《戦略技術研究所》 |
『ゴーストライトT』 |
Online Magazine"Ghost Write(GW)" |
欄丸{らんまる}です。
前回の「言語学の知識」にも通じますが、今回は「言葉」についてです。
ライターを気取っている私ですが、やはり「文章のプロ」は凄いと、今日、改めて実感しました。
仕事中、何気なくつけたテレビ・国営放送で「衆議院代表質問」だとかいうものが放映されていました。「国会中継」というやつですね。
私は政治には疎く、例えば「三権分立とは?」と聞かれ「きつい、きたない、かっこわるい」と答えるくらいです。或いは「今の日本の大統領って誰?」など。
ですのでその放映の内容に関して私は、予備知識を一切持っていないといっても過言ではありません。
さて、暫く見ているうちそれが「総理大臣の初心表明演説に対する、各党からの質問と、それへの総理(側)からの返答」であることが解りました。恥ずかしながらそこで始めて我が国のトップが「森」という方だと知りました。
私が観始めた頃、鳩山という方が、森総理に対して質問をしていました。
「総理は○○といったがそれは見当違いであります。こちらにすべきではないでしょうか」とか「××は適当ではありません。こうあるべきです」といったもので、政治に疎い私は「あれ? 質問だけじゃあなくて、代案の提示までやってる」と気付き「ほほう、さすがだ」と関心していました。まず森総理の演説に対して質問し、それの欠点を指摘し、代案を提示する、ここまでで「質問」。
質問、返答が何度か繰り返されます。質問者はいろいろで、返答は総理と官房長官など。
私は何時の間にかテレビに釘付けになっていました。というのも、議員なり総理なりの発言の全てが余りに「完璧」だったからです。
言葉の全てに物凄い説得力があり、余計な単語は一切無く、また、文脈や構成が見事で、しかも理性に直接訴えかける。刺は鋭く、差し伸べる手は暖かい。魅力がある、とさえ思えました。
政治には疎いと書きましたが、ああいった国会中継で議員各位が行っているのが単なる「朗読」であることは知っています。質問は勿論のこと、予想される質問への仮想解答など、全ての文章は事前に用意されており、議会ではそれを朗読しているだけだと。
更に、その文章を作っているのが議員本人ではなく別の人(書記官?(たぶん違います))であり、議員は「○○といったことを、清書してくれたまえ。書くのは君で、読むのは私」と指示を出し、これが「答弁」であるということも。
アドリブも幾らかはあるのでしょうが、ほぼ全て「朗読」。つまり私はその「朗読する文章の完璧さ」に釘付けになったということです。これには多くを学びました。
……と、ここで終わっても良いのですが、これには面白い後日談(当日ですが)があります。
その数時間後、夕刻の報道番組で前述した国会中継に関するものがあったのですが、それらがものの見事に「歯抜け」で、国会中継と、その「ダイジェスト」の余りのギャップに笑いさえ込み上げてしまいました。
議員各位が数時間に渡って行う朗読会を僅か数分に圧縮しているのですから、歯抜けなのは納得なのですが、これには教訓が含まれています。
実生活で、ごく希に「今の政治は云々」と耳にします。彼、彼女のいう政治が「報道された、キャスターの語る政治」であることは想像に難くなく、しかし疎い私にでも「政治を知るには国会中継を見る以外に無く、報道から政治を知る事は不可能である」ことは解りました。
何故なら、キャスターの言動には、議員の言動に匹敵する魅力が「一切」なかったからです。どちらも朗読であり、どちらも自称「プロ」である筈なのに、です。恐らく経済などもそうなのでしょうね。
私を含むライターの皆様、読者の方々、そして日本語を使う方々、「国会中継」は面白い、お勧めです番組です。是非ご覧あれ。予備知識がなければなお一層楽しめると思います。
それではまた次回。
フタ、野輝です。今回も「勘違い」についてです。
「海岸に打ち上げられたクジラ。どうにか海に帰そうとする市民の健闘虚しく、クジラ死亡。クジラの遺体は打ち上げられた海岸に埋葬されました」
………………埋葬! 哺乳類だから、ですか? それにしたって「あんまり」じゃあないですか?
クジラを埋葬した方々が病や事故により死去された際は、太平洋のど真ん中に投げ捨てて、小魚の餌にしてあげましょう。或いは、切り刻んで家畜の飼料にする、でも良いでしょう。それが筋というものです。
やほ、鳩羽です。
バナナサンデー効果で超スペシャル! 一挙2回掲載! しかもハイブローだぜ。ガッチャ!(それも間違い)
『後の祭り』
吾作「まんずは乾杯! 皆の衆、お疲れさん」
茂吉「よっしゃあ! 今日はとことん飲むべさ!」
よね「あんた、田植えが終わったいうても、飲み過ぎんといてぇな」
吾作「気にするでねぇ、ほれ、ぐびっと飲むぞな」
一同「おうおう! ええぞええぞ」
茂吉「おらも飲むべさ」
一同「おう、飲み比べじゃあ。あ、そーれ、一揆、一揆!」
ぴーっ、どやどや……がらっ! どすどすどす
幕府「ええい、その様な企て、許すまじ! ひっ捕らえろぉ!」
――教訓
「医大生がアル中死する昨今、お体は大切に」
ごっくん! 鳩羽でした。
やほ、鳩羽です。
覆面Vに買収されたので(バナナサンデー2個)、すきっと爽快なスキット(寸劇)です。チェキラゥ!(使い方間違い)
『職人魂』
棟梁「馬鹿野郎! 何度言わせりゃあ解んだぁ! 鉋{かんな}は手じゃねぇ、心で研ぐんだ! 度阿呆が!」
見習「は、はい、すいません。でも、どうしても上手くいかなくって……」
棟梁「ああん? なんだぁ? 教えろってか? ……馬鹿野郎! 職人の技ってのはなぁ、背中見て、盗むんだ! こちとらガッコの先生じゃねぇんだ! こんちくしょうが!」
見習「は、はい。すいません」
棟梁「まったくよぉ、最近の若造はなまっちょろいぜ、すっとこどっこい!」
翌日の朝。棟梁は仕事場に出掛けて呆然とした。鉋はいうにおよばず、のこぎり、とんかち、材木、車、看板まで、全てが奇麗さっぱりなくなっていた。
棟梁「……野郎! 盗みやがったなぁぁぁ!!! てやんでぇいい!」
――教訓
「幕府は滅び、今やクローン羊や宇宙ステーションの時代です」
えっへん! 鳩羽でした。
欄丸{らんまる}です。
「言語学」の知識から幾つから紹介します。
幼児は周囲の人の使う言葉から母国語を学ぶという。ということは、聾唖{ろうあ}者の子供は健常者の子供に比べて学習機会が少なく、言語習得に劣るのだろうか?(これは私の素朴な疑問です)
会社や学校へ意図的に行かないことを指す「サボる」は、本来、日本語ではないって知ってた?
