がいびつになりやすいからだそうです。






8月17日昆虫 へちま棚の訪問客

8月にはいって、いろいろな種類の虫が
へちま棚をさかんに訪れるようになりました。

虫はへちまの葉や花芽の蜜腺をもとめてやってくるのです。
とくに沢山の小さな蟻がせわしく歩き廻っています。
右の写真の昆虫はカナブンの種類でしょうか。




8月25日 不安な日々、夏はゆく

一昨日の雨でめっきり涼しくなり、秋めいてきました。

昨夜は近所で地蔵盆が催されました。
子供たちにとっても、もう夏休みの終わりがみえてきました。
ところがへちまの花はまだ咲きません。

一体どうなっているのか、僕には解りません。
不安な日々を送っています。
そんなとき、町角でふと目にしたのが<へちま加持>のポスター。
古びたしもた屋の板塀に画鋲で無造作に貼り付けられていました。
写真では山伏風の修行僧が何やら赤ちゃんに秘薬をわけ与えている様子。
もちろんその秘薬こそは、へちまの水からとった<ぜんそく封じ>でありましょう。
9月24日京都の赤山禅院では、へちま汁が振舞われるようです。

へちま加持



へちま日記 part5 (9月)



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