2005年12月5日(日)奥武蔵マラニック

back to Training

back to top

快晴 日高市高麗ー飯能市吾野地域

ヤギ君、なかまち君、スタート前の巾着田駐車場
前日12/4のパークOで高強度の練習をした翌日は低、中強度で長い距離を走るトレーニングをしようと久しぶりに奥武蔵でマラニックをすることにした。
去年ちょうけい靱帯を痛めてからマラニックは恐くてできなかった。いつ故障が再発するかわからない。今回は3週間前に2.5時間丘陵地帯を走っても大丈夫だったこと、2週間前にアドベンチャーレースに出場し長時間体を動かしていても痛みが発生しないことから、計画に取り入れた。
それと、世界選手権までの時間を考えると8ヶ月あって(しかない)、1日ぐらいさぼって遊んでもいいやと思いがちだが、細かい日程をよくよく見ていくと近いところでは来週、再来週もレースが続き、なんだかんだいって予定が詰まっていてフルに空いている休日が実はあまりない。鍛錬期でいながらじっくり足腰を鍛える機会は少ない。今日のような日は非常に貴重なので、いくら天気予報が大荒れ、大雨と言われようとも、諸々の用事が立て込んでいようとも(誰かを怒らせることがあっても)実行しようと考えていた。
よほどの雨でなければ、雨対策をして走り、スリップに気をつけて、走った後きちんと着替えさえすれば雨の中のトレーニングもそう悪くはない。悪天候の中のレースだって当然あるのだ。ここら辺はいくらでも発想の転換をしてプラスに働かせる。それができるのも強くなる要素だし、コミットメントができていないとこういったトレーニングの発想も考え方もできないんだろうなあと思う。

そんなわけでパークOの帰りにヤギ君にマラニックの話をすると彼も奥武蔵方面へトレーニングにでかけようとしていた、みちの会のメンバーなかまち君も一緒に走るということで3人で行きましょーとあいなったのであります。
この奥武蔵コースは地元の私やヤギ君にとっては定番中の定番。わざわざ高尾ー陣馬行かなくとも車で20分走らせばすぐにトレーニングエリアは現れる。ちなみに私が初めてこのコースを走ったのは90年。同じクラブ、みちの会のよしだだんに連れられてだった。その後は多くの仲間達と走っているコース。

タジマ、まだ眠そう
コース
往路;巾着田ー日和田山(305.1m)ー物見山(375.4m)ー北向地蔵ーエビガ坂ー十二曲がり峠ー諏訪神社ー顔振峠(538m)
復路;上の逆にエビガ坂ーユガテ経由ー北向地蔵ーーー巾着田
総距離;約20km、
登距離:往路700m、復路500m
所要時間 3時間30分
(休憩を入れて4時間弱)
補給食;カステラ、アーモンドチョコ、チーカマ、裂けるチーズ
給水;アクエリアスとミスを半々で薄めたもの
装備;ノースフェイス11Lザック。ちゅうちゅうバック(キャメルバック)1L、デジカメ、ミニタオル

*ヤギ君は顔振峠からさらに西へ。高山不動尊までの往復
*巾着田経由日和田山への最寄り駅は西武秩父線『高麗駅』より。顔振峠を南へ下っていくと『吾野駅』、高山不動尊より下ると『西吾野駅』。
*池袋より高麗までは飯能乗り換えで65分ほど。

8:30 巾着田集合
本当なら7;30集合、8;00マラニック開始だったが天気はやはり雨で1時間遅らせて設定。明け方大雨だったのが見事6時過ぎには上がった!ヤギ君、さすがの設定時間でございます。

駒高付近(物見山下)から奥多摩、富士山を臨む
9;13 日和田山入り口(セブンイレブン前スタート)
当然だけれどヤギ君とは同じペース、同じ距離を走ることはできない。主尾根(日和田山)までは一緒に行ってもらって後は各自のペースで。だいたい帰ってくる時間を決めてそれぞれ往復しようということになった。奥武蔵グリーンライン沿いのハイキング道はよく整備されていて、南の麓には西武秩父線が走っている。疲れたりどこか痛くなればそのまま下っていくと駅にアプローチできるエスケープルートがいくつもある。お金さえ持っていけば電車で帰ってこれるので非常に便利。それとこのコースはアップダウンは頻繁にあるが歩いてしか登れない、下れない斜度はない。いい意味でさぼれず休みなく走り続けることができるのです。顔振峠までは登り基調のトレイル。ハイカーは北向地蔵を過ぎると極端に少なくなる。走るのもやさしいトレイル

