約230年前、現在の一番町に生まれた石瀬屋六兵衛は、幼いころ父や兄を亡くし、 貧しい生活を送りながらも、日頃から病気の母親に孝行を尽くし、篤行を重ねていました。ある日、 この地を歩いていると、突然不思議な老人が現れ、「近いうちに、きっと よいことがあるだろう」と言って、あっという間に姿を消しました。後日、 寺の富くじに当たった六兵衛がここに井戸を掘ったところ、たいへん良質な水が 湧き出ました。井戸の名称は、影無し坂の地名に由来しているそうです。
文化6年(1809)学者の富田徳風ら有志によって顕彰碑が建立されました。
高岡市末広町の超願寺の横にあります。今は地下5mから水をポンプでくみ上げています。
JR高岡駅より徒歩10分、ホントに街中にあります。大いに利用されていて、特に朝晩に汲みにおいでる
方が多いです。写真を撮った日も自転車で水をくみにきてる方が・・・。
「この水でお茶やコーヒーを入れるとおいしいんです」と嬉しそうにお話しされ、
帰り際には顕彰碑に手を合わせておいでました。
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影無し井戸(動画/33秒)〔登録日:2003/07/20〕
孝子六兵奉賛会により大切に管理されています。【2003年1月撮影】
平成14年12月に紫外線滅菌装置が取り付けられました。【2003年1月撮影】
紫外線滅菌装置の配管状況です。【2003年1月撮影】
自然湧水であることを周知する看板も立てられています。【2003年1月撮影】
水質試験成績書も掲示されています。【2003年1月撮影】