フランス語の「サボタージュ」からきた俗語だそうだ。サボタージュはフランス人労働者が木靴「サボー」を打ち鳴らして仕事を拒否する「サボター」から派生した言葉で、つまり「サボる」は外来語のスラング(俗語)ということ。ってことは時代劇やら空想小説ではこんな言葉は使えない。
ちなみに外来語に対して母国語での表現を在来語と呼ぶそうだ。ビールは外来語で、麦酒は在来語。
日本語は形容詞「深い――浅い」が対等に成立するが、フランス語では「深い――少ししか深くない」、オランダ語では「深い――深くない」となり、反意語がない。日本語での反語のない形容の一例として「孤独」には反意語はない(らしい)。反意語の有無は、表現の欲求の有無だとか(納得)。
それではまた次回。
こんにちは、建設系業種人のピカどんと申します。前回掲載して頂いた文章が割に好評だったので、再登場させて頂きました。素人さん方々はやはり業界話などを楽しめるようですね。
今回はちょっと専門的な用語が多いのですが、雰囲気を察していただければ結構です。
○月×日△曜日 曇の血雨(曇のち雨)
仕事の打ち合わせでオフィスを訪れた私。ボスがDynaCad4を導入しようかと考えている、などという無茶な相談を持ち掛けてきた。今日は気分が良かったので随分と丁寧に、業界や世間の常識を教えてあげたのだった。
ボス、ダイナウェア(Dynaの製造・販売元)の営業マンが置いていったらしいA4カラー図面(平面図)とDynaのパンフを持ってきて曰く、
「我がオフィスも、行く行くはこういったプレゼンテーションを手がけたいと思っている。カラーはやはり顧客へのアピールに長けており、どうしても必要なのだ。今後力を入れる住宅設計や計画案には欠かせないだろうから」更に続け、
「十万円でその様な体制が整えられるのであれば、決して高くはない様に思うが、君の意見を是非聞きたい」キャンペーンによりDynaは割引価格なのだ。定価は三十五万円である。
現在、業界標準となっているMS-DOSアプリ、JW_CADを使用している我がオフィス。ボスはJWの限界(と彼が認識しているだけだが)を憂いているようだった。私はオフィスの飾りと化している哀れな二冊の業界専門誌を広げ、一言、
「このように、JWでも外部プログラムやサポートプログラムを使えば、カラー・プレゼンテーションは出来ます。これらはすべてフリーウェア(無料)である」続けて、
「今オフィスには四人の人材がある。と、云うことは初期導入にかかる費用は最低でも四十万円で、さらにそこにカラーでの出力機器を加えると……」
その時のボスの驚愕ぶり! 目を丸くしてボスは云った。
「え? 十万円だから、それを四台のパソコンに入れて(インストールして)、つまり一台につき二万五千円じゃあ……ないの? だから、検討していたのに……」
冷笑を浮かべる私。
「いえいえ。ソフト(アプリケーション)は一台のパソコンにつきワンパッケージ、基本です。メーカーは個人による複製を許可していませんから」さらに、
「たとえ新たなCADを導入するにしても、定価五万円前後で高機能なものは、ほら――」雑誌の広告欄を指し示し、
「――このように幾らでもあります。また、どうせ高価な建築専用CAD(Dynaは専用CAD、JWは汎用CADに属する。専門特化した機能(コマンド)の有無の差)を導入するのであれば、業界標準であるDRA-CADを選ぶべきです。ソフトにとってユーザーの数、即ちシェアは最大の武器です」
「……そ、そうかぁ」
かくして、顔すら見たことも無い営業マンの策略は、我が正義の刃により砕け散ったのだった。年齢・性別・職種、どこに属していても共通する常識がある。
『君らは、その世界の広さに目を向けるべきである』
おわり
『地球の平和を守る為{ちきゅうのへいわをまもるため}』
「……ねえ中迫{なかさこ}さん。毎日毎日、僕達は何やってんでしょうねぇ」
狭い居酒屋、テーブルの向かいに座った佐久間{さくま}はしわしわのネクタイを左右にしごき、手にしたジョッキを呷る。焼き鳥の櫛を爪楊枝代わりにしーしーとやっていた中迫は「んん?」とだけ返し、お猪口をぺろぺろと舐めた。ぬるくなった熱燗とは冗談みたいだな、中迫はふとそう思った。
「楽しい仕事なんてありゃしないよって周りの連中は云うんです。勿論、僕だってそう納得はしてるんです。でもね……ああ、すんませぇん、ビールお代わり。中迫さん?」佐久間がとろんとした流し目でお銚子を見たので、中迫はぎくしゃくと頷いた。
「でもね、例えば僕らみたいな営業マン。ハイテクだか新素材だか知りませんけど、何が悲しくて亀の子たわしなんぞを売り歩かなきゃあならないんです? もっと他にあるでしょうよ」
「佐久間君、『タワッシュ』だよ。亀の子なんて呼んだら特許だか著作権だかで偉い人に睨まれるぞ」
赤く火照った団子鼻を膨らませて中迫はちょっとだけ先輩面をしてみせた。佐久間はしかし肩を竦めただけで話題を引き戻した。
「たわしなんて下らないとまでは云いませんよ。いや、本当は云いたいんですけど、でも云いません」
佐久間はひねくれた痴呆老人みたいに、云うだの云わないだのと繰り返す。佐久間は酒が入るといつもこうだった。営業部のエースと持てはやされていた頃のなごりとでもいうのか、若い割に頭は切れるのだが、いかんせん話が小難しいのだ。新入社員と女子社員への説教を生きがいとしている二課の荒木部長に、息の根も止まるような説教をしでかすほどの話術を持ちながら、昇進とは縁が無い。荒木部長をこてんぱんにしたのだから当然なのだが、どういう訳か本人はそれに全く気付いていなかったりもする。切れるのだか間抜けなのだか。
「楽しさってのを結論付けるならば、ある体験が充実しているかどうかだと僕は思うんですよ。充実なんてのは個人個人によって感じ方が違うでしょうけど、でもやっぱり充実の条件みたいなものがあると僕は思うんですよ。例えばある作業、つまり仕事と云いたい訳なんですけど、この成果が目に見える形で示されると随分と充実感があるんじゃあないですかね。穴掘りだったら、今日はこれだけ深く掘ったぞ、とか、田植えだったら、見渡してみてこれだけ植えたんだっていうようなもんです。
ところが僕らときたら販売数が数字で現れるだけ、これじゃあとても充実なんて出来ませんよ。そりゃあ給料が増えるのは嬉しいですよ。でもね、何故それがたわしじゃなきゃあいけないんです? 販売数や給料に目を向けるんだったら、おたまだってしゃもじだって、要するに何でもいいってことじゃあないですか。だから、どうしてたわしなんだろうって、そう僕は思うんですね。充実ってのはそんなんじゃあないんですよ。誰がやっても、何を売っても代わり映えのしない、つまるところ営業マンなんてのは歩く自動販売機みたいなもんなんでしょうねぇ」
だったら辞めちまえ、と云わないのが営業マンの掟だったりもするので、中迫はししゃもを齧りながら「そうかもなぁ」とだけ云い、再び満たされたお猪口をぺろぺろと舐めた。
別れ際に佐久間は「偉業を成し遂げる、憧れるなぁ」などと独り言を呟いた。
電車は走るよどこまでも、がたん、ごととん、がたん、ごととん――
