『江戸時代、加賀藩歴代藩主は、参勤交代に際して、ここから
約50mほど南の北陸道(高岡往来)を通り、今も街道沿いにある
長安寺で御休憩されました。
この時、藩主の喉を潤すのに供された水がこの殿様清水だと伝え
られています。また、明治11年(1878)明治天皇が北陸に巡幸
され、当町で御休憩された折には、この清水でお茶を点て
献上されており、歴史と由緒のある名水です。』 平成12年9月
【現地案内板から】
「ミュゼふくおかカメラ館」の向かい、「まちの駅ふくおか」の横小路を入って約100mにあります。
7月18日付け北日本新聞に紹介されていたので行ってきました。
近くに住む島倉さんのお話では、そばを流れる岸渡川の底を深くしたため地下水位が低下し、
昭和40年ごろには自噴しなくなったとか。
昔はこのあたり一帯を清水町と称し、湧き出た水は段差がついた
水路を流れていて、一番高いところはスイカやウリなどを冷やす食用、
次は歯磨きや洗顔などの生活用、一番下では洗濯などを行ってたとか。
この水場を中心にそれは賑やかだったとか。
名水を復活させようと、町が清水の周りをミニ公園として整備。総事業費は約4千万円。
東屋やベンチを設け、近くにあった地蔵堂もここに移転。
湧き水には付近の地下水を引いてあるとか。