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CINEMA!その4

cinemaハリー・ポッターと秘密の部屋
主演: ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント
 エマ・ワトソン
監督: クリス・コロンバス
ハリー・ポッターと秘密の部屋
つれ合いと子どもが、もうすでに前に見に行っていたので、意地でも見てやると!夜遅くなるのを覚悟で一人で見に行った。
やっぱりおもしろいぞ!と本を読んでストーリーの分からない私でも思ったぐらい、うまくつくられている。
 壁に書かれた不吉な血文字、石にされた生徒たち、そしてハリーだけに聞こえる声・・次々と起こる不可解で残酷な事件の謎を解こうと、ハリーとロンは「秘密の部屋」を探し、ついにたどり着いた。しかしそこには・・。
と、これぐらいにしておきましょうね。
 しかしまあ前作も今作もハリーやロン、ハーマイオニーたちの冒険心に心は躍る。しかもこの3人ともいじわるな他の寮生や大人たちにいじめられる。その理由がマグル(人間)から生まれた子ども、高貴?でない家系の子どもなどであるというから、腹が立つ。いじわるなのも演技なのかも知れないが、こんなやつは本当にいそうだ。だからハリーが、彼らをぎゃふんといわせる場面を見るとすかっとしてしまう。

ワーナー・マイカル・シネマズ広島(2003年1月)
cinemaボーン・アイデンティティー
主演: マット・デイモン、フランカ・ポテンテ
監督: ダグ・リーマン
ボーン・アイデンティティー
これもわけ分からずに、急きょ時間だけで飛び込んで見た映画だ。
 ストーリーは、主人公ジェイソン・ボーンが、海でイタリア漁船の乗組員たちに救われるところから始まる。彼は、背中に数発の銃弾を受け、腰には銀行の口座番号が隠された板を埋め込まれている。そして彼の頭からはそれまでの記憶が失われていた。その銀行の口座番号をたよりにスイスに渡るところから、何者かに追われていることに気づき、ひょんなことから道連れになったマリーと一緒の逃走劇が始まる。。自分は誰なのか?、なぜそれほど多くの人々に命を狙われるか?と、懸命に考えながら。
 とにかくこのボーンは、「人間兵器」としてつくられたというのだが、普通なら考えられないほど戦いに長けていて、強い。でも危険な場面も多く、そのスピーディーなアクションシーンは、なかなか見応えがあった。
 舞台となったヨーロッパの街と、テンポのいいストーリー展開で、純粋にエンターテイメントとして楽しめた。

ワーナー・マイカル・シネマズ広島(2003年1月)
cinemaマイノリティ・リポート
主演: トム・クルーズ、コリン・ファレル、
 サマンサ・モートン
監督: スティーブン・スピルバーグ
マイノリティ・リポート
 今日見たもう一本がこれ。2本はしごで見ようとしたら時間的にこの映画しかなかったのだ。
 監督がスピルバーグだったなんてことも最後の字幕で知ったぐらいだから、はじめはぼんやりとあまり期待せずに見ていた。
 結構音響が凝っているな、トムクルーズはあちらこちら手を動かして何しているのだろう?あれでコンピュータが操作できるのかな。近未来というが、ここまではならないだろう。あんな自動車や空飛ぶ物体?はないよな。などと本当に批判的に見ながらもしだいに映画の世界に引き込まれていく私であった。

 少しシネマガイドからの引用を・・「2054年、ワシントンD.C.全ての殺人は3人のプリググ(予知能力者)によって予知され犯人は犯罪予防局によって捕らえられる。犯罪予防局のチーフであるジョンアンダートンにとって、それは完璧なシステムである、完璧に調和のとれた世界だった。彼自身が36時間以内に会ったこともない男を殺すことを予知されるまでは。」

 犯罪が予防できる社会=良い社会と普通は多くの人が思うかも知れませんね。確かに何度も映画の中で「予防システムはすばらしい。殺人件数は0!」と宣伝している。
 でもプリググの予知は本当に信頼していいのか?実際に(現在でいうと)罪を犯していない人が、予知!されて逮捕され、一生の自由を奪われてしまう。この映画の中でも「冤罪」という言葉がちょとだけ出てくるが、犯罪を防止することの手法の根本を間違えると、この映画のように、いやかつての「治安維持法」の時代のように、人間が大切にされない社会にもなるのではと思った。予防は伝染病ぐらいにしておけよな!
 それにしてもこの映画は、期待に反して、面白かった!
「これで終わりかな」と、思っても終わらずにまた思わぬ展開へと発展する。最後はいつか?どうなるんだろうか?と2本目の映画だからとぼんやりと見ているわけにはいかないぐらい、目はスクリーンにくぎづけにされた。(@_@)
 今日見た2本の映画のうち、どちらがお奨めかと聞かれたら、まちがいなく「マイノリティ・リポートだ」と答えるでしょう。泣かされた自分がもうどこかにいってしまった。(^=^;

ワーナー・マイカル・シネマズ広島(2003年1月)
cinemaオールド・ルーキー
主演: デニス・クエイド、レイチェルグリフェス
監督: ジョン・リー・ハンコック
オールド・ルーキー
 2003年1月末で期限が切れる映画館のチケットが4枚。休日であっても二人のどちらかが仕事をしていたりで、とても見に行けそうもない。でももったいないので今日しかないと思って、土曜の午後に一人で見に行ってきた。しかも2本連続で・・。 あまり予備知識のない私はまず、新聞の「人」の欄で紹介していた、実在の元大リーガージム・モリスをモデルにしたこの映画を見ることにした。
 泣けた!"(ノ_・、)"・・今日はいつも隣で泣いているつれ合いがいないので、不覚にもかわりに涙を流してしまった。
 物語は単純明快。35歳の主人公ジム・モリスは、高校の教師で野球チームの監督をしていた。その弱小チームが地区優勝したら、自分もあきらめていた「夢」であるメジャーリーガーに再挑戦することを生徒たちと約束してしまう。
 まさかまさかで、チームは地区優勝!・・でもジムは家族のことを考え、自分の夢にトライすることに悩む。・・結局はテストを受け、合格し、マイナーリーグからメジャーへと昇格し、彼は夢をつかむ。
 とかいてしまえば、あまりにも単純なアメリカンドリームのお話なのだが、なぜか本当に泣けるのだ。デニス・クエイドの家族を思う演技に引き込まれ、彼の息子が、彼が剛速球を投げるたびに見せる本当に嬉しそうな表情に、見ているこちらも嬉しくなってしまう。(私は子どものこの表情の場面が一番好きだ。)
 子どものときには、色んな夢をみな持っている。それがだんだんと現実の中で小さくなっていく。でも何歳になっても「夢」は持つものだよなぁ・・なんて感じた。この映画ではアメリカの良い面を見ることができた。(見せられたのかも知れないが・・)

ワーナー・マイカル・シネマズ広島(2003年1月)

二人で見た映画に