中迫は終電の吊革にぶら下がったまま夢見心地だった。俯き、細めた視界には中年の象徴とも呼べる太鼓腹が彼の呼吸に合わせて上下している。中迫は出来損ないの口笛みたいな溜め息を吐き、哀愁さえ漂う太鼓腹を二度三度とさすった。
夜毎の酒は脂肪となり人知れず腹にしとしとと降り積もり、気が付けばこの有り様である。会社や家庭、つまり全ての場所での不満と愚痴を安酒で紛らわすようになったのはいつ頃からだろうか。
もともとが下戸な中迫は、気分を紛らわす為にだけしか酒は飲まないと自らに戒めていたのだが、紛らわさなくてすむ気分などもう十年来ご無沙汰であり、狭い居酒屋をはしごすることは歯磨きと同じくらいの習慣となってしまったのだった。もっとも今日に限っては佐久間の愚痴を聞くばかりで、どうにも気晴らしにならなかったのだが。
帰巣本能に頼ってぽとりと下車し、住宅街の薄暗い道をふらふらと歩く。冷たい風がかさかさの肌を撫で心地良かった。十五分ほどして漸く小さな掘っ建て小屋、ちがう、愛しのマイホームに辿り着いた。薔薇の棘のような妻と、高校生の娘と中学生の息子の待つ我が家だ。新聞の折り込み広告で見た時は随分と豪華だったのに、建ってみるとどうしてこうもみすぼらしいのだろう。まるでバラエティ番組のセットみたいで、飛び切り面白い冗談を吐いたら、がらがらと崩れるのではないかとさえ思える。こんなものに後十年以上も金を払い続けるのだと考えると酔いも覚めるというものだ。だからそんなことは考えない。
出迎えもなく明かりもいたわりも無い。スーツと鞄を放り、ぬるくなった浴槽に浸かって洗濯板みたいな顔をごしごしとしごく。浴室にはタワッシュが山積みになっていて、この家にはそんな山が至る所で見掛けられるのだ。「何でたわしなの?」と妻はしょっちゅうこぼしていた。化粧品や食品だったら良かったとでも云いたいらしい。寝顔だけは可愛らしい妻の横に潜り込み、中迫は浅い眠りに就いた。
早朝のどたばた騒ぎは日本伝来の風習なのだろうと中迫は常々思っていた。皆が同時に洗面に立ちたがり、同時にもよおす、猫の額に建つ犬小屋はカーニバルの如きである。妻は「あなた、テーブルを空けて下さいな」と寝ぼけた声で訴え、娘が「トイレ? お父さんは後にして、臭いんだから」と金切り声をあげ、息子は顔を見てふんと鼻を鳴らすだけ。中迫はあっちこっちに追い立てられ、気が付くと押し入れの中だということすらあった。ともあれどうにか家を飛び出し電車に揺られ出社できるのだから、習慣とは恐ろしいものだ。
「――ふむ、頑張ってくれたまえ」社長のありがたいご挨拶を頂き、中迫他営業マンは次々と会社を出ていった。
今日、中迫の担当は夕陽丘団地である。からりと晴れ上がった空の下、早くもとぼとぼといった風に歩き始めていた。なだらかな丘陵に階段状に開発された夕陽丘団地の入り口では何やら人だかりが出来ており、何とはなしに近寄ってみるとそこには人々に囲まれて妙なものがあった。端から端までで五メートルくらいの大きな皿の上に高さが二メートルほどの半球が乗り、皿の下からは細い支えが三本、全体がぴかぴかの銀色をした巨大なモニュメントだった。はて、こんなものがここにあったか? 中迫が首を傾げていると手近の主婦が「奥さん奥さん、ユーホーだわよ、これは」と跳ねるように云った。
「ゆーほー?」妙な発音だったのでそれがUFOだと気付くのに暫くかかった。ざわざわした群衆がめいめい勝手に推理していると、突然ユーホーが眩い光を放った。皆がわっと飛び上がり数歩下がる。
皿の一部がのんびりと上がり、四角い穴から音も無くタラップが伸びてくる。そしてそこから世にも奇妙な生き物が出てきたのだが、それは一言で云えばクラゲだった。子供くらいの上背の水色をした、まさしくクラゲで、黒くて丸い目が三つ付いていて、細い手足をふらふらと揺すっている。そんなのが三匹、タラップを滑って降りてきた。
「110番だ!」「いやいや自衛隊だわよ!」「ナサだ、ナサを呼べ!」「宇宙人だ! 侵略だぁ!」
騒ぎはするが誰も逃げようとしないのは、そのクラゲ宇宙人ののんびりした動きと、何より可愛らしい姿ゆえだろう。と、ほにゃほにゃした声でクラゲ宇宙人が喋り出した。皆が騒ぐのを止め固唾を飲んで耳を澄ませた。
『ちっきゅーじん達よ、今よりこの星は、我々ガニメデ星人のものだ。逆らうものは、こうだ』洗濯ロープみたいな腕が振られたかと思うと、群衆とユーホーの真ん中あたりの地面がばんと弾け、底も見えないほどの深い穴が出来上がっていた。一秒とかからず群衆は散り散りになって消え去った。
『おい、おまえ』クラゲに指差され、中迫は漸く我に返った。驚きの余り体が硬直して一歩も動けなかったのだ。「はははははい」中迫はどもりつつ答える。
『降伏するように統治者に伝えてこい』口らしきものは見えず、声はクラゲ全体から振り撒かれているようだった。
「とととと統治? つつつつつまり?」『一番の権力を持ったものだ』「けけけけ権力? というとしゃしゃ社長で?」『しゃっちょ? うむ、そう呼ぶのならそうだ。伝えろ』
で、中迫はどうしたかというと、さっとスーツに手を入れ携帯電話を取り出し、慣れない手つきでダイヤルして「ももももしもし、中迫ですが、しゃしゃしゃ社長は? え、会議? すすす済まないが緊急の要件だ、つつつ繋いでくれ、だだだだだ大至急だ!」震える声で叫んだのだ。クラゲと目が合わないように腕時計を睨み付けること二分、漸く電話口に社長が出た。
「社長! クラゲ星人があなたに伝えろと!」社長に対するとどもりが消えた。これぞ営業マンの鏡である。お客様と上司には決して醜態は晒さないのだ。
「ちっきゅーを貰う、そうあなたに伝えろと、え? いやいや、クラゲ……む、違った、ガニマタ星人の方だそうです」
携帯電話に向けて頭を下げたり作り笑いをすること五分、中迫は、はあ、と溜め息を吐いてスイッチを切るとクラゲを空ろな目で見詰めた。社長は彼に対して「何でもいいからたわしを売ってこい!」と一喝したのだった。クラゲは恐いが社長の方がもっと恐い。マイホームローンが脳裏を過ぎる。中迫は重い足取りでユーホーに近寄ると顔を奇妙に歪めてぎこちない笑顔を作った。
「ああ、ガニマタ星人様、少々時間を頂いて私の話を聞いて下さいませ。いえいえ、お手間は取らせませんから。さてガニマタ様、こびり付いた汚れでお困りになったこと、ございませんか? ガスコンロの焦げだとか、浴槽の水垢だとか、はたまたタイルの間の黒かびだとか」
何が始まるのかとクラゲは警戒しつつ、中迫の声に体を傾けた。地球文化に多少は興味を示したらしい。
「そこいらで売られているたわし、あれはいけません。柔らかすぎて汚れを撫でるだけでございます。そうかと思えば硬すぎて何もかも傷だらけです。環境の為を思うと洗剤はどうしても使えない、そんな方が増えている昨今でもございますし。さあ困った、どうしたものか」中迫は頭を抱えて俯いたり仰け反ったりする。その動きに合わせ三匹のクラゲもまた体を前後に揺らす。「さあ、困った困った」『ああ、困った困った』つられたのか、クラゲもまたふにゃふにゃした声で洩らし、細い腕を不安そうにふらふらさせる。急に中迫は黙り、暫しの沈黙、クラゲが熱い視線をつむじに注ぐ。このちっきゅー人、一体何を始めるのだ、そんな視線だ。
「そこで!」不意を付いて中迫は右手を高々と振り上げる。クラゲは体をびくりと震わせ、二歩程退いた。
