(あまかざりやま)
雨飾山
(1963m)


新潟県と長野県の境にある日本百名山です。白馬連峰と対峙しており、その展望台ともなっています。品のいいピラミッド型の独立峰とそのロマンチックな名前が百名山に選ばれた理由のようです。またこの山は2本の登山道に小谷温泉と雨飾温泉があり、その便利さが大きな魅力ともなっています。


平成13年9月、富山県砺波ICから糸魚川ICを経由し、千国街道148号線を使って小谷温泉へ向かいました。中土トンネル手前を左折し、114号線の細い急な山道をしばらくブーブー登って行くと、小谷温泉に到着。そこからさらに休憩舎のある駐車場の広場まで上がれば、雨飾山登山口です。ここまで来るには相当の急坂を上るはめになるのでご用心を。。。

休憩舎にはWCと水場があり、その裏側が入口です。大海川の河原をしばらく歩いて行くと尾根取付になり、そこから樹林帯の中のきつい登りを上がるきると、荒管沢(あらすげさわ)に到着。この沢には水がなみなみとあふれ、布団菱の岩峰群も望め、大勢の人が格好の休憩場所として、そこで休んでいました。

荒管沢からはまた急な樹林帯の登りで、そこを抜けると笹原が広がる緩やかな登りになりました。主稜線を左に行くと笹平に出て、そこからは眼前に広がる雨飾山の山頂を望みながら歩くことができます。眼下に布団菱が見えるようなるとその先が頂上への最後の急坂で10分程かけて登りきることができました。

山頂は三角点のある北峰と石仏のある南峰からなる双耳峰で、白馬連峰をはじめとする北アルプスの展望は大パノラマ。晴天下には是非おすすめしたい山です。

帰路はもと来た道を下山して小谷温泉へ。秋彼岸とはいえ、紅葉はまだまだで大汗の一日でしたから、喉はカラカラ。下山後、脱水の一歩手前で水分補給することが出来ました。


   

(左)荒菅沢から眺めた布団菱の岩峰群(右)笹平の行く手に見える雨飾山の山頂


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