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![]() バスは,北京首都国際空港に向かっている。 ![]() 団体旅行では,いろんな人がいる。しかも外国の文化や習慣を知らずにわがままを言う人もいるだろうが,私たちと同じバスに乗ったツアーの人たちは前にも書いたように,時間に几帳面だし,無理難題を突きつけることもなかったから,ガイドとしても楽な部類だったのだと思う。 「中国は,広いです。四川省やチベットに行くのも面白いです。車で走っても走っても同じ風景。チベットでは高山病にまずかかる人も多いです。でも面白いよ。違う中国も見られます。また来てくださいね。」 (いつか本当にまた行こうと思う。もう少しだけ歳を取ったら気ままに旅もできるだろう。それを楽しみに頑張ろうと思う。) ツアーの人たちは,このガイドさんのことを「添乗員さん」と呼んでいた人もいた。そのぐらい自分たちで空港だけクリアすると,へたな日本の添乗員よりも添乗員らしく対応してくれたガイドさんであった。本当に感謝である。挨拶の後の拍手が心地よい。 運転手さんもずっと同じ人だったので,挨拶をしておきたかったが,すーっとバスを降りてしまった。(でも「謝謝」シェイシェイ) |
![]() ![]() 半分セルフサービスみたいなのだが,料理によって少し注文の仕方が違う。おまけに残っていた200元で4人分足りるだろうと思ったのだが,ほんの少し足りずに,ちいさんが出した日本円円を追加して事なきを得た。でも手際のよいこと。電卓でささっと計算して,元と円のごちゃ混ぜで支払えるなんて。 ラーメン類とうどんなど和食ぽいものを注文したのだが,これがスープの味がしないぐらいの薄さで,「おいしくなかった。高いのに。中華を注文すればよかった。」とみんなでつぶやく。 空港では,円でおみやげ物を少しだけ買って,搭乗時刻を待つ。 ANAに搭乗してみると,さっきまで同じバスに乗っていた人たちが近くの席に固まっているではないか。 「別々にとったのに,結局帰りまでいっしょやな〜。」 と,職場組のおじさんが笑って言っていた。このおじさんたちは,さかんに機内のビールをもらって飲みまくっていた。 「日本に帰ったら,焼き肉を食いにいくぞ。」,何て言っていた。何とも元気のいい人たちだった。 窓から外をを見ると夕日だろうか,太陽が雲に沈み,きらきらと光っている美しい風景が見えた。窓際の長男にカメラを渡して撮ってもらった。上手なものだ。(一番上の写真) 関空に無事着いた後は,帰りの新幹線も(飛行機が遅れる可能性などがあるため)取っていなかったので,ちいさんが大活躍。結果,席は4人ともばらばらだが,同じ号車の新幹線の指定席を取ることができた。 広島駅に着き,マイカーに乗り換え,わが家に着いたのは,午後11時頃だった。 疲れはあったが,まだ興奮が残っており,ビールを飲みながらわいわいとしゃべていた。本当に思いついて決めた北京だったが,楽しい思い出ばかり残った,そんなよい旅行であった。 |
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まず上の写真は,北京の街を走る「人力三輪車」だ。これは独特なものだろう,結構見かけた。北京は思った以上に観光地はもちろん,町中にもゴミを見かけない。市場を夕方歩いているときにこういった三輪車で係の人がゴミを集める係の人をたくさん見かけたから,徹底しているのだろう。また,ちいさんが言うのには,「日本のビニールや包装紙などゴミになるものが少ない。」のも一因かも知れない。これはよいことである。 「自転車が思ったより少ないね。」 かつて写真や映像で大きな道路を何列にもなって続く自転車の列を見たことがある人は多いともうが,そういった風景はもはや過去のもののようだ。 確かに自転車で走る人は日本よりは遙かに多いが,列をなしてみたいな光景には出くわさなかった。それよりも自動車が我が物顔に振る舞う街だった。片側4〜5車線もある道路の脇の一車線が「自転車専用」としてあったので,多いには違いないとは思うのだが。 ![]() ガイドさん曰く,「きれいでしょう。」 バスのツアー客もこれには,「・・・・・・」 北京オリンピックに向けて,交通規制(車のナンバーによって奇数日だけ走れる日とかが設けられる予定だそうだ)がなされるそうだが,ニュースを読んでも中国のマイカーブームはまだまだ続きそうだ。 スモッグと渋滞。日本の高度経済成長期とよく似ている。人々の経済格差も広がっているとのこと。どの国にもやるべきことはあるね。 ![]() ![]() ![]() 北京(中国)旅行記,これでにて完了!よく書いた。作った。と我ながら満足である。万歳! |