「新開発! ミラクルたわし、その名も、タワァーッシュ!!」中迫はローカルの深夜にだけ放映されているテレビCMのナレーションの声色を真似た。普段はそんなことはしないのだが、気が動転していて兎に角精一杯なのだ。退いていたクラゲが三匹ともわらわらと寄ってきて中迫の鼻の穴を見上げた。CMの「タワァーッシュ!!」部分にはシンセサイザーを思わせるエコーと落雷のSEが掛かるのだが今は仕方が無い。すぅと息を吸い込み、中迫はラストスパートをかけるべく早口で捲し立てる。それでも聞き取り易い発音は決して忘れない。
「タワッシュは最新の材料工学が産み出した、まさしく史上最強のたわしなのです。宇宙技術を応用した弾性ヤシブリッド・ポリマーを主成分とした分子繊維は類希なる強靭さを保ちつつ、母材を傷付けること無く汚れ成分だけを文字通りピンポイントで捉えるのです。人間工学に基づく流線形の握り形状は力を100%伝え、女性やお年寄りにも優しい設計となっております。水を弾き腐り知らず、耐久年数は120年以上を誇り、また、かびの発生を押さえる抗菌処理は勿論、生活シーンのどこにでも馴染む親しみやすいデザイン。カラーリングはたわし業界トップクラスの12色をご用意、上品なダークグレイは若い方、可愛らしいピンクはお子様お嬢様、渋味のこげ茶は熟年の方にと、正に変幻自在。新開発! ミラクルたわし、その名も……」腕をぶんぶんと回し、後ろに大きく引き、溜めを作ってから「タワァーッシュ!!」一匹のクラゲに突きつけた。クラゲは仰け反って沈黙する。
迫真の弁舌、肩で息をしながら中迫はタワッシュを握り締めて思った。これは今迄で最高の出来だ。目を閉じ、止めど無く溢れる充実感に涙さえ零れそうだった。今の部署に移って早五年、これほど見事な商品解説を成し遂げたことなどただの一度も無かった。居酒屋で佐久間が云っていた充実感を、中迫は生まれて始めて感じていた。そう、売れようが売れまいがもうそんな些細なことはどうでも良かった。俺は今、完全燃焼した、中迫は脳裏を過ぎる様々な光景を暖かな眼差しで見詰めながらそう思った。
『……く、くれ! 売ってくれ!』陶酔の余り中迫はその声に気付かないでいた。ぶにょぶにょの四肢でズボンをがっちりと握られ揺すられて始めて我に返った。
『それを、そのミラクルを、タワッシュを我々に売ってくれ!』
「……あ、ええ。でも、その、そのお代のほうは?」
『お代? 通貨か? ちっきゅーのことは良く解らんが、希少金属がある、これでどうだ!』
二匹のクラゲに抱えられてぴかぴかの金塊が運び出されてきた。中迫が目を剥いたのは云うまでも無い。
『ありったけのミラクルを我々に譲ってくれ!』
「……あ、ありがとうございます。で、では在庫を確認しまして、ええっと……納品はここで宜しいでしょうか?」
再び携帯電話を握って一時間後、4トントラック一杯のタワッシュが次々とユーホーに運び込まれていった。運転手の隣に話を聞き付けた佐久間が便乗していた。
「な、中迫さん、こりゃあ一体なんの騒ぎで?」
中迫の隣に立った佐久間は、銀色のタラップによって飲み込まれて行くタワッシュを呆けて見詰める。
「む……よく解らんが、ともかくタワッシュが売れたらしい……」
荷揚げが終わると、代金である金塊と『さらばだ』という挨拶を残し、クラゲの乗った銀色のユーホーは空高く上っていった。中迫も佐久間も何となく手を振ったりした。
会社への販売報告を終え本日の勤務を終了した二人は繁華街へと歩を進めた。行く先は昨日と同じ、狭くて安い居酒屋である。通りには早くも酔っ払いが出没し始めていた。道すがら中迫は独り言のように呟く。
「なあ佐久間君。今の仕事にも大した充実感はあるみたいだな。どうやら我が社のタワッシュは、地球の平和を守ったらしい。これほど遣り甲斐のある仕事、そうそうないんじゃあないかなぁ?」
今日の酒はさぞかし美味いに違いない、中迫はそう予感した。
おわり
フーター、野輝です。今回は「勘違い」についてです。
「僕はゲームが好きで好きで仕方有りません。将来はゲームクリエイターになるのが夢です。ところで、ゲーム関連のイラストレーターやシナリオライターになるにはどうしたらいいのですか? 誰か教えて下さい」
別にゲーム業界に限ったことではありませんが、こんな文面を見かけることがあります。
○○になるには? を誰かに聞かなければ解らない人は、○○にはなれません、断言します。仮に○○になれたとしても業界の端に引っかかる、その程度が積の山で、その名を世に轟かすようにはなれません。
前述の質問を例にするなら、イラストだろうがシナリオだろうが、ゲーム業界に入るのにプログラム知識が必要なのは常識で、才能の無い方が「やる気だけは有ります」と云ったところで、それでゲームが完成する訳では有りませんからね。
夢や希望は大いに結構ですが、それらと「妄想」の区別がつかないようでは、もはや重傷です。お大事に。
> オルマズドさん
狩人です。読んで頂いて有り難うございます。
「ロレルリラ大陸伝説」は今は小説ですが、同時にゲームのシナリオでもあり、今後、いろいろなソフトハウスへの持ち込みを予定しています。
何時になるか解りませんが、念願叶ってゲーム化したときは是非プレイしてみて下さい。
> 狩人さん
はじめまして、オルマズドと申します。
狩人さんの「ロレルリラ大陸伝説」、とても楽しく読ませて頂きました。次回作にも期待しています。これからも頑張って下さい。
――ここまでのあらすじ――
……、っていうか初めてじゃん!
あらためまして、うらんッス! 今回から始まった『地獄の沙汰も犬しだい』では、可愛い猫のことをお話したい(希望)! 第一回目の今回は、『猫叉』について。
猫叉とは江戸時代の演劇に用いられた、猫の妖怪です。日本ではしっぽの短い種類の猫がいますが、これは可愛い猫が、猫叉に変化しないように、しっぽを切られたことに起因しまっす。それ以来、しっぽの短い猫が多くなりました。
それでは今回は、『猫コラム』でした。
みなさん、おはこんばんちわ。芭汐です。
さて、第二回目の今回は、我が母国、伯剌西爾のサッカー事情についてお話したいと思います。
みなさんは伯剌西爾と言ったら何を思い出しますか? 大抵の人は首都、ブラジリアの大きなキリスト像を思い浮かべると思いますが、ラテンの血を求めるなら、ブラジル第二の都市リオデジャネイロのカーニバルを忘れてはいけません。しかし、熱くなりすぎたラテンの血にはご注意を。エイズの温床として名高いリオのカーニバルですので、絶対に避妊具持参で参加しましょう。
閑話休題。さてさて、その昔、日本の多くの人が、ブラジル移民として、ブラジルに渡ったのをみなさんはご存知ですか? その時ブラジル人の多くが、初めてサッカーを見ました。そう、日本の国技『蹴鞠』です。蹴鞠とは足を使ってボール(鞠)を二・三人で回すスポーツです。落としたら負け、です。ですから自然と個人技が発達していきます。
今でこそ、ブラジルのサッカーは、南米のサッカーの代名詞みたいなことを言われますが、実はその原点は日本の蹴鞠なのです。
それでは今回はこのへんで。あ、ちなみにここがGWであることをお忘れなく(笑)
電子戦術記事担当のダイドーだ。
――プルルルルル
くわっ! 本部からの緊急入電だ! 暫し待てぃ!
