《戦略技術研究所》 |
『ゴーストライトV』 |
Online Magazine"Ghost Write(GW)" |
(……サァーイレントーキィー……)
こんばんわ、岸里徹です。今宵は、夏を間近にスタミナをつけたい、そんな皆様にお届けします。
可愛い我が子の発育に、野菜をたっぷり昼御飯。親の心、子知らずとはいうものの、幼い息子は苦い顔。なぁ、良い子だから、苦い野菜も我慢して食べておくれ。お願いだ、ヒーロー、愛しの息子に、この気持ちを伝えに来てくれ……。
さて、そんな貴方にお届けする曲、藤子不二雄『ピーマン』です。では……。
♪――来ぃてよっピーマン、僕の所へ〜
さぁ、そろそろ、お別れの時間です。皆様、良い夢を。あーんパンチ!(!)
欄丸です。
今回は、仲間意識とでもいいましょうか、要するに排他習慣に関してです。
病気、怪我などを負った際、それを勤務先や知人などに伝えると、かなりの確立で「実は僕(私)も昔――」と返されます。入院や、珍しい病名の場合は顕著です。
生まれて始めて胃潰瘍で入院。その余りの激痛はもはや「いい表せない」程のもの。救急車にしろ自力にしろともかく病院に辿り着き、緊急入院。聞いてみると「急性胃潰瘍」。胃潰瘍という病気があることは知っていたが、それがこんなにも痛く、呼吸もままならないとは思っても見なかった。
無事、退院の日を迎え、翌日には職場復帰。さて、凄く痛かったし、入院も始めての経験。ちょっとした話のネタになるだろうと、昼休憩に口火を切る。
「胃潰瘍だったんだ――」
と、それを遮るように、
「実は僕(私)も昔――」
肺炎だのガンだの骨折だの盲腸だの、だらだらだらだら……。「あの痛みがお前なんかに解るかぁ!」と、思いつつ、当然そう口にはしない。出すのは溜め息だけにしておこう。
病気に限らず、例えば「幼少時代の悪行」「嫌な知人」など、ネガティブな経験の「自慢大会」に遭遇することは、ままあります。しかしこれはそういったことを「競争」している訳ではなく、その逆、「仲間意識」の表われだと思われます。
つまり、「僕(私)も、そういった辛い過去を持っている、『仲間』なんだよ」の表明で、これにより「日本的」絆{きずな}を強固にしようとしているのではないでしょうか。……あくまで推測ですが。
仮にこれが正しいなら、その集団(仲間たち)は、……不気味ですね。
それではまた次回。
向けられる視線に、放たれる野次に気をつかうのは、自分を育ててからにしよう。鋭い視線、耳障りな野次を跳ね返す、強固な盾を作り上げ、より強固にしていっても、それを握る自分が育たなければ、強くならなければ、いつまでもその盾を握っていなければならない。
そんなだと疲れるし、肩がこるし、だいいち、貴方の顔が見えない。
それに、向けられる、放たれるのは敵意だけではないのに、全部を跳ね返すのは、とても残念なこと。
美容にも健康にも、すっぴんが一番。
ジャーナリスト、野輝です。
最近、国営・民間を問わず、テレビ放送で「議論」を目にする機会が多いように思います。世代を限定したもの、世代対世代、マジョリティー対マイノリティー、バリエーションは豊富です。
しかしながら、そのどれもこれもに「結論」が出ないことに、僕は驚くよりも呆れてしまいます。結論を出さない議論? それは単なる「口喧嘩」では?
戦争は良くない、悪いことだと、各国で、幼少時代から刷り込まれます。そしてその対極として、良いこととして「対話」、つまり話し合いをしましょう、とも植え込まれます。武力や腕力ではなく、理性、言葉による事態の解決・改善。まさしく平和でしょう。これに異議はありません。
しかし、平和たる話し合いの決裂は武力行使を促し、それを普通「戦争」と呼び、忌み嫌われます。
テレビ放送で行われているものは、実は小さな「戦争」ではないでしょうか。だとすれば、「声のでかい側」「屁理屈の達者な側」が勝利するであろうことは、単純に導き出せます。論理的帰結、という奴です。
日常、公私を問わず「議論」が成立しないのは、実は相手側がテレビ放送の「投影」に過ぎないから、かもしれませんね。
ラブ&ピース!(笑)
やほ、鳩羽です。
『らぶラン』20回目? いつの間に! で、20といえば……20世紀が、あと半年! ……みんなー、忘れ物はないかー? ……あ! 「第三次世界大戦」は? 間に合うのか!?(多分無理)
『しゃべくり』
母親「……さ、煮込みはこれでよしと。あ、まーくん、そこのキャベツ、ラップして冷蔵庫に入れておいてくれる?」
息子「これこれこれ? わわわ、わかったよ、マママ、ママー」
母親「ふふ、……まーくんって、ほんと、『ラッパー』ねぇ」
息子「どどど、どもってるどもってる、だだだけって、噂もありあり」
――スキャット、じゃあないのか?
『ヒトゲノム計画・(ほぼ)完了』ってさ、「だからどうしたの?」って気分。将来、遺伝病になるって「告知」されたところで、それを「治療」できないんじゃ、なんか「科学者いいとこどり」じゃん。だろ? 欄丸。鳩羽でした。
電子戦術記事担当のダイドーだ。
くぉっ! またまたまた深刻系かぁ! ……き、きやがれ! このヤロウ!
「先日、チャットなるものに始めて参加しました。ですが話題と、更新(?)速度に付いて行けず、終いには「出て行け!」といわれました。初心者だと心得てはいたのですが、悲しいです。サー、こんな私にアドバイスを下さい」
な、泣くなぁ! 男が涙を見せるんじゃない! ……え? 女性? ……な、泣くなぁ! PC人が涙を見せるんじゃない! が、貴様の気持ち、よぉく解るぞ! だが! くよくよするな! プラトゥーン(新兵)よ! チャットなんぞ下らんわい! そんなもんわ「ちゃちゃと」終わらせい!
……駄目か?(うかがう視線)
FF「X」!!! 「踊り子」!!!!
(……サァーイレントーキィー……)
こんばんわ、岸里徹です。今宵は、回復の兆しを見出せない不景気に嫌気がさしている、そんな皆様にお届けします。
うぃー、ひっく! ったく、仕事仕事の毎日。安い給料でコキつかいやがって! 酒でも呑まなきゃ、やってらんねぇぜぇ。あー、宝くじ、当たんねぇかなぁー。ベンチャーしてぇなぁー。……おぇっ!
さて、そんな貴方にお届けする曲、『ゲゲゲの鬼太郎のテーマ』です。では……。
♪――ゲ、ゲ、ゲロゲロゲー……
さぁ、そろそろ、お別れの時間です。皆様、良い夢を。をい、鬼太郎!!(裏声)
こんばんわ、漕戸です。7月、梅雨明けの後は、もう夏。サマーですね。それでは本日は、「四季占い」です。
――「春」のあなた
春といえば、コンピュータ学院。でも、実用技術は皆無らしいですから注意です。
――「夏」のあなた
夏といえば、おつまみ。でも、食べ過ぎると鼻血が出るらしいですから注意です。
――「秋」のあなた
秋といえば、さんま。でも、遥か昔は名探偵だったらしいですから注意です。
――「冬」のあなた
冬といえば、どなた? でも、挨拶も返事も出来ないらしいですから注意です。
漕戸でした。
電子戦術記事担当のダイドーだ。
……あちゃー、またゲームか。んん、まあ良かろう。
「プレイステーションのファンクラブ会員なのですが、定期的に送られてくる体験版ゲーム、今回の内容の殆どがPS2用でした。僕は今だPS2を購入していないので、何だか損した気分です。サー、僕はやっぱり、PS2を買うべきなのでしょうか?」
ふーっ!! 駄目だ駄目だ駄目だぁぁぁ!! そんなせこい商業戦略にまんまとはまっては、断じて駄目だ! PS2用だろうが胃潰瘍だろうが気にするな! 送られてきたディスクを眺め、そこに刻まれているであろう映像・音楽を、心の目で読み取るのだ!
そうら、何か見えてきたろう……。何? 自分の顔だと! それは! 貴様が主役のゲームではないかぁ! 特注だぁ!!!!!
FF「\」!
やほ、鳩羽です。
薄口とか濃口とかさぁ、「つゆ」じゃあないのよ。メインはコシだよ、コシ! こう、くいっ! とさ(誤)。
『ミングル』
西さん「――あいたぁ! やってもうたわぁ!」
東さん「どうしたんだい?」
西さん「ここの床板、腐っとるんとちゃうか? 釘がめりこんでもうた」
東さん「そりゃあ大変だ、早く抜かなきゃあ、大家に怒られちゃうよ」
西さん「……あかんわ、釘の頭が見えへん」
東さん「これは、あれだね、ほら……」
西さん「なんや?」
東さん「『抜かな釘(ぬかに釘)』、なんてね」
西さん「どないやねん!」
――春に梁に針を貼りはる?
