(さんぽういわだけ)
三方岩岳
(1736m)


白山スーパー林道に登山口のある白山の展望台で、日本三百名山に入っています。晴天下にこの山に登ると白山の雄姿が望めます。また白山スーパー林道の秋の紅葉は素晴らしく、白山に立ち寄った帰りにはぜひお勧めしたい観光スポットです。しりたか滝、赤石の滝、岩底の滝、ふくべの大滝など雄大な滝がたくさんあります。


1998年10月下旬、大阪の山と友の会の障害者交流登山で参加しました。登山前夜、大阪では雨が降りましたが、翌日の白山スーパー林道は曇りでした。スーパー林道の開通時間が午前8時のため、入口手前の中宮レストハウスで朝食を取って開通待ち。開門と同時に出発して、林道沿いの滝を車中で眺めながら三方岩駐車場に到着。そこで登山用車椅子(カゴリン)を組み立てて、班ごとに出発。カゴリンには男性が、知的・視障者には女性がついて、細い木の根っこのあるドロドロ道を汗かき、べそかきしながら登っていきました。ちなみにKameG君は登山用のキャリアにN君を乗せてそれを担いで上昇。もう中学2年生になっていたので重たかったかも?頂上まで普通に歩いて50分程で行ける道を1時間半程で到着。この日は曇天でしたので白山の雄姿は見れず残念。頂上でお弁当を食べ終わると皆でバンザイをして下山を始めました。下山は行きの倍は怖いといった感じでしたが、何とか無事に下山。

その日は富山県五箇山の相倉合掌集落の民宿(合掌造の家)に泊まりました。囲炉裏で串刺しになっていた岩魚を誰かが食べ始めると皆も次々に手が伸びて。。。後で民宿のおばさんから「それは晩ご飯に出すことになっていたのに」と文句を言われました。岩魚の串焼きっておやつじゃなかったんですね。晩ご飯のメニューは山菜料理で、里芋や五箇山豆腐、鯉のあらいなど珍味でした。ただ一皿、岩魚をのせるはずだったお皿が空っぽで寂しくお膳にのっていました。(誰じゃー、先に食いだしたやつはー)

茅葺の合掌集落の家は関西人には珍しく、皆はパチパチと写真をとって遺された風景を楽しんでいましたが、何とそれから3年後、我がパタリロ家はこの近所の砺波市に移り住むことになるのです。運命は恐ろしい!今ではオールシーズンを通して五箇山に遊びに行っています。


秋の五箇山・相倉合掌集落、手前に見える家が宿泊した民宿五ヨ門


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