No.47

「ボクはなぜ戦争が嫌いなんだろう。」と考えた。「ボクはなぜ戦争を知っているのだろう。」と思った。そもそもボクは戦争のナニを知ってるというんだろう。

 ボクが戦争を知ったのは、おそらく「教育」されたからだ。そしてボクは敗戦国に育ち、敗戦国発行の教科書で勉強した。そこでの戦争の取り扱いは愚かな行為で二度と繰り返しては行けないという趣旨にみえた。そのわりには人類の歴史は戦争で埋め尽くされている。そして現在も戦争は続いている。

 戦争の映画もたくさん観た。戦争の小説も読んだ。戦争が無ければ起こりえない人生や世界観は確かにあった。良い悪いとは別問題で戦争は人生に色濃く関わってくる。

 ボクが知ってる戦争なんてウソばっかりだ。教科書を書いた人は実際に戦争に行ったんだろうか?戦争映画の監督や戦争小説を書いた作家は実際に戦場で敵国兵隊と戦ったんだろうか?彼らの言葉はリアルな戦争を経験しての表現なんだろうか?

 それでも彼らの中で本当に戦争に行った人もいるのかも知れない。実際に敵兵と戦った人もいるかも知れない。敵兵を殺した人もいるかも知れない。だけど戦上で死んで逝った人の言葉は絶対に聞くことが出来ない。

 民衆の思想のコントロールなんて難しくない、ジャイアンツファンの多さを考えれば納得できるはずだ。ボクは日本の教育で人の命の尊さを学んだ。だから人と人が殺しあう事は悲しい事だと思う。でも民族や宗教の尊厳を守る事が命よりも大事だと学ぶ国の人たちがいたらどうなんだろう。男なら命をかけて民族の為に戦えと父親に教えられ、実際に父親がその民族の誇りの為に命を落としていたとしたらボクはどう思うだろう。

 ボクは、ばかばかしいくらいに戦争というものを知らない。

 

03/03/28

以前に思った事 '03/03/18へ

back

kuntan's note