訛りってさ、知らずにでるっちゃ(うるせい)。鳩羽でした。
欄丸です。
この世は「金が全て」か、「ほぼ金が全て」だそうですが、そうなんですか?
金があれば「何でも」手に入るそうですが、私の記憶では、肝臓移植のドナーを待つレシピエントは日本国内だけども2万人ほどいて、しかし肝臓に値段は付いていなかった筈です。また、筋ジストロフィーなどの先天性の遺伝病の殆どは、現代医学では不治の病であり、大金を積んでも完治しないと聞いています。ついでに、射出された大陸間弾道核ミサイル、ICBMは、着弾直前の速度が音速の数十倍に達しており、その迎撃・着弾阻止は絶対に不可能らしいです。オマケで、台風やハリケーンの進路を変えたり、それを消滅させることは、現代文明では先と同じく不可能だそうです。
この世(の殆ど)が「金が全て」だったら、どれだけ幸せでしょう。ねえ?
それではまた次回。
人間の視野角は160度くらいだと聞いた覚えがある。馬などは目が顔の横に付いているので、ほぼ360度だとか。近頃はどうだか知らないが、人間の視力は大よそ1から2で(単位は知らない)、猫の視力は人間の10分の1だとか。
「視野の狭い人」という形容・表現がある。これは、ある人の見識やら洞察について、それらが不十分だという意味だが、実際に「視野の狭い人」と言葉を交わすと、見識やら洞察ではなく、その視野角や視力、ついでに聴覚や味覚を疑わずにはいられない。
学生の頃、校則というものがあった。ソックスの色だとかスカート丈だとか髪の毛の具合だとか。当時、私を含むあらゆる生徒がそれらに多少なりとも反発し、これは現代も同じなのではないだろうか。
学生ではなくなって随分と時が経ち、今、私は思う。ソックスなんて何色でもいいじゃあないかと、生徒達に対して。校則に「原則として白とする」とあるのなら、白いソックスを履けばいいじゃあないかと。
髪の毛やスカートで、ある個人の価値なり特徴なりが決まる訳ではないと知る、今の私はそう思う。うわべを着飾ったところで、その「化けの皮」はすぐに、そう、数年もしないうちに剥がれ落ちるのだから。
当時の私や、そういった世代、そして、それを取り巻く連中の「視野」というのは、どうしてそんなに「狭い」のだろう。手元に世界地図があり、ブラウン管では地球の裏側の様子さえ映し出されていた筈なのに。
学校で教えてくれないことは、自分で学ぶしかない。本来は親の役目である「教科書以外の教育」は、日本においては不可能であり、ならば独学しか残されていない。
目を一杯に開き、見えるものをじっと見詰めよう。が、無理矢理に被せられた「フィルター」を外すことを、決して忘れない様に。
ジャーナリスト、野輝です。
衆議院総選挙、「無事」終了しましたね。メディアでは勝敗に難癖をつけているようですが、勝利は勝利であり、それこそが民主主義での選挙というもの。有象無象が騒ごうが、政権は選挙により決定されたのです。
ところで、「大衆」は無色透明・無味無臭、「個人」は千差万別・十人十色。大衆が「大勢の個人」であるにも関わらず、何故それは無色透明なのか。貴方は「大衆」ですか? それとも「個人」ですか?
私? それは勿論「私」に他なりませんよ(笑)。
やほ、鳩羽です。
グラマラスなボディ、デリシャスなフード、どっちも魅力的っしょ。ね? だからいいのよ(独り言)。
『八つ墓村』
人里離れた村。苔生す景色に、そこだけド派手な喫茶店。数少ない若者と、余命幾ばくもない老齢のたむろするそこに、狂気は突然訪れた。喫茶店の小粋な扉を蹴り破り、やせ細った老婆が飛び込んできた。
白目を剥き、よだれを垂らし、皺だらけの右手には……錆色の刃物が!
阿鼻叫喚の地獄絵図!
警官の放った銃弾により、気のふれた老婆は絶命、無数の死骸の山に自らも埋もれる。
重傷を負いつつ、しかし一命を取りとめた店員は、救急車に運び込まれ、救急救命士に太股の傷を指差し、訴える。
「な、鉈{なた}でここ!(ナタデココ)」
――マズい。
……えーと、……すまん(平謝り)。鳩羽でした。
欄丸です。
只今ブレイクタイム中。又もやオフィスみさきにて……。
美咲「欄丸! 大変だ!」
欄丸「へぇ。それは大変ですね」
美咲「……ちっ。聞け! 私が不眠症だぞ! どうにかしてくれぃ」
欄丸「はいはい。じゃあ、良く眠れる呪いをお教えしますよ」
美咲「呪い! ナイス! カモーン!」
欄丸「『コックリさん』です。ご存知で?」
美咲「……適当にあしらってる?」
欄丸「わお! 良く解りましたね!」
美咲「ところでこれは、2連携『らぶらぶ・マキシマム』だな」
欄丸「『ジオプトリー・ランデブー』ですよ、絶対。ここ、私の連載ですから」
それではまた次回。
電子戦術記事担当のダイドーだ。
む! 今回はハードでボイルド、現代社会をえぐる感じだ!
「先日、英国の航空会社管制塔のPCトラブルにより、旅客機の着陸不能が発生したと聞きました。また、各国の政府機関PCへのハッキング行為も頻発しているようです。PC時代は豊かさと便利さをもたらしたましたが、それは「諸刃の刃」「硝子の文明」かもしれませんね。情報化社会だとか電子商取引だとか聞きますが、どうにも信頼なりません」
……あ、甘いわぁ! 貴様に含蓄ある格言を3つ、授けて給う!
『機械を作る奴、使う奴、壊す奴』
『機械に頼るもの、機械に泣く』
『過ちは人の常、バグ探しは神の技』
そう! PCは機械、所詮は道具に過ぎんのだ! 人工知能だろうが何だろうが、道具なのだ! そして! 仮にPCによる災害が発生した場合、その源はPCではなく、それを作り、使用した人間なのだ! この大原則を忘れる輩が、先のような如何にもPCが諸悪の根元の如くのたまうのだ! 恥を知れ!
PCをより有意義に活用する者、それが真のPC人であり、PCに振り回される輩など、取るに足らんわぁ!!!
半熟ヒーロー!!
具現化された思想、コトバを用い、多くを深く語り合い「時間と価値観」を共有することこそ、人間の求めあうもの、コミュニケーションの行き着く、辿り着く頂点にして、究極の目的である。思想の共有、それは即ち精神的融合であり、あらゆる感覚、視覚・聴覚・触覚などのうちでも極上の「接触手段」といえる。
求めるもの、これを単なる肉体的接触、性欲だと勘違いするから世の中にあらゆる誤解が生じ、退屈で品の無い人間と、彼等が構成する社会が出来上がり、我々にとって住み難い餓鬼界と化してしまう。
つたない言葉でもいい、それが自分の「時間と価値観」であるのなら。
(……サァーイレントーキィー……)
こんばんわ、岸里徹です。今宵は、不眠不休で奮戦する企業戦士達への応援歌を、皆様にお届けします。
不景気なのは解っていても、この連日の残業はあんまりだ。しかも給料も手当ても出ないサービス残業。こっちにだって生活があり、仕事仕事という訳にはいかない。……ええい! こうなったら、リストラ覚悟だ! みんな、立ち上がれー!
さて、そんな貴方にお届けする曲、ドイツ民謡『かえるの歌』です。では……。
♪かぁえるぅのうたぁがぁ、かぁえるぅのうたぁがぁ、かぁえるぅのうたぁがぁ――
さぁ、そろそろ、お別れの時間です。皆様、良い夢を。ゲロゲロゲロゲロ、クワックワックワッ!!
(……サァーイレントーキィー……)
こんばんわ、岸里徹です。今宵は疲れた方々への癒し、ヒーリングミュージックを皆様にお届けします。
科学や医療の発達、その速さは凄まじいものです。しかし、世界各国各地にある風習・文化というものは、そう簡単には代わりません。IT革命だと騒ぐ一方で、嫁、姑の関係などというものも、当人にとっては大した問題です。嫁いだ先、どれだけ誠意を示しても、一向にその悪態を改めない姑。明治か江戸かといったその様子に、嫁の心は疲労困憊。いっそのこと……。
さて、そんな貴方にお届けする曲、「母と子のテレビタイム・あつまれわんパーク」より、『いないいない婆{ばあ}』です。では……。
♪――いないいない、いない(×4)、いない、いない、ばぁ!
