(だいせん)
大山
(1729m)


中国山地の最高峰。別名は伯耆富士(ほうきふじ)。トロイデ型火山で荒々しい岩壁状の山ですが西方から見ると富士山とよく似ています。日本海に面した独立峰なので気候条件は厳しく、高山植物も特異なものが多いようです。


平成10年7月、前夜に主人と車で出発。翌朝、登山口のある大山寺に到着、そこから大神山神社、元谷小屋へ向かいました。元谷小屋付近には大きな河原があり、行者谷に向かって進むと、ブナ林の中に階段上の登山道があり、その急登を登り切ると夏山登山道5合目に合流。そこからさらに6合目避難小屋へと上昇。この辺りからは大山の北壁が見え、そのアルプス的山容と雄大さに圧倒されてしまいました。

8合目を過ぎるまでは浮石の多い急登でしたが、頂上台地に出ると登りも緩やかになり、ここから山頂まではシコクフウロやクマガイソウなどの高山植物が見事に開花。大山頂上避難小屋に着くと、その裏側の木道の先が弥山山頂でした。

山頂の天気は今にも雨が降りだしそうな曇天で展望はゼロ。しばらく休憩した後、元来た道を下山し、夏山登山道5合目からはそのままブナ林の中を阿弥陀堂に向かって下山。その日は大山近くにある主人の会社の保養所に泊まって、翌日、鳥取砂丘に向かいました。


背後に雄大にそびえる大山


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