「はいもしもし、ダイドーです。……はい……はい、ええ……ああ、はい、あ、はーい」
――ガチャン
……う、う、うぉおおおー!
休み毎にPCショップをふらつき、PCを買い換えようなどと思っている輩、良く聞け! 極秘情報にして超特ダネだ!
再生プラスチックカラーの例のPC『iマック』、平日は半額らしいぞ!
学業・職務を放棄してでも行け! そして2台買え! ッ!(?)
再び、狩人です。前回、URLを書くのを忘れてしまいましたので、改めまして。皆さん、「ファンタジック・カフェ」に是非お越しください。剣と魔法のファンタジー「ロレルリラ大陸伝説」があなたを幻想の国へと誘います。
http://www.bea.hi-ho.ne.jp/machina/indexrore.html
突然の書き込み大変失礼致します。
御不要の場合は、心からお詫び申し上げます。
≪無限の宇宙でラブラブ・ランデブー≫
今出会いを求めている、日々の生活に刺激の欲しい、地球の人にはもう飽きた、そんな彼方に朗報です。
私共の運営する『コズミック・ラブステーション』では、普段の生活では有得ない素敵な出会いの場を皆様に提供致します。
水星から冥王星まで太陽系は元より、別の銀河系からの登録も多数あり。人類に近い姿から肉眼で認識できない方まで、彼方の常識を完全に覆すMIBも吃驚のメンバーの方々。こんな皆さんとメールやチャットからお付き合いしてみませんか? 是までの会員の方で直接コンタクトを取られた方も!ひょっとすれば、合ったその日にインプラントなんて事に!?
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素敵な出会いをお約束します。
こんにちは、狩人(ハンターと読みます)です。
僕のHP「ファンタジック・カフェ」ではこの度、新作長篇小説「ロレルリラ大陸伝説」を掲載しました。悪神ワーオンの野望に敢然と立ち向かう、独眼の勇者シサ・ソセスと、おてんば魔女メモミの大冒険を描いた、剣と魔法のファンタジーです。
ようやく設定資料集も公開しました。「ロレルリラ魔法全集」を読めば、より一層「ロレルリラ大陸伝説」の世界を堪能できます。
掲示板「ナイト・ギルド」やチャット「マジック・サークル」は、毎回濃い話題で盛り上がって楽しいですよ〜。是非お越しください! お待ちしてます!
やほ、鳩羽です。
今年ももう1/3、あっという間に来年ですね。そういえば来年は它年。ヘビで思い浮かぶものといえば、やっぱジャキー・チェンの「蛇拳」ですよね。
色白の彼って確か九州男児でしたよね。ほんじゃあやっぱ、こんなかしらん。
「おいどんはジャッキーじゃけん。蛇拳じゃけんのぅ、アチョォォ〜たい!」
どお? 12点ってとこかしら? 鳩羽でした。
(※編集部より。鳩羽さん、お願いですから「エッセイ」を書いて下さい(懇願))
……V! 貴様か! 覆面の癖に偉そうだぞぅ。え? ホントに偉いの? ははぁ、今後ともご享受願います(嘘だぴょーん)。
(ピィー、ガガガ(チューニング音))
(……サァ〜イレントーキィー)
こんばんわ、岸里徹{きしり・とおる}です。今宵も皆様に、心温まる素敵な音楽をお届けします。
空模様の達人、厳しい倍率を潜り抜けた気象予報士。当たるも八卦当たらぬも八卦とはいいますが、今回はそんなあなたを励ます曲をお送りします。ロシア民謡『讃美歌』です。では……。
♪晴ぁ〜れるや、晴ぁ〜れるや、晴れるや、晴れるや――
さぁ、そろそろ、お別れの時間です。皆様、良い夢を。アーメン。
電子戦術記事担当のダイドーだ。
> サー・ダイドー、質問があります! 新しいPCを買ったのですが、頻繁にフリーズしてしまいます。どうしたらいいんでしょうか?
ふぉっ! 質問とな? よろしい。
ふむ。エアコンが効き過ぎているのではないのか? 何? 違う? ならば、貴様が向けているその銃を降ろし、スリープをプリーズしろ! それで解決だ!
今回は我が輩から皆への助言、バックアップについてだ。
「1人は不可、常に2人一組で作戦にあたれ!」
「バックアップは援護射撃でフォワードを狙うなかれ!」
「殺してでも連行しろ!」
迅速を心掛け、すみやかに作戦を遂行すべし! グッ!(苦しくはない)
サー・ダイドー、質問があります! 新しいPCを買ったのですが、頻繁にフリーズしてしまいます。どうしたらいいんでしょうか?
フリーター、野輝です。今回は「社交辞令」についてです。
日本では贈り物の際「つまらないものですが……」などといいます。これは奥床しい風習です。
ところで、商用ではない、知った仲の方との電子メールのやり取りの際、「以下は気分を害したのであれば読まないで下さい」や「このメールは無視して下さい」といったいい回しを使わざるを得ない場合があります。
こういったメールを受け取った場合、「読むな、と書いているのだから読まないでいよう」や「よし、無視しよう。削除しよう」とすると、単なる阿呆ですのでご注意。
先方の「それくらい、いい辛い」といった背景を想像できない間抜けとして、末代まで語られますから。くわばらくわばら。
お初、欄丸{らんまる}っす。『ジオプトリー・マキシマム』ではその名の通り、物事を子細に観察して行こうなどとおもってまっす。
今や普及率120%の留守番電話と携帯電話。皆さん、使いこなしてます? 我が主、鳩羽さんは一筋縄では行きません。
――携帯電話
ピポピピポパポポ……
「……現在、電話に出る気がありません。お掛け直し下さい」
着メロは『ハレルヤ』で、しかもフルコーラス入り。何処からダウンロードしたんだろう。
――事務所・自宅の留守番電話
ポピポピポポパピ……
「……只今留守にしております。ご用の方は神妙にお縄に付けぇい! ご用だご用だ、ピーーッ」
保留時音楽は『銭形平次のテーマ』。ピーという発信音のリアルさがどうにも電子音じゃない。それって機械内部に手を加えてるでしょ?
ちなみに留守電設定ではない場合「この番号は現在使われておりません」と、鳩羽さんがいってくれます。
それではまた次回。
やほ、鳩羽です。近々登場予定のオフィスみさきの新メンバー、欄丸{らんまる}は、面占いのえるちゃんに匹敵するテレビっ子なのです。……が、やっぱりちょっち爆裂ぎみ(泣)。
欄丸
「ねねねね、鳩羽さん。ビックリドッキリメカって知ってます? ドッキリカメラじゃないっすよ(何故か体育会系。デスのカードを引いたらしい)。「今週のぉ〜」って、ほらほら『タイム・バカボン』のアレですよ!」
……それって、どんなバカボンだよ(怒)。
てなこんなで、オフィスみさきの代表取締まられ役、鳩羽でした。
電子戦術記事担当のダイドーだ。
まずはGW編集部の副編V! その程度のPCトラブルすら自力で解消できず、状況を悪化させる一方の貴様は無能で間抜けで不器用ゆえ、副編ではなく「覆面V」に降格だ!(決定) ……テン・ラッシュ!(鞭打ち10回)
ふがっ!、ニューPCをゲットしただと? このブルジョアめがぁぁ! ……ん? どうした?