さぁ、そろそろ、お別れの時間です。皆様、良い夢を。もひとつおまけにチビッコマン!
やほ、鳩羽です。
夏至? ゲシシシシ(笑)。……すまん(謝罪)。ブラーヴァ!
『薮から棒』
患者「――それに目がかゆくって、たまらないんです」
医者「ふぅむ。杉花粉のアレルギーですね」
患者「何でもいいですから、早く症状を押さえて下さい」
医者「……かゆくて泣きそう? 鼻水が出る?」
患者「ええ!」
医者「『鼻炎だけにビエーン』とか?」
患者「……ヤブ! 死ね! 医師会に訴える! 裁判だ! 医師免許剥奪してやる!」
医者「びえーん」
ジャンケン、ポン! ……グゥ(眠)。鳩羽でした。
電子戦術記事担当のダイドーだ。
緊急入電!
「ジャンクパーツにより生まれたPC「スクラップ」は、放射線を出していますか?」
よし! チェーック!
……ガリガリガリガリ……ガガガガ……ガギガギギギギギギ……ビーー。
うむ! 出ておるぞ! しかし、その値は1時間あたり1万8千500マイクロシーベルト足らずだ! 自然界っぽく、人体に害はないと良いのう。
……エマージェンシーー!
※野球中継「巨人VS小人」原爆ドーム戦は雨の為、中止となりましたので『まな板の上に来い!』をお送りします。
ジャーナリスト、野輝です。
6月25日の衆議院総選挙まで残すところ数日。いわゆる「無党派層」の動向如何では政権交代も有り得る今回の選挙は、なかなかに、これまでになく興味深いものですが、そんな無党派な皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
「密室で決められた総理大臣」
「天皇を中心とした神の国」
「無党派層の人は選挙の日、寝ていて欲しい」
……と「筑紫さん」とか「久米さん」がいっていたから投票に行くという無党派の方がもしいらしたら、選挙当日は是非、睡眠薬でも麻酔でも使って寝ていて下さい。
間違いなくそんな人は、投票所に行き、小選挙区の候補者、比例代表の政党を見ても、どれに投票したら良いか「解らない」でしょうから。解らない、知らないのなら、政治には参加しないのが賢明です、今迄通り。
それに、そんな人は大抵、民放バラエティ番組の間、前後の断片報道番組でのみ、現政権・政治を判断するでしょうから。
現総理の言動を激しく非難する野党の「様子(笑)」を見て「なるほど、今の総理大臣は駄目なのかぁ。よし、野党の○○党に入れよう」などとやられると、あなたは「マスコミ代理」であり、「個人の権利」たる選挙権をまっこうから放棄していますから。
そして、そんな方々に限って、同時にある裁判官への審査を「取り敢えず印、つけとこう」などと思い、はしっこにある、或いは妙な名前の裁判官を解任させるなどという「恐ろしい」ことを、平気でやってのけますから、たまったものじゃあありません。
ちなみに私は既に、不在者投票を済ませました。せっかくの日曜日、有意義に過ごしたいですからね(笑)。
それでは。
電子戦術記事担当のダイドーだ。
……おう! やっとまともな奴か!
「素朴な疑問なのですが、ジャンクパーツで組み立てたPCは、やっぱりジャンクPCなんでしょうか?」
っくぅーー!! おしい! 非常におしいのだが……違うのだ。ジャンクパーツにより生まれたPCは、「スクラップ」である! 役に立たないゴミである!
……だがしかぁし! そのスクラップに「命」を吹き込むことが可能なのが! 真のPC人なのだ!! それが使命であり、天命なのだぁー!!
但し! ジャンクCPUは屑なので注意だ! ジャンクCPUを積んだPCは、単なるプラスチックゴミであり、分別回収の対象となるか、有料で処分しなければならない。
エコロジー!
欄丸です。
今回はブレイクタイム。良く晴れた昼下がり、オフィスみさきにて……。
美咲「おーい、欄丸ぅ。お客だぞう」
欄丸「え? あ、はいはい」
美咲「じゃ、後はよろしくな」
…………布教活動でした。なにを「よろしく」なのか、ともかく話を聞くことにした。それから小一時間後。
美咲「ところで欄丸、そもそもクリスチャンってば、何だ?」
欄丸「『アーメン』って号令と共に、枯葉剤を撒き散らす奴等のことだそうです(伝聞形)。あと、神に感謝しつつマーヴYを打ち出す奴等のことでもありますね(伝聞からの推測)」
美咲「マーブY? V6とかSMAPとかか?」
欄丸「……多弾頭核ミサイルです。6つに分散するから「Y」です」
美咲「お! それカッコイイなぁー」
欄丸「……アーメン」
それではまた次回。
みんな、何をそんなに怖がっているのだろうか。
伏し目で辺りを探り、他人の顔色をうかがいつつ、じりじりと、もどかしく歩む。それは、浴びせられる罵声への恐怖か、それとも飢えの苦しみへの恐怖か。
或いは、孤立することへの、たった一人、孤独に晒されることへの恐怖なのか。
その恐怖が、経験からくるものなのか、それとも想像からくるものなのか、区別しようじゃあないか。そしてもし、それが想像の産物であったなら、もう恐がる必要はない。
恐くなったら、恐がろう。でも、恐くもない時に怖がる必要はない。悪夢は、夜明けと共に去るものだから。
やほ、鳩羽です。
いやぁー、しかしなんですなぁ。ハイテクだのバイテクだのウルテクだのいっても、良質なものは時代を超えますなぁ。娯楽、学問、文学、いろいろとね。っつうことで……グラッチェ!(?)
『吾輩』
みけ「ふぅ……ったく、命拾いしたよ」
たま「あら、どうかしたの?」
みけ「ほら、四丁目の爺さん、あいつだよ」
たま「爺さんって、のら猫狩りの?」
みけ「そうそう。あの爺さんが、ぶち模様の毛皮を被って待ち構えてたんだよ」
たま「あそこ、私達の餌場なのにねぇ」
みけ「そうさ! まぁ、今回は警戒していたから気付いたけどね」
たま「ふふ、今のあなたにお似合いの、ニンゲンのコトバがあるよ」
みけ「ニンゲンの?」
たま「ええ、『注意一秒、毛が一緒』ってね」
みけ「にゃー」
たま「みゃー」
春なのにぃ、夏目漱石ぃ。結構結構コケッコー!(チキン) 鳩羽でした。
フリーのジャーナリスト、野輝です。
そもそも「ジャーナリズム」という単語の意味は「時流・時事問題を追う活動や、そのベースとなる各種媒体や経営体」を指し、「ジャーナル(定期刊行物)」+「イズム(主義)」がジャーナリズムなのですが、明言するまでもなく、この足し算は成り立っていません。
そして、ジャーナリストとは「ジャーナル+イズム」を行う人々を指す筈なのですが、どういう訳か単に「(主に報道媒体の)記者」という意味になっています。
そういうことで、改めまして、「時流を、主義に従い書き記す者」、ジャーナリストの野輝快です。
ちなみに、ジャーナリストというものは基本的にフリーであり、わざわざ「フリー」だと名乗る必要は実はありませんので、以後は割愛します。ジャーナリストという単語に「フリーランスの」という意味が含まれていますので。
総選挙まで残すところ1週間。皇太后の死去で喪中にも関わらず、この「お祭り」は執り行われるようですね。開票日の夜、皆さんはどのように過ごされるのでしょう。
例年通り、年末年始と同じく、レンタルビデオショップが大繁盛するのでしょうか? これぞ日本、正しくジャパン、素晴らしき国民性、東洋の魔術、儒教+神道+仏教÷ハリウッド。
さ、もう一度くらい『マトリックス』でも観ますか? それともやはり新作? 結構結構。
「政治には興味がない」
そうそう、この国では「知らない」は「興味がない」とイコールですからね。
それではここで、そんな皆さんに私の「大発見」をご紹介します。
「NHKの朝の連続テレビ小説は、全て『ヒロイン』である」
……何故でしょうねぇ? 日本のテレビ放送の開始と、前述した番組群の開始、それら当時の時代背景あたりが臭いますね。
それが「今でも」というところがポイントなのですが、検証は機会を改めることにしますので、それまでの間、情報、ヒント、そして答えなどをお持ちの方は、是非それらをお寄せ下さい
それでは。
※次回の『まな板の上に来い!』は、野球中継「巨人VS小人」の為、御休みさせて頂きます。ご了承ください。
(……サァーイレントーキィー……)
こんばんわ、岸里徹です。今宵は、心穏やかにさせる、有名映画のイメージソングを、皆様にお届けします。
風邪は万病の元といいます。ウィルスによる風邪には治療薬はなく、様々な風邪薬はその諸症状に対してだそうです。ガンガンと鳴り響く頭。熱と痛みで思考もままならず、今を考えるのが精一杯。とても明日のことになど頭がまわりません。
さて、そんな貴方にお届けする曲、『風邪の為にNOWしか』です。では……。
♪風邪の為にぃ、ナウしかぁー――
さぁ、そろそろ、お別れの時間です。皆様、良い夢を。谷まで持てばいい!
