bake
●関連リンク(文系)●

 テキスト縦書きHTMLコンバーターを使ってHPを作っていらっしゃるお客様と、たぶん自分でHPを作ろうと思っている人たちに参考にしてほしいHPへのリンクです。今から自分もページを持ちたい、と思われる方の参考になればいいな。


●一番必要なのは熱意でしょう●
 世間一般の感じる正直な所としては、HPなんか作って小説なんか書いてるヤツは自意識過剰の自己主張バカって事になるんだと思う。だからHPを作って文章を書きたいって人に一番必要なのは「気合い」かな。笑われようと蔑まれようとオレはこれが好きだ、これをやりたいんだ、っていう決意。「繊細な感性」とかいうナルシーなシロモノは百害あって一理なし。
 そういう物が一見しただけで伝わってくるページはつい読みいってしまう。笑いたいヤツは笑え。でもここに確としたオレはいる。通り過ぎていくだけのあんたらは実体のない幽霊だ。地に着いた両足は、自分から動いたヤツだけに与えられる権利だ。
 泥臭かろうと何だろうと、一生懸命生きてるヤツが一番カッコいい。そういうカッコ良さをまず見て下さい。
「4本のバラ」:http://isweb23.infoseek.co.jp/novel/rru/index.html


●「読んでもらう」という事●
 作品というのは送り手がいて受け手がいて、初めて成立する物だと思う。だから自己主張だけの作品というのはいわゆる「片手落ち」。読み手に対する配慮があってようやく、作品は一人前の顔になる。
 美しい背景画像や凝りまくったレイアウトは人目を引く。でも書いた作品を相手に真面目に「読んでもらう」には、字面から漂う「誠実さ」が必要なんだと思う。それはフォントであったり行間であったり…ものすごくデリケートな感性の問題なのだけれど。
 必要な情報を提供し、できる限り読みやすく読んでもらおうとする配慮。私は読んでくれるあなたの事を考えながらこのページを作っていますよ――そういう物が伝わってくるページは、真剣に読んでくれる読者がつく。
「貝殻の夢想 あるいは 鏡の中の結晶学」:http://ifka.cool.ne.jp/gajeu/


●いちばんやりたいこと●
 HPを作ること自体は決して難しい事じゃない。いいツールが市販されているし、作成の指南書も山ほどある。「こういう感じで作りたいんだよね」と思うお手本ページを見つける事もできると思う。誰でも最初はまねる事から始めるんだから、最初はツールのお勧めレイアウトや企業ページのモノマネでもいい。けれど、それに満足できなくなった時が勝負のしどころ。
 自分が伝えたいイメージ、自分が判って欲しいと思っている事、自分の個性として他人に自慢したい所…。そういう物をHPという容器に盛りつける事はすごく難しい。もちろんお手本なんかない。たった一人の自分の個性にお手本があっちゃたまらない。
 知識もいるしセンスもいる。何が難しいって世の中にこれほど難しい事はないと思う。試行錯誤して片っ端から試していくしか方法はない。
「AVERAGE ARTISTS ASSOCIATION」:http://homepage2.nifty.com/yb-aaa/


●カッコつけない、恥知らずになる●
 恥ずかしながら店主は“ファン活動”が高じて文章を書き出したいわゆる「オタク」である。作品のレベルとして絶対最初から「文学」だった人には敵わないと腹をくくっている。でもその「オタク」がただ一つ誇れる事がある。「恥知らず」であるってコト。
 作品は、他人に読まれてこそ作品である。“ファン”である読者を前提にした「オタク」の文学は、他人への親近性が非常に高い。要は読まれる事に慣れている。批評される事に慣れている。時として非難される事も自覚している。真面目に自分を主張してきた「文学」に対して、世慣れた分だけ打たれ強い。アホウな自分を笑い飛ばすだけのしぶとさもある。
 小綺麗なページに「これが自分です」とまとまる事もできる。でもできるならオタクに負けない覇気を持って欲しい。自分から人目にさらされる気合い、自分から批判される場所に立つ気合い、人の目を味方につけるほどの気合いを持ちたい。
「QBOOKS」:http://www.qshobou.org/


●可能性●
 素人の物書きから見ればプロの小説家さんというのはいわゆる天上人で、憧れとため息の対象だったりする。けどそういう人たちだって100%自分の思い通りじゃないことは、ちょっと想像してみれば判ること。自由業で、次の仕事の保証なんか何もない毎日を送っている人たちだ。それでも「書く」事で身を立てる事を選んだ人たちである。
 学生が学校に不満を持つように、会社員が会社に不満を持つように、作家だって今の出版業界やマスコミに不満を持っている。何とかならないかと考えている。何とかならないなら自分達でなんとかなる状況を作ろうと思っちゃう人がいたって不思議じゃない。――プロの作家さんで個人HPを持ってる人は多い。
 新しい事に挑戦しようとする気概と、そうしなければならなかった状況、文章でお金を稼ぐ意味を改めて考えてみよう。
「文藝ネット」:http://bungei.net/


 …このページを作りながら「何様のつもりや自分」とツッコんでしまいました。すいません。ウチはいーかげんで他人に優しくない、ぜんぜんいいページじゃありません。懺悔します。