「最新機種の筈なのに、すぐに落ちるんです」
なにぃぃ!! よし、サー・ダイドーに託せ!
「設置面が水平か今すぐ確認すべし! ビー玉を転がせ!」
「PC用と銘打ったテーブルセットは軟弱だ! 事務用机に変更!」
「PCを設置場所にボルト留め、あるいは溶接しろ!」
「さらに設置場所を床に、床を基礎に、基礎を岩盤に接合しろ!」
それでも駄目なら一緒に落ちろ! なぁに、落ちてしまえば楽なものよ。グラッ!(地震の震度を表すマグニチュードではない)
編集部、副編Vです。お知らせした「GW連載記事の一部停滞」はPCトラブルの暫定解消により再開されることになりました。今後もごひいきに、Vでした。
――チャリオットのカード
チャリオットのカードを引いたあなたの今週の運勢は、『自転車に注意』と出ました。自転車には充分の注意をはらいましょう。
ラッキー元素は『Fe』 鉄分摂取は必須です。
――デス(リバース)のカード
デス(リバース)のカードを引いたあなたの今週の運勢は、『骨折に注意』と出ました。何でも素手で解決しようとするあなた、怪我には充分注意しましょう。
ラッキー元素は『Ca』 骨を大切に。
――サンのカード
サンのカードを引いたあなたの今週の運勢は、『強風注意』と出ました。雨戸などの戸締まりはしっかりとしましょう。
ラッキー元素は『Na』 水を近づけないように! 燃えてしまいます。
みなさん、おはこんばんちわ! お初にお目にかかりまする、伯(ブラジル)系日本人の芭汐(ばじお)です。
今回から始まりました、まゆつばコラム『まっさっかなぁ』は、伯剌西爾の国技『蹴鞠』について、深く掘り下げてみたいと思います。
サッカーというスポーツは、イギリスという紳士の国で始まりました。この国の男性は何時も、モーニングを着ていて、インド直産の紅茶を啜っていました。
イギリスでは当初、ラクロスというスポーツが盛んでした。何故ならば、イギリス紳士は何時も、ステッキを持っていましたから、ステッキに似た道具を使うラクロスを、なんの躊躇いも無く、することができました。
そんな中、目の悪い一人の若者が、「ボールをもっと大きくしよう」と言い出しました。そこで、ステッキでボールを操るのではなく、足を使ってボールを蹴ることを思いついたのです。それがサッカーの始まりでした。しかし、そこはイギリス紳士。それでもステッキを離さなかったと言います。
豆知識として、もう一つの話をすると、実はラグビーも発祥はイギリスです。こちらはサッカーから派生したと言いますが、それはイギリスの男性が、紳士の道を捨てたことに起因します。何故ならば、ボールを手で持つ為に、ステッキを捨ててしまったのです。
それでは、今回はこれで失礼します。さよなら、さよなら、さよなら。
こんちわ〜。
あ! V君が副編になってるぅ〜。
噂では、漕戸ちゃんと良い仲になってるって聞いたけど、ほんとの所はどうなの? もう〜、あたしも狙ってたのに。
ってね、嘘だよ、こんちくしょう。けっ。
そんなわけで、次回からあたしも連載を始めますので、よろしく哀愁!
実は、GW編集部のPCに致命的トラブルが発生してしまいました。ネットワークはおろか、OS、Win95のSafeモードすらまともに立ち上がらないという、涙ものの状態であります。
それに伴い、「オフィスみさき」他の一部の連載記事が停滞すると思われますが、なにとぞご了承下さい。ダイドー少尉の協力を仰ぎ、数日中には完全復帰の予定です。
なお、GWはこのまま引き続き運営されますのでご安心してご購読・ご利用下さい。以上、副編にクラスチェンジした、Vでした。
おうっピカどんさんか?ハイカラな名前やのう。あんたの言う通り!。最近の奴等は何にも解っちゃいねぇ。大体あの貧相な建物は何でぇ!あんな素人でも建てれちまう様なもんに大金出す奴の気が知れねえってばよ。いやホント、素人でもバッチグウよ。
それに最近TVで観たが、あの欠陥住宅。冗談だろ? まあTVだから、ちったぁ大袈裟にやってんだろうが、基礎が割れただの、筋交がねえだの、大工始めて40年、何をどおやったらああ成るんだ、え?基本が成ってねぇ!!建てた奴連れてきやがれ、俺様が根性叩き直してやらぁぁぁぁぁあ(プツン)。
フリフリのライター、野輝です。今回は「時間」についてです。
仕事、私生活に限らず、ここでもあそこでも「忙しい、忙しいい」とよく耳にします。ですが、「誰だって」それなりに忙く、忙しいことは特別でも何でもないのです。そして、何故か誰もは気付かない(或いはいわない)のですが、忙しいという状態はとても「恥ずかしいこと」なのです。
理由は明白。自分の自由になる時間が少ない、或いは全くないというのは正に労働者・下層階級、心の貧しさの象徴だからです。「時間」を「お金」と読み替えてみれば納得頂けるのではないでしょうか。
皆さん、自慢げに「忙しい」というなどというみっともないことは、決してなさらないよう、注意して下さい。
はじめまして。サルバトーレン先生の『ピッツァの国からこんにちわ』4、とても楽しく読ませてもらいました。
> 昨日、電車に乗っていると、隣に座っている学生が、何やら呟いていました。
> 「絶対、ビックになってやる! ブレイクしてやる、ブレイクしてやる……」
> 「おやじ」
> 「へい」
> 「コーヒー」
「ビックなおやじに粋がって「へい!」と声をかけたものの、運ばれてきたコーヒーを緊張の余りブレイク(こぼす)する」、電車通学するような学生って皆おっちょこちょいですよね。
今後も期待しています。それでは、失礼します。
やほ、鳩羽です。
> 鳩羽ちゃん、今度飲みに行きません? 青酸カリを。
良いかも(※編集部判断により一部削除)からね。
鳩羽でした。またね。
夜中の三時、バルコニーから南の空を見上げた。良く晴れ渡っていて欠け始めた月が眩しく、星も幾つか瞬いていた。
ふと思い付き、一際強い光を放つ星目掛けて安物の望遠鏡(口径5cm)を向けてみると……木星だ! 例の縞模様がうっすらと見え、その周りには衛星であろう4つの衛星……たしか名前は、イオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト。そうそう、それらしき光が見えたのだ。
そして、木星の左下で同じく輝く星にレンズを向けると、それには「輪」が! そう、土星である。この季節には見えないものとばかり思っていたのだが、時間によっては見えるらしい。土星の輪はまるで理科教材や天文写真みたいにくっきりとしていて、あれが氷や岩石の集まりだとは、にわかには信じ難い、安物の望遠鏡でもそれほど鮮明に見えた。
木星には縞模様が、土星には輪がある、知ってはいたが良く考えるとそれを自分の目で「確かめた」ことはなかった。だからこそ、感動したのかもしれない。
その後、火星と思しき赤い星や、小さく見える星の塊(天の川の欠片だろうか)などを眺めた。
明日は仕事の都合で朝が早く、今日に限って夜更かしは厳禁なのだが、安物の望遠鏡の小さな視界を物凄い速度で横切って行き、あっという間に見えなくなる土星や木星を見ていると、高々数時間の遅刻や、日々の下らない労働がますますちっぽけに思えてしまう。
そう、土星や木星が動いているのではなく、空に浮かぶ天体が見えなくなるほどの速度で我らが地球は自転しているのだ。この壮大さに比べれば、確かに日常はささやかなものである。
「上を向いて歩こう」なんて歌があった。歌詩の意味は全然違うのだけど、それには賛成したい。星や雲は上を向かなきゃあ見えないから。
みなさんこんにちわ、サルバトーレンです。前回は編集部及びライター、読者のみなさんに大変ご迷惑をおかけしたことをこの場を借りて、御詫び致します。ごめんね。鳩羽ちゃん、今度飲みに行きません? 青酸カリを。
昨日、電車に乗っていると、隣に座っている学生が、何やら呟いていました。
「絶対、ビックになってやる! ブレイクしてやる、ブレイクしてやる……」
なるほど、なるほど。
「おやじ」
「へい」
「コーヒー」
こういうことですかね?