欄丸です。
今回は私自身の体験をご紹介し、摩訶不思議な「固定観念」を論じます。
つい先日のこと。
ふとしたことで仲間と口論をした私は、その爆発寸前の頭を冷やすべく、ふらりと商店街に出向きました。小一時間も散歩・ウィンドウショッピングをすれば、冷静さを取り戻せるだろうと、鉄道駅を中心とした繁華街目指し、大した交通量の車道左の歩道を闊歩していました。と、どこからか声が。
「あのー、ちょっと、すいません」
それが私に向けられたものだと気付き、音源を探り辺りを見渡すと、信号待ちで停車中の白いワゴンの助手席から、年の頃20代半ばの、金短髪・Tシャツ姿の男性が、身を乗り出していました。
道でも尋ねたいのだろうと察し、私は僅かに近寄り「はい?(どうしましたか? の意)」と返した。すると、その男性はこういった。
「あの、スピーカー、いりませんか?」
私が「はぁ?(寝ぼけてるのか? の意)」と返答したのはいうまでも有りません。時間帯は正午。場所は歩道。相手はワゴン車で、車両は路肩ではなく車道にあり、たまたま信号停止しているだけ。こちらは歩道を歩く通行人。そこでどうやったら「スピーカー、いりませんか?」となるのだろう。
「いりません」
スピーカーだけ貰っても無意味なので(笑)、私がそう応えると、相手は信号停止の為か、次のように早口でいい、ワゴン車共々去っていった。
「そうですか……音楽とか好きそうに見えたもので」
この顛末のポイントは、その時の私の背格好やファッションであろう。その男性のいう「音楽とか好きそうに見えた」は、間違いなく私の背格好や服装に対してであろうから。
しかし、音楽「とか」とは、いかにも日本語らしい。私は音楽は好きである。また、映画や読書も、そして食事や睡眠も好きであり、そういう意味では「音楽とか好き」は大正解である。閑話休題。
その時の私の服装は、正装でも仕事着でもなく、文字通り「普段着」だった。以下、商標を含む。
ニューバランスのはき古しのグレーのスニーカー、リーバイスの今時ではない明るめのブルージーンズ。腰にはナイロン地の黒いウエストポーチで両手は自由。
真っ赤なTシャツの胸には白文字で「CNN International」とあり、ウエストポーチはそのTシャツの下にある。長い髪を一つに結んで、その上にスニーカーと同じくグレーの帽子。
帽子の正面には核施設などで見かける、黄色と赤の危険サイン。黄色い円の中に、三方へ向く赤い印の、あれである。
平日の正午、煙草をふかすでもなく、ただ上記のような格好でガムを噛みつつ、いくらか俯き加減で歩く私。どこから見たら「音楽とか好きそう」に見えるのか、これぞ奇々怪々、怪談である。
冒頭に「固定観念」と記し、そういう方向で「ファッション」などを論じようと思っていたのだが、こうやって思い返すと、その必要性を感じなくなってしまった。
と、いう訳で結論。スピーカーは「アンプ」が命。
それではまた次回。
電子戦術記事担当のダイドーだ。
さて、どうした?
「インターネットをしたいのですが、どのようなパソコンを購入したら良いでしょうか? やはり最新機種でしょうか?」
……雑誌に聞け!
ガッデム!
電子戦術記事担当のダイドーだ。
ん? 何?
「サー、はじめまして。僕はハッカーです――」
……否ぁ! 却下ぁぁ!! 消えろぉー!!!
(※編集部:放熱中、しばらくお待ち下さい)
……プシューー!!
ええぃ! この江戸っ子がぁ!! ハッカーを「自称」するなど、言語道断!! 現時点で貴様は「掃除大臣」だ!
エイプ!
みなさまこんにちは。この度こちらで小話を書かせて頂きます、岸和人伝(ぎしわ・じんでん)と申します。以後、お見知りおきを。
それでは、最初の話、いってみましょう。
七兵衛「聞いてくださいよ、大家さん」
大家 「どうしたんだい、七兵衛さん」
七兵衛「また、博打で大損して、どうにもこうにも、手が出ないんだよ」
大家 「何だよ、またかい? どうしてあんたはそうやって勝てもしない博打にのめり込むかね? これで何度目だい?」
七兵衛「へえ、かれこれ8度目くらいになりますか」
大家 「あんたも馬鹿だね。それだけ失敗して性懲りも無くまた手を出そうとしているのかい?」
七兵衛「面目ないしだいで……」
大家 「あんたみたいな人を言うのに丁度言い格言があるよ」
七兵衛「格言? ほう。そりゃまたなんです?」
大家 「七転抜刀、黄金バット。何処? 何処? 何処から来るのか、知らないけれど月光仮面は正義の味方、ってね」
お後が宜しいようで(何処が?)
母上様、お元気ですか? 夕べ杉のこずえに明るく光る星一つ見つけました。
星は見つめます、母上のようにとても優しく、私は星に話します。
くじけませんよ、男の子です。寂しくなったら話しに来ますね、いつかたぶん。
それではまた、お便りします。
地下室から断末魔が聞こえた。
今年になって何人目だろう、アイリスはそう思った。
「どうせ、あたしが掃除しなきゃいけないんだよ……」
アイリスは溜め息混じりに呟いた。薄暗い廊下の椅子に座って、最近憶えた煙草を吹かすが、初めて煙草を吸った時のように、咳き込む。
「まったく、何が楽しくてこんなものを吸っているのだろう」
右手に持った煙草を恨めしそうに睨みながら、その言葉とは裏腹に、また口に持っていった。
今度は胸一杯に、タールとニコチンを吸い込んで、一拍置いてから、一気に吐き出す。口から出た煙は、吸い込んだ時とは別に少し薄くなっている。
何度目かの煙の輪っかを吐き出した時、地下へと続く闇の中に人影が、陰影を無視して浮かび上がった。
「なんだい、ウィル。今度の奴は何をしたんだ?」
ウィルと呼ばれた人影は、ゆっくりとアイリスに向かって歩を進め、おもむろに革ジャンから、一本の煙草を取り出した。
「火くらい、自分で持っときなよ」
アイリスはそう言いながらも、椅子から立ちあがって、咥えた煙草を突き出した。
「すまねぇな」ウィルは言って、遠巻きに見るとキスするような恰好になって、自分の煙草に火をつけた。
ふぅ、と一息ついて、ウィルは先程のアイリスの質問に答える姿勢をとる。
「何をしたの? 今回は」
アイリスは何百回も口にした質問を再びウィルに投げ掛ける。その表情に最早興味の色は無く、ただ義務によってのみ出た言葉であることを印象づけるのに十分だった。
「あぁ、馬鹿げた話さ」
そこで一旦言葉を切り、ウィルもまた面倒臭そうな素振りを見せて、続けた。
「不法出国だとよ、このご時世に馬鹿なことをしたもんだ」
「不法出国? 何それ。なんでそんなことをする必要があるわけ。今迄、色んな馬鹿なことをした奴を見てきたけど、そんなの初めてじゃあない?」
「まったくさ。今のご時世、網膜データを登録すれば、何処へでも行ける時代だ」
「で、その馬鹿は何処に行こうとしたの? データ登録だけで何処へでも行ける時代に、そこまでして行きたい所なんてあるわけ?」
ウィルは肩を竦めながら、わざとらしく首を振った。
「それがさ、何処だと思う。聞いたら笑っちまうぞ――」
「――地球だとさ」
終わり。
今日も同じ刻(とき)が過ぎて行く。何時もと同じ時間が、同じ場所で、同じ面子で。弱々しい時計の針だけがコツコツと時を刻む。家で、学校で……、街中で。
カレンダーが日めくりだったらって何時も思う。それだけで今日が昨日と違うって間違いなく言えるのに。――ゴミになるからって母さんは許してくれない
