(くじゅうさん)
九重山
(1786m)


九州北部にある日本百名山。阿蘇山の影に隠れた山とも言われていますが、春になるとミヤマキリシマが一面に咲くなだらかな草原の山です。「やまなみハイウェイ」沿いに登山口があり、春になると遠く北海道からも登山客が訪れるようです。今では山群の総称が九重山、主峰が久住山となっています。どちらも「くじゅうさん」と読みます。坊ガツルの広々とした草原が何とも魅力的な山です。


平成10年4月末、GWを利用して主人と二人で行きました。前夜、車で京都を出発して一晩かけて関門大橋まで、そこから九州に横断してやまなみハイウェイに入りました。このハイウェイは中学生の時に修学旅行で行ったきり、今回で2度目となります。
「光る太陽〜明るい行く手〜別府を後に延びる道〜とばぁーす〜車のリズムもかぁるく〜唄も弾むよ〜花野を越えて〜あぁ〜明るい〜やまなみハァイウェイ〜♪」という唄を修学旅行の時、バスガイドのお姉さんから教えてもらったことがあります。

その日の宿である国民宿舎コスモス荘の前の九重登山口で下車して、そこから入山。自然観察路を通り、雨ヶ池越、坊ガツルへと進みました。病み上がりで入山したのでちょっと息が切れ気味でしたが、真っ青な青空の中に広々とした坊ガツルを見た時は気分最高でした。ここには避難小屋があり、キャンプ場もあります。ここで記念撮影をして、さらに法華院温泉へ向かって上昇。温泉には大きな山小屋が二つ程ありました。ここからすがもり小屋に行く道がよくわからず迷いましたが、何とか見つけ出してすがもり峠へ。すがもり小屋は既にありませんでした。すがもりからは北千里浜を通って主峰・久住山の頂上へ行く道があるのですがこの日は断念して九重登山口へ向かって下山。すがもり越付近からは硫黄山の煙がモクモクと出ており、その臭いこと、不気味なことといったらたまらない。。。

お目当てのミヤマキリシマはまだ見頃ではなく、わずかだったのが少し残念です。でも眼中に九重の緑の山を雄大に収めたことは最高の思い出になりました。

翌日は阿蘇の中岳を望み、宮崎県の高千穂峡へ。
あの高い絶壁の峡谷の川の上をボートでひたすら泳ぎました。KameG君、ご苦労様。


   

(左)九重登山口から山を望む(右)坊ガツルで記念撮影


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