北アルプス高峰、剱岳(標高2998m)に源を持つ全長50kmの早月川は、剱岳の万年雪の滴を集めて 下る白萩川と大日岳からの立山川や小又川が合流して流れる全国屈指の急流河川です。 この合流点の馬場島は、剱岳の登山基地として全国の登山家に知られています。 豊富で清澄な水は、かんがい用水に利用されるとともに、伏流水となって下流の 滑川市に自噴し、生活や産業に利用されています。
滑川ICと魚津ICのちょうど真ん中あたり。 早月川は、古名を「延槻川(はいつきがわ)」といい、その名は万葉集の大伴家持の歌にも出てきます。
立山の 雪し来らしも 延槻の 河の渡り瀬 鐙浸すかも
彼方に見えるは月形橋
もう富山湾近くなのに巨石がごろごろ
さすが全国屈指の急流河川