朝起きて、学校に行って、塾に行く。ただそれだけの毎日。彼氏のいる娘が羨ましく思う。それだけで生きてるって間違いなく言えるのに。――誰も私を見てくれないからそんなの出来っこない。
雨の日が好き。暖かな日差しに飽きたから、差し込む朝陽はうんざりだから。――でも、濡れるのはちょっと嫌かも。
この毎日を抜け出したい。この、ありふれた、何も無い毎日から――。
「星が綺麗だね」
そう言って裕也は空の一点を見つめていた。
「何を言い出すかと思えば……。何あんた、そんなこと言う為にわざわざ家に来たの?」五年ぶりの裕也の訪問、最初は訝しく思っていた。
裕也と初めて逢ったのは幼稚園の頃。逢ったって言ってもその頃の記憶は殆ど無い。でも、裕也が砂場で泣いている姿だけは何故だか知らないけれど良く憶えている。何故泣いているのかは解からない。大粒の涙を流しながらえんえんと泣いている。何度も何度もしゃくりあげながら、私に助けを求めるように、泣いている。――その時私は裕也を助けてあげられたのだろうか? 肝心な所は幾ら思い出そうとしても浮かんでこない。
次の記憶は小学生。やっぱり裕也は泣いていた。そしてやっぱりその時私が何をしていたのかは解からない。
「そうだよ。そんなに変な事を言ったかな?」
街灯だけが暗闇の中で淡い黄昏を醸し出している。裕也はその灯火を受けて笑ってみせた。その笑顔は何だか暖かくて、そして優しかった。
五年振りの裕也の訪問は突然だった。だから余計に訝しく思えたんだと思う。
母さんは何だか喜んでいたみたいで、裕也が望みもしないのに家に上がるように強く勧めた。その横で私は暫く裕也の顔をじっと見ていた。
「ちょっといいかな? そこの公園まで……」
すこし考えたけれど、返事をする前に母さんが私を突き飛ばすように家から締め出した。
中学生になる頃から裕也とはあまり話さなくなった。話さなくなったというより、恥ずかしくなったと言ったほうがいいのかもしれない。仲良く話をしていたら何だか周りの女の子達から冷やかされる気がしたから。そう言えばあの頃は殆ど男の子とは話さなか
った気がする。話す時は何時も隣に女友達が居たように思う。
そんなだから自然と裕也との距離は遠のいて行った。私にも彼氏が出来たし、裕也にも彼女が居るって聞いた事もあった。
でも、修学旅行の夜、一度だけ裕也と話し込んだことがある。どちらから誘ったって訳じゃあ無いけれど、フェリーの甲板に気付くと私と裕也の二人しか居なかった。
何を話していたかなんて憶えていない。恋人の話だとか勉強の事だとか、確かそんな他愛も無い事だったと思う。
「変に決まってるじゃない! いきなり来て、こんな所に連れ出したと思えば、言うに事欠いて、
『星が綺麗だね』
ですって? 思いっきり変よ」
私は裕也の顔は敢えて見ずに言った。何だか見ないほうが良いと思ったから。
「そっかなぁ? そんなに変な事だった? でも見てよ、今日はほんとに星が綺麗だよ」
裕也はそう言って突き出した人差し指を夜空に向けた。
しょうがないな。そんな気持ちで裕也が指差した空の天辺を見ると、そこには無数の星達が煌びやかに瞬いている。そんな星空を見つめていると、まるで夜空に吸い込まれて行くような、堕ちていく錯覚すら覚える。
「ほら見て、真上辺りに一際光り輝いている星があるだろう? あれが北極星だよ」
「そんなの言われなくっても知ってるわよ」
裕也の声がまるで小学生でも相手にしているかのような声で話し掛けてきたので、私はつい口調を荒げた。
「あれ、知ってた? じゃあカシオペアの見つけ方ってのも知ってるよね」
「知ってるわ。小学生の頃先生に教えてもらったじゃあない。ほら、夏休みに近くの川原で」
「あ、憶えてる憶えてる。そっか、そう言えばそうだね」
口調の荒い私とは裏腹に裕也はいたって緩やかな言葉で話している。何も考えていないような、そんな感じで。
修学旅行の夜、フェリー甲板の二人の会話。何気ない話だったのに、何時しか私は苛立ちを隠せずにいた。
何を話すにしても「そうだね」「そうかもね」そればかり。いい加減に頭に来てつい口に出てしまった言葉。
「あんた他に言えないの? 頷いてばっかり。あんた見てると苛々するのよ」
それっきり、私達は今日まで一言も口を聞かなかった。
そんなことを思い出しながら、私は裕也を見ていた。楽しそうに星の話をする裕也を。
「そういえばさ、あの時江利子ったらトイレに行きたくなっちゃって、でも怖くて行けないって泣いたよね」
「な、なに言ってんのよ。そんなことあるわけないじゃあない。馬鹿なこと言わないでよ」
「はは、紅くなってら」
裕也は笑いながら公園の鉄棒に足をかけて、その足をぶらぶらしていた。
「もう、嫌な事思い出させないでよ」
二人の間にあった――もしかしたら私だけがそう思っていただけかもしれない――わだかまりは綺麗に取り除かれ、まるで五年前のあの日のように、他愛の無い話しは何時までも続いた。
「好きだよ、江利子……」
別れ際、裕也は私にそう言った。照れくさそうに、大真面目な顔をして。
私は何も言わなかった。何も言えなかった。
今日も同じ刻(とき)が過ぎて行く。何時もと同じ時間が、同じ場所で、同じ面子で。弱々しい時計の針だけがコツコツと時を刻む。家で、学校で……、街中で。
朝起きて、学校に行って、塾に行く。ただそれだけの毎日。彼氏のいる娘が羨ましく思う。それだけで生きてるって間違いなく言えるのに。
雨の日が好き。暖かな日差しに飽きたから、差し込む朝陽はうんざりだから。
この毎日を抜け出したい。この、ありふれた、何も無い毎日から――。
昨日までは確かにそう思っていた。でも、今は……。
何時もと変わらない毎日。でも、少しずつ、昨日とは違う今日がある。今日とは違う明日が来る。望もうが望むまいが、明日は確実にやってくる。輝ける明日は誰にでも、やってくる。
今はそう思える。
フリーライター、野輝です。今回は「礼儀作法」についてです。
或いはアジア圏全般に共通なのかもしれませんが、日本には様々な「礼儀作法」が存在します。その源流をたどれば儒教や神道に行き着くのですが、今回は無関係です。
賛否両論あるでしょうが、僕は最低限の礼儀作法、「礼節」に関しては肯定派で、実生活では礼節を欠く人達を見下してさえいます。源流はともかく、今日の、「最低限の」礼節というものは、大抵は人間関係を円滑にするのに欠かせないものであり、逆をいえば、礼節を欠いた人間関係というものは不愉快極まりありません。礼節を、西洋レストランなどでの「マナー」と考えると、僕の不快感は理解出来ると思います。
マナーというものは、料理を「効率よく」食する為の技術、などではありません。「美味しく」食べる為の「たしなみ」です。例えば「音を立てない」だとか「素手を使わない」だとかは、「同席する人」に対し不快感を与えない為のものです。
仮に貴方がマナーを「最低限」身に付け、実践していたとして、同席した知人がそれを全く知らない場合、その席はなかなかに滑稽で、恐らく不快でしょう。
割に身近な経験ですが、喫茶店を拡大した程度のスパゲティ店で僕がカルボナーラだかペペロンチーノだかをのんびりと食している時、隣の席から突然「ズズズズ!」という音が聞こえ、驚いてそちらを見ると、スーツ姿の若いサラリーマンがパスタを「すすって」いました。その時、僕がどれくらい驚いたか、理解頂けるでしょうか?
