No.64

「女の人の何を一番重視しますか?」と聞かれて困惑した。

昔、髪が長い子と短い子どっちが好きと聞かれた事を思い出した。ボクは似合ってればどっちでもいいと答えた後に、それでも長くて真っ直ぐな髪が似合う子に魅力を感じるかもって付け加えた。この場合、似合ってればどちらでもいいというのは答えになっていないと思ったからだ。だからといって長い髪が魅力的な女性になって欲しいということでもない。

理想の女性像とか好みのタイプってホントのところあるんだかないんだか解らないけど、弱いタイプっていうのはあるみたい。でもそれはナイショ。

目のきれいな子とか、スマートな子、グラマーな子、笑顔のかわいい子みたいな外見を指摘する人もいるだろうし、優しい子、素直な子、情の深い子、明るい子みたいな内面を重視する人もいると思う。何を「きれい」とし何を「優しい」とするかは人それぞれだと思うが、あえてそれを条件に挙げるにはそれなりの理由があるはずだと思う。例えば肌がきれいな人が好きと言う人や脚がきれいな人が好きと言う人は、どんなかたちにしろきれいな肌やきれいな脚に心惹かれたことのある人だと思う。血管が透けそうなくらいの透明感がある白い肌とかアキレス腱の形がどうだとか要求が細かくなればなるほどその人の経験に基づく要素が濃くなる気がする。逆にきれいな脚に感動したことのない人はきれいな脚をタイプに挙げることは無いんじゃないだろうか。さらにひっくり返せば、興味を持った人がたまたまステキな耳の持ち主ならば耳が重要なファクターになり、一般人よりも耳のかたちにウルサくなるかもしれない。

タイプを語るのは別に罪じゃないしその人のモノの見方を知る上で非常に興味深い事だと思う。でも好きになった理由を探すのはナンセンスだと思う。なんだかイイワケに聴こえそうな気がする。

「女の人の何を一番重視しますか?」

この問いで聞かれたのは単純に好みのタイプじゃないし、恋愛対象としての女性だけの問題じゃないかもしれない、これは女性はどうあるべきだと考えているのかという問いかもしれない。普段「女性的」という言葉を簡単に使ってしまうが女性像は人によって違うと思う。ボクが思う女性像とはなんなんだろうと考えると困惑は増すばかりだ。どうせ完全な答えを用意できないのなら徹底的にアバウトに答えるしかない。ボクは女性の「かわいいと思えるところ」を重視します。

人と人がつきあうのには価値観とかバイオリズムとか相性とかいろんな問題があると思う。だから「好みのタイプ」と「うまく付き合えるタイプ」は同じとは限らない。だからといって憧れが止む事も無い。そこが人付き合いの難しいところかもしれない。

「女性のどこを最初に見ますか?」なんていう問いもあるけど、これもまた難しい。女性である事を認識した後でないと、女性として観察する作業が始められないからだ。その境界線が曖昧すぎる。

なんの予備知識も無い人の印象は視覚情報に頼る他ないので、外見で印象が決まることになる。「その際にどの部分を判断材料にするのか?」というのがこの問いの真意かもしれない。この時に無意識に容姿やら年令やらを探り自分の守備範囲かどうか選別してるのかもしれない。嫌な話だけどどうやら否定できそうにない。

実際に一目でステキな人だと思うこともあるわけで、そんなときはボクは何を判断基準にして、女の人のどこに魅力を感じるんだろう?なんていろいろと思いをめぐらしてるうちになんとなく思いあたるふしがあった。

首の線とクロスする頬からアゴにかけてのまるい線。ボクはそこに女性を感じたりしてるのかもしれない。

なんてね。

 

 

 

昔そんなことを書いたことがあったのを思い出したので19STORIESの最後にUPしてみました。もともと19STORIESの締めくくりの一編として書いたものですけど、面白くないばかりでなく、あまりにも消化不良で自己完結さえしてない為に自選もれしました。もう少し時間が経てば違うカタチになったかもしれないと思うけど、良くなるかどうかは解りません。。良かったらどうぞ。ここからジャンプ

 

04/03/25

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kuntan's note