それではみなさん、また次回。
マンジャーレ、カンターレ、アモーレ!
サルバトーレンの一口イタリア情報。
ROMA(ローマ)を逆から読むと、AMOR(アモーレ)。つまり、ローマとは愛の街なのです。
こんにちは、ピカどんと申します。今回は、転居やマイホーム購入を近日予定されている方々へ、私からのささやかなアドバイスをさせてもらいます。是非ご参考に。
私は建設系業種人でして、仕事仲間(女性)との話題に「マイホームについて」というものが良く出てきます。マイホームといっても、私も彼女もお互いが専門家に片足(両足ですね(笑))なので、話の内容が巷のそれと違うことは云うまでもありません。
マイホームに対する彼女の希望は、
「自然の川が傍に流れる人里離れた山奥に、板張りの建物。すいかや野菜を川で冷やすの」
私は、
「電気と水道と電話線だけで他には道路も人も無い(ガスはプロパン)過疎地で、空の奇麗なところに鉄筋コンクリートの箱を置く。中身は気分で変わるもの」
といった風でした。
さて、某日に国営放送でマイホーム獲得ナントカという特集番組が放映されていました。これから家を建てようという夫婦が三組ほど、レポーターと共に都内各所の新築物件を回り、それを建てた人達から新築の際のコツを聞くという番組でした。そこでです! 出てくるわ出てくるわ、勘違いと先入観とコマーシャル汚染の数々。
「世代を超えるほど長く住める、丈夫な家がいい」
「坪単価は幾らまで」
「駅から徒歩圏内」
「外壁はレンガでバルコニーが必要」
しかしなんといっても、予算関係の話題が焦点でしたね。
さて、夫婦方は都内を回りいろいろなケースの新築を見て回るのですが、その一つに、建築士が自らが設計して自らが住む物件がありました。極度に変形した狭い土地で、それに添った変形住宅を建てているのです。
その物件の中に入った夫婦一同は、目を丸くして声を挙げます。
「外はあんななのに!」
「広い!」
「凄い!」
「素敵!」
それを見ていた私は「そりゃあそうさ……専門家だもの」、「まったくだ」とは彼女。
その変形住宅に住む建築士曰く、
「不利な条件であればあるほど、(設計業務に関し)やり甲斐を感じますね」
実はこれは建築士にとっての常識です(ハウスメーカーのそれらは除きます)。が、それを聞いたリポーターと夫婦一同の驚いた顔といったらもう!
そこにこんなナレーションが入ります。
「変形地は確かに安いが、そこに家を建てる場合は建築士にお願いすることになり、予算に設計料が加算されます」
「不利な条件を楽しむくらいで考えましょう」
私は思わず「建築士が設計しない住宅?」と呟きました。
現代の日本人が「マイホーム」に対し、どれくらい誤った価値観を抱いているかというと、建物の居住性・快適さは「周辺環境により決まる」という常識を知らないことと、物件を選択する際、賃貸雑誌や折り込み広告の間取り図や、外壁の仕上げ方、ユニットバスの仕様などをその判断基準にしていることです。蛇足ですが、周辺環境に気候風土をも含むのは当然であります。
窓や扉やシャワーや壁紙やキッチン、或いは基礎部分であっても、そんなものは何時でもどうにでも出来る些細なことなのに対し、窓からの眺望や夏の気温上昇、夜の涼しさや空の快晴度、騒音の有無や自然の多さ、星が奇麗に見えるかどうかなどは、どうあがいても変えることの出来ない「絶対的な要因」であり、生涯で最大の買い物、或いは長らく住まうであろう場所の選択にその要因を外すなど、「素人だから」で済まされるものではありません。
しかしです。そういった「絶対的な要因」を踏まえた物件選択・建設を素人がやれる筈も無く、だからこその専門家・建築士なのです。加えるなら、建売住宅やハウスメーカーの企画住宅を選択肢に入れること、それ自体も間違です。
予算と希望、そして前述の周辺環境との折り合いを「計画」としてまとめ、建物として具現化する、それを普通は「住宅設計」と呼び、それが「マイホームを建てる」ということなのです。
さて、五千万円のハウスメーカー企画住宅をローコスト仕様にして、さらに建設業者を変え見積もりを山ほど出させ、また税制の抜け穴を駆使し二千万円の値引きに成功したと大喜びの夫婦方々は、残念ながら商業的策略にまんまとはまっているのです。諸氏は値引率にしか目が向いていないようですが、どう考えても三千万円はやっぱり大金な筈です。
防音二重サッシュと完全断熱外壁で周囲を覆い外界を遮断。テクノロジーの塊と化したユニットバスで水で薄めたシャンプーを使い、大理石トップのシステムキッチンでレトルト食品を盛り付ける。夏でも冬でも気温管理を徹底し、フローリングの上を九八〇円のスリッパで闊歩する。そうしで出来上がったものは、「値引きにより」欠陥だらけの「シェルター」なのです。そう、彼らは既に大切なものを失っているのです。
構造、間取り、外観、資産価値。土地面積、地価、交通の便。冗談でしょう? マイホームの最大の価値は、それが建つ「場所」です。
「自然豊かな土地なんて不弁で仕方が無い」?
その為の車両や通信網、テクノロジーじゃあないのでしょうか?
交通の便は車で、店が無いなら買い出しで幾らでも補えますが、どう考えても「オリオン座」は後で用意できるものじゃあありません。つまり、まずは「場所」、次に建物の仕様、順番がとても大切なのです。
皆さん、建設予定地や購入予定物件を「遠くから」眺めてみて下さい。どれだけ広々とした出窓であろうと、外が排ガスと騒音だらけで、目の前が道路では、その素敵な出窓を開こうなんて気は起きませんよ。
それでは。
最近、携帯電話のCMもよく見ます。
「携帯が早ければ、出世も早い」とか、「出世も6倍早いってことかな」とか、いろいろ。
みなさん、そんなに出世したいんですかね? 『出世』とは「世に出る」と書きます。
お母さんのお腹から出てきた時点で、皆さんもう『出世』してるじゃないですか。ねぇ?
