北総地区で知らないものはいないほどの超絶大なる人気、知名度を誇っていた座間高校水泳部。
なぜ、単なる水泳部がそこまで存在であったのか?その理由は座間高水泳部が世界に誇る今世
紀最強の競泳陣が所属していたからである。ここでは、その最強競泳陣の中でもエース級の人材に
ついて紹介したいと思う。
[フル]
日本国綾瀬市に住む最速バタフラー。彼の両足から繰り出されるドルフィンキックは本場イルカのキックより
はるかに美しい。彼は夏合宿の時、学校にある生命体を持ちこんだ。それを廊下に仕掛けた所、ちょうど
見まわりに来ていた女性教師に見つかり、その女性教師はその生命体にびっくり仰天し失神してしまったとか。
そのため、その生命体は没収されてしまった。その生命体が何であるかは不明であるが、
シュウがその生命体の生みの親であると言うのが世間一般の意見である。
その謎はシュウが毎日つけていた「原口周二今日の日記」に書いてあるだろう。そこで皆様にお願いがある。
その日記を見かけた人は、至急連絡を下さい。
[榊]
厚木市に住む寝癖バタフラー。彼のトレンドマークは寝癖だ。しかし、その寝癖はタダの寝癖ではない。
全て計算されたものなのだ。その寝癖により、水の流れをうまく調整し、無駄な力を入れずに泳げるのだ。
しかし、最近彼に女が出来たらしく、その寝癖も無くなりつつある。そのため、彼の競泳人生も終わるのではないか?
と皆心配している。
[高上]
大和市に住むバッカー独裁者。彼は中学校の頃、社会の歴史の教科書に出てきたナチスドイツのヒトラーに憧れた。
彼はヒトラーを目指し、ヒトラー政権の復活を望んでいた。そのため、彼は水泳部においてもその独裁者ぶりを
発揮していた。彼の口癖「降りろ」からもその独裁者ぶりが伺えると思う。そんな彼も今では心を入れ替えたのか
どうかは知らないが、バスの運転手をやっている。しかし、それはカモフラージュであろうとの意見が
シュウ、
ヤスの
間で出てきている。
[武一]
座間市に住むうざいバッカー。彼の存在はハッキリ言って疑問であった。彼はデフレパード、ロクセットを愛し
ギターを始めた。しかし、それが間違いの元であった。他の競泳陣から遊びに行こうと誘われると、いつも
「今、ギターの練習してるから」「今日ギター教室だから」と嘘をつき断るのだ。そんな彼を抽象化して
「武一賞」というとっても不名誉な賞が誕生した。この賞を与えられた者は皆一週間後に変死しているとか?
リング2よりも怖い武一賞。今、この賞を受賞しているのはヤスらしい。ヤスの今後が
心配だ。
[祐樹]
厚木市に住む二枚目ブレスター。あなたは東幹久
を知っているか?座間高水泳部にも東幹久
が存在していた。それが祐樹である。彼はその顔と筋肉番付なみの胸板を武器に数々の女性をプールに引きずり込んだ。
その数は星の数とも言われている。そんな彼の思いでの曲がZARDの「負けないで」である。彼がこれから
大学受験に望もうとしている時、彼が当時プールに引きずり込んだと思われる女性からそのCDを受け取った。
彼の心のNo.1は言うまでもなくその曲である。彼をゲットしたい女性は参考にしたほうがいい。
[ヤス]
大和市に住む半端ブレスター。彼は他のスイマーと比べると非常に大きなハンデを背負っていた。それは頭が異常に
大きいということである。そのため、普通のゴーグルをするといつも泳いでいる途中にゴムが切れてしまい、ノーゴーグルで
泳ぐはめになってしまっていた。そこで彼は考えた。ゴーグルをしなくても水中で目をあけられる手法を。
そして、彼はある技を身につけた。高速瞬きである。その速さは100km/sとも言われている。その高速瞬きを使用すると
水中にいても目に水が入ってこないため、ゴーグルが必要無くなるのである。彼がどうやってその技を身につけたのかは
謎である。しかし、シュウだけがその練習現場を目にしたとかしないとか。きっと「原口周二今日の
日記」を見ればその技の取得方法が載っているに違いない。おい、日記はどこにあるんだい?
[シュウ]
厚木市に住む日記クローラー。彼は当時文武両道を目指していた。そんな彼の性格は彼が毎日付けていた
「原口周二今日の日記」からもわかる。その日記は今現在何処にあるのかは不明だが、その日記を見たことが
ある者は皆口をそろえてこう言う「彼の観点は凡人とはかけ離れている」と。その日記から抜粋した文に次のような
ものがある。「今日は一生懸命水泳をしたけど、隣のコースで泳いでいたジャイコから繰り出される大波の影響で
呼吸をするときに塩素たっぷりの水を飲んでしまいました。とてもおいしかったです」「今日はフルちゃんと同じ
コースで練習しました。今日に備えてあらかじめ二人でおそろいのカメレオンゴーグル(アトランタオリンピック
限定モデル)を購入しておきました。なんだか、とてもHな気分になりました」「今日は亀ちゃんがお休みでした。
僕はどうしようもなく寂しくて心細くて、つい出来心で祐樹君のカイパンをかぶってしまいました。
亀ちゃん御免ね。もうしないからこんな僕を許してね。でも、とてもおいしかったです」。
現在、私もその日記の保管場所を調査中である。もし、保管場所がわかった人は出版社にその日記を持っていって
是非とも単行本にして欲しい。
[天羽]
生息地不明の謎の女性クローラー。ハッキリ言って彼女には謎が多い。
彼女はいつも泳ぐ前に雨乞いをするのだ。これから泳ぐという時に雨乞いを。彼女が雨乞いをすると
夏のカンカン照りの日も、いつのまにか黒い雲が出現し大雨が降り注ぐという現象が起きていた。
しかも、雨乞いをしたあとの彼女はいつも「にやっ」と微笑み、準備体操を始めるのであった。
彼女はなんのために雨乞いをしていたのであろうか?それは現在も謎に包まれている。
唯一その謎を解決する手がかりがシュウが毎日付けていた「原口周二今日の日記」だと言う。
なんとしても、早くこの日記の保管場所を探さなければ。
ああ、今日も雨が降っている。どこかで彼女が雨乞いをしているのだろう。ああ、怖い怖い。