その彼はフォーク片手にその「麺」を「すすって」おり、じゃあそこにあるスプーンは一体? そもそもここは「そば屋か?」とこちらが戸惑うほどでした。
極希に「ここは日本なのだから、日本のマナーで良いのだ」などという人がいますが、恐らく泥酔しているか痴呆なのでしょう。
人間関係において、その仲が徐々に親密さを増して行くと、それに反比例して「礼節が減る」という驚くべき傾向が、日本にはあります。日本人は「親愛」と「礼節」を両立出来ないのです。原因は恐らく前述した儒教など、歴史的なものでしょうが、結果は実に厄介な状態を作り出します。
相手が親愛を増す、これは良いことです。しかしそれと同時に礼節が減り、こちらは不快感を味わう羽目になるのです。言葉づかいが「なれなれしい」だったり、あって当然の挨拶が「割愛」されたり、実に様々。
相手に悪意がないことは、増した親愛で察するのですが、礼節を欠いた言動がそれを相殺してしまい、大抵は不快感が上回ります。
面と向かった対話は当然として、電話での会話、手紙、電子メールなど、肉親を含む第三者との間に、最低限の礼節をお忘れなく。でないと相手は、貴方の知らないうちに不愉快をつのらせ、いずれそれが破綻しかねません。
会話の第一声は「挨拶」、電話は「名乗り」、手紙では「定型挨拶」など、どれも大した手間ではありません。
注意したいのは、ネットワークでの電子メールや電子掲示板です。
相手の素性が分からないそこでは双方が「対等」だということになっているようですが、「人間」を相手にしているという確信がある場合は、やはり「最低限」の礼節を保ちましょう。
これを怠ると、知らず「無礼な奴」というレッテルを貼られてしまい、煙たがられ、実際こういう人が蔓延しています。
まあ、他人のことはどうでも良いので、とりあえず、僕に対してだけは最低限の礼節を保つよう、お願いします(笑)。
『まだ見ぬ記憶』
幼い頃の記憶というものは淡い陽炎{かげろう}のようなもので、そこに何かがあることは解るのだが、余りに朧{おぼろ}なのでそれが何なのかすら判別できない。確かめようと近寄ったところで距離は一向に縮まらず、かといって目をこらしても像がくっきりと浮かび上がるでもない。気ままに現れては消える。後に残るのはいつも、網膜の裏の残像だけである。
一ヶ月余り続いていた激務は、プロジェクトの完了と共に私を含むプロジェクトチームを漸く解放してくれた。それまで余りにめまぐるしく、私が仕事をしているのか、仕事が私をしているのかすら区別がつかない毎日だったが、それもどうやら無事に終わったらしい。皆、安堵する前にすっかり放心していたが、ともかくこれで暫くはのんびりできそうだった。その日は流石に誰も呑みに行こうなどとは云わず、一人、また一人と重い足を引きずって帰路に就いた。帰宅ラッシュを懐かしみながら電車を乗り継ぎ、手近のスーパーで食事を調達、それでも住いである鉄骨の安アパートに辿り着いたのは午後八時を僅かに過ぎた程度だった。
食事を終えシャワーを浴び興味も無いテレビを冷やかしていると、雨が降り出した。空模様の動向など、曜日感覚の消失の遥か以前に解らなくなっていたから、雨だと意識したことに我ながら驚いた。テレビドラマは途中からではさっぱり意味が分からず、仕方なく報道番組へとチャンネルを変えてみたがどうにも気が乗らず、とうとうスイッチを切ってベッドに飛び込んだ。仕事ばかりしていたせいで自由な時間の使い方をすっかり忘れてしまったようだ。眠るにはまだ早く、何より蓄積した疲労がそれを許してくれなかったので、暫く木目天井を眺めて時間を潰した。
どのような複雑な経緯があったのか、私はいつの間にか昔のことを思い描いていた。遥か昔、小学生、いや幼稚園だか保育園、もっと前のことを。或いは天井の様子がその頃の住いのものと似ていたのかもしれないし、疲労の程度がそうだったのかもしれない。
子供の自分には随分と広く感じられる和室に、私は仰向けに寝転んでいた。深めの軒を超え強い日差しが畳に僅かに掛かり、半袖半ズボンの私は足の先だけを日だまりに預けている。夏の真昼、じーじーという蝉の鳴き声が響き渡っている。眠っている訳ではなく、単に寝転んでいるだけだった。両親とも働きに出ていて家には誰もいない。
垣根の向こうから私を呼ぶ声が聞こえる。低めの、男の声だ。私は弾けるように体を起こし、つっかけに足を突っ込んで狭い庭に躍り出た。やあ、だか、よお、だかとその男は再び声を掛け、私は垣根の前でぴょんぴょんと跳ねるが、背丈が足りずいらいらする。私は和室に取って返し狭い廊下を駆け抜け半ば体当たりするように玄関を飛び出た。垣根の傍の男が見えた。父親と同じくらいの上背のその男を私は良く知っていた。
私とその男はいつものように近所の公園に赴き、上手い具合に陰になったベンチに並んで腰掛ける。私は男の買ってくれた冷たいジュースをしっかりと握り締めていた。私がジュースを二口ほど飲んだのを見計らって、男は不思議な話を語り始める……いつものように。
一段と激しくなった雨音が私を狭い部屋に引き戻した。風があるのか、小さな窓に大粒の雨がぶつかっている。幼少の頃のその記憶を思い出すのは、その時が始めてではなかった。考えてみると私は、その光景を数年に一度くらいは思い起こしていた。幼い私はその男性と連れ立って公園を訪れる。男性はジュースやアイスクリームを私に与え、そして不思議な、或いは奇妙な話を始めるのだ。
記憶のメカニズムが果たしてどのようになっているのか私は詳しくなかったが、それにしてもその幼い頃の一場面は不思議だった。その光景は思い返すたび、月日を追う毎に細部が浮き上がり、鮮明さが増していったのだ。そんな気がするだけだろうか。いや、違う。その男性が語ってくれた話を当初全く思い出せなかった。単にその光景が浮かぶだけだった。しかし最近、それに先程もそうだが、私は男性の話を断片的ながら反芻することが出来るようになっていた。残念ながらその男性がどこの誰だったのかは、今に至るまでハッキリしない。ただ、当時の私はその男性を良く知っていて、そしてなついていたらしい。
男性の話は常に漫画で出てくるような未来世界の話だった。両親が漫画本を買ってくれなかったので、私はいつもその話に夢中になっていた。先程思い描いた時、その男性はとても速く走る電車について詳しく、面白おかしく語っていた。その前は確か工場で牛や豚を誕生させ、いつでも美味しい肉を口に出来る時代のことを。医療技術により病気は脅威ではなくなる時代のことを。
湿った布団で寝返りを打った私はその陳腐さに思わず吹き出してしまった。そのどれもこれも現在ではごく当たり前のものとして社会に定着している技術ではないか。当時の私が心踊ったにしても、もっと突飛で夢に満ちた話をしてくれれば良いものを、とは手前勝手だろうか。恐らく近所で暇を持て余していた大人が暇つぶしか、或いはそのまま親切で私を楽しませてくれていたのだろうが、あっという間に現実に追いつかれる程度の空想とは、いかにも貧しいものだ。それでも、と私は思う。のんびりとして優しさとけだるさに満ちた良い時代だったではないか。
ひとときの時間旅行を堪能した私は、ベッドの端に腰掛け布団と同じく湿った煙草を咥え、紙マッチをぱちんと鳴らして火を付けた。煙草の本数は仕事とともに劇的に増加し、今では私も立派なヘヴィスモーカーの仲間入りを果たしてしまった。吸い過ぎに注意しましょう、とケースの脇に書かれてある。大した冗談だと私は思った。
と、又もや私の脳裏に過去が湧いてきた。場面は同じくぎらつく日差しの眩しい公園のベンチ。傍らに腰掛ける男性が煙草を吹かし、こう云っていた。
「体に悪いから、大人になった時、煙草を吸い過ぎるなよ」と。
今度は大声で笑ってしまった。何て親切な奴だったのだ。まだ小学校にも上がっていない、それくらい幼い私にどうしてそれが理解できよう。ともかく、何気ない雑談か独り言だったのだろうが、私はその男性の忠告に笑いを堪えながらも感謝し、深々と煙を吸い込んだ。窓の外はとうとう嵐の様相を呈していた。台風でもなかろうが、しかし凄い音だ。アパートの前面道路に居並ぶ並木がざわざわと不気味な音を立てている。こんなオンボロアパートだ、三匹の子豚よろしく吹き飛ばされても不思議ではない。
ようやく眠気が訪れたので私は着たままだった皺だらけのワイシャツを放り投げ、汗をたっぷり含んだパジャマに着替えると、洗面に立った。明日はチーフの計らいで時差出勤になっている。週末には有給休暇を組み込んだちょっとした連休である。我ながら良く頑張った、これくらいの褒美ならバチは当たらないだろう。恋人とはもう随分長いこと電話だけだったから、そろそろ埋め合わせをしてあげなければならない。明日にでも連絡して旅行にでも誘おうか。歯を磨きながら私は、そう切り出した時恋人がどんなに喜ぶかを想像して、一人にやついた。