CGIの動作確認です。
やほ、鳩羽です。
『ピッツァの国からこんにちわ』のファン、サルバトーレン先生病床と聞き、不安、なんちて(不謹慎)。
言葉って不思議ですよね。いえねぇ(オバサン風に)、ほら、不景気じゃないですか。どこもかしこも「リストラされた」だの何だのって騒いでるっしょ。……おぅ? リストラされた? ナンジャラホイ。リストラ=リ・ストラクチャー=再構築。つまり会社の経営方針とかを見直して、再編・改善するってことっすよね?
「リストラされた」……再構築された? ……改造人間?
あんた! そこは『ショッカー』だよぅ! 逃げろ! そして戦え!
「あ、しょっかー(そっかー)」(※編集部注:ここがオチらしいです)
これでもエッセイ。駄洒落コーナーじゃないよ、鳩羽でした。またね。
電子戦術記事担当のダイドーさぁ。……メ、メディーーーッック!!
ほう、最新のノートパソコンを購入とは、おぬしも悪よのぅ。ぬ? 「メモリ増設したのに何だか重たい」だとぉ!! よし、まかせろ!
「バッテリーパックを棄てろ! 持ち運びは許さん!」
「FDD、CD-ROM、DVDなどで脱着可能なものは全て排除すべし!」
「外装とキーボード・タッチ部分を剥がせ! これぞ真のブラインドタッチだ!」
「液晶モニタなんぞいらん! これぞ究極ブラインドクリック&ドラッグ&ドロップだ!」
「もはやHDDだけあれば良い! CPUは貴様の脳髄だ! 2進数で四則演算し、それを直接書き込め!」
それでも駄目なら腕立て伏せだ! グッラッ!(「グッドラック」ネイティブ発音)
エンペラーのあなた
エンペラーのカードを引いたあなたは、すべてを肯定する運命です。間違った事でも肯定してしまうので、気をつけて。
デスのあなた
デスのカードを引いたあなたは、語尾がすべて『ですます』調になるでしょう。たまには「〜っす」などの体育会系の語尾も使ってみましょう。
ジャッジメントのあなた
ジャッジメントのカードを引いたあなたは、厳格な性格を持っていなければいけません。決して、ジャッジドレッドではありませんので、注意しましょう。
牛飼いのあなた
牛飼いのカードを引いたあなたの今週の運勢は、恋とは無縁。牛乳飲んで寝てなさい。
きつねのあなた
きつねのカードを引いたあなたは、絶好調です。まさに『ウッドボール』でしょう。解からないことがあったら、こう叫びましょう。「教えて! アルゴ○ン!!」
皆さんは選挙の投票に行った事がありますか? 私はありません。
衆議院選や参議院選、全国各地の知事選などを別にすれば、その他の地方選では必ずと言って良いほど、TV討論や討論会などは開かれていません。私が知らないだけかもしれませんが、この国の末端に生きている私に、その情報が入らないこと事態が問題です。
「討論もしない、候補者の声も聞こえない選挙に、誰が行くかぁぁぁぁ!」
でしょ?
編集部より
サルバトーレン先生急病の為、今回の『ピッツァの国からこんにちわ』は、お休みさせて頂きます。ご了承ください。
病床のサルバトーレン先生に応援のLetter(アメリカではこう書く)を!
フリーのジャーナリスト、或いはジャーナリストのふりをしたライター、野輝{のてる}です。連載1回目は「国旗・国歌について」です。
学校行事などで執り行われる国旗掲揚や国歌斉唱が取りざたされているようです。要するに国旗・国歌を「肯定」するか「否定」するかという議論になるようですが、僕が答えを差し上げましょう。
「嫌なら他の国へ行け!」
……でしょ? 他にどんな選択肢があるというのでしょうか? ねぇ、皆さん?
こんばんわ、漕戸{こぎと}です。面{おもて}占い『アラ?カルト』では、あなたの運気を、さまざまな、知られざる、それっぽい、かもしれない、ってことは、なるほどね、といった方法で占います。それでは、本日は「性別占い」です。
――男性のあなた
性別が男のあなたは、野心や権威といった男性的な面が強く出るようですね。誰かに「オス」と呼ばれたら、「やあ」「久しぶり」という意味かもしれないので注意。気さくにね。
――女性のあなた
性別が女のあなたは、協調や温和といった女性的な面が強く出るようですね。誰かに「メス」と呼ばれたら、あなたはきっと白衣の天使・看護婦でしょう。手際良くね。
――中性のあなた
性別が中のあなたは、どっちつかずで中途半端といった中性的な面が強く出るようですね。誰かに「チュウ」と呼ばれたら、「ニャア」と返して度肝を抜いてやりましょう。仲良くね。
――酸性のあなた
性別が酸のあなたは、破滅や溶解といった酸性的な面が強く出るようですね。誰かに「サン」と呼ばれたら、その方はきっとあなたのお父さんで、あなたは息子さん? 抱き合ってね。
――アルカリ性のあなた
性別がアルカリのあなたは、水に溶けやすいといったアルカリ性的な面が強く出るようですね。誰かに「アルカリ」と呼ばれたら、それは幻聴です。断言するね。
漕戸でした。
やほ、鳩羽美咲です。我が「オフィスみさき」も『ゴーストライト』に参加することになりました。ファンのみんな、おめでとう! ありがとう! お初の方々、4649!!(自爆)
うっしゃ! まずはシャブ……ジャブだ。
――爬虫類系企業の宴会
とかげ「まずは乾杯! お疲れさん」
やもり「よっしゃあ! 今日はとことん飲むぞ!」
かえる「……あ、俺はあんまり」
とかげ「なんだよぅ、盛り下がるなぁ」
やもり「何だ? 具合でも悪いのかい?」
かえる「俺、かえるだけに『下戸{げこ}』だから……」
とかげ「……」
やもり「……」
だっしゃぁぁぁぁ!!! 鳩羽でした。またね。
電子戦術記事担当のダイドー少尉だ。俺様を呼ぶときは「サー」を忘れるな。しかし「ダイドーさぁ」は死刑だ!
ふむ、OSがトラブったとな? うぉっ! 貴様! 素人の癖に玄人・技術屋気取りで内部から復旧させようなどとは……メディーーッック!!
「何が起きてもレジストリを直接いじるな!」
「アンインストール&再インストール、上書きインストールだ!」
「一旦、Safeモード起動だ!」
それでも駄目なら諦めて寝ろ! グッドラック!
チャオ! サルバトーレンです。
日本に来日してもうすぐ、100年になる私ですが、最近日本のスポーツ、『野球』にハマっています。
ところで、日本のプロ野球チームに『福岡ダイエーホークス』というチームがありますが、そこのキャッチャーは私と同じ『ガイジン』なのですね? えっと、何と言いましたか……そう『ジョージ・マッケンジー』!
同じガイジン同士、彼には活躍してもらいたいです。
それでは、みなさん。またお会いしましょう。
マンジャーレ、カンターレ、アモーレ!
チャオ! みなさん、はじめまして。陽気なイタリア人、サルバトーレンです。『猿ば通れん』と憶えて下さい。この度、フリーエントリー・オンラインマガジン『ゴーストライト』のライターとして、こちらにお邪魔することになりました。
これから、みなさんのご期待にそえるようガムバリたいと思いますので、よろしくお願いしますです。
それでは!
マンジャーレ、カンターレ、アモーレ!
フリーエントリー・オンラインマガジン『ゴーストライト』、いよいよ創刊です。詳細は徐々に明かして行きますので、以後、お見知りおきを!