1998年7月mei01

上日寺の観音菩薩霊水
(じょうにちじのかんのんぼさつれいすい)

天然記念物の大イチョウと霊水

氷見市朝日本町

 上日寺は桜の名所朝日山公園の登り口にあり、国の天然記念物に指定されている 「上日寺のイチョウ」で知られています。霊水は観音堂登り口に湧き出し、寺伝によれば、 白鳳時代(7世紀後半〜8世紀初頭)、上日寺開創のころ千手観音菩薩を安置したところ 湧き出したものとされ、この水で本尊を沐浴し、その霊木としてイチョウを植えたとい われています。古来より、眼病、長寿に効く霊水として飲用されてきています。 また、江戸時代の大干ばつのとき、石不動を建てて水をそそぎ、観音さまに雨乞いを したところ、たちまち慈雨が降り、喜んで鐘をゴンゴンと打ち鳴らしました。以来、 ごんごん祭りとして、毎年4月17・18日に水にちなむ奇祭が行われています。

 高岡から国道160号線を氷見へ、南部中学校口交差点を右折して約1kmです。


上日寺の観音菩薩霊水1  眼病、長寿に効く霊水です。



上日寺の観音菩薩霊水2  国の天然記念物の大イチョウです。




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