『この滝は、霊験があり不治の病も治すといわれ、親しまれてきました。
江戸時代中期〜後期には、全国から大勢の参拝者が訪れ、参道には、
茶店や旅籠も立ち並んでいたといいます。』
【とやま水紀行「とやまの名水」 2006年8月 富山県生活環境文化部環境保全課】
『法尻諏訪の山々から湧き出る此の滝は霊験があり、
不治の病も治すといわれ人々に親しまれてきた。
昔一人のハンセン病患者が一心に病気平癒を祈りこの滝に
打たれていたところ、何処からともなく現れた一匹の
白蛇が病人の患部をなめつくして立ち去ったという。
打たれ終わり我に返ると既に病は完治していた。
この事が知れ渡ると全国から沢山の参拝者が訪れ、
参道には茶店・旅篭が立ち並び賑わったといわれている。
堂内には阿弥陀如来、薬師如来、不動明王、賓頭盧尊者
の四尊が安置され秋には盛大な祭が行われている。
又此の杜には六十年毎に大祭が行われ祭の前年になると
境内の欅の葉が県下一円に舞い散り来年の祭りを知らせた
という言い伝えがある。その大欅も度重なる台風の
被害により今は社の南側に一本を残すのみとなった。
県下でも屈指の巨木である。』
【現地案内板(呉羽山観光協会)】
平成18年4月に「とやまの名水」に追加選定されました。
富山市ファミリーパークから富山方向に向かって、呉羽トンネルを抜けてすぐ左です。
いつも富山へ行くのに通ってる道のそばに、こんな滝があったとは。
なかなかの水量です。【2007年5月撮影】
霊験あらたか・・・。【2007年5月撮影】
社の後方に滝が。【2007年5月撮影】
大欅です。【2007年5月撮影】