ボクはドラえもんの世界ってどうかと思う。出てくるキャラクターに魅力が薄いし、主人公の、のび太は絶対好きになれない。
のび太は何一つ成長しないし、自分の価値観が無いから、すぐにスネ男のおもちゃがうらやましくなる。また、基本的に意地悪だから、ドラえもんの道具を手にしたとたんにジャイアンに仕返しをする。のび太の乏しく浅ましい発想は、便利な道具をいたずらに悪用して、毎度のように最後は痛い目を見る。
のび太の周りのキャラクターも絶対良くない。いつも新聞を読んでるだけの父親。絶えずヒステリー状態の母親。社交辞令と常識だけの静香ちゃん。「ヒマだからのび太でもいじめるか」という無気力な若者の代表であるかのようなジャイアン。「のび太のクセに」と他人の人格全てを否定するこれ以上無い台詞を吐き捨てるスネ男。ドラえもんの登場人物の多くは精神的に病んでいる。
他人をストレスのはけ口にしか出来ない同級生と無理やり付き合っていかなければならないのび太の環境はかなり不幸だ。まさに現代の縮図なのかもしれない。それならそれでいい。でもドラえもんはそんな精神異常者に対してのケアーは一切せずに、危険な道具を患者に与えつづける。
ドラえもんはそんな話だと思う。
その点、「キテレツ大百科」は素晴らしい。出てくるキャラクター達が皆健康で心優しい。主人公のキテレツは責任感があり細心だ。ブタゴリラは家業の八百屋の手伝いをして野菜が大好きだ。トンガリはマザコンで気が小さいけど正義感が強い。ミヨちゃんは女の子らしく良く気が付く。そしてコロ介は武士だから潔い(?)とにかく、みんないい連中だ。ドラえもんと違ってキテレツの世界観はほっとすることが多いし、ストーリーも奥が深い。
それでもドラえもんは現在も放送され続けられている。視聴者はドラえもんの道具に何か未来が見えると信じてるのだろうか?ドラえもんの罪は軽くないような気がするんだけどな。。。