照明を消し、ひしゃげた布団を頭から被る。外は相変わらずだった。先程感じた眠気はしかしなかなか睡眠を誘わず、真っ暗な部屋でごうごうという風の音を聞きながら私は暫くじっとしていた。そして、またあの光景。じーじーと蝉の鳴き声が響き、私はアイスクリームを不器用に舐めながら男性の話に胸を躍らせている。ふっと意識が薄れ、私は眠った。
夢の情景は幼い頃の記憶、あの男性の話に耳を傾ける自分の様子だった。夢中になる余り溶けたアイスクリームが膝にぽたぽたと落ちてくる。
「君にも恋人が出来るんだよ」優しい口調で男性は云った。「可愛らしくて、何よりとっても良い人さ。大切にしてあげるんだ」恋人と友達の区別すらつかない私はそれでも、うんうんと頷き、男性の顔を見上げる。
「ある日の夜……」ちらりと私を見て、男性は狭い公園の上に浮かぶ雲を仰いだ。
「君がとってもくたびれて家に帰ると、外は凄い大雨になるんだ。そう、とっても凄い雨。君は小さなアパートに住んでいるんだけど、その日の大雨はそんなアパートなんてあっという間に飲み込んでしまうくらい、それくらい凄い雨だった」
どうやら今回は恐い話らしく、幼い私は体を強張らせた。アイスクリームのことは忘れても、耳を研ぎ澄ますことは忘れない。
「くたびれていたからね、辺りで凄い音がしたことに全然気付かなかったんだ。裏手にある山から大きな岩がごろごろと転がってきて――」拳骨を岩に見立てくるくると回す。「――ぐしゃっ! アパートごとぺしゃんこで、痛がる暇もない。知らせを聞いてやって来た可愛い恋人がね、悲しくて悲しくてわーわーと泣き続けるんだ」表現が簡潔な分、逆にリアリティを感じた。幼い私は今にも泣きそうな表情で男性を見る。その顔が「どうしたらいいの?」と必死で訴えている。空を見上げていた男性は私の頭を軽く撫でると優しく微笑んだ。
「いいかい、他の話は忘れてもいい。でも、これだけは決して忘れないで欲しい。君の為にも、そしてその可愛らしい恋人の為にも」私はじっと男性の目を見詰める。最後に男性は「忘れなければどうにかなる、頼んだよ」と云った。
眠りが浅かったのか、私は真っ暗な部屋で再び目醒め、そして異様な地響きを耳にしたのだった。夢の続きかと思ったが、しかし私の体は意思に反して布団から飛び起き、駆け出していた。何をするつもりなのか自分でもさっぱり解らず、しかし両足の筋肉に緊張がみなぎっている。薄っぺらな扉を半ば蹴破る様にして外廊下に転がり出た私は、一瞬の躊躇も無く鉄骨階段を駆け降りた。全身を激しい雨が容赦無く叩き付ける。裸足に雨によってぬかるんだアパート前の地面の感触が伝わる。小さな門をくぐると側溝から溢れた雨水が道路を完全に覆っていた。川の如き道路をばしゃばしゃと蹴り上げ私は数メートルを全力疾走した。
直後、背後で落雷のような音がして地面が揺れた。足元をすくわれた私はくるぶしまである雨水に腰を落とし、振り返った。そこに私のアパートはなかった。差し渡しで二十メートルはある巨大な岩の塊が、私がつい先程まで寝ていたアパートを完全に潰したいたのだった。目を開けるのも困難なほどの雨の中、私はその異様な光景を呆然と眺めた。
一時間もしないうちに、辺りは警察と報道と野次馬で溢れかえった。毛布に包まれ救急車に運び込まれた私の傍には恋人がいた。冷え切った私の腕を小さな手でしっかりと握っている
「ねえ、週末に旅行にでも誘いたいんだけど、都合つくかい?」場違いな私の口振りに彼女はどぎまぎしていた。私は構わずに続けた。
「ほら、今月はとうとう一度も出掛けなかっただろ。埋め合わせをしなきゃあと思ってね。どうだろう?」泣きはらした瞳を何度かまたたかせ、彼女はうんうんと頷いた。
「その旅行がきっかけで僕達は……結婚するんだって、そう教えてくれたんだ……」独り言のように私は云った。
「……教えてくれたんだ、僕自身が」
おわり
やほ、鳩羽です。
> 鳩羽さんがゴールドライタン=H?
はい。普段は四角ですし、「オフィスみさき」は全員似たようなもので、欄丸とかもコンパクトになります。
(※欄丸:なりません)
なれー!! ヒャウィゴゥ!
『クロスカウンター』
上司「決定事項だ! 新人の癖に生意気をいうな!」
部下「ですが、こちらの案の方が絶対に成功します」
上司「それを証明するデータでもあるのか? ああ?」
部下「前例がなければ何も出来ないだなんて、ここはお役所ですか?」
上司「ったく、最近の奴等は、どうにも減らず口だな」
部下「……僕は昼食に出ます。口は減りませんが、貴方と話していると腹が減りますよ、まったく」
上司「…………グゥ」
――一本!
鳩羽でした。
(ピィー、ガガガ(チューニング音))
(……サァーイレントーキィー)
こんばんわ、岸里徹です。今宵はメジャーでマイナーな曲を、皆様にお届けします。
「殺せ!」、双子の兄弟を殺すことを宿命づけられた魔術師。互いを睨みつつ、しかし血を分けた兄弟。その気持ちは複雑で、思わず宿敵にメッセージなどを書き記してしまう……解ります。
さて、そんな貴方にお届けする曲、『ルージュの伝言』です。では……。
♪あの日との、ままに会う為に――
さぁ、そろそろ、お別れの時間です。皆様、良い夢を。お前達は本当の……。
こんにちは。一般読者の百済です。
鳩羽美咲さんに質問です。鳩羽さんはカリスマライター≠轤オいですけど、それってやっぱり、ゴールドライタンですか?
ん? ということは鳩羽さんがゴールドライタン=H?
教えてください(__)
やほ、鳩羽です。
くくく、覆面Vよ! 『GW』を「秒刊」にしてみろ! 遅い仕事のいい訳に「カオス理論」とは、見苦しいのう、くかかか! 私と欄丸は「秒刊」でもやれるぞ、嘘ぴょん。年刊くらいが心地良い。
(※欄丸:それも無理ですね)
こら! 乱入するな! なんか『らぶラン(略してみたのよ、どお?)』ってば、乱入されやすいぞ。Vとか編集部とか。ここ、ガードが甘いのかしら? ファイアウォールだぁ!
それともこれが……私のミ・リョ・ク?
(※編集部:違います、絶対に)
わぁ! くそぅ、Vか? もっと上か? だったら……許す。
(※欄丸:権力迎合主義者の典型)
……やめれー!! ってことで、チェキラゥ! (スキットとの脈絡はないのよ)
『51地区』
A子「――で、私の彼ってば、今時ドレッドヘア。なんかサイアク!」
B美「へぇ、あたしの彼、丸坊主よ」
A子「えーっ! その彼氏って何か変! たしか凄い遠くから来た人だったよね?」
B美「うん。本人曰く「宇宙の果てから」だって、ははは! あのジョークのセンスは、割と好きよ。だからかしら……一目惚れ。きゃー! 照れるぅ!」
A子「……えっとさぁ、その彼氏って、小柄だって?」
B美「うん、凄く。手も足も細いし、ちょっと羨ましいかな? とかって思う。丸坊主で無駄毛も全然ないし――」
A子「ねぇ、それって……俗にいう『ロマンス・グレイ』?」
B美「ロマンスかぁ……。出会ったのは小麦畑だけど、そうかもね」
――教訓。……それもアリ。
で、何、食べたい? 私? ラーメンか餃子、っちゅうか中華(オチ)。鳩羽でした。
『ゴーストライト(GW)』編集部です。
今回は当誌について、若干の説明をさせて頂きます。
気が付けば「第三期」突入の本誌、皆々様の御愛読、感謝の極みです。当誌は、記事が50件に達すると「過去の記事」扱いとなるCGIを採用しており、つまり50件=一期です。
さて、当誌はデジタル刊行物、「オンラインマガジン」と称しており、実際にその通りなのですが、「月刊」でもなければ「週間」「日刊」でもなく、また「季刊」でもありません。刊行はしているものの、その間隔を定めていないのです。しかし「不定期刊行物」でもありません。
内外ライター各人からの記事は、GW編集部にほぼ定期的に送られ、そういう意味では「週間化」や「日刊化」も不可能ではないのですが、あえてそうしていません。
にも関わらず「不定期」と称さないのは簡単で、当誌が不定期ではないからです。では当誌の刊行間隔は? というと、これは「脈拍」や「株価」などを連想してもらえるとピンと来るのではないかと思います。
つまり、不定期であったり不規則であったりではなく、しかしそのリズムに時間軸や度量衡などによる一貫性が見出せない「カオス理論」のようなものです。
当誌の記事掲載の量・回数に「波」のようなものが出来るのはそういった訳です。読者の皆様、是非御参考にして下さい。
以上、編集部からの「豆知識」でした。
電子戦術記事担当のダイドーだ。
おぅ! 今回は、PCではなくゲーム、今迄とは多少おもむきが異なるぞ!
「高校二年生です。僕が部屋でゲームをしていたら親が「そんな、ゲームばっかりピコピコやってないで、勉強しなさい」といったので、「ふん! 今時のゲームは『ピコピコ』なんてヘボい音は出ないんだよ! 生音を再生できるんだよ! ケッ!」と返してやりました。親は「やれやれ」といって部屋を出て行きました。サー、大人ってどうしてこんなにヌルいんでしょうねぇ?」
……カーッ!!! ヌルいのは貴様だ! このケツの穴がぁ!! 青二才の癖にヘボいことをぬかすとは……死刑!
