NewsRoom－新聞記事から

朝早く起きて，コーヒーを飲みながら読む新聞。
この時間が私のささやかですが贅沢な憩いのひとときです。

２００２年の新聞記事から　　

２００１年の新聞記事から

２００1年 ２００３年の新聞記事から

縄跳び５０回・体操３分間・・・「体育の宿題」体力向上へ(２月８日）【中国】

　宿題は，縄跳び５０回。広島県教委は７日，新年度から勉強だけでなく，運動も帰宅後の課題として奨励する方針を固めた。いわば「体育の宿題」で，文部科学省によると全国で初めての試みになる。・・・

　昨日の新聞で体力低下のことが話題になったと思ったら，今朝には「体育の宿題」という見出し。まったく笑ってしまいました。「県教委は市町村教委などを通じ，すべての公立小・中・高校に「体育の宿題」を導入するよう呼びかける。家庭には，体力を「学力の一部」ととらえ，帰宅後の運動の定着に向け協力を要請する。」という記事にはありました。体を動かすことには賛成だが，このような形にすることで本当に運動の習慣化になるのでしょうか。「強制にならないよう配慮しながら，全県的な取り組みに広げたい」という県教委のコメントですが，きっとどんなことをやっているか，子どもたちの体力はどうか等，またいろいろな調査が入り，現場はドタバタすることでしょう。子どもたちとゆったり過ごせる時間（外で一緒に遊ぶ時間など）こそ，今の現場には必要なことではないかと思います。

広島っ子の体力低下に歯止め　指導のプロ教員養成(２月７日）【中国】

広島っ子の体力低下に歯止めを掛けるため県教委は６日，新たな県スポーツ振興計画をまとめた。小・中・高校生の体力調査の中で，全国平均以上の割合を２４％から，５０％にまで引き上げる数値目標を設定。学校で体を動かす機会を増やすため新年度から，運動指導プロである「体力作り推進リーダー」教員の養成に乗り出す。・・・

　子どもたちの様子を見ていると，体力低下は深刻な問題だと思います。体をしっかり使って遊んでないからだろうな・・・と思います。けがをしやすいし，根気がないものそのあたりに原因があるのかもしれません。

公立小５６％が英会話(２月４日）【中国】

総合学習の時間を利用して６年生で英会話を学んでいる公立の小学校が，２００２年度は半数以上の５６％に上ったことが３日，文部科学省の全国調査で分かった。英語のコミュニケーション能力が低いことが国際化の障害になっているとして，英語教育の早期化を求める声が強まっているのを受けて，英会話を取り入れる学校が増えていることをしました。・・・

　息子の学校でも月に２回程度英語の学習をしているようです。ゲームを取りいれた学習で，子どもたちはとても楽しんでいます。この時期から英語に親しむことはとてもいいなと思います。
　今後，英語教育の早期化がもっと叫ばれてくるのではないでしょうか。

校長にベストセラー教諭(１月２４日）【中国】

広島県教委は２３日，全国から公募した尾道市土堂小校長に，ベストセラーとなった教育図書の著者として知られる兵庫県朝来町立山口小の陰山英男教諭（４４）の起用を決めた。陰山教諭は山口小を退職し，４月から土堂小校長に就任する。県教委は今春の定期異動で，陰山校長の下で働きたい教員を県内から募って配置する全国初の試みにも踏み切る。・・・

　今回の公募で，あの陰山先生が校長として来られると知り，驚きました。（私も「本当の学力をつける本」を購入しましたし，実際百ます計算などを取り組んでいます）今までも，企業からの校長就任などが既に行われてきましたので，それを思うと同じ教育現場からの採用と言うことでは納得します。でも，定期異動で新校長と働きたい希望を募るなど，少し首をかしげたくなるような気もします。
学校の活性化や特色のある学校作りなど，いろいろな目的があるのでしょうが，こういった動きが，単なる話題作りではないのかと心配しています。

学力調査　じわり浸透(１月４日）【朝日】

学力テストを都道府県や政令指定都市レベルで独自に実施する動きが急速に広がっている。昨年１１月に「今年度中に実施」と文部科学省に報告した２７都道府県市の教育委員会のうち，１４教委は初めて実施し，８教委はテスト対象者などの規模を拡大した・・・

　広島県でも小学５年生と中学２年生の全員を対象にテストが行われました。結果は各校で分析し，それを指導に生かしていく・・・ということでした。子どもたちの実態を把握するということでは，活用することができたように思います。ただ，テスト結果が勝手に一人歩きして，まちがった競争意識を生み出しはしないかと心配しています。記事の中に「・・・福島は市販のテストを使う。『全国的なサンプルがあるので他県と比較して位置を知ることができる（教委）』からだ。新潟は，自作の問題で県内の状況をつかみ，並行して実施する市販テストで県外との比較をする。・・・」と書いてありました。県外との比較がどのような意味を持つのか，この記事からは詳しいことは分かりませんが，子どもたちを追い込むためのテストになってはいけないと思います。