No.23

 
 冬季オリンピックの採点が問題になっていますね。これは今に始まった事じゃないんですけど、はっきりと抗議したり、その抗議によって判定が変わったり、審判の不正が暴かれたりするのは始めての事ですよね。

 冬季五輪の種目は「判定」によって順位が決まる競技が確かに多いようです。でも、競技というものは本来「時間」や「距離」で明確に勝敗が判断できるべきだと思います。速いヤツが一番、高く飛んだヤツが一番で良かったのかもしれません。それ以外の要素が必要な種目は、競技として順位をつけることに意味が無いような気さえしてきます。

 スキーのジャンプ種目は遠くへ飛ぶ競技ですよね。なのに飛型点なんて評価する必要があるんでしょうか?アレは綺麗に飛ぶ事が目的なんですか?だったとしても遠くまで飛んだ人のフォームが一番美しいと思うんですけど。

 モーグルという競技はそもそも点をつける必要があるんでしょうか?好き嫌いの主観部分が多すぎるような気もします。

 だったら、カーリングのブラシワークにもアーティスティックインプレッションをつけましょうよ。ブラシをかけながら4回転ジャンプを決めたらポイントが増えるなんてどうでしょうか?

 スキーのアルペン種目やボブスレーやスピードスケートは確かに競技性が高く勝敗が解りやすくてオリンピック向きですね。でもモーグルやスノーボードのハーフパイプなんかは判定が曖昧です。特にフィギアスケートは本当にスポーツなんでしょうか?どっちかといえばバレーに近くないですか?どのプリマが一番優れてるか白黒つけようとしてるみたいに感じちゃいます。なんだかナンセンスにも思えてきます。

 そう考えると何でもありですね。冬季五輪の種目に「演歌」なんかもいいかも知れません。声量やロングトーンやこぶしを入れる回数なんかのアスリート性と演歌の芸術性を競うなんてなんともオリンピック的じゃないでしょうか?「津軽海峡冬景色」「哀しみ本線日本海」「津軽じょんがら節」なんかを雪上で競うのははきっと絵になりますよ。

 または、「大食い」なんていかがでしょう?開催国の食べ物で競えば面白いですよ。韓国は激辛だったり、日本だったら納豆だしたり、それに作法もからんでホームフィールド・アドバンテージもバッチリですね。冬季はお鍋が良いですね。夏はかき氷。逆もありかな?でも、宗教上の問題で参加出来ない国があったりして実現は難しいかもしれませんね。

 冬季と関係無いけど、エレキギターの演奏なんかも五輪正式種目にいかがでしょうか。一小節で何回ピッキングできるか競ったり、遠くのフレットに素早く指を動かすテクニックや、ハンマリングやプリングオフの複合技に、チョーキングの正確性なんかを競うショートプログラムなんてなんともオリンピック的です。J・ベックは技術点が高いけど芸術点に欠けるとか、E・クラプトンは何が凄いわけでも無いけど観客ウケが良いとか、C・サンタナはラテン系の採点員の評価が高いとか、J・ヘンドリックスはプラグをアンプに刺しただけで金メダルだとか、結構楽しそうです。でも、みんなドーピングで失格になるかもしれませんね。

 冗談はさておき、IOCは今後採点競技の評価のばらつきを減らす為に、「技」に対する点数を細かく設定し、審査員の主観をできるだけ排除する方向でルール改正して行くそうです。しかし、その結果としてどの選手も点が出安いプログラムを選択することが予想され、選手の没個性化を助長し、結果としてその競技自体が魅力を失ってしまう事に成りかねません。今回のモーグルでも殆どの選手がエアーで点の出やすい「ヘリコプター」と「ツイスター」を選択し、無難にまとめる傾向になりました。それでは技の完成度だけに興味が集中し、まるで規定演技を見てるようでした。モーグルは「フリースタイル」じゃなかったのでしょうか?記録は残すモノかもしれませんが「点」はつけるものではないのかもしれませんね。記録より記憶に残るプレイを見みてみたいものです。

 それでもオリンピック成立の為に採点が必要なのであれば、今回のような審査に不正が行われるような事は絶対に止めて欲しいですね。テロ対策も大事ですけど、審判の不正対策も今後のオリンピックの最重要課題としてもらいたいです。大国の思うままにメダルのやり取りが行われるようならば、我が国も核兵器を保有する必要があるかもしれません。(ウソ)

 

02/02/19

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