9;30 日和田山頂上
すでに日和田山までの登り(up190m)で2人に離されてしまったけれど、頂上で待っていてくれた。今日はすごく良い天気。見晴らしも良く川越方面がよく見えた。
その後は頑張ってできるところまでついていくが登りで離れされてその後はずっと1人。それでも仲間が同じ道を、少し前を走っていると思うと素直に頑張って気分良く走っていた。さすがに雨があがってすぐなのでハイカーも少なくすごく静かで気分がいい。
その後登ったり下ったりしながら、北向地蔵、エビガ坂、十二曲がり峠を通り過ぎていった。

諏訪神社。紅葉がとてもきれい。
10;58 諏訪神社
顔振峠手前の諏訪神社は、去年みちの会が主催したマウンテンO大会の中継所。12月に入ったのに紅葉まっさかりで驚いた。4分ほど補給食を取って休み出発。

11;10 顔振峠
顔振峠到着。ヤギ君もなかまち君も先にいっているだろーなーと思ったら、なかまち君がいた。途中まで進んだが調子悪くて戻ってきたらしい。彼は水しかもっていなかったので大丈夫かなとは思っていたけれど。一緒にチョコやら何やら食べて14分ほど休憩。その後一緒に戻ることになった。

復路は基本的に下り基調。同じルートをとるのはあきるので、ユガテ経由にしてみる。ユガテは名前も不思議だが、こんな山域にいきなり高原地帯のテラスが現れ民家が2件ある。地元の吾野出身の父に聞くと知り合いだそうだ。
ともかくここを経由するといったん下ってもう一度ふたやま登り直して主尾根の北向地蔵にたどり着く。最後にガッツ登りのアクセントをつけることにした。

12:04 ユガテからまた登り
いやはやここでタジマは筋力を使い果たした。登りを歩かず小またでガッツ走りきったせいで(HRmax;169!レース並みじゃ)その後クタクタ。一気に足にきた。その後ちょっとしたダラダラ登りでもつらく心拍数を見るとすぐ160まで上がっていた

縁結びのお地蔵様でもある北向地蔵
12;26 北向地蔵
北向地蔵につき後はもどるだけ。今日は本当に気温が高くあせも良くかいて水も尽きてしまった。お腹がすいてチョコを食べている間、なかまちくんは苦しそうに先を急いだ。
ちなみに北向地蔵は縁結びのおじぞうさまでもあります。私も何度かお参りしたけど。。(効かないってこと?いや試すべき)

12;40 物見山下;駒高
物見山を下った駒高エリアには茶屋が一軒あってそこで500mlペットボトル購入。干からびた体がすっかり生き返ったのでした。30m先になかまち君発見。

13:08 日和田山下
その後は1人てくてくふらふら走りながら日和田山を巻き金比羅神社に出て男坂でガッツ岩岩地帯を降りてセブンイレブン下まで走り、歩いて巾着田へ戻ってきた。しばらくするとやぎした君も帰ってきた。往復30キロ、昨日のパークOとリレートレーニングで疲れていた、とのこと。私もそう。先に行ったはずのなかまち君も帰ってきた。どうやら帰りもまた日和田山頂上へ登ったらしい。

とても有意義な2日間をすごしすことができた。
筋疲労もあるし腰も少し痛くなったけれどどこかが痛くてたまらないというところはない。去年までなら顔振峠まで走るのが精一杯、そのまま吾野駅に下って電車で帰ってくる(15km、up700m)コースがメインだったが、なんと今回初めて往復マラニックができた。少しは強くなってるんだなあと感動。

今回思ったのは、今までは一緒に走るような人を誘っていたけれど、そうではなくて同じ時間に、同じコースを(全部じゃなくても)走る人がいれば一緒について走らなくても十分だということ。1人で走っていても全然つらくないのは同じ空間、同じ時間に仲間も同じようにここを走っているんだ、と思えるから。そう思うことができるのならいくらでもがんばれる。私はもはや1人で十分トレーニングできるが、行動に移すまでにまだ腰が重い時がある。そんなとき、集合時間だけ決めてそこにいけばトレーニング仲間がいる、それで十分な動機付けができる。男性でも全然構わない。今回、体力差のある男性陣と一緒になってわかった。ヤギ君はそこらじゅうのトレイルを走っているし好きだということなので、これから機会を作ってご一緒させてもらおうと思った。なかまちくんもペースメーカに(勝手に)しちゃおう。

マラニック中の心拍数