四日目〜最終日:湖東三山・長浜・彦根へ
近江八幡を駆け足で散策した後、八日市線に乗り換え八日市駅へ。
今日のメインは【湖東三山】巡り。ちょうどこの紅葉の季節に合わせて10月末〜11月一杯便利なシャトルバスが運行されている。
ただ、一日に7便程度なので、本来なら一日かけて廻らないとうまく乗りこなせない。最終便から逆算してて計画したので、八日市から最初の目的地【百済寺】まではタクシーに乗って行く。予想より距離があって、2,3千円で済むかと思ったら大間違い。
ずいぶん高い交通費になってしまったが時間が無いので仕方ない(ーー;)と自分を慰める。
湖東三山の寺はどこも参道がとても長い。階段を延々と上がっていくのだが、その分境内に着いたときの感動もひとしお。
ここは紅葉の名所としても有名な場所なのだが、残念ながら紅葉たちはみんな青々としている。参道に覆いかぶさるように枝の伸びた紅葉たち。
これらが真っ赤に染まった様はさぞかし美しいのであろう、と青々とした紅葉たちの変化を頭に描いてみた。
【百済寺】は聖徳太子が創建した近江最古刹だそうです。
次はシャトルバスに乗って【金剛輪寺】へ。参道の両脇には千躰地蔵がたくさん。じわっと汗かくほどの長い参道だったような気が・・・(一度に廻ったので記憶がごっちゃになってる)
そこからまたシャトルバスに乗り【西明寺】へ。平日だからか?シャトルバスもほとんど同じメンバーで廻っている感じでした。
それぞれの寺に着くとそれなりに人がいるのだが、みんな団体で観光バスなのでシャトルバスを利用するフリーの人は少ないのかもしれない。
【西明寺】には不断桜という天然記念物の桜の木(画像右から二番目)があり、ぽつぽつ花をつけていた。紅葉と桜の両方が一度に見れるとの事でした。
西明寺で三山巡りは終了。紅葉してなかったのが本当に残念だったがそれなりに見ごたえはあった。
・・・シャトルバスを待っているとぽつぽつ雨が降り出した。バスに乗って5分程度で夕立のような激しい雨が!バスの前も見えないほどでしたが、バスに乗った後でラッキー★
15分ほどで尼子駅に到着。雨はほとんど上がったが、なんだか空気が急に冷たくなり、気温がぐっと下がった感じ。今朝まであんなに暖かだったのに寒い。・・・そういえば、昼ごろからなんとなく扁桃腺がヒリヒリとしているような・・・悪い予感はこの後どんどん現実になっていくのであった。
今日も忙しくて昼食は取れなかったので、今朝買ったクラブハリエのバームクーヘンをいただいた。甘くてふわふわで美味しかった。
尼子駅から彦根を超えて長浜へ。今夜の宿は長浜【浜湖月】料理自慢の宿、ということで食いしん坊の私たちにはぴったりかな?と選びました。
宿自体はこじんまりとして、最近流行の全館畳敷き。部屋は広く堀こたつの部屋がつづき、部屋にも露天風呂が付いている。
ここのお湯は長浜太閤温泉という茶褐色のお湯。肌に優しい感触だった。琵琶湖を望む大浴場には信楽焼の露天風呂があり、一人一人入るため4つ並んでいてちょっと変わった感じ。
料理旅館というだけ合って、料理は目にも舌にも最高でした♪またまた近江牛も頂き、ワインフルボトル空いてしまいました(ーー;)
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翌朝、目覚めは最悪・・・そうです、夕べ飲み過ぎた、じゃなくて、夕方から痛かった扁桃腺がどっぷり腫れてしまい、つばを飲むのもイタイ。もちろん発熱もしているもようです。ハードなスケジュールを立て、無理やりこなしてきたツケが早速廻って来た。でも今日が最終日、がんばらなくては!
夕べあれからまた天気が崩れたらしく、目が覚めたら琵琶湖を望むこの宿の窓にも大粒の雨がたたきつけていた。
カーテン越しに外を見ると、クルーズのときあんなに青くて美しかった琵琶湖の水が、まるでドブのように真っ黒な色をしていてビックリした。
どうなっちゃったのか?ちょっと心配だったが、その後は少しずつ晴れてきた。強風の為竹生島に渡る船は欠航だそうだ。
私も夕べは寒くても根性で部屋の露天風呂に入るぞ!と気合十分だったが、さすがの喉の痛みと強風で断念。トホホ。
ここの朝食はすごかった。そのまま我が家の夕飯だ(笑)地元の干物をざるの上にたくさん乗せて「お選びください」って。自分のテーブルで焼くのだが、何個食べてもいいそうで。喉が痛かったため2個だけにしたが、普段の食欲だったらかなり危険!出し巻き卵も傍で焼いていて焼き立てを持ってきてくれる(バイキング形式ではありません)デザートも付いて、別室でコーヒーのサービスも。完全に食べ過ぎ。
ゴージャスなおもてなしの宿にも別れを告げ、駅の向こうの【黒壁スクエア】へ。ちょうどNHKのドラマ「一豊」でクローズアップされた地域らしく(見ていない)博覧会とやらもやっていた。
黒漆喰の建物が落ち着いていて、でもどこか異国のようなモダンな雰囲気もある町並みが個性的。ガラス工芸のショップも多くあったが、外の黒壁の輝きが映えてキレイだった。熱がなければ大散財していたかもしれない・・・体調悪くてよかったかも。
そして街中の商店の店先に昔我が家のおばあちゃんが使っていた頭にかぶるアミ?発見。懐かしい〜。
他にも色々懐かしいものもフツーに店先のワゴンに並んでいて、嬉しくなってパチリ。
海洋堂フィギュアミュージアムもあり(入場料必要)、おいしそうなスイーツの店とかもあるみたいです。
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彦根駅へ向かう商店のウインドウで見つけた若き頃のSMAPの学生服のパネル。ある意味お宝?⇒
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その後彦根まで行き【彦根城】へ。強風の中、天守閣も行って琵琶湖を見下ろす。玄宮園も周り、夢京橋キャッスルロードへ。
ほんとは近江牛の握り寿司を食べたかったのですが、黒壁では朝食後で無理、ここ彦根では扁桃腺がさらにパンパンになり、このおしゃべりが無口になってしまったほどで断念。
その分、オミヤゲで我慢しようとうと、絶対行こうと思っていた【千成亭】へ。ここで近江牛のハンバーグをオミヤゲに10数個購入。これがもー最高でしたよ!お土産にあげた皆さんからも「こんなの食べたこと無い★」と大変喜ばれ、今では会員になり、我が家のお取り寄せ頻度NO.1になってしまったほどです。
近江牛も良心的な価格で味もピカイチ!お店のシステムもさすが近江商人、といわれるだけのことはある、親切丁寧です。
駅へ向かう途中、ホントは泊まりたかったけど満室で取れなかった【やす井】の前を通った。素敵!りっぱな大人が泊まれる宿なのね。
又チャンスがあったら今度こそここに泊まりたい!とため息をつくのでありました。
そんなこんなで今回の旅も電車の中から富士山を眺めながら終了。この後家についてから39度の熱を出す、というおまけまでついたが、楽しい旅だった。
時間には限りがあるから、満足のいようにはなかなか動けないものだけど、今回はちょっとハードすぎたかな?と少し反省。
次回からはりっぱなオトナらしく、もうすこしゆとりあるスケジュールで旅しようと誓いました(覚書)
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