(つがいけこうげん)
栂池高原


白馬方面にあるスキー場でおなじみのあの栂池高原です。梅雨が明けて夏になるとここにはたくさんの高山植物が咲き乱れます。ゴンドラやロープウェーを使って楽に行ける天然クーラーの山ですから家族連れには最適。また楽に高山植物の観察も出来ますからお花の特ダネ写真を撮りたい方にはぜひおすすめいたします。


平成14年7月下旬、KameG君と2度目の出発で無事に散策できました。1度目は大雨でゴンドラ前で入山を断念したのです。(登山にはよくある話)

自宅から砺波IC〜糸魚川ICを経由して千国街道148号線を通って栂池へ。ゴンドラリフトの白樺駅の前に駐車して、ゴンドラで栂の森駅まで上昇。今度はそこからロープウェーで栂池自然園まで上がれば、自然園の入口手前まで行くことができます。

ビジターセンター内をしばらく見学してから自然園に入園するとそこはミズバショウ湿原。さすがにミズバショウはもうありませんでしたが、クルマユリコバイケイソウなどの夏本番の花はいっぱい咲き乱れていました。我を忘れて写真をとりながら木の橋を渡ってしばらく行くと、夏でも冷風が吹き出している風穴に到着。その天然クーラーを独り占めしてお弁当を食べている家族がいました。あきれたぁ〜。そこを過ぎると大きな葉っぱと花を見事に咲かせるキヌガサソウを発見。ここに来た甲斐があったというものです。

さらにそこからワタスゲ湿原に着くと、名のとおり真っ白な綿のようなワタスゲがいっぱいでした。そこを過ぎると楠川に到着です。ここには水場とWCがあり、河原で昼食をとっている人達がたくさんいました。パタリロ家もここで昼食。この日は本当に良いお天気でした。

昼食後、ここから20分程で浮島湿原に到着。分かれ道を右側に通って、雄大な自然園が望める道へ。ここにはニッコウキスゲ、ワタスゲ、イワイチョウなどの高山植物がたくさん咲き乱れていました。水飲み場のある銀命水に着くと、そこで水分補給してさらに展望湿原に向かって上昇。そこからがちょっとした登り道でクマザサの中をひたすら汗をかいて登っていくと20分程で展望湿原に到着。大勢の登山客が大雪渓の雄大な山を望みながらそこで一服していました。

そこから先は下り坂で迂回しながら元の浮島湿原へ。浮島湿原にはヒオウギアヤメが多く咲き乱れていました。ワタスゲ湿原、ミズバショウ湿原と元来た道を通ってビジターセンターへ。栂池は手頃な高山植物園です。        


   

(左)ニッコウキスゲが咲き乱れる栂池自然園(右)大きな葉っぱと花のキヌガサソウ


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