2000年2月mei01

石倉町の延命地蔵の水(えんめいじぞうのみず)

万病に効く霊水

富山市石倉町

いたち川の水辺と清水(いたちがわのみずべとしみず)

環境省「平成の名水百選」

富山市大泉本町〜今木町

 石倉町は、江戸時代に富山藩の石の倉があったことからつけられた名称です。 この清水は、佐々成政が富山城の東側を守るために整備したと伝えられる 「いたち川」の泉橋詰めの延命地蔵の境内にあり、御手洗水に使われています。 昔は自噴水であったが戦災で埋まり、昭和28年に井戸を掘りなおしたものです。 雪の日だったんだけど、次から次へと水を汲みに来る人が絶えなかったです。 真向かいの対岸には「泉町の延命地蔵の水」があります。こちらも次から次へと 水を汲みに来る人が絶えません。10年程前にNHKテレビでも紹介されたとか。 さすが街中、掃除がゆきとどいていて気持ちがいいですね(*^.^*)エヘッ。

 富山市の繁華街西町、中央通りの東側、いたち川の川べりにあります。 JR富山駅から南富山行き路面電車で7分、荒町下車徒歩10分。 いたち川は、芥川賞作家宮本輝さんの「蛍川」の舞台となったところです。 昭和62年には映画化もされています。


石倉町の延命地蔵の水1  龍の口から名水が。頭上のスピーカーからお経が流れています。



石倉町の延命地蔵の水2  地蔵堂には、安政5年常願寺川の洪水により立山から流れてきて、はやりの悪病を 鎮めたという延命地蔵尊が。



石倉町の延命地蔵の水3  真向かいの泉町の延命地蔵の水。こちらは鯉の口から名水が。



石倉町の延命地蔵の水4  こちらも立派な地蔵堂が。




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