2002年8月mei01

福岡町 殿様清水(とのさましょうず)

歴代加賀藩主が喉を潤した水

高岡市(旧 福岡町)福岡

 
 『江戸時代、加賀藩歴代藩主は、参勤交代に際して、ここから 約50mほど南の北陸道(高岡往来)を通り、今も街道沿いにある 長安寺で御休憩されました。 この時、藩主の喉を潤すのに供された水がこの殿様清水だと伝え られています。また、明治11年(1878)明治天皇が北陸に巡幸 され、当町で御休憩された折には、この清水でお茶を点て 献上されており、歴史と由緒のある名水です。』 平成12年9月
 【現地案内板から】

 「ミュゼふくおかカメラ館」の向かい、「まちの駅ふくおか」の横小路を入って約100mにあります。 7月18日付け北日本新聞に紹介されていたので行ってきました。 近くに住む島倉さんのお話では、そばを流れる岸渡川の底を深くしたため地下水位が低下し、 昭和40年ごろには自噴しなくなったとか。 昔はこのあたり一帯を清水町と称し、湧き出た水は段差がついた 水路を流れていて、一番高いところはスイカやウリなどを冷やす食用、 次は歯磨きや洗顔などの生活用、一番下では洗濯などを行ってたとか。 この水場を中心にそれは賑やかだったとか。


福岡町 殿様清水1  名水を復活させようと、町が清水の周りをミニ公園として整備。総事業費は約4千万円。 東屋やベンチを設け、近くにあった地蔵堂もここに移転。



福岡町 殿様清水2  湧き水には付近の地下水を引いてあるとか。




【とやまの名水に戻る】