2007年5月mei01

朝日の滝(あさひのたき)

霊験があり不治の病も治すといわれた滝

富山市婦中町安田

 『この滝は、霊験があり不治の病も治すといわれ、親しまれてきました。 江戸時代中期〜後期には、全国から大勢の参拝者が訪れ、参道には、 茶店や旅籠も立ち並んでいたといいます。』
 【とやま水紀行「とやまの名水」 2006年8月 富山県生活環境文化部環境保全課】

   『法尻諏訪の山々から湧き出る此の滝は霊験があり、 不治の病も治すといわれ人々に親しまれてきた。 昔一人のハンセン病患者が一心に病気平癒を祈りこの滝に 打たれていたところ、何処からともなく現れた一匹の 白蛇が病人の患部をなめつくして立ち去ったという。 打たれ終わり我に返ると既に病は完治していた。 この事が知れ渡ると全国から沢山の参拝者が訪れ、 参道には茶店・旅篭が立ち並び賑わったといわれている。 堂内には阿弥陀如来、薬師如来、不動明王、賓頭盧尊者 の四尊が安置され秋には盛大な祭が行われている。 又此の杜には六十年毎に大祭が行われ祭の前年になると 境内の欅の葉が県下一円に舞い散り来年の祭りを知らせた という言い伝えがある。その大欅も度重なる台風の 被害により今は社の南側に一本を残すのみとなった。 県下でも屈指の巨木である。』
 【現地案内板(呉羽山観光協会)】

 平成18年4月に「とやまの名水」に追加選定されました。 富山市ファミリーパークから富山方向に向かって、呉羽トンネルを抜けてすぐ左です。 いつも富山へ行くのに通ってる道のそばに、こんな滝があったとは。


なかなかの水量です  なかなかの水量です。【2007年5月撮影】



霊験あらたか・・・  霊験あらたか・・・。【2007年5月撮影】



社の後方に滝が  社の後方に滝が。【2007年5月撮影】



大欅です  大欅です。【2007年5月撮影】




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