いいか、良く聞け! このケツの穴! 貴様の親様はゲームを「ピコピコ」と表し、それはつまり「ピ」と「コ」の2進数、ディジタルであるという意味なのだ!
生音源だろうが何だろうが、所詮は「オン・オフ」の集合体であるディジタル媒体になどうつつを抜かすな、自然界はカオスで溢れ、アナログこそが森羅万象の神髄である、それらに触れられる勉学に目を向けなさい、そう親様はおっしゃっておるのだ! 含蓄のある言葉を解さぬ貴様は正しく愚か者であるぅ!
更に! 最後の「やれやれ」もまた「や」と「れ」の2進数であり、その様な親様の愛情に気付かぬ貴様は、かの伝説の格闘家K氏の言葉を借りれば「お前はもう、死んでいる」であり、もはや即死だぁ!!
アースホール!
「憤{いきどお}り」とは、怒り、不平などの思いが胸につかえ、それら内攻的な感情を抑えためることをいうが、こういった事は、まま、ある。
感情的な、或いは具体的な害を受け、しかしその原因が見当たらない場合、またはその原因たる対象へそれらをぶつけることでは、事態が解決しない場合。残るのは、害・問題と、そして憤り。
科学だとか技術だとか、或いはお金で何もかもが自由自在・実現可能な感のある現代だが、実際は、不可能というもので世の中は溢れている。しかし不可能だからそのままにしておく訳には行かないから、それは「問題」であり、だがどうにも解決は「不可能」。パラドックスにも似た苛立ちがある。
そんなものに出くわした際は、ちょっと贅沢な晩御飯の後、お風呂にでも入ってさっぱりし、ふかふかのベッドで深く眠るに限る。そして翌朝、問題は解決したような気がしてきて、再び平穏な日々を取り戻せるのだ。その朝が快晴なら、なおさら。
お陰で、私の晩御飯は毎日ちょっとだけ贅沢で、毎晩毎晩深く深く眠りに就いていたりもする。だが、毎朝が快晴ではないのは、憤りの対象とはならなかったりもするから面白い。
――「愛情」により結ばれた二人は、「愛」を失うと「情」でのみの繋がりとなる。
誰でもいう、誰もが聞くこの言葉。大した俗さ加減は、それでも納得してしまう。
「情{じょう}」、つまり「情け」というのは要するに「(愛ではない)ほどこし」で、それは取り敢えず、仕方無く、惰性で与えるもの。
愛の欠けた、情でのみ連れ添う二人は、傍目に「情けなく」、また、それを自覚さえしていて、更に、そうであろうと誰にでも解るもの。故に先の言葉は、俗になるほどいわれ続けられる、ある種の「戒め」なのかもしれない。
遥か昔、テレビCMで「愛ってなんだ?」なんて科白を聞いたことがあった。その答えは「情の欠けた、愛情」。
それがどういう意味なのか、理解出来るかどうかは、人それぞれかもしれない。
(ピィー、ガガガ(チューニング音))
(……サァ〜イレントーキィー)
こんばんわ、岸里徹{きしり・とおる}です。今宵は珍しく、時代を象徴した含蓄のある曲を、皆様にお届けします。
昔かたぎの職人方々。その気概は頑{かたく}なで、頼もしく、しかし若者には疎まれるようです。「机上の空論」よりも「経験と勘」に価値を置く職人。しかし若者に詰まった知識は、時代をリードしているようで、伝統は昔かたぎの職人共々、消え行く運命です。
さて、そんな貴方にお届けする曲、『およ? ……げ! たいやきくん!!』です。では……。
♪――ある朝、僕は、店のおじさんをぉ、論破して、海に投げ込んだのさぁ〜――
さぁ、そろそろ、お別れの時間です。皆様、良い夢を。毎日毎日……。
欄丸です。
漸く『ジオプトリー・マキシマム』を再開です。
ちなみに今更ながらですが「ジオプトリー(ディオプター、とも)」というのは、レンズの焦点距離をメートル単位で表した数の逆数で、眼鏡などのレンズの屈折力の大きさの「単位」のことです。それが「マキシマム(最大)」なので「物事を子細に語るコーナー」ということです。「ジオプトリー・マキシマム」という用語の使い方は恐らく間違いですが、その辺は雰囲気ですから、はい。
さて、今回は「思い込み」や「先入観」といったことを書きます。
皆さんの様々な知識ですが、その源は何処ですか? というのも、日常で接する普通の方々――専門家や『GW』面々以外の方々――の知識が余りにも「偏っていて」、場合によっては会話もままならないことさえあるからです。そんな「間違った」知識を一体何処で入手しているのだろうか、と。素朴な疑問です。
……疑問、と書きましたが、実はこちらはその源を知っています。
皆さんの知識の源、それは「テレビ」と「雑誌」じゃあないですか? 政治、経済、社会情勢から、娯楽各種、あらゆる全ての情報・知識をテレビや雑誌から得ているのではありませんか? だから「会話もままならない」のでしょう。
というのも、先のテレビや雑誌は「営利団体」が統括している情報源であり、その行動原理は「利益の追求」です。提供される情報は常に「利益を伴うべき」ものであり、要するに消費を促すよう「操作」された情報です。偏る、どころの騒ぎではありません。
ファッション雑誌の最先端は「今年、流行するファッション」ではなく「今年、服飾業界が売りつけたい布地」であり、しかし大抵の方々はそれに「何故か」気付きません。
テレビで頻繁に流れる自動車CM。「そろそろ乗り換えませんか?」というのは、親切な提案ではなく「工業需要を促している」だけで、これにも「何故か」気付かず、その対応年数を果たしていない車両を乗り換える始末。
一般ではない、専門職に従事している方々と会話をすると、一般の方々の偏りを痛感します。専門家は、先のようなテレビや雑誌に影響を受けたりはせず、正しい知識を持っていますから、その方々との会話はそれは実になる、楽しいものです。
皆さんの知識、それは本当に「知識」ですか? 「思い込み」や「先入観」、或いは「洗脳」ではありませんか?
それではまた次回。
やほ、鳩羽です。
ハッピバースデェー、梅〜雨{つゆ}。重苦しい季節に、荷物片手に一人旅〜。レッツゴー!
『トレンド』
娘「ちょっと! ママ! 靴! 何よこれ! 頼んだのと違うじゃない(↑)」
母「あら、あなたにはそれが一番似合っていると、ママは思うけど」
娘「馬鹿じゃない?(↑) どうかしてるわよ!」
母「だってほら、いうじゃない。『可愛い子には足袋{たび}をはかせろ』ってね」
娘「……っていうかむかつく!(↑)」
母「あら、胸焼け?」
――心配しなくても、誰も貴方なんて見てませんってば。
気ままな足袋……なんてな(寒)。鳩羽でした。
電子戦術記事担当のダイドーだ。
おう! 今回もプラトゥーン(新兵)だな。
「ソニーの最新PCをローンで買いましたが、世間のいうようなエンジョイライフになりません。ひょっとして僕は、マスコミに踊らされているのでしょうか?」
……ふぅむ、これまでになく深刻だのう。……よぉし! 拙者がおぬしを救ってしんぜよう。
それは! 世間を騒がせている「コンピュータ・ウィルス」、世にいう『バイオ・ハザード』である!
まずは無菌室、それもP4レベルを準備し、そこで抗生物質をむさぼりつつ、……座禅だ! 心頭滅却すれば心は滅びる! 最近の細菌兵器など、根性で叩きのめせぃ!
ゲットアウト!
こんばんわ、漕戸です。足袋……もとい、旅は良いですね。それでは本日は、旅に欠かせない「交通手段占い」です。
――「旅客機」のあなた
狭くて死にそうですが、高度と事故時の致死率は高めですね。
ミリオンヒットがラッキーです。
――「客船」のあなた
ゆったりしているのは、雰囲気と平衡感覚ですね。
埋蔵金発見がラッキーです。
――「鉄道」のあなた
レールの上を歩む、まるであなたの人生のようですね。
ゴールドラッシュがラッキーです。
――「自動車」のあなた
澄んだ森林を排ガスを撒き散らして進む、素敵ですね。
玉の輿{こし}がラッキーです。
――「徒歩」のあなた
やはり、それが旅というものですね、同感です。
ハッピーがラッキーです。
漕戸でした。
フリーライター、野輝です。今回は、多発している若者による凶悪犯罪についてです。
17歳の少年少女が、大人達の思いも寄らない凶悪で残虐な犯罪を繰り返す。慄{おのの}き嘆く大人達。
「今の若者は、いったいどうなっているんだ!」
……どう、って。そんな若者達を産み、育てたのは「貴方達」でしょうに……。あれですよ、ほら、『飼い犬に手を噛まれる』って奴。自業自得、ですかね? 天に向けて唾を吐く愚かさ、とも。
えっと、……御愁傷様です(笑)。