No.63

今の学生は政治に対しておとなしいですよね。昔の学生は学生運動なんかして大変熱くなってましたがあれって流行りだったんでしょうか?今の学生は選挙にも行かないし、滅茶苦茶な年金問題もほったらかしです。でも若者がみんなバカになったわけではないと思います。バカな若者は昔だってたくさんいたはずですが目立たなかっただけです。最近はマスコミが面白がってバカな若者をフューチャーするからバカ者が目立つんです。利口を理解するのは難しいけどバカは見せただけでインパクトがあり予備知識もいりません。マスコミはそんなバカ者を重宝してるように見えます。視聴者よりもちょっとバカを引っ張り出せば番組になります。見るほうも楽だし面白いから数字が取れる。バカな番組を作って数字を取る事だって簡単なことじゃないと思いますが、バカはバカに簡単に伝染するからそのマスコミの愚行の責任は軽くないと思うんですけどね。バカを増やさないようにするには無視するのが一番だとおもうんですけど、上手に騙されるくらいバカな方が幸せなのかもしれませんね(毒舌)

若者の中には賢い連中だってたくさんいるんです。何も政治に感心を持ったり、選挙に行く事が賢いとは限りません。選挙なんて個人的な利権行使ですから利権に関係無いと思う人には選挙なんて無意味です。それなのに選挙に行くことが正しいと決め付けるのもおかしい気がします。政権保有党は若者に選挙にきて欲しくないのが本音で、そんな政党が政権を握ってるんだから選挙率が上がるはずありません。それに現在も政権保有党を指示し国をかえられちゃ困る連中が多いことも確かなことなんですからね。

誰が政権を獲ろうと、この国がどうなろうと賢い連中は順応力があって与えられた世界の中で上手に生きる術を心得ています。世界が変ればその世界の制度を上手に利用して生きればいいだけです。団結して戦っても体制には勝てなかったという歴史が無力感を生み、さらに個人主義を促進したのかもしれませんが、今の官僚なんかは学生運動が一番熱かった時代に体制に押さえ込まれちゃった負け組みの連中だったりするっていうのもおかしな構造ですね。

全体主義には体力も奉仕も必要ですが個人主義はシンプルです。賢い連中が個人主義に傾倒して行けば行くほど世界はバラバラになりバランスを失って行くように思います。自分の家が安泰であればお隣はどうでもいいわけだし、都合の悪い制度が出来ても自分だけそれに対応して上手に乗り切っていけばいいだけです。それを悪いことだと言うことは出来ません。個が個でそれぞれに自我があり、それぞれの幸せがある限り当たり前の姿だからです。個人主義も全体主義も趣味の問題なのかもしれません。

面白いことに個人主義先進国のアメリカでは「ひとのための善行はいずれ己の身に返って来る」という非個人主義の考え方がじわじわと広まりつつあるそうです。ボクは見てませんが「ペイ・フォワード」という映画ができたりするのもそんな現象のひとつかもしれません。ボクはアメリカという多民族国家は未来社会のテストケースだと思っています。世界が狭くなれば個人主義化が助長されるものと思っていましたが、非個人主義のムーブメントは予想外の展開です。超個人主義化が進む日本にもそんなウェーブが来るんでしょうか。それともこの現象はたんにブームや反発なだけなんでしょうかね

地球上の中で人類だけが他の生きものと違ってると言う人は多いですよね。ボクはその考え自体がエゴだと思うんだけど、もしかしたら個人主義というのが他の生物との一番大きな相違点かもしれません。人間だけが種の保存に個人の都合を持ち込んでるような気がします。自分の人生の都合で子供を産んだり産まなかったりする生物が他にいるんでしょうか?我々は過去から未来へと続く途方も無く永い新化の中で、ささやかだけど確実に繋がってきた遺伝子の流れの中にいます。種族の歴史からすれば自分の存在なんてホントに一瞬です。でもどんなに途切れそうで綱渡りの危機あったとしても世界中のあらゆる人は間違いなく先祖を持ち、その血は気が遠くなるような過去から現在に続いているんですね。どうしてその流れの中に溶け込み身を捧げ、その流れを絶やす事無く未来へ繋げていくことだけに満足を得られないのでしょうか。

もちろんそれをしたくても出来ない人は少なくないと思います。それは簡単なことじゃないのかもしれません。それほどにいつ切れてもおかしくなかった流れの中に自分が存在したことをもっと驚いて良いのかもしれません。きっと産まれただけで丸儲けなんですね。

個人主義の思想では環境保護も種族保存も必ずも重要でないのかもしれません。本当に個人主義が人類や地球によくないことだったとしても個人主義を否定することはできません。幸せは結局のところ個人の中にしか見出せない幻想ですが、その幻想無しでは人は生きる意味を持てません。永遠とも思える時間を絶える事無く繋げてきた実存する遺伝子が、一瞬の幻想の為に絶たれてしまうことはやっぱり切ないですね。

いよいよ綱渡りはタイトロープになってきたなあって思いました。

 

04